JP3029817B2 - 糸条側面の部分染糸 - Google Patents

糸条側面の部分染糸

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来の染色方法で
は染着加工をすることが困難であった繊維素材の側面部
分に部分染を施した部分染糸に係り、織物や編み物に使
用した場合、製品の色合いに深みのあるミックス感や高
級感を醸成することができる糸条側面の部分染糸に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、糸条の天然繊維、動物性繊維(ウ
ール、獣毛、絹等)、合成繊維、反合成繊維等各種の繊
維素材(以下「繊維素材」という)に対する染色方法に
おいては、一般的に染色された糸を輪切りにした横断面
形状において染色状態が均一になるように染色処理する
ことを目的としており、チーズ染色や綛染色等によって
大量かつ同時に全体的な染色加工を施していた。特に容
器内に収容した綛状の繊維素材に複数のセパレータを圧
着させ、セパレーターにより分離された各部に色合いの
異なる複数の染液を一定量ずつ染着させる、所謂カスリ
染色を施す技術も知られており、これも綛束を部分的に
は色合いが異なるものの、各色合いの断面が均一に染色
されることが優秀な技術であるとされていた。
【0003】また従来、霜降りヤーン等は、原綿等の原
料繊維の一部を先染めし、複数色の原料繊維を混合した
状態で紡績し、霜降り状の色相になるように表現してい
たが、このような方法では紡績工程を経ることが不可欠
であり、製品加工に相当な時間を要し、斬新的な色合い
を求めるには現代のスピード化したニーズに応えること
ができなかった。更に、自然界の動物の毛皮に似せた織
物や編み物等を加工する場合には、パイルされた面にプ
リント加工を施すことにより所望の絵柄を染着させてい
るが、どの毛も根元から毛先まで均一になるように染着
していた。このような従来の染色加工技術においては、
糸条の繊維素材における特定の側面に対する部分染を施
すことは困難又は不可能に近く、染色糸や織物、編み物
等に使用した場合にも、色合いの深みやミックス感を与
え、高級感のある製品を加工することができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の染色加工技術における問題点を改良するもので
あり、連続する繊維素材を糸条の太さに接触させること
ができるようにV字カット状に構成した案内溝を有する
独特な染液付着ローラーを通すことで、染液を繊維素材
の片側にのみ連続又は断続的に付着させ、その後熱処理
を施すだけでスピーディに所望の色合いに染色し、従来
の霜降りヤーン等よりも深みやミックス感等の高級感を
醸成することができる糸条側面の部分染糸を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来の課題を解決するためになされたものであって、そ
の要旨とする所は、連続する繊維素材の一側側面を連続
又は断続的に、適宜染料の付着量をコントロールしなが
ら染液付着ローラーの外周に形成して糸条の太さに接触
させることができるようにV字カット状に構成した案内
溝内を走らせ、任意の色合いにスピーディに染液を付着
させた後、熱風乾燥装置内を回動させて乾燥上がりチー
ズに仕上げ、更にこのチーズに熱処理を施して染液を染
着してなることを特徴とする糸側面の部分染糸にあ
る。
【0006】また、送風管内にシェニールヤーンを通過
させ、このシェニールヤーンの飾糸が上方に向いた状態
で染液付着ローラーの外周に形成したV字カット状の案
内溝内を走らせ、シェニールヤーンの根元部分に連続又
は断続的に染液を付着させた後、熱風乾燥装置内を回動
させて乾燥しながら巻き取り、その後に熱処理を施して
染液を染着し、飾糸の外側に染着されない部分を残すこ
とによって糸条側面の部分染糸を得ることもできる。
【0007】更に、偏平テープ状に形成したテープヤー
ンを偏平維持装置内を通過させ、偏平垂直に維持された
テープヤーンの一側側面、即ち下側縁部を染液付着ロー
ラーの外周に形成したV字カット状の案内溝内を走らせ
ると共に、任意に上下させながら連続又は断続的に染液
を付着させた後、熱風乾燥装置内を回動させて乾燥しな
がら巻き取り、その後に熱処理を施して染液を染着する
ことにより糸側面の部分染糸を得ることもできる。
【0008】更にまた、複数の染液タンクから自動制御
装置を用いて各染液量を制御しながら噴射し、噴射ノズ
ルの下方を横断通過する繊維素材の上部側側面に単色又
は混色された染液を連続又は断続的に付着させた後、熱
