JPH0571085U - 車両のフロア構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、車両のフロア構造に関し、耐久性
を増大し、かつ構造を簡単にし、異物の挟み込みを防止
することを目的とする。 【構成】 操作ペダルが配置されている車両のフロア構
造において、そのフロア上の上記操作ペダルが配置され
ている周囲の位置に、操作ペダルを取り囲むように突条
を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、車両のフロア構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

車両のキャブフロア上には、アクセルペダル，ブレキーペダル等の操作ペダル が配置されている。

【０００３】 従来、操作ペダルには、泥や小石或いは空缶等の異物が挟まないようにするた めに、図３に示すような被覆部材１０の蛇腹構造体１１でペダル本体１２のフロ ア側の後部を覆った自動車用ペダルが提案されている（例えば、実開昭６４−５ ０１３１号公報）。

【０００４】 このようにすれば、操作ペダルの異物の挟み込みによるペダル操作が不能にな るのを防止することができる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

然し乍ら、上記自動車用ペダルは、頻繁に作動するペダル本体１２を合成ゴム 又は合成樹脂等からなる薄い材料からなる被覆部材１０で覆うので、耐久性に欠 け、構造も複雑になる。

【０００６】 本考案は上記に鑑みてなされたもので、耐久性があり、かつ構造が簡単で、異 物の挟み込みが防止できる車両のフロア構造を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案は、操作ペダルが配置されている車両のフロア構造において、そのフロ ア上の上記操作ペダルが配置されている周囲の位置に、操作ペダルを取り囲むよ うに突条を設けたことを特徴とする。

【０００８】

【作用】

フロア上の操作ペダルの周囲の位置に操作ペダルを取り囲むように突条を設け れば、フロア上面に置かれた空缶等の異物が走行中に転がって移動しても、突条 により移動が阻止されて操作ペダルが存在するフロア内には、入り込まない。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案を図に基づいて詳細に説明する。 図１は、本考案の車両のフロア構造の一実施例を示したものである。

【００１０】 図において、１は車両のキャブフロアで、キャブフロア１上には、クラッチを 切り又は接続するクラッチペダル２と、車両を停止させるブレーキペダル３と、 加速するアクセルペダル４が配置されている。尚、５はステアリングである。

【００１１】 前記各操作ペダル２，３，４が配置されているキャブフロア１上の位置には、 これら操作ペダル２，３，４を取り囲むように、図２に示すようにキャブフロア １上に敷いたシート９に一体に設けられた、又は貼り付けた断面が山形の合成ゴ ム又は合成樹脂からなる突条６が設けられている。

【００１２】 尚、キャブフロア１上にシート９を敷かない場合は、直接キャブフロア１上に 突条６を貼り付けて設けてもよい。図２の８は、運転席である。 このような車両のフロア構造によれば、キャブフロア１上の操作ペダル２，３ ，４の周囲の位置に取り囲むように突条６が設けられているので、キャブフロア １上面に置かれた空缶等の異物７が走行中に転がって移動しても、突条６により それ以上の移動が阻止されて各操作ペダル２，３，４が存在するキャブフロア１ 内には、入り込めない。従って、異物７の挟み込みによる各操作ペダル２，３， ４の操作が不能となることはない。

【００１３】 また、異物７の挟み込みを防止する突条６は、シート９に一体に設け又は貼り 付けられたものであるから、その構造は簡単であり、また、動くものではないか ら、耐久性もある。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、耐久性があり、かつ構造が簡単で、しかも異物 の挟み込みを防止できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の平面図である。

【図２】本考案の一実施例の断面図である。

【図３】従来の自動車用ペダルの分解斜視図である。

【符号の説明】

１ キャブフロア ２ クラッチペダル（操作ペダル） ３ ブレーキペダル（操作ペダル） ４ アクセルペダル（操作ペダル） ６ 突条

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 操作ペダルが配置されている車両のフロ
   ア構造において、そのフロア上の上記操作ペダルが配置
   されている周囲の位置に、操作ペダルを取り囲むように
   突条を設けたことを特徴とする車両のフロア構造。