JP3030091U

JP3030091U - ハンガー

Info

Publication number: JP3030091U
Application number: JP1996002924U
Authority: JP
Inventors: 昭秀原田
Original assignee: 昭秀原田
Priority date: 1996-04-12
Filing date: 1996-04-12
Publication date: 1996-10-18
Anticipated expiration: 2002-04-12

Abstract

(57)【要約】【課題】パルプスラッジを主原料とした再生紙或いは
紙材からなる板状材を使用して製造し、衣類を良好に保
ち、且つ携帯性及び保管性に優れたハンガーとするこ
と。【解決手段】パルプスラッジ或いは紙材を原材料とし
た板状材よりなり、中央にフック部１を形成し、該フッ
ク部１の左右両側より肩受け支持辺２，２を形成した板
状のハンガー芯材Ａとすること。中央部５に前記ハンガ
ー芯材Ａのフック部１のみ貫通する長孔６を形成し、該
中央部５の左右両側に幅広の肩当部７，７を一体形成し
たハンガー副材Ｂとすること。また、ハンガー副材Ｂ
は、左右両側に摺動自在とすることもある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、パルプスラッジを主原料とした再生紙或いは紙材からなる板状材を使用して製造し、衣類を良好に保ち、且つ携帯性及び保管性に優れたハンガーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、クリーニング店や簡易店舗で販売される洋服等の簡易なハンガーとして針金や、合成樹脂等から形成されたハンガーが多く使用されている。これらは、簡易な構造であり、低価格且つ軽量，小型であるため、上記条件のもとでは適しているといえる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、このような、針金又は合成樹脂にて形成した簡易タイプのハンガーは、金属材料や合成樹脂を使用することから、一旦使用が完了したときには、これをハンガーとして使用すると、たとえば針金で形成したハンガーで洋服を吊るすと長期にわたって洋服の両肩の部分に折目が付いてしまい、最悪の場合にはシルエットが崩れてしまうこととなる。これは、合成樹脂にて形成したハンガーも同様に幅が薄いので、洋服のシルエットを崩してしまう。

【０００４】このような理由から、簡易な針金タイプのハンガーや合成樹脂製のハンガーでは使用目的がなくなり、あとはただ廃棄処理するのみである。これを、再びクリーニング店に返却して、再利用することも十分に良好なことであるが、多くの使用者はこの返却ですら面倒くさくなり、結局は廃棄するしかない。しかしながら、針金や合成樹脂にて形成したハンガーは廃棄するにしても、針金では可燃性とはいえず、また合成樹脂は可燃性であっても、燃焼時に有害な気体が発生し、深刻な公害問題を引き起こす原因となる。

【０００５】ところで、このような、ハンガーを厚紙で形成することで、針金や合成樹脂にてハンガーを製造する場合よりも簡単に製造することができるであろう。また、可燃性であり焼却も簡単にできるものである。このようなことから、紙でハンガーを形成することも十分に有効なことである。

【０００６】しかし、ハンガーとして十分に耐えうるものを紙で製造するためには、十分に強度を有する紙でなくてはならないが、このような紙は非常に高価であり、クリーニング店のクリーニング衣類の返却時や、簡易店舗で販売する洋服等のために使用するハンガーとしては、あまりにも高価となり、経済的及び営業的に不向きである。

【０００７】このようなことから、衣類をハンガーにかけたときに、衣類のシルエットが崩れること無く、長期ち渡って保管することができ、且つ簡易タイプ，低価格及びそのあとの廃棄処分が可能なハンガーの出現が非常に期待されている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

そこで、考案者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本考案を、パルプスラッジ或いは紙材を原材料とした板状材よりなり、中央にフック部を形成し、該フック部の左右両側より肩受け支持辺を形成した板状のハンガー芯材と、中央部に前記ハンガー芯材のフック部のみ貫通する長孔を形成し、該中央部の左右両側に幅広の肩当部を形成したハンガー副材とからなるハンガーとしたことにより、針金或いは合成樹脂にて形成したハンガーよりもかけた衣類のシルエットを保つことができ、また低価格にできるとともに、使用した後の廃棄処分は極めて簡単にでき、上記課題を解決したものである。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明すると、まず、本考案のハンガーの原材料は紙材或いはパルプスラッジによる板状材である。特に、パルプスラッジは、故紙処理工場にて再生紙を製造するときに生じる廃材であり、固形分３０％，水分７０％である。また、性状としては紙粘土状であり、臭気は無く、色は灰色である。該パルプスラッジは綿屑状であり、これを利用して再生厚紙が製造される。そのパルプスラッジは、上記のように製紙工場より産業廃棄物として多量に存在している。