風乾燥装置内を回動させて乾燥しながら巻き取り、その
後に熱処理を施して染液を染着することにより糸条側面
の部分染糸を得ることもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る糸条側面の部
分染糸の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0010】〔実施例1〕 図1は、本発明に使用される第一の実施例に係る染液付
着乾燥巻取り装置を、また図2は、同じく染液付着乾燥
巻取り装置に構成した染液付着ローラーの側断面図を示
しており、本実施例において用いられる繊維素材は、例
えばチーズ1状に巻回したウール48番双糸を供給繊維
素材Aとした場合によって説明しているが、必ずしも上
記ウール48番双糸に限定されるものでないことは勿論
である。
【0011】この実施の形態における染液付着乾燥巻取
り装置は、ガイド2を介して所定の糸速で通過する供給
繊維素材Aに染液Bを付着させる染液付着ローラー3
と、この染液付着ローラー3の下部に配置され染液Bを
入れた状態の染液皿4と、この染液付着ローラー3の外
周に周回形成した、糸状の太さに接触させることができ
V字カット状の案内溝5(図2参照)部分を染液Bに
浸漬させて染液Bを付着させた後、ガイド6を介して染
液Bを付着させた供給繊維素材Aを任意回数巻きつけて
回動させる回転ドラム7,8と、更にこの供給繊維素材
Aをガイド9を介して巻取りドラム10側に巻き取りな
がら乾燥上がりチーズ11に仕上げる箱型熱風乾燥装置
12と、この箱型熱風乾燥装置12内に熱風を熱風取り
入れ口13を介して送り込む(矢印a)熱風発生装置1
4と、箱型熱風乾燥装置12内を循環した熱風を箱型熱
風乾燥装置12から排気させる(矢印b)熱風吐き出し
口15を具備している。上記ガイド6、回転ドラム7,
8及びガイド9は、この箱型熱風乾燥装置12内に構成
されるものであり、またドラム10は、モーター等の駆
動装置16によって回転力を与えられ、供給繊維素材
を巻き取りながら所定の張力を発生させ、かつ上記染液
付着ローラー3及び回転ドラム7,8を回動させる構造
になっている。また、染液付着ローラー3の案内溝5に
付着した染液Bは、染液付着ローラー3に接する染液付
着コントロール装置17によって必要量に削り取られ、
余分な染液Bが供給繊維素材Aに付着しないようになっ
ている。また、染液付着ローラー3は、一般的にはステ
ンレス材によって構成されているが、材質を変えること
により染液Bの付着量を調整することも可能である。
【0012】即ち、供給繊維素材Aをチーズ1からガイ
ド2を介して染液付着ローラー3の案内溝5上に掛け渡
し、ガイド2部に構成した屈折抵抗発生装置等(図示し
ていない)によって適宜供給繊維素材Aに張力を発生さ
せ、この張力によって生じる摩擦力で上記染液付着ロー
ラー3を回転させ、染液付着コントロール装置17で染
液付着ローラー3の案内溝5に対する染液Bの付着量を
コントロールしながら供給繊維素材Aをこの案内溝5上
に走らせ、その一側側面、即ちV字カット状によって
密接した糸条の側面にのみ染液を付着させる。なお、上
記の屈折抵抗発生装置による抵抗力を適宜変えることに
より染液付着ローラー3に付着する染液量を調整し、ま
た染液Bの濃度に応じた調整が可能になる。染液Bを付
着させた供給繊維素材Aは、ガイド6を介して箱型熱風
乾燥装置12内に離間させて配置構成した回転ドラム7
と回転ドラム8の間に任意の回数を巻き付け、ガイド9
を介して箱型熱風乾燥装置12外に導出し、巻取りドラ
ム10を駆動装置16によって回転させながら巻き付け
て乾燥上がりのチーズ11に仕上げる。
【0013】この乾燥上がりチーズ11は、スチーマー
(図示していない)で例えば98°Cで30分間熱処理
を施すことにより、付着させた染液Bが完全に供給繊維
素材Aに染着される。第3図は、供給繊維素材Aとして
ウール48番双糸を使用した場合の部分染色された糸の
状態を示す断面図であり、線Xで仕切られ図中黒色(染
着される色相は任意である。)で塗り潰した部分の繊維
がそれぞれ染着されて部分染糸として加工されている。
【0014】〔実施例2〕 図4は、供給繊維素材AとしてシェニールヤーンCに染
液を付着させる場合の第二の実施の形態を示す染液付着
乾燥巻取り装置の一部を示しており、上記第一の実施の
形態における染液付着乾燥巻き取り装置の染液付着ロー
ラー3の手前に送風管18を配置した状態を示してい
る。
【0015】本実施の形態において、上記シェニールヤ
ーンCは、例えばアクリルスパン糸48番双糸をS撚
