JP3030868U - 小型乗用車のボンネット構造及び小型乗用車のオーバーヒート防止具 - Google Patents

小型乗用車のボンネット構造及び小型乗用車のオーバーヒート防止具

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JP3030868U JP1996003785U JP378596U JP3030868U JP 3030868 U JP3030868 U JP 3030868U JP 1996003785 U JP1996003785 U JP 1996003785U JP 378596 U JP378596 U JP 378596U JP 3030868 U JP3030868 U JP 3030868U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、エンジンルーム内の熱気を排出す
ることにより小型乗用車のオーバーヒートを防止するこ
とができる小型乗用車のボンネット構造及び小型乗用車
のオーバーヒート防止具を提供することを課題とする。 【解決手段】 小型乗用車のボンネット25にエンジンル
ーム内の熱気を排出すべく開口部26が設けられ、且つ該
ボンネット25には、前記開口部26の上方を空間28を有し
て覆う天井部11の設けられたカバー体10が取付けられて
いると共に、該カバー体10が、前記開口部26から排出さ
れる熱気を外部に排出可能に形成されてなる小型乗用車
のボンネット構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、小型乗用車のオーバーヒートを防止するためのボンネット構造及び オーバーヒート防止具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車体の大きさに比べて排気量の大きい小型乗用車に於いては、そのエン ジンを収容するエンジンルームが狭いため、オーバーヒートをし易い傾向にあっ た。 例えば、英国製の小型乗用車であるROVER MINI〔登録商標〕は、室 内空間を十分に確保しつつ車体を最小限に押さえた設計が成されている関係上、 エンジンルームが極めて狭い構造となっている。 それにも拘わらず、1000cc又は1300ccの排気量を有するエンジン が搭載されているから、エンジンルームの前側にラジエターを配置することがで きず、エンジンルームの横側に位置させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従って、走行時に直接的に走行風がラジエターに当たり難く、且つエンジンル ームの熱い空気(以下、熱気という)が効率よく外部に排出されないので、オー バーヒートし易いという問題点があった。 また、頻繁にラジエター水の点検・補給を行なわなければならず管理が煩雑で あった。 一方、日々点検している場合であっても、渋滞に巻き込まれて走行風が得られ ないときは熱気が極めて排出され難く、特に、夏場等の外気温度が高いときやエ アコンを長時間作動させているとき等には、極めてオーバーヒートし易いという 問題点があった。
【0004】 本考案は、上記問題点に鑑みて、エンジンルーム内の熱気を排出することによ り小型乗用車、特に、ROVER MINI〔登録商標〕のオーバーヒートを防 止することができる小型乗用車のボンネット構造及び小型乗用車のオーバーヒー ト防止具を提供することを課題とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】
本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、その課題を解決 するための手段は、小型乗用車のボンネット構造にあり、小型乗用車のボンネッ ト25にエンジンルーム内の熱気を排出すべく開口部26が設けられ、且つ該ボンネ ット25には、前記開口部26の上方を空間28を有して覆う天井部11の設けられたカ バー体10が取付けられていると共に、該カバー体10が、前記開口部26から排出さ れる熱気を外部に排出可能に形成されてなることにある。 また、請求項6記載の手段は、オーバーヒート防止具にあり、小型乗用車のボ ンネットに設けられる開口部に取付け可能で、且つ該開口部から排出される熱気 を排出すべく通気可能なルーバー5 が設けられた排気栓1 と、ボンネットに取付 け可能で、且つ前記排気栓1 の上方を空間28を有して覆う天井部11が設けられて いると共に、排気栓1 のルーバー5 から排出される熱気を外部に排出可能に形成 されたカバー体10とから構成されてなることにある。
