JP3030338U - 定量注出容器 - Google Patents
定量注出容器Info
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- JP3030338U JP3030338U JP1996004126U JP412696U JP3030338U JP 3030338 U JP3030338 U JP 3030338U JP 1996004126 U JP1996004126 U JP 1996004126U JP 412696 U JP412696 U JP 412696U JP 3030338 U JP3030338 U JP 3030338U
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- container body
- piston
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- content liquid
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Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 29
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器本体を圧縮するだけで、内容液を容易に
正確に定量注出することのできる容器を提供する。 【構成】 容器本体2の開口部3に、容器本体2の内部
に通じる流入路9と容器本体2の外部に通じる注出口1
1とを有する定量室Aを形成するとともに、この定量室
A内に容器本体2を圧縮した際の内部圧力の上昇に伴っ
て注出口11を閉じるべく作動するピストン14にテー
パー又は円弧の傾斜部を設け、流入路9の面積を大きく
する。
正確に定量注出することのできる容器を提供する。 【構成】 容器本体2の開口部3に、容器本体2の内部
に通じる流入路9と容器本体2の外部に通じる注出口1
1とを有する定量室Aを形成するとともに、この定量室
A内に容器本体2を圧縮した際の内部圧力の上昇に伴っ
て注出口11を閉じるべく作動するピストン14にテー
パー又は円弧の傾斜部を設け、流入路9の面積を大きく
する。
Description
【0001】
この考案は薬液、洗剤等を収容する容器であって、定量の液体を外部に注出す ることのできる定量注出容器に関する。
【0002】
従来、図6に示される定量注出容器のピストン31は、シリンダー32に往復 自在に配置される。図示するように、ピストン31は凸形状であり、上方が頂板 を有する小径円筒部33と、その下方に小径円筒部33と肩部36を介して連な る大径円筒部34とからなり、小径円筒部33の肩部35の角度aと大径円筒部 34の肩部36の角度bがともに直角のピストン31であった。
【0003】
しかしながら、上記従来例においてはピストン31の小径円筒部33及び大径 円筒部34のそれぞれの肩部35、36の角度a,bが直角であるため、流入口 の面積が小さくなり、内容液が定量室に流入し難くなるとともに、エアーの置換 が悪くなるといった問題点を有していた。
【0004】 また、容器を下に向けて、内容液を定量室内Aに流入する際、定量室内Aに滞 留する気泡が多いため、一定の注出量が保てないという問題もあった。
【0005】
上記課題を解決するためにこの考案は、液体を収容する可撓性の容器本体の開 口部に、容器本体の内部に通じる流入路と容器本体の外部に通じる注出口とを有 する定量室を形成するとともに、この定量室内に、容器本体を圧縮した際の内部 圧力の上昇に伴って注出口を閉じるべく作動する、大径部の肩部と上に突出する 小径部の上部とにテーパー又は円弧状の傾斜部を設けたピストンを配置したもの である。
【0006】
上記構成に基づくこの考案では、容器本体を下方に向けると容器本体の内容液 が流入路を介して定量室内に流入し、その後、容器本体を圧縮すると、シリンダ ー内のピストンが容器本体の内部圧力の上昇により下方動して、定量室内の内容 液を注出口より注出するとともに、一定量注出後、注出口を閉鎖するという作用 を有する。
【0007】
次に、この考案を添付図面に示す実施例に基づいて説明する。
【図1】はこの考案に係る定量注出容器の要部を示す正面断面図である。図に おいて、1は洗剤、薬液等の液体(図示せず)を収容する可撓性の定量注出容器 で、この容器本体2の開口部3には、容器本体2の外周に設けた雄ネジ4に螺合 する雌ネジ5を有する固定キャップ6が設けられている。
【0008】 7は固定キャップ6と一体成形された円筒状シリンダーで、このシリンダー7 の容器本体2の内部側には、
【図1】、
【図4】に示すように、ピストン14を 支える脚片25を備えたピストンストッパー8が設けられており、脚片25間と ピストンストッパー8間との空間には、シリンダー7内の定量室Aと容器本体2 とを結ぶ流入路9を構成している。
【0009】 10は固定キャップ6に固定した中栓で、この中栓10の内部側には、容器本 体内の内容液を注出する注出口11と、後述するピストン14と密着した際に、 注出口11を閉鎖するシール部12、13が設けられている。
【0010】 14はシリンダー7内に往復自在に配置され、傾斜部を備えた逆カップ状の小 径部15と、その下方に小径部15と肩部18を介して連なる大径部17とから なるピストンで、このピストン14の上部16はシール部12に密着した際に、 注出口11を閉鎖できる形状であり、又、肩部18はシール部13に密着する。 なお、肩部18および上部16はテーパー状又は円弧状になっている。20は中 栓10とピストン14との間に装着したバネで、ピストン14を容器本体2の内 部側に向けて押圧する弾性力を有している。
【0011】 一方、固定キャップ6の外端面には、ヒンジキャップ21が設けられていると ともに、このヒンジキャップ21の内側には、注出口11に嵌合して注出口11 を閉鎖するピン22が設けられている。さらに、このヒンジキャップ21の内周 面には、固定キャップ6の外周面24に係止する係止爪23設けられている。
【0012】 次に、この考案の作用を説明する。 まず、第1図において、容器本体2の内部には所定量の内容液が収容されてい る。そして、ヒンジキャップ21の係止爪23を矢印B方向に押し上げ、ピン2 2を注出口11から抜くとともに、容器本体2を第2図のように下方に向けると 容器本体2の内容液は自重で流入路9を通り、矢印Cように定量室A内に流入す る。
【0013】 なお、内容液は注出口11から自重で流出しない粘度を有している。