(右撚り)800回で撚糸した2本の芯糸C1及びC2
間におよそ50mm程度にカットしたアクリル長繊維1
50デニール60フィラメント糸等の飾糸C3の中央部
分を挟み、Z撚(左撚り)450回/m程度で撚糸して
成るものである。図面において、送風管18は上記の如
く、ガイド2と染液付着ローラー3間に設置してあり、
その下方から上方へ向けて適宜風量の送風Dを送ること
ができるようになっている。シェニールヤーンCを上記
送風管18内を通過させることによりその飾糸C3の大
半を上方向き約25mm程度に変位させる。送風管18
を通過し、送風Dによって飾糸C3が上方に向いた状態
でシェニールヤーンCを染液付着ローラー3の案内溝5
上を通過させる。このとき染液付着ローラー3の案内溝
5に付着している染液BがシェニールヤーンCの芯糸C
1とC2及び飾糸C3の根本部分C4に付着する。
【0016】染液Bが付着したシェニールヤーンCは、
箱型熱風乾燥装置12内に導入されて乾燥され、第一の
実施例と同様に巻取りドラム(図示していない)によっ
て巻取られ、乾燥上がりチーズに仕上げられる。その
後、スチーマー(図示していない)によって例えば98
°Cで30分程度熱処理を施され、付着した染液Bをシ
ェニールヤーンCに完全に染着させる。
【0017】図5は、染色処理を施した後のシェニール
ヤーンCの断面図であり、芯糸C1,C2及び飾糸C3
の根本部分C4のみが染色され、飾糸C3の外側(先端
側)が染色されない状態で残った状態を示している。な
お乾燥されたチーズをスチーマーにセットする際に、付
着した染液Bが未付着部分滲むことがある。そのため染
液中に水溶性ののりを混合して染液Bにねばりを与える
ことにより滲みの調整をすることができる。
【0018】なお図6は、図1に示す染液付着乾燥巻取
り装置における巻取りドラム10に代えて綛揚巻取り装
置19を構成すると共に、ガイド9と綛揚巻取り装置1
9の間に綛揚用巾振りガイド20を配設したものであ
り、乾燥上がりの供給繊維素材Aを平均した巻き上がり
の綛に仕上げることができるようになっている。また図
7は、図1の箱型熱風乾燥装置12内に構成した回転ド
ラム7,8の構造を示す外観説明図である。
【0019】〔実施例3〕 図8は、供給繊維素材Aとして偏平テープ状のテープヤ
ーンに染液を付着させる場合の第三の実施の形態を示す
染液付着乾燥巻取り装置を示すものであり、テープヤー
ンの片側をガイド2を介し、このガイド2と染液付着ロ
ーラー3との間に配設した偏平維持装置21を通して垂
直に維持し、持ち上げガイド22によって適宜走行部位
においてテープヤーンを適宜上下(矢印E)させ、テー
プヤーンの一側側面、即ち下側縁部が断続的又は継続的
に染液付着ローラー3の案内溝5内を通過するように設
定し、箱型熱風乾燥装置12内に構成したガイド6を経
由して、回転ドラム7と回転ドラム8との間に複数回巻
きつけた状態で回動させ、ガイド9を介して箱型熱風乾
燥装置12外へ導出し、巾振りガイド20によって均一
に綛揚巻取り装置19に巻取らせて綛状にする。
【0020】綛状に巻き取られた乾燥上がりの上記綛束
をスチーマーによって、例えば98°C、30分間程度
熱処理を施し、部分的、断続的に染着させる。図9は、
上記染色方法によって部分的、断続的に染着された供給
繊維素材A、即ちテープヤーンの側面の状態を示すもの
であり、図中斜線を施した部分が染色されている。また
図10は、染色されたテープヤーンの断面を示すもので
あり、染液付着ローラー3の案内溝5内に密接して染液
が付着した下側の側面のみが染色されている。
【0021】〔実施例4〕 図11は、本発明に使用される第四の実施の形態に係る
染液付着乾燥巻取り装置を示すものであり、第一乃至第
三の実施の形態に用いられた染液皿4による染液付着方
法に代えて、複数の色相を有する染液を適宜自動的に供
給繊維素材Aに噴霧し、連続した供給繊維素材Aの側面
に部分的に色相の異なる染色部が現れるように染液を付
着するものである。
【0022】即ち、本実施の形態においては、供給繊維
素材Aとしてアクリル10番単糸を用いた例を示してお
り、ガイド2を介して箱型熱風乾燥装置12側へ走行す
る上記供給繊維素材Aに染料を噴霧させるための染液噴
霧装置を配置してある。この染液噴霧装置は、供給繊維
素材Aをその上部において横断通過させる吸引パイプ2
3と、その上方に構成した噴射ノズル24と、この噴射
ノズル24に色相の異なる複数の染液Bを供給する複数
の染液タンク25によって構成されており、各染液タン
ク25,25…と噴射ノズル24を接続し、この接続系