【００１０】本考案のハンガーは、図１，図２等に示すように、ハンガー芯材Ａとハンガー副材Ｂとから構成されている。まず、ハンガー芯材Ａは、図２に示すように、中央にフック部１を形成し、該フック部１の左右両側より肩受け支持辺２，２が一体形成されたものである。そのハンガー芯材Ａは、平面的に見て普通のハンガー形状をなしており、且つ平坦な板状をなしている。その肩受け支持辺２，２は比較的緩やかな傾斜状をなしており、該肩受け支持辺２，２によりハンガー副材Ｂを支持するものである。

【００１１】そのハンガー副材Ｂは、図２に示すように、中央部５に長孔６が形成され、該中央部５の左右両側に外方に向かうに従い次第に幅広となる肩当部７，７が一体的に形成されたものである。（図５参照）。そして、中央部５から両肩当部７，７に沿って、その直交する断面が略円弧状となるように形成されている〔図４（Ｂ）及び（Ｃ）等参照〕。両肩当部７，７は衣類の肩部分を面接触状態で受けることができる〔図６（Ａ）及び（Ｂ）参照〕。このようにすることで、洋服の上着の肩のラインが高級ハンガーと同様に適当な肉厚を得ることができ、洋服の上着のシルエットを綺麗に維持したままの状態で吊るしておくことができるものである。また、ハンガー芯材Ａ自体でも極めて簡易なハンガーとして使用も可能である。

【００１２】そのハンガー副材Ｂの長孔６に前記ハンガー芯材Ａのフック部１を挿入し、そして、前述したように、ハンガー芯材Ａの肩受け支持辺２，２をハンガー副材Ｂの肩当部７，７の下面側に当接し、ハンガー副材Ｂの肩当部７，７を下面より支持するものである〔図３（Ａ），（Ｂ）及び図４（Ａ）乃至（Ｃ）参照〕。

【００１３】そのハンガー芯材Ａの内部で、且つ両肩受け支持辺２，２の下方には、吊し部３が形成されている（図１，図２等参照）。該吊し部３は、ハンガー芯材Ａの肩受け支持辺２，２の下方に図３（Ａ）等に示すように、開口部３ｆが形成され、該開口部３ｆ箇所の下端部が吊し部３として使用される。該吊し部３を形成することで、図１２（Ｂ）に示すように、ハンガー芯材Ａをズボンかけ用のハンガーとして使用することができる。

【００１４】次に、本考案の第２の実施形態としては、そのハンガー副材Ｂは、左右一対の半肩当部材Ｂ₁，Ｂ₁から構成されたものである。そして、それぞれの半肩当部材Ｂ₁は、図９，図１０（ａ）に示すように、中央部５と肩当部７とからなり、その中央部５の左右方向の一方に肩当部７が一体的に成形され、該中央部５には長孔６が形成されている。このような半肩当部材Ｂ₁，Ｂ₁が左右一対として備えられ、図１０（Ｂ）に示すように、いずれか一方の半肩当部材Ｂ₁の中央部５には前後方向両端より折り返し片５ａ，５ａが形成されている。そして、一方の半肩当部材Ｂ₁の中央部５における両折り返し片５ａ，５ａ間にもう一方の半肩当部材Ｂ₁の中央部５が挿入され、両中央部５，５が重合してスライド自在なる構造としている〔図１０（Ａ）及び（Ｂ）参照〕。

【００１５】このようにして半肩当部材Ｂ₁，Ｂ₁は相対的にスライドすることができ、種々のサイズの洋服をかけたときに肩幅に対応する肩当部７，７とすることができる。図１１は、それぞれの半肩当部材Ｂ₁の肩当部７が平坦状に形成されたタイプである。

【００１６】また、吊し部３の別のタイプとしては、図１２（Ａ）に示すように、上辺部３ａは、左右方向の両側が低く中心箇所に向かうに従い、次第に高くなり、その中心箇所を最も高くした頂辺３ａ₁としている。その上辺部３ａは、具体的にはアーチ山形状或いは偏平三角山形状に成形されている。該吊し部３の上辺部３ａにズボン等の衣類を吊るしたときに、その上辺部３ａの中央箇所が最も高い頂辺３ａ₁となるようにしているので、吊し部３に吊るした衣類は吊し部３の左右両側に向かってしわを生じにくくすることができる。

