JP3030675U - 侵入防止マット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定区域内への車両の侵入を防止しようとす
るものである。 【構成】 ゴム又は合成樹脂からなる長方形の基板１の
上面に、複数本の突条２を短辺に平行状に一体成形によ
って設け、両短辺の上面には、傾斜部３を設けたもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、工事現場等、一定区域内への車両の飛込み侵入を防止し、事故をな くすための侵入防止マットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、一定区域内への車両の飛込み侵入を防止するためのマットは、存在しな かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、車両が本マットに乗上げた時に運転手の身体にショックを与えてブ レーキ操作を促し、一定区域内への侵入を防止しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の侵入防止マットは、ゴム又は軟質合成樹脂からなる長方形の基板の上 面に、複数本の突条を短辺と平行状に一体成形によって設け、両短辺の上面に傾 斜部を設けたものである。

【０００５】

【作用】

本考案の侵入防止マットに車両が乗上げると、上面の凹凸によって車両が上下 に振動し、この振動を運転手が身体に感じてブレーキを操作し、このマット上で 車両を停止させる。

【０００６】

【実施例】

以下、実施例について詳細に説明する。 １はゴム又は合成樹脂からなる長方形の基板である。この基板１の上面には、複 数本の突条２が短辺と平行状に一体成形によって設けられ、上面が凹凸状に成形 されている。又基板１の上面の両短辺には、傾斜部３が成形され、車両の乗上げ が容易になっている。 本侵入防止マットは、工事現場等の車両の侵入を防止すべき区域の前方に適宣 の枚数を敷設して使用するが、基板１の上面が突条２の存在によって凹凸になっ ているため、傾斜部３より本マットに乗上げた車両は激しく上下に振動し、この 振動を運転手が身体で感じ取り、異常に気付いて即座にブレーキ操作を行うので 、車両は、本マット上で停止し、前方の侵入防止区域への侵入が防止される。

【０００７】

【考案の効果】

本考案の侵入防止マットは、上記の実施例の説明によって明らかなように、本 マットに乗上げた車の運転手は、振動を身体で感じ取ってブレーキ操作を行うの で、侵入防止区域の前方に敷設すれば、車両を本マット上で停止させて当該区域 内への侵入を防止することができる。 又本考案は、突条を基板に一体成形したので、突条が車両の強い衝撃を受けて も脱落するおそれもなく耐久性を有しており、更にゴム又は合成樹脂で成形した ので、折畳み、巻込みが可能であり、運搬が容易である等の実用的な特徴を有し ている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す平面図である。

【図２】図１に一部分拡大断面図である。

【符号の説明】

１・・・基板 ２・・・突条 ３・・・傾斜部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゴム又は軟質合成樹脂からなる長方形の
   基板の上面に、複数本の突条を短辺と平行状に一体成形
   によって設け、上記両短辺の上面に傾斜部を設けたこと
   を特徴とする侵入防止マット。