JP2500844Y2 - ダクト用換気扇 - Google Patents

ダクト用換気扇

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JP2500844Y2
JP2500844Y2 JP1990046341U JP4634190U JP2500844Y2 JP 2500844 Y2 JP2500844 Y2 JP 2500844Y2 JP 1990046341 U JP1990046341 U JP 1990046341U JP 4634190 U JP4634190 U JP 4634190U JP 2500844 Y2 JP2500844 Y2 JP 2500844Y2
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JP
Japan
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blade
partition plate
suction port
ventilation fan
duct
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JP1990046341U
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JPH044643U (ja
Inventor
道雄 栗原
Original Assignee
松下精工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、おもに浴室の天井面に取り付けられ、屋外
と連通するダクトを通じて浴室内の換気をするダクト用
換気扇に関するものである。
従来の技術 浴室で使用されるダクト用換気扇は、一般に天井面に
取付けられ、浴室の湿気を排出しているが、この湿気排
出時に発生する結露水が、換気扇本体から落下しないも
のが望まれていた。
このようなことから従来のダクト用換気扇は、たとえ
ば第4図に示すように、羽根吸込口101を下向きにして
配した羽根102と、この羽根102を駆動する電動機103
と、羽根102の下方に配して羽根102への吸込口104を有
する仕切板105とを内蔵した箱状の本体106に、その下面
の開口部107を覆って化粧パネル108を装着し、仕切板10
5に溜まった結露水が常時、浴室内に落ちないようにし
ていた。
考案が解決しようとする課題 このような従来の構成では、湿気排出時、羽根102お
よび本体106の羽根102周辺で発生した結露水が仕切板10
5の上に溜まり、吸込口104から化粧パネル108に流れ落
ち、その量が少ないうちはよいが、その量が増えると化
粧パネル108の通気口109から浴室内へ連続的に流れ落ち
だし、入浴者に当たって不快感を与えるものであった。
本考案は上記課題に留意し、浴室内等の湿気排出時、
結露水が換気扇を設置した室に落下しないようにするこ
とを第1の目的とする。第2の目的は、上記結露水落下
防止がより確実に達成されることにある。第3の目的
は、結露水落下防止とともに、落下はしないが排出され
ず本体内に停留して異臭を放ったり本体が腐食すること
を防止することにある。
課題を解決するための手段 第1の目的を達成するために本考案の第1の手段は、
下面に開口部と一側面に排気口を有する箱状の本体と、
この本体の内部に羽根吸込口を下方に向けて配設した羽
根と、この羽根を駆動する駆動機と前記本体内部の前記
羽根下方に水平に設け前記羽根への吸込口を有する仕切
板とからなり、前記羽根は外周部下端に下方へ突出した
突起を備えてなるダクト用換気扇の構成としたものであ
る。
第2の目的を達成する第2の手段は、仕切板が吸込口
の周囲に上方に突出した立ち上がり部を備えてなるダク
ト用換気扇の構成としたものである。
第3の目的を達成する第3の手段は、仕切板が羽根対
向部より外側に外方に向かって高く形成した傾斜面を備
えてなるダクト用換気扇の構成としたものである。
作用 第1の手段の構成により、浴室内等の湿気排出時、羽
根および本体内の羽根周辺に発生した結露水は、仕切板
の上に落ちて溜まり水の固まりとなって表面張力により
もり上がったところを、羽根の外周部下端に備えた突起
によって細かくりふ飛ばされ、羽根による排気とともに
室外へ排出されることとなる。
第2の手段の構成により、仕切板の上に落ちて溜まっ
た結露水が、羽根の突起にふり飛ばされる前に仕切板の
吸込口から落下したり、または羽根の突起にふり飛ばさ
れても、残らず排気とともに室外へ排出されずに仕切板
の吸込口から室内へ落下するのを、仕切板の吸込口周囲
に備えた立ち上がり部によって防止することとなる。
第3の手段の構成により、仕切板の羽根対向部より外
側に備えた傾斜面が、仕切板に落下する結露水の量を少
なくして、羽根の突起が結露水を確実に細かくふり飛ば
すようにし、結露水が仕切板の上に長期間溜まったまま
になることを防止することとなる。
実施例 まず、本考案の第1の手段による一実施例を、第1図
を参照しながら説明する。
下面に開口部1と一側面に排気口2を有する箱状の本
体3の天面に、電動機4が回転軸4aを下向きにして固定
され、回転軸4aには、羽根吸込口5aを下向きにして羽根
