JP3029753U - 浴槽気泡発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、浴槽内で気泡を破裂して超
音波振動波を発生し、水治療法に役立てる装置の提供で
ある。 【構成】 吸水口と、気泡含有水流噴出口と、水圧力ポ
ンプと、オゾン発生装置とを含み、該気泡含有水流噴出
口は、二重管部及び気泡混合室部からなり、二重管部の
外側管は空気吸入口を有する空気吸入ホ−スに接続され
ており、該オゾン発生装置で発生されるオゾンは吸入空
気と合流し、該気泡混合室部は周囲に磁石を有してお
り、ノズルカバ−の前端には遠赤外線セラミックを設け
たことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、浴槽内の水中で発生した気泡を破裂して超音波である振動波を発生 し、その振動を水治療法に役立てる装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

入浴により血行をよくするなどの体に種々の良好な効果を得られることが出来 、超音波等を発生する気泡風呂の場合は更にマッサ−ジ効果を得ることが出来る ことは知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、風呂の効能は、マッサ−ジ効果のみならず、衛生的な温水で体を清潔 にする効果、肌に対する保湿効果、温熱効果など多様なものであり、また浸透圧 その他の作用による風呂の水が人間の肌に及ぼす影響等もある。特に湯が攪拌状 態となる気泡風呂の場合には単位時間あたりに肌に接する湯の量が格段に大きく なるから清潔性がきびしく要求され、単に気泡を生じるだけの風呂は単なるマッ サ−ジ器としても満足がいかず、多数の人が使用するとき及び湯が少しでも古い ときは気持の良い入浴は期待出来ない。また、風呂水が肌にやさしい性質のもの でない場合には、攪拌されている風呂水がさかんに肌にあたる状態では体に対す る良好な効果は薄れてしまう。更に、温熱効果を得るのに、湯の温度を高くする と気泡風呂の場合は体感温度が高くなり、気持ち良く長風呂をすることが出来な い。

【０００４】

【課題を解決する手段】

本考案者は、気泡を生じる際に、その空気中にオゾンを含有させ得るようにす れば、その殺菌効果により衛生的な風呂となり、ノズルの先端に赤外線セラミッ クを設置すれば、水温を熱くしないで温熱効果が得られ、気液混合室の内側にマ グネットを配置させることにより水の軟水化又は肌へのやさしい感触を達成出来 ることに着目して、種々の効果を同時に達成出来、気泡風呂に特有の問題を解決 出来る、既存の浴槽に浸すだけでよい簡便な浴槽気泡発生装置を考案した。 即ち、本考案は、浴槽中の温水を循環、噴出させることにより、浴槽中に気泡 又はオゾン含有気泡を発生させる浴槽と独立した装置であって、 吸水ホ−スの先端に取り付けられた浴槽中の温水中に入れられる吸水口と、二 重ホ−スの先端に取り付けられた浴槽中の温水中に入れられる気泡含有水流噴出 口と、該吸水ホ−スの中間に設けられた水圧力ポンプと、オゾン発生装置とを含 み、 該気泡含有水流噴出口は、一端が水流噴出ノズルをなし他端が吸水ホ−スに接 続された内側管と、該内側管のまわりを囲む空気又はオゾン含有空気を通す外側 管とからなる二重管部、及び該外側管の延長部ノズルカバ−により成形され該水 流噴出ノズルの前方に位置し、気泡又はオゾン含有気泡と水流とを混合し、先端 に噴出口を有する気泡混合室部からなり、 該外側管は空気吸入口を有する空気吸入ホ−スに接続されており、 該オゾン発生装置で発生されるオゾン出口はオゾンが吸入空気と合流するよう に接続されており、 該気泡混合室部は周囲、例えば内壁面に磁石を有しており、 該気泡混合室部の周囲のノズルカバ−の前端の噴出口のまわりには遠赤外線セ ラミックを設けたことを特徴とする装置からなる。

【０００５】

【実施例】

以下本考案を図面で示す。 図１を参照すると、フタを取った装置の１の透視図が示される。本体部分２か らは二重ホ−ス３、吸入水用ホ−ス４が出ており、これらは浴槽の温水中に入れ られる。浴槽中の温水は、ゴミ取りフィルタ−５を有する吸水口６から水圧力ポ ンプ７で加圧されて、勢いよく気泡発生ノズル８から噴出される。中間に本体部 分２内に収納されたオゾン発生装置９を介在させた空気吸入ホ−ス１０からの空 気は、オゾン発生装置９の下流に於て二重ホ−スの外側管内に導入される。オゾ ン発生装置９を作動させている間は、空気中にはオゾンが高濃度で含有され、殺 菌作用を生じることが出来る。

【０００６】 次に気泡発生ノズル８の拡大断面を示す図２を参照すると、オゾン混入空気は 、噴出ノズル１０から勢い良く噴出する乱流の水流に同伴され、混合室１４で気 泡を生じる。外側管の気圧は当然これにより噴出口近くで最も減少するので、空 気吸入ホ−ス１０から吸引される空気も勢いよく供給される。 ノズルカバ−１１の内側はマグネット１２が設けられていて、そこを通過する 水を軟水に変え、温水の肌に与える感触を良くする。ノズルカバ−１１の端面に 設けられている遠赤外線セラミック１３は、湯の温度があまり高くなくても温熱 効果を生じる。

【０００７】

【本考案の効果】

本考案により、既存の浴槽に装置の一部を浸すだけで、気泡風呂に特に要求さ れる機能や要件、即ち清潔性、温熱効果、マッサ−ジ効果、血行改善効果、肌保 湿効果、並びに肌にやさしい感触を与えること等が一度に全部達成出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の透視図。

【図２】本考案の噴出ノズル部分の拡大断面図。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】浴槽中の温水を循環、噴出させることによ
   り、浴槽中に気泡又はオゾン含有気泡を発生させる、浴
   槽と独立した装置であって、 吸水ホ−スの先端に取り付けられた浴槽中の温水中に入
   れられる吸水口と、二重ホ−スの先端に取り付けられた
   浴槽中の温水中に入れられる気泡含有水流噴出口と、該
   吸水ホ−スの中間に設けられた水圧力ポンプと、オゾン
   発生装置とを含み、 該気泡含有水流噴出口は、一端が水流噴出ノズルをなし
   他端が吸水ホ−スに接続された内側管と、該内側管のま
   わりを囲む空気又はオゾン含有空気を通す外側管とから
   なる二重管部、及び該外側管の延長部ノズルカバ−によ
   り成形され該水流噴出ノズルの前方に位置し、気泡又は
   オゾン含有気泡と水流とを混合し、先端に噴出口を有す
   る気泡混合室部からなり、 該外側管は空気吸入口を有する空気吸入ホ−スに接続さ
   れており、 該オゾン発生装置で発生されるオゾン出口はオゾンが吸
   入空気と合流するように接続されており、 該気泡混合室部は周囲に磁石を有しており、 該気泡混合室部の周囲のノズルカバ−の前端の噴出口の
   まわりには遠赤外線セラミックを設けたことを特徴とす
   る装置。