【0006】 上記手段からなる小型乗用車のボンネット構造及びオーバーヒート防止具を小 型乗用車に使用すれば、ボンネット25に設けられた開口部26からエンジンルーム 内の熱気が、熱気の上昇によって排出され、且つカバー体10から熱気は外部に排 出されるためエンジン熱を逃がすことができる。 また、開口部26の上方は、カバー体10の天井部11によって覆われているので、 雨が開口部26内に降り込まず、エンジン等を濡らすこともない。 尚、カバー体10の天井部11と開口部26との間には、空間28を有するので、開口 部26が完全に塞がれることはなく熱気の排出が可能となる。
【0007】 さらに、請求項2又は7記載の手段は、前記カバー体10の少なくとも前方壁16 及び後方壁15に、熱気が排出される通気口30が設けられてなることにある。 かかる手段によれば、走行時にカバー体10の前方壁16に設けられた通気口30か ら走行風が流入し、該走行風は、開口部26と屋根部11との間の空間28を通過する 際に開口部26から排出される熱気を引き上げながらカバー体10の後方壁15に設け られた通気口30に吹き抜けることとなる。 従って、走行時に効率よく熱気を排出することができる。
【0008】 また、請求項3記載の手段は、前記ボンネット25の開口部26には、その開口周 縁に嵌合し、且つボンネット25の上面25b から突出しうる排気栓1 が取付けられ 、該排気栓1 には、熱気を排出すべく通気可能なルーバー5 が設けられてなるこ とにある。 かかる排気栓1 が開口部26に取付けられていれば、ボンネット25の上面25a を 伝って流れる雨水等のエンジンルーム内への流れ込みを、その上面25a から突出 した排気栓1 によって阻止することができる。 また、排気栓1 には、ルーバー5 が設けられているので、エンジンルーム内に 飛来した小石が入ったり、誤って手を入れたりすることもない。 尚、該ルーバー5 は、通気可能であるため、開口部26から熱気を排出するに際 して支障を来さない。
【0009】 さらに、請求項4記載の手段は、前記排気栓1 のルーバー5 が、カバー体10の 後方斜め上がりに傾斜して並設された複数の羽根板4 からなることにあり、請求 項8記載の手段は、前記排気栓1 のルーバー5 が、一方向に斜め上がりに傾斜し て並設された複数の羽根板4 からなることにある。 上記ルーバー5 が、カバー体10の後方斜め上がりに傾斜して並設された羽根板 4 からなるので、前方壁16の通気口30から流入する走行風は、羽根板4 の傾斜に より開口部26内へ入ることが妨げられ、走行風は乱れのない整流となる。 従って、走行時に極めて円滑に熱気は排出され、オーバーヒートし難くなるの である。 尚、請求項8記載の手段からなるオーバーヒート防止具は、該排気栓1 を、そ の羽根板4 が後方斜め上がりに傾斜するようにボンネットの開口部に取り付けれ ば、上記と同様の整流を生ずることとなる。
【0010】 また、請求項5又は9記載の手段は、前記排気栓1 には、エンジンルーム内の 熱気を強制的に排出する排気用ファン33が設けられてなることにある。 停車時に於いては、膨張気体である熱気の自然上昇によってエンジンルーム内 の熱気は開口部26から外部に排出されることとなるが、排気栓1 に排気用ファン 33が設けられていれば、強制的にエンジンルーム内の熱気を外部に排出できるか ら、停車時の熱気の排出には極めて効果的である。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る小型乗用車のボンネット構造及び小型乗用車のオーバーヒ ート防止具の一実施形態について図面に則して説明する。 図1及び図2に於いて、1 は、小型乗用車のボンネットに設けられた開口部に 取付けられる排気栓を示す。 かかる排気栓1 は、ボンネットの開口周縁に嵌合しうる段部2 が形成された輪 状のフレーム3 と、該フレーム3 の枠内3aに設けられ、且つ所定間隔を置いて複 数の羽根板4,…が一方向に傾斜して並設された通気可能なルーバー5 と、ボンネ ットの開口部に嵌入すべくフレーム3 の下方に延設され、且つ外周面に雄螺子が 螺設された筒状部6 と、フレーム3 の段部2 の下面2aに設けられたパッキン7 と 、筒状部6 に螺合される輪状の締付部材8 とから構成されてなる。
【0012】 また、図1及び図3に於いて、10は、ボンネットの上面に取付けられるカバー 体を示す。 かかるカバー体10は、ボンネットの開口部の上方を覆うべく前記排気栓1 のフ レーム3 の枠によって形成される面積よりも広い面積の天井部11を有する上面略 矩形状のカバー本体12と、該カバー本体12の両側辺から下方に一体的に延設され 、且つその下端14a,14a がボンネットの上面に当接可能に形成された側面略三角 形状の側壁14,14 と、カバー本体12の後辺から下方に一体的に延設され、且つそ の下端15a がボンネットの上面に当接可能に形成された後方壁15と、カバー本体 12の前辺から下方に一体的に延設され、且つその下端16a がボンネットの上面と 離反して該上面との間に通気口を生ずるように形成された前方壁16と、前記側壁 14の下面14a から下方に突設された一対のボルト軸18,18 と、該ボルト軸18,18 に螺合されるナット19,19 とから構成されてなる。 さらに、カバー体10の後方壁15の下端側には、ボンネットの上面との間に通気 口を生ずるように2箇所の切欠20が形成されている。 加えて、カバー体10のカバー本体12の後方壁15の上端側には、通気口として複 数の通し孔21, …が穿設されている。
