JP3030223U - 乗用自走型の野菜類間引き作業及び収穫作業機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 立った状態で上半身を前屈して行う農作業の
疲労を軽減させる。 【解決手段】 本体は作業者が座る椅子１及び足をのせ
る足掛け３と自走するための動力２、駆動車輪６．７、
方向付け車輪８からなる。駆動制御は足掛け３に取り付
けた駆動制御スイッチにより行う。椅子上方部に上半身
引張用バネ４とハーネス５を取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は大根、人参、ごぼうなどの種まき後に行う間引き作業やキャ ベツ、ハクサイ、レタスなどの収穫作業の疲労を軽減させるための軽量小 型の作業機である。

従来は、立った状態で上半身を前屈みにして作業を行っていたため、足 腰や背筋の疲労が激しく、作業能率の低下だけでなく作業者の健康を害す る心配もあった。

本案はその欠点を除くために考案されたもので、これを図面によって説 明すれば、 イ 椅子１に座って作業しながら、動力源２のエンジンまたはモーター により、駆動車輪６、７に伝達し走行する。駆動制御は足掛け３に取 り付けた駆動制御スイッチ９により行う。尚、操作はかかとで行う。

ロ 椅子１の上方にバネ４を取付け、ハーネス５により作業者の脇の下 から肩にかけて後ろ上方に引張することにより、前屈姿勢の農作業の 疲労を軽減させることができる。

ハ 畝の谷間を走行する６つの車輪からなり、駆動車輪は６、７の４本 の車輪である。８の方向付け車輪は畝に沿って円滑な走行をするため のものである。

なお、８の方向付け車輪は作業機本体の中央部を支点にアームで接 続されているため、地面の凹凸に対応したり、作業者が立ち上がって も駆動車輪６または７により確実な駆動が確保できる。

ニ 椅子１は前屈姿勢及び周辺に不自由なく手を延ばし作業できるよう にするため、僅かに前方向に傾いており、さらに左右の移動と椅子の 中央部を軸として回転ができる。

本案は以上のような構造であるから、従来の作業方法である立った 状態で、しかも上半身を前屈して行っていた農作業を座ったままでき るので足腰や背筋の疲労が軽減できる。

また、軽量小型であるので運搬、移動も簡単に行うことができる。

なお、座ったまま作業する方法として、次のような方法でもよい。

イ 駆動車輪をキャタピラにする。

【図面の簡単な説明】

【図面１】本考案の側面図

【図面２】本考案の正面図

【図面３】本考案に作業者を乗せた場合の斜視図

【図面４】本考案の足掛け部分の平面図

【符号の説明】

１…椅子 ４…上半身引張用バネ ７
…駆動車輪（後輪） ２…動力源 ５…上半身引張用ハーネス ８
…方向付け車輪 ３…足掛け ６…駆動車輪（前輪） ９
…駆動制御スイッチ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】立った状態で前屈して行う農作業を座った
   まま作業できる椅子及び足掛けに自走するための動力を
   備えた疲労を軽減できる軽量小型の作業機
2. 【請求項２】請求項１に記載の作業機に椅子上方を支点
   にしたバネを取付け、ハーネスにより作業者の脇の下か
   ら肩にかけて後ろ上方に引張することにより、前屈姿勢
   の農作業の疲労を軽減させる構造。
3. 【請求項３】請求項１に記載の作業機前部に、本体中央
   部を支点にしたアームで接続された方向付け車輪を取付
   け、畝間に沿った円滑な走行ができる構造。