【００１７】次に、ハンガー芯材Ａとハンガー副材Ｂとに塗装による塗装膜ｍを被覆することについて説明する。本考案のハンガー芯材Ａとハンガー副材Ｂに塗装が施される。該塗装により塗装膜ｍが形成され、且つハンガー芯材Ａ及びハンガー副材Ｂの表層内部には塗料材がしみ込み、紙質を硬化させることもできる。さらに、塗料による塗装膜ｍは、原材となる板状材の感触を良好なものとし、且つ種々の塗装を施すことでカラフルなハンガーとすることができる。

【００１８】なお、ハンガー副材Ｂにおいての塗装では、表面側のみを塗装し、裏面側を塗装せずにおき、裏面をざらざらした面とすることもある。このようにすることで、ハンガー副材Ｂの両肩当部７，７の裏面側をハンガー芯材Ａの両肩受け支持辺２，２で支持するときに、両肩当部７，７の裏面のざらざらした面と肩受け支持辺２，２との接触状態が静摩擦により、互いに当接位置からずれにくくすることができる。

【００１９】図８に示したものは、本考案の別のタイプである。このタイプは、上述したタイプよりも形状をシンプル且つコンパクトなものとしており、ハンガー芯材Ａの両肩受け支持辺２，２は比較的小さくしている。また、ハンガー副材Ｂは、中央部５と両肩当部７，７とが略平板状として形成されたものである。

【００２０】

【作用】

本考案におけるハンガーは、ハンガー芯材Ａとハンガー副材Ｂとから構成されている。そしてハンガー副材Ｂの中央部５には長孔６が形成されており、該長孔６にはハンガー芯材Ａのフック部１のみが貫通する程度に形成している。本考案のハンガーを使用するときには、そのハンガー副材Ｂの中央部５に形成した長孔６にハンガー副材Ｂのフック部１を貫通させ、ハンガー副材Ｂの両肩当部７，７の裏面側よりハンガー芯材Ａの両肩受け支持辺２，２を当接させ、その肩当部７，７を支持する。

【００２１】

【考案の効果】

請求項１の考案においては、パルプスラッジ或いは紙材を原材料とした板状材よりなり、中央にフック部１を形成し、該フック部１の左右両側より肩受け支持辺２，２を形成した板状のハンガー芯材Ａと、中央部５に前記ハンガー芯材Ａのフック部１のみ貫通する長孔６を形成し、該中央部５の左右両側に幅広の肩当部７，７を一体形成したハンガー副材Ｂとからなるハンガーとしたことにより、先ず、第１に簡易タイプでありながら衣類のシルエットを崩すこと無く保管することができるし、第２に未使用時はコンパクトにすることができるし、第３に簡易タイプでありながら力学的強度に優れたものにできる。

【００２２】上記効果を詳述すると、パルプスラッジ或いは紙材を原材料とした板状材にてハンガー芯材Ａとハンガー副材Ｂとを形成し、ハンガー芯材Ａとハンガー副材Ｂとを組み合わせて使用するものであり、ハンガー副材Ｂの中央部５にはハンガー芯材Ａのフック部１のみが貫通する長孔６が形成されており、ハンガー芯材Ａのフック部１をハンガー副材Ｂの長孔６に挿入して使用するものである。

【００２３】そして、ハンガー副材Ｂは、肩当部７，７は幅広としており、その肩当部７，７を裏面側よりハンガー芯材Ａの両肩受け支持辺２，２にて支持するので、衣類の肩部分は前後方向に幅広なる肩当部７，７により衣類の肩部分と面接触状態であり、衣類の肩部分を良好に保つことができる。

【００２４】そして、ハンガー副材Ｂは、肩当部７，７は幅広としており、その肩当部７，７を裏面側よりハンガー芯材Ａの両肩受け支持辺２，２にて支持することから、肩当部７と肩受け支持辺２とは断面略Ｔ字形状をなし、長手方向に変形しにくい形状とすることができる。

【００２５】また、ハンガー副材Ｂの両肩当部７，７に衣類をかけたときに、その衣類の重量が両肩当部７，７から両肩受け支持辺２，２に分布荷重ｗ，ｗ，…として伝わり、均一に重量を受けることができ、両肩当部７，７が衣類の重量によって変形することを防止することができる〔図６（Ａ）参照〕。

【００２６】また、本考案のハンガーは、ハンガー芯材Ａとハンガー副材Ｂとから構成されており、未使用時ではハンガー芯材Ａとハンガー副材Ｂとを分離した状態としておくことができるので、図１３に示すように、スーツケース等へ衣類とともに収納することが容易にできる。

【００２７】次に、請求項２の考案は、請求項１において、前記ハンガー副材Ｂの表面側に塗装による塗装膜ｍを被覆してなるハンガーとしたことにより、塗装膜ｍがハンガー芯材Ａ，ハンガー副材Ｂの表面を硬化させるとともに、種々のカラーにすることで極めてカラフルなるハンガーとすることができる。また、塗装による塗装膜ｍにて衣類とのなじみも良好となる。