5が固着されている。羽根5の外周部下端には、下方へ
の突起となるリブ6が設けられている。また本体3内の
羽根5下方に、本体3内を上下に仕切る仕切板7が水平
に配設されており、この仕切板は羽根吸込口5aに対向す
る吸込口7aを有している。そして本体3下面の開口部1
には、通気口8を有する化粧パネル9を装着している。
上記構成のダクト用換気扇を浴室に設置して運転する
と、浴室内の湿気を含んだ空気の通過する羽根5および
羽根5周辺の本体3内に結露水が発生する。結露水は、
仕切板7の上に落下して溜まっていき、その量が多くな
って水の固まりとなると、表面張力によってもり上が
る。そしてもり上がったところを、回転する羽根5に設
けたリブ6によって細かくふり飛ばされ、微細となった
水滴が、羽根5による排気とともに室外へ排出される。
このように本体3内に発生した結露水が、浴室内に落
下して入浴者に不快感を与えることを防止できることと
なる。
次に、本考案の第2の手段による一実施例を、第2図
を参照しながら説明する。
本実施例は、上記第1の手段による実施例に対して、
仕切板17が、その吸込口17aの周囲に立ち上がり部10を
備えている点で相違する。
上記構成において、仕切板17上に落下して溜まった結
露水は、溜まり方によっては、羽根5のリブ6にふり飛
ばされる前に仕切板7の吸込口7aから浴室内へ落ちる方
向に流れていったり、またはリブ6にふり飛ばされて
も、十分に微細な水滴とならず、すべてが排気とともに
排出されずに吸込口7aから浴室内へ落下していくことが
あり得るが、この場合、吸込口17aの周囲の立ち上がり
部10が、結露水の流れ、あるいは大きな水滴の移動を阻
止するので、結露水の浴室内への落下防止は、さらに確
実なものとなる。
第3の手段による一実施例を、第3図を参照しながら
説明する。
本実施例は、上記第1の手段および第2の手段による
実施例に加えて、仕切板27が羽根3対向部より外側に外
方に向かって高くなった傾斜面20を備えている構成に特
徴がある。
上記構成において、仕切板の傾斜面20に落ちた結露水
は、吸込口27a方向に流れていって溜まる。溜まる部分
は、傾斜面20より内側の水平部分であるので、その面積
は小さく結露水の溜まる量は少ない。結露水の溜まる量
が少ないと結露水は、短時間でリブ6によりふり飛ばさ
れて排出され、長期間、本体3内に滞留し、腐って異臭
を放ったり、本体3を腐食させることがなくなる。
考案の効果 以上の実施例の説明から明らかなように本考案によれ
ば、浴室等の湿度の高い室を換気するとき、羽根および
羽根周辺の本体内に発生した結露水を、室内に落下させ
ることなく、室外に排出でき、在室者に結露水が当たっ
て不快感を与えることを防止できる。
また、羽根への吸込口を有する仕切板の前記吸込口の
周囲に立ち上がり部を設けることによって、結露水の室
内への落下防止をより確実に達成できる。
さらに、仕切板の羽根対向部より外側に傾斜面を設け
ることによって、結露水が本体内に長時間滞留し、腐っ
て異臭を放ったり、本体を腐食させることを防止し、清
潔で、長寿命のダクト用換気扇を提供できるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の手段の一実施例を示すダクト用
換気扇の断面図、第2図は同第2の手段の一実施例を示
すダクト用換気扇の断面図、第3図は同第3の手段の一
実施例を示すダクト用換気扇の断面図、第4図は従来の
ダクト用換気扇の断面図である。 1……開口部、2……排気口、3……本体、4……電動
機、5……羽根、5a……羽根吸込口、6……リブ、7…
…仕切板、7a……吸込口、10……立ち上がり部、17……
仕切板、17a……吸込口、20……傾斜面、27……仕切
板。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面に開口部と一側面に排気口を有する箱
    状の本体と、この本体の内部に羽根吸込口を下方に向け
    て配設した羽根と、この羽根を駆動する電動機と、前記
    本体内部の前記羽根下方に水平に設け前記羽根への吸込
    口を有する仕切板とからなり、前記羽根は外周部下端に
    下方へ突出した突起を備えてなるダクト用換気扇。
  2. 【請求項2】仕切板は吸込口の周囲に上方に突出した立
    ち上がり部を備えてなる請求項1記載のダクト用換気
    扇。
  3. 【請求項3】仕切板は羽根対向部より外側に外方に向か
    って高く形成した傾斜面を備えてなる請求項1記載のダ
    クト用換気扇。
JP1990046341U 1990-04-27 1990-04-27 ダクト用換気扇 Expired - Lifetime JP2500844Y2 (ja)

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JPH044643U JPH044643U (ja) 1992-01-16
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JPS6357397U (ja) * 1986-09-30 1988-04-16

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