【0013】 上記排気栓1 とカバー体10とから小型乗用車のオーバーヒート防止具が構成さ れ、かかるオーバーヒート防止具は、小型乗用車、特に、ROVER MINI 〔登録商標〕のボンネットに取付けられて使用される。 次に、上記オーバーヒート防止具を用いたオーバーヒートを防止するための小 型乗用車のボンネット構造について説明する。 図4〜図6に於いて、26は、エンジンルーム27内の熱気を外部に排出すべく、 ボンネット25に穿設された開口部を示し、二箇所設けられている。
【0014】 該開口部26には、排気栓1 のフレーム3 の段部2 が嵌合され、且つボンネット 25の下面25a 側から排気栓1 の筒状部6 に締付部材8 が螺合されることにより開 口部26に排気栓1 が取り付けられている。 かかる排気栓1 は、その段部2 の下面2aがボンネット25の上面25b に密着し、 且つ該上面25b からフレーム3 が突出してなる。 尚、排気栓1 は、そのルーバー5 を構成する羽根板4 が、カバー体10の後方側 に斜め上がりとなる位置に取付けられている。
【0015】 さらに、ボンネット25の上面25b には、開口部26の上方を覆うべく、該開口部 26の上方に天井部11が位置するように側壁14,14 を介してカバー体10が取付けら れている。 即ち、カバー体10は、側壁14,14 のボルト軸18, …をボンネットに穿設された ボルト孔に嵌入し、且つ該ボルト軸18, …にボンネット25の下面25a 側からナッ ト19を螺合することによりボンネット25に取付けられている。 このように側壁14を介してカバー体10が取付けられることにより、その天井部 11と開口部26との間に空間28を有した状態で天井部11は開口部26の上方を覆うこ ととなる。
【0016】 また、カバー体10の通し孔21は、空間28に連通しているため、排気栓1 のルー バー5 の羽根板4 間から排出される熱気を外部に排出する通気口30となり、且つ 、切欠20とボンネット25の上面25b との間にも空間28に連通する通気口30が形成 される。 これら通し孔21及び切欠20により形成される通気孔30が後方壁15に設けられた 通気口30となる。 一方、前方壁16の下端16a とボンネット25の上面25b との間には、空間28に連 通する通気口30が形成され、該通気口30が前方壁16に設けられた通気口30となる 。
【0017】 上記構成からなる小型乗用車のボンネット構造は、ボンネット25に開口部26が 設けられているので、エンジンルーム27内の熱気が、該開口部26から外部に排出 可能となり、該熱気は、カバー体10の各通気口30から外部に排出されることとな るが、この際、通気口30は、カバー体10の天井部11以外の部分に設けられている ため、雨が直接的に開口部26に降り込むことがない。
【0018】 さらに、該通気口30は、カバー体10の前方壁16及び後方壁15に設けられている ので、走行時の走行風が、カバー体10の前方壁16に設けられた通気口30から走行 風が流入し、空間28を通過してカバー体10の後方壁15の通気口30へ吹き抜ける整 流を生ずるからエンジンルーム27内の熱気が引き上げられ、効率よく熱気の排出 を行なうことができる(図7の実線矢印に示す)。
【0019】 特に、開口部26に取付けられた排気栓1 のルーバー5 が、カバー体10の後方側 に斜め上がりに傾斜して並設された羽根板4 からなるので、前方壁16の通気口30 から流入する走行風が羽根板4 によって開口部26内へ入ることが妨げられ、走行 風は乱れのない整流となる。 従って、極めて円滑に熱気は排出されるため、オーバーヒートし難くなるので ある。
【0020】 また、渋滞時等の停車時に於いては、エンジンルーム27内の熱気は、開口部26 から自然に上昇して空間28に入り、カバー体10の前方壁16及び後方壁15に設けら れた各通気口30から外部に排出されることとなるから(同図の点線矢印に示す )、停車時に於いてもオーバーヒートし難くなるのである。
【0021】 さらに、開口部26には、ボンネット25の上面25b から突出するフレーム3 を有 する排気栓1 が取付けられているので、ボンネット25上を伝って流れる雨水が開 口部26からエンジンルーム27に入り難くなり、特に、フレーム3 の枠内にはルー バー5 が設けられているので、雨水のみならず、小石等がエンジンルーム27に入 ることも防止できる。