【００２８】また、本考案のハンガーをクリーニング業又はアパレル業にて使用する場合には、しわ伸ばしのため等に蒸気を使用してクリーニングを行うことがあり、また、店頭における温度差から湿気が生じることもある。このようなる状況に対して、高熱及び高い湿気により紙材のみでは耐えられないものであるが、塗装を施すことで塗装膜ｍを有するハンガーでは耐熱性及び耐湿性に優れるものとし、その蒸気による高温及び湿気に十分に対応することができる。

【００２９】次に、請求項３の考案は、請求項２において、ハンガー芯材Ａの肩受け支持辺２，２の下部箇所には吊し部３を形成してなるハンガーとしたことにより、本考案のハンガーにおいて、ハンガー芯材Ａのみで吊し部３にズボンをかけることができ、ハンガーとしての多様性が増加するものである。

【００３０】次に、請求項４の考案は、パルプスラッジ或いは紙材を原材料とした板状材よりなり、中央にフック部１を形成し、該フック部１の左右両側より肩受け支持辺２，２を形成した板状のハンガー芯材Ａと、ハンガー副材Ｂとからなり、該ハンガー副材Ｂは、前記フック部１のみ貫通する長孔６を形成した中央部５の左右方向一方にのみ肩当部７とを一体成形した左右一対の半肩当部材Ｂ₁とからなり、両半肩当部材Ｂ₁，Ｂ₁の中央部５，５を重合し、両肩当部７，７は左右両側に摺動自在としてなるハンガーとしたことにより、先ず第１に簡易タイプでありながら種々の大きさの衣類に応じてかけることができるし、第２に衣類のシルエットを崩すこと無く保管することができるし、第３に未使用時はコンパクトにすることができるし、第４に簡易タイプでありながら力学的強度に優れたものにできる。

【００３１】上記効果を詳述すると、ハンガー芯材Ａと、ハンガー副材Ｂとからなり、該ハンガー副材Ｂは、前記フック部１のみ貫通する長孔６を形成した中央部５の左右方向一方にのみ肩当部７とを一体成形した半肩当部材Ｂ₁としたもので、これが左右一対備えられる。そして、両半肩当部材Ｂ₁，Ｂ₁の中央部５，５を重合し、両肩当部７，７を左右両側に摺動自在としたもので、このような構造としたことで両肩当部７，７が左右方向に伸縮する構造となっている。

【００３２】それゆえに、肩幅が異なる種々の衣類を本考案のハンガーにかけるときに、両半肩当部材Ｂ₁，Ｂ₁を左右方向に移動させ、両肩当部７，７を左右方向に伸縮させるのみで、サイズを変更することができる。その他の効果は、請求項１に同等である。

【００３３】次に、請求項５の考案は、請求項４において、前記ハンガー芯材Ａと前記ハンガー副材Ｂに塗装による塗装膜ｍを被覆してなるハンガーとしたことにより、両半肩当部材Ｂ₁，Ｂ₁の中央部５，５の表面が滑らかとなり、中央部５，５箇所のスライドを行いやすいものにできる。

【００３４】次に、請求項６の考案は、請求項５において、ハンガー芯材Ａには吊し部３を形成してなるハンガーとしたことにより、ハンガー芯材Ａの肩受け支持辺２，２の下部箇所には吊し部３を形成してなるハンガーとしたことにより、本考案のハンガーにおいて、ハンガー芯材Ａのみで吊し部３にズボンをかけることができ、ハンガーとしての多様性が増加するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案のハンガーにおいてハンガー芯材とハン
ガー副材とを分離した状態を示す斜視図

【図３】（Ａ）は本考案のハンガー芯材とハンガー副材
とを組み合わせた状態の一部断面にした正面図（Ｂ）は本考案の平面図

【図４】（Ａ）は図３（Ａ）のＰ₁−Ｐ₁矢視断面図（Ｂ）は図３（Ａ）のＰ₂−Ｐ₂矢視断面図（Ｃ）は図３（Ａ）のＰ₃−Ｐ₃矢視断面図

【図５】肩当部の要部斜視図

【図６】（Ａ）本考案のハンガーに衣類をかけたときの
力のかかり具合を示した一部断面にした正面図（Ｂ）はハンガー副材の肩当部により衣類の肩部分を支
持している状態を示す断面図