の途中に配設して噴射ノズル24へ供給される染液Bの
供給量を任意に調整する電磁弁26を自動制御装置(図
示していない)によって適宜動作させ、一又は二以上の
染液を染液溜部24a内に供給すると共に、別に構成し
たコンプレッサー27から上記噴射ノズル24の噴霧口
部24bまで延設し、この噴霧口部24bにおいて開口
するエアーパイプ28の噴射口28aから高圧エアーを
噴射させることにより染液溜部24a内を減圧し、各染
液Bを吸引パイプ23側へ吸引噴霧し、吸引パイプ23
の上部側面に開口した糸通し孔23a,23bを通過す
る供給繊維素材Aの側面に染液Bを付着させる。上記高
圧エアーの噴射量は、エアーパイプ28の途中に配設し
た電磁弁29を適宜開閉させることにより制御するもの
であり、側面に染液を付着された供給繊維素材Aは、糸
通し孔23a,23bを通過して箱型熱風乾燥装置12
内に導かれ、回転ローラー7,8に数回巻付けて適宜回
動させながら乾燥させ、ガイド9を介して巾振りガイド
20を通り、綛揚巻取り装置19に巻き取られる。
【0023】本実施の形態において、複数の染液タンク
25a,25b…にそれぞれ「赤色染液」「黄色染液」
「青色染液」「黒色染液」等を入れておき、例えば供給
繊維素材Aを糸速30m/分で通過させながら、赤色染
液B1を入れた染液タンク25aの電磁弁26aを20
秒間開放して10mの赤色染液を付着させ、また黄色染
液B2を入れた染液タンク25bと青色染液B3を入れ
た染液タンク25cの各電磁弁26bと26cを6秒間
開放して各染液タンク25b,25cから50%ずつの
染液を噴射してグリーンに混色された染液を付着させ、
更に黄色染液B2を60%,赤色染液B1を20%,青
色染液B3を20%ずつそれぞれ40秒間開放して茶色
に混色された染液を付着させ、1mの黒色染液B4を付
着させる場合には黒色染液B4を入れた染液タンク25
dの電磁弁26dを2秒間開放することにより連続した
供給繊維素材Aの側面に色相の異なる複数の着色部を連
続又は断続的に加工することができる。
【0024】上記染液Bの色相の種類や染液数及びそれ
らの組合せ、更に装置として構成すべき染料タンク25
やそれらの接続系の数についても任意に変様して実施す
ることができるものであることは勿論である。なお、供
給繊維素材Aがガイド2、ガイド6を通過中、染液Bを
適宜噴霜させることにより、本実施例では10m赤系、
3mグリーン系、20m茶系、1m黒というように自由
自在に供給繊維素材Aの側面に染液を付着させることが
できるものであり、乾燥され綛状に巻き取られた供給繊
維素材Aをスチーマー(図示していない)にセットし、
およそ98°Cで30分間熱処理を施すことにより、そ
れぞれの色合いが染着されるようになっている。
【0025】〔実施例5〕 図12は、供給繊維素材Aを横編機を用いて編物生地と
した後、その表面に全面プリントを施し、プリント生地
とした後に巻き戻すことにより繊維素材に表面側にあっ
た部分のみに染色したものであり、図面において斜線を
施した部分がプリント生地を巻き戻し、糸条にした状態
において染色された部分を表している。また供給繊維素
材Aにあらかじめ染色した糸を同時に横編機を用いて編
物生地とし、その表面を全面抜染白ぬきした生地とした
後に巻き戻し糸条にすることにより図13に示すような
断面の部分染色糸を得ることもできる。
【0026】
【発明の効果】本発明によって染色加工された繊維素材
は、織物や編み物の原料繊維素材として利用することが
可能であり、例えばシェニールヤーンを織物や編み物に
した場合には、毛の根本は濃く、また毛先が未染着のた
め、深みを帯びた製品面を表現することができると共
に、従来の技術で解決しえなかった問題点を解決するこ
とができるものである。
【0027】また、本発明に係る染液付着乾燥巻取り装
置によれば、連続する繊維素材の片側のみについて連続
又は断続的に染色された糸条を得ることができ、かつ用
意された繊維素材を任意の色合いにスピーディに染色し
てミックス感や高級感を醸成することができる等、本発
明によって得られる効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用される第一の実施の形態に係る染
液付着乾燥巻取り装置を示す説明図である。
【図2】同じくこの染液付着乾燥巻取り装置に構成した
染液付着ローラーの側断面図である。
【図3】第一の実施の形態により得られた染色後の繊維
状束の横断面説明図である。
【図4】本発明の染液付着乾燥巻取り装置の第二の実施
の形態に係り、第一の実施の形態における染液付着乾燥
巻取り装置の染液付着ローラーの手前に送風管を配置し