【0022】 また、カバー体10の側壁14及び後方壁15の下端14a,15a が、ボンネット25の上 面25b に当接可能に形成されているので、側壁14及び後方壁15とボンネット25の 上面25b との間に隙間を生じず、従って、ボンネット25の傾斜に従って後方側か ら前方側に流れ落ちる雨水等が排気栓1 によって堰止められ、開口部26内に流れ 込まないという利点がある。
【0023】 尚、上記実施形態に於いて、排気栓1 は、下方に延設された筒状部6 に締付部 材8 が螺合されることによりボンネットに取付け可能に形成されているが、必ず しも排気栓1 を取付ける手段はこれに限定されるものではなく、例えば、図8に 示すように、フレーム3 の段部2 の下面2aから突設されたボルト軸31をボンネッ トに穿設されたボルト孔に嵌入してナット32により締付固定する手段であっても よい。 また、カバー体10をボンネットに取付ける手段も上記実施形態に限定されるも のではなく、例えば、強力な接着剤を用いて取り付けること等も可能である。 要は、排気栓1 及びカバー体10の取付け手段は、周知の手段を用いればよく、 上記実施形態に限定されるものではない。
【0024】 また、上記実施形態に於いて、排気栓1 のルーバー5 は、傾斜して並設された 複数の羽根板4 からなり、該羽根板4 によって上記作用効果を奏するが、必ずし もルーバー5 は、かかる構成に限定されず、例えば、図8に示すように、網状体 29から構成されていてもよい。 要は、少なくとも排気栓1 の内側の開口部分からエンジンルーム内に飛来する 小石が入ったり、又誤って手を入れたりすることを防止できるものであって、熱 気を排出すべく通気可能な構成からルーバー5 が構成されていればよい。
【0025】 さらに、同図二点鎖線に示すように、排気栓1 のルーバー5 の下方に、熱気を 強制的に排出すべく排気用ファン33を設けてもよい。 かかる排気用ファン33を設ければ、強制的にエンジンルーム内の熱気を外部に 排出でき、特に、停車時には極めて効果的である。
【0026】 また、上記実施形態に於いて、カバー体10は、天井部11を有する矩形状のカバ ー本体12の四辺から下方に各壁14,15,16が延設された形状からなるが、必ずしも カバー体10の形状はかかる形状に限定されず、例えば、カバー本体12が逆碗状に 形成され、且つ該カバー本体12の下方に各壁が一体的に延設された形状でもよく 、又、カバー体10自体が無底三角錐状などに形成されていてもよい。
【0027】 さらに、上記実施形態に於いて、カバー体10には、その前方壁16及び後方壁15 に通気口30が夫々形成され、該前方壁16及び後方壁15の通気口30によって上記作 用効果を奏するが、必ずしも通気口30は、カバー体10の前方壁16及び後方壁15に 設けられていなければならないわけではなく、例えば、カバー体10の前方壁16及 び側壁14に設けられていてもよく、天井部11以外の部分であれば、何れの部分に 幾つ設けてもよい。 要は、開口部26から排出される熱気を排出可能に形成され、且つ開口部26内に 上方から直接雨が降り込むことを防止するために開口部26の上方を覆う天井部11 が設けられていればよいのである。 加えて、上記実施形態に於いては、一個のカバー体10にて二箇所の開口部26を 覆っているが、一箇所の開口部26に一個のカバー体10を夫々取付けてもよいこと 勿論である。
【0028】 さらに、上記実施形態に於いて、ボンネット25に設けられた開口部26は、円形 であるが、必ずしも開口部26は、円形に限定されるものではなく、例えば、矩形 、三角形等であってもよい。 尚、この場合には、排気栓1 やカバー体10の形状も適宜変更される。 加えて、開口部26を設ける箇所も2箇所に限定されるものではなく、1箇所で もよく、また、無数の小孔の集合によって開口部26が構成されていてもよい。 要は、熱気を排出可能な開口部26であればその形状は問わない。
【0029】 また、上記実施形態に於いて、ボンネット25には、排気栓1 とカバー体10の双 方が取付けられ、該排気栓1が取付けられることによって上記作用効果を奏する が、必ずしも排気栓1 を開口部26に取付けなければならないわけではなく、開口 部26の上方を覆うカバー体10のみ取付けられた小型乗用車のボンネット構造であ ってもよい。 特に、上述のように、開口部26が無数の小孔の集合による場合には、該開口部 26自体が、ルーバーを兼備する。
【0030】
【考案の効果】
叙上のように、本考案に係る小型乗用車のボンネット構造及び本考案に係るオ ーバーヒート防止具が使用された小型乗用車は、エンジンルーム内の熱気が外部 に排出されるので、エンジン熱を逃がしオーバーヒートを起こし難くなるのであ る。 従って、従来のオーバーヒートを起こし易かったROVER MINI〔登録 商標〕に用いれば、ラジエーター水の点検・補給等の頻度を減らすことができる 。 特に、請求項5又は9記載の如く、排気栓に排気用ファンが設けられていれば 、渋滞等の停車時やエアコンの作動時に於いても熱気を強制的に排出することが できるから、オーバーヒートを起こすことを心配してエアコンを止めたり点けた りする等の措置を講ずる煩雑さからも開放される。