【0014】 その後、手で容器本体2を圧縮すると、内部圧力の上昇に伴ってシリンダー7 内のピストン14が下方動し、定量室A内の内容液がヒンジキャップ21側に流 出し、注出口11から外部へと注出される。この容器本体2の内容液は流入路9 を通りピストン14の中空部分19にも流入しており、内部圧力の上昇に伴って バネ20の弾性力に抗して矢印D方向に作動し、最終的には第3図のように、ピ ストン上部及び肩部がそれぞれシール部12、13に密着してピストン14が停 止し、容器本体2の圧縮、すなわち内容液の注出が完了する。この状態において は、注出口11はピストン上部16によって閉鎖されているため、定量室A内の 液体の流出はストップする。
【0015】 このように、容器本体2を圧縮すれば定量室A内の内容液と、容器本体2内の 内部圧力の上昇により作動するピストン14により注出口11が閉じられるまで の間に定量室A内に流入した内容液とを加えた定量の内容液が容器本体2の外部 に注出される。従って、液体をこぼさずに正確に定量を容器本体2の外部に注出 できるばかりではなく、容器本体2の圧縮という簡単な動作だけで液体の定量注 出を行うことができる。
【0016】 上記のようにして、内容液の定量注出を行った後に容器本体2の圧縮を解除す ると、容器本体2の内部の負圧及びバネ20の弾性力によってピストン14は矢 印G方向に作動するとともに、第2図のようにピストン14の下端がピストンス トッパー8に当接して停止することとなる。この作動中、容器本体2の外部のエ アーが注出口11、定量室A、流入路9を通って矢印Eのように容器本体2の内 部に入るため、圧縮により変形していた容器本体2が元の形状に復元することと なる。そして、ヒンジキャップ21を矢印F方向に回転させて注出口11にピン 22を嵌合すれば、たとえ容器本体2を圧縮したとしても内容液が外部に漏れる ことはない。
【0017】 なお、上記実施例では小径部、大径部は円筒状、ピストンストッパーは脚片で あるが、他の形状でも良いことは言うまでもない。また、ピストンストッパーと の当接面積を少なくして、ピストンとピストンストッパーとが分離しやすい構造 にして、ピストンの動作を良くするために、ピストン下端を、図6に示すように 凹凸を設けた形状にしても良い。
【0018】
この考案は以上のように構成したものであるから、容器本体を圧縮するだけで 内容液をこぼさずに容易に定量注出を行うことができる。さらに、ピストンの上 方部と下方部との間の肩部をテーパーとしているため、流入路の開口面積が広く なり、内容液が定量室に流入しやすくなるとともに、エアー置換がよくなるため 特に、高粘度の液体にも対応可能となる。また、上記定量室内に気泡が滞留する ことがなくなるので、注出量のばらつきがなくなり、正確に定量の液体が容器本 体の外部に注出できる。
【図1】この考案の要部を示す正面断面図
【図2】注出作動開始時の要部を示す正面断面図
【図3】注出作動終了時の要部を示す正面断面図
【図4】バネ、ピストン、シリンダの分解斜視図
【図5】ピストンの他の実施例
【図6】従来の定量注出容器の要部を示す正面断面図
1 定量注出容器 19 ピストン中空室 2 容器本体 20 バネ 3 開口部 21 ヒンジキャップ 4 雄ネジ 22 ピン 5 雌ネジ 23 係止片 6 固定キャップ 24 固定キャップ6
の外周面 7 円筒状シリンダ 25 脚片 8 ピストンストッパー 31 ピストン 9 流入路 32 シリンダー 10 中栓 33 ピストン小径
円筒部 11 注出口 34 ピストン大径
円筒部 12、13 シール部 35 ピストン小径
円筒部の肩部 14 ピストン 36 ピストン大径
円筒部の肩部 15 ピストン小径部 16 上部 A 定量室 17 ピストン大径部 a ピストン小径
円筒部の肩部の角度 18 肩部 b ピストン大径
円筒部の肩部の角度
の外周面 7 円筒状シリンダ 25 脚片 8 ピストンストッパー 31 ピストン 9 流入路 32 シリンダー 10 中栓 33 ピストン小径
円筒部 11 注出口 34 ピストン大径
円筒部 12、13 シール部 35 ピストン小径
円筒部の肩部 14 ピストン 36 ピストン大径
円筒部の肩部 15 ピストン小径部 16 上部 A 定量室 17 ピストン大径部 a ピストン小径
円筒部の肩部の角度 18 肩部 b ピストン大径
円筒部の肩部の角度
Claims (1)
- 【請求項1】液体を収容する可撓性の容器本体の開口部
に、容器本体の内部に通じる流入路と容器本体の外部に
通じる注出口とを有する定量室を形成するとともにこの
定量室内に、容器本体を圧縮した際の内部圧力の上昇に
伴って注出口を閉じるべく作動する、大径部の肩部と上
に突出する小径部の上部とにテーパー又は円弧の傾斜部
を設けたピストンを配置したことを特徴とする定量注出
容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996004126U JP3030338U (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 定量注出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996004126U JP3030338U (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 定量注出容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3030338U true JP3030338U (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=43165338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996004126U Expired - Lifetime JP3030338U (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 定量注出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3030338U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024010286A1 (ko) * | 2022-07-05 | 2024-01-11 | 주식회사 엘지생활건강 | 디스펜서 및 용기를 포함하는 디스펜싱 장치 |
-
1996
- 1996-04-18 JP JP1996004126U patent/JP3030338U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024010286A1 (ko) * | 2022-07-05 | 2024-01-11 | 주식회사 엘지생활건강 | 디스펜서 및 용기를 포함하는 디스펜싱 장치 |
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