た状態を示す説明図である。
【図5】第二の実施の形態により得られた染着後のシェ
ニールヤーンの説明図である。
【図6】第二の実施の形態に係る染液付着乾燥巻取り装
置に構成した部分染糸を綛に仕上げる装置の説明図であ
る。
【図7】同じく回転ドラムの外観説明図である。
【図8】本発明の染液付着乾燥巻取り装置の第三の実施
の形態に係り、染液付着コントロール装置系を付加した
状態を示す説明図である。
【図9】第三の実施の形態により染着されたテープヤー
ンの側面図である。
【図10】同じく染着されたテープヤーンの横断面説明
図である。
【図11】本発明に係る第四の実施の形態に関し、繊維
素材の側面に複数の染液を単色又は混色して噴霧付着さ
せるための染液付着乾燥巻取り装置の説明図である。
【図12】編物生地の表面に全面プリントを施した後、
これを巻き戻すことにより繊維素材の側面に部分染色を
施した状態を示す断面説明図である。
【図13】同じく抜染後の編物生地を巻戻して繊維素材
の側面に部分染色を施した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 チーズ 2 ガイド 3 染液付着ローラー 4 染液皿 5 案内溝 6 ガイド 7 回転ドラム 8 回転ドラム 9 ガイド 10 巻取りドラム 11 チーズ 12 箱型熱風乾燥装置 13 熱風取り入れ口 14 熱風発生装置 15 熱風吐き出し口 16 駆動装置 17 染液付着コントロール装置 18 送風管 19 綛揚巻取り装置 20 綛揚用巾振りガイド 23 吸引パイプ 24 噴射ノズル 25 染液タンク 26 電磁弁 27 コンプレッサー 28 エアーパイプ A 供給繊維素材 B 染液 C シェニールヤーン D 送風
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−47185(JP,A) 特開 昭49−2986(JP,A) 特開 昭57−191362(JP,A) 特公 昭48−38357(JP,B2) 特公 昭49−29153(JP,B2) 特公 昭49−26994(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06B 11/00 D02G 3/42 D06P 5/00 D06P 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続する繊維素材の一側側面を連続又は
    断続的に、適宜染料の付着量をコントロールしながら染
    液付着ローラーの外周に形成して糸条の太さに接触させ
    ることができるようにV字カット状に構成した案内溝内
    を走らせ、任意の色合いにスピーディに染液を付着させ
    た後、熱風乾燥装置内を回動させて乾燥上がりチーズに
    仕上げ、更にこのチーズに熱処理を施して染液を染着し
    てなることを特徴とする糸側面の部分染糸。
  2. 【請求項2】 送風管内にシェニールヤーンを通過さ
    せ、このシェニールヤーンの飾糸が上方に向いた状態で
    染液付着ローラーの外周に形成したV字カット状の案内
    溝内を走らせ、シェニールヤーンの根元部分に連続又は
    断続的に染液を付着させた後、熱風乾燥装置内を回動さ
    せて乾燥しながら巻き取り、その後に熱処理を施して染
    液を染着し、飾糸の外側に染着されない部分を残してな
    ることを特徴とする請求項1の糸側面の部分染糸。
  3. 【請求項3】 偏平テープ状に形成したテープヤーンを
    偏平維持装置内を通過させ、偏平垂直に維持されたテー
    プヤーンの一側側面、即ち下側縁部を染液付着ローラー
    の外周に形成したV字カット状の案内溝内を走らせると
    共に、任意に上下させながら連続又は断続的に染液を付
    着させた後、熱風乾燥装置内を回動させて乾燥しながら
    巻き取り、その後に熱処理を施して染液を染着してなる
    ことを特徴とする請求項1の糸側面の部分染糸。
  4. 【請求項4】 複数の染料タンクから自動制御装置を用
    いて各染液量を制御しながら噴射し、噴射ノズルの下方
    を横断通過する繊維素材の上部側側面に単色又は混色さ
    れた染液を連続又は断続的に付着させた後、熱風乾燥装
    置内を回動させて乾燥しながら巻き取り、その後に熱処
    理を施して染液を染着してなることを特徴とする請求項
    1の糸側面の部分染糸。
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