JP3029598B2 - 手術用具 - Google Patents

手術用具

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JP3029598B2
JP3029598B2 JP10072209A JP7220998A JP3029598B2 JP 3029598 B2 JP3029598 B2 JP 3029598B2 JP 10072209 A JP10072209 A JP 10072209A JP 7220998 A JP7220998 A JP 7220998A JP 3029598 B2 JP3029598 B2 JP 3029598B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、手術用具に関す
る。さらに詳しくは、この発明は、内視鏡手術すなわち
微少侵入性手術に際して体腔内への流体注入及び体腔内
からの流体排出に使用されるカニューレすなわちスリー
ブに関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡手術法(「腹腔鏡検査法」と呼ば
れることもある)は、医療界において、様々な手術に対
して漸増的に受け入れられるようになっている。内視鏡
手術においては、一般的に、腹壁に小さい切開部が形成
され、その切開部から光ファイバービューイング装置
(「内視鏡」)が腹腔その他の体腔内へ導入される。ま
た、腹壁にはさらに別の小さい切開部が形成され、その
切開部から組織の切開その他の操作を実施するための手
術器具が導入される。多くの場合、体腔内には炭酸ガス
等の不活性ガスが注入される。これは、十分なスペース
を体腔内に確保し、手術器具を操作し易くするとともに
手術されるべき部位がよく見えるようにするためであ
る。内視鏡手術法は従来の多くの手術に対して好ましい
方法である。その理由は、侵入性が低いため、患者の回
復が早く、しかも、感染率が低いからである。
【0003】内視鏡手術においては、手術部位が体腔内
に隠れた状態で位置しているので、その手術部位に対す
る流体注入及び流体排出は体腔を開いて実施される従来
の切開手術法の場合よりも困難である。切開手術法及び
内視鏡手術法のいずれにおいても、吸引及び注入用のチ
ューブが手術部位まで延ばされ、その一方は流体の吸引
に用いられ、他方は流体の注入に用いられる。注入及び
排出のために二本の専用のチューブを使用することは煩
わしいことである。1987年5 月26日に特許され、本願出
願人に譲渡されたオルグッド(Allgood) の米国特許4,66
8,215 には、内視鏡カニューレすなわちスリーブに挿通
された一本のラインすなわちチューブによって注入及び
排出を達成することのできるバルブ構造が開示されてい
る。同様に、1988年10月11日に特許され、本願出願人に
譲渡されたフライタス(Freitas)の米国特許4,776,840
には、流体注入及び流体排出を同時に実施するための装
置であって、片手で使用することのできる装置が開示さ
れている。しかしながら、一本のチューブが装置から延
び、カニューレすなわちスリーブを通り、手術部位に至
っている。注入及び排出用のチューブは、始めは別々に
分かれていたものであり、内視鏡カニューレすなわちス
リーブ内に合体されて一つにされている。このカニュー
レは切開部を通って導入され、一本のチューブとして機
能し、このチューブを通じて血液その他の流体が手術部
位から吸引排出され、また、このチューブを通じて必要
な流体が手術部位に注入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この手術器具を流体注
入及び流体排出用のカニューレすなわちスリーブ内に邪
魔されることなく挿通するためには、排出及び注入用の
チューブとカニューレとを結合させるのに複雑なバルブ
構造が必要となる。このようなバルブ構造は、通常、ル
ーメンすなわちスリーブに対してほぼ直角に配置された
トランペットバルブの形態をとる。このため、流体注入
及び流体排出に際して、流体や組織の小片が注入及び排
出用の導管の間の渦巻状の通路、バルブ、カニューレ内
の通路を通って移動し、体腔内に導入されたり、体腔外
に排出されたりする。こうした従来のカニューレは、た
とえば、1994年5 月17日に特許され、本願出願人に譲渡
されたフライタスの米国特許5,312,373 やフォン・ベル
グ(Vong Berg) の米国