【0031】 さらに、請求項2又は7記載の手段によれば、走行風を利用して熱気を排出す ることができるので、走行時に効率よく熱気を排出し、長時間連続走行した場合 であってもオーバーヒートを起こし難くなる。
【0032】 また、請求項3又は8記載の手段によれば、走行時に前方壁の通気口から流入 する走行風が、羽根板の傾斜により開口部内へ入ることが妨げられるから、走行 風は乱れのない整流となる。 従って、走行時に、極めて円滑に熱気は排出されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る小型乗用車のオーバーヒート防止
具の一実施形態を示す分解斜視図。
【図2】同排気栓を示す一部断面側面図。
【図3】(イ)は、同カバー体の上面図を示し、(ロ)
は、同カバー体の正面図を示す。
【図4】本考案に係る小型乗用車のボンネット構造の一
実施形態を示す一部省略上面図。
【図5】図4のA−A線要部断面図。
【図6】同一部省略正面図。
【図7】熱気の排気状態を示す要部断面図。
【図8】排気栓の他実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
1 …排気栓、4 …羽根板、5 …ルーバー、10…カバー
体、11…天井部、15…後方壁、16…前方壁、25…ボンネ
ット、25b …上面、26…開口部、28…空間、30…通気
口、33…排気用ファン

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小型乗用車のボンネット(25)にエンジン
    ルーム内の熱気を排出すべく開口部(26)が設けられ、且
    つ該ボンネット(25)には、前記開口部(26)の上方を空間
    (28)を有して覆う天井部(11)の設けられたカバー体(10)
    が取付けられていると共に、該カバー体(10)が、前記開
    口部(26)から排出される熱気を外部に排出可能に形成さ
    れてなることを特徴とする小型乗用車のボンネット構
    造。
  2. 【請求項2】 前記カバー体(10)の少なくとも前方壁(1
    6)及び後方壁(15)に、熱気が排出される通気口(30)が設
    けられてなる請求項1記載の小型乗用車のボンネット構
    造。
  3. 【請求項3】 前記ボンネット(25)の開口部(26)には、
    その開口周縁に嵌合し、且つボンネット(25)の上面(25
    b) から突出しうる排気栓(1) が取付けられ、該排気栓
    (1) には、熱気を排出すべく通気可能なルーバー(5) が
    設けられてなる請求項1又は2記載の小型乗用車のボン
    ネット構造。
  4. 【請求項4】 前記排気栓(1) のルーバー(5) が、カバ
    ー体(10)の後方斜め上がりに傾斜して並設された複数の
    羽根板(4) からなる請求項3記載の小型乗用車のボンネ
    ット構造。
  5. 【請求項5】 前記排気栓(1) には、エンジンルーム内
    の熱気を強制的に排出する排気用ファン(33)が設けられ
    てなる請求項3又は4記載の小型乗用車のボンネット構
    造。
  6. 【請求項6】 小型乗用車のボンネットに設けられる開
    口部に取付け可能で、且つ該開口部から排出される熱気
    を排出すべく通気可能なルーバー(5) が設けられた排気
    栓(1) と、ボンネットに取付け可能で、且つ前記排気栓
    (1) の上方を空間(28)を有して覆う天井部(11)が設けら
    れていると共に、排気栓(1) のルーバー(5) から排出さ
    れる熱気を外部に排出可能に形成されたカバー体(10)と
    から構成されてなることを特徴とする小型乗用車のオー
    バーヒート防止具。
  7. 【請求項7】 前記カバー体(10)の少なくとも前方壁(1
    6)及び後方壁(15)に、熱気が排出される通気口(30)が設
    けられてなる請求項6記載の小型乗用車のオーバーヒー
    ト防止具。
  8. 【請求項8】 前記排気栓(1) のルーバー(5) が、一方
    向に斜め上がりに傾斜して並設された複数の羽根板(4)
    からなる請求項6又は7記載の小型乗用車のオーバーヒ
    ート防止具。
  9. 【請求項9】 前記排気栓(1) のルーバー(5) の下方に
    は、熱気を強制的に排出する排気用ファン(33)が設けら
    れてなる請求項6〜8の何れかに記載の小型乗用車のオ
    ーバーヒート防止具。
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