【図７】（Ａ）は本考案において塗装による塗装膜を被
覆したハンガー芯材とハンガー副材とを組み合わせた状
態の一部断面にした正面図（Ｂ）は（Ａ）のＰ₄−Ｐ₄矢視断面図（Ｃ）は塗装膜により被覆したハンガー芯材或いはハン
ガー副材の要部拡大断面図

【図８】別の実施形態のハンガー芯材及びハンガー副材
を分離した状態の斜視図

【図９】本考案の第２実施形態の斜視図

【図１０】（Ａ）は本考案の第２実施形態の縦断正面図（Ｂ）は（Ａ）のＰ₅−Ｐ₅矢視断面図

【図１１】本考案の第２実施形態における第２タイプの
斜視図

【図１２】（Ａ）は本考案において中央部が最も高くな
るようにしたタイプの吊し部を示すハンガー芯材の正面
図（Ｂ）は本考案の吊し部における上辺部の作用を示す略
示図

【図１３】本考案のハンガーをハンガー芯材とハンガー
副材に分離してスーツケースに収納した状態を示す斜視
図

【符号の説明】

Ａ…ハンガー芯材１…フック部２…肩受け支持辺３…吊し部Ｂ…ハンガー副材Ｂ₁…半肩当部材５…中央部６…長孔７…肩当部ｍ…塗装膜

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】パルプスラッジ或いは紙材を原材料とし
た板状材よりなり、中央にフック部を形成し、該フック
部の左右両側より肩受け支持辺を形成した板状のハンガ
ー芯材と、中央部に前記ハンガー芯材のフック部のみ貫
通する長孔を形成し、該中央部の左右両側に幅広の肩当
部を一体形成したハンガー副材とからなることを特徴と
したハンガー。
【請求項２】パルプスラッジ或いは紙材を原材料とし
た板状材よりなり、中央にフック部を形成し、該フック
部の左右両側より肩受け支持辺を形成した板状のハンガ
ー芯材と、中央部に前記ハンガー芯材のフック部のみ貫
通する長孔を形成し、該中央部の左右両側に幅広の肩当
部を一体形成したハンガー副材とからなり、前記ハンガ
ー芯材と前記ハンガー副材に塗装による塗装膜を被覆し
てなることを特徴としたハンガー。
【請求項３】パルプスラッジ或いは紙材を原材料とし
た板状材よりなり、中央にフック部を形成し、該フック
部の左右両側より肩受け支持辺を形成した板状のハンガ
ー芯材と、中央部に前記ハンガー芯材のフック部のみ貫
通する長孔を形成し、該中央部の左右両側に幅広の肩当
部を一体形成したハンガー副材とからなり、前記ハンガ
ー芯材と前記ハンガー副材に塗装による塗装膜を被覆
し、ハンガー芯材には吊し部を形成してなることを特徴
としたハンガー。
【請求項４】パルプスラッジ或いは紙材を原材料とし
た板状材よりなり、中央にフック部を形成し、該フック
部の左右両側より肩受け支持辺を形成した板状のハンガ
ー芯材と、ハンガー副材とからなり、該ハンガー副材
は、前記フック部のみ貫通する長孔を形成した中央部の
左右方向一方にのみ肩当部とを一体成形した左右一対の
半肩当部材とからなり、両半肩当部材の中央部を重合
し、両肩当部は左右両側に摺動自在としてなることを特
徴としたハンガー。
【請求項５】パルプスラッジ或いは紙材を原材料とし
た板状材よりなり、中央にフック部を形成し、該フック
部の左右両側より肩受け支持辺を形成した板状のハンガ
ー芯材と、ハンガー副材とからなり、該ハンガー副材
は、前記フック部のみ貫通する長孔を形成した中央部の
左右方向一方にのみ肩当部とを一体成形した左右一対の
半肩当部材とからなり、両半肩当部材の中央部を重合
し、両肩当部は左右両側に摺動自在とし、前記ハンガー
芯材と前記ハンガー副材に塗装による塗装膜を被覆して
なることを特徴としたハンガー。
【請求項６】パルプスラッジ或いは紙材を原材料とし
た板状材よりなり、中央にフック部を形成し、該フック
部の左右両側より肩受け支持辺を形成した板状のハンガ
ー芯材と、ハンガー副材とからなり、該ハンガー副材
は、前記フック部のみ貫通する長孔を形成した中央部の
左右方向一方にのみ肩当部とを一体成形した左右一対の
半肩当部材とからなり、両半肩当部材の中央部を重合
し、両肩当部は左右両側に摺動自在とし、前記ハンガー
芯材と前記ハンガー副材に塗装による塗装膜を被覆し、
ハンガー芯材には吊し部を形成してなることを特徴とし
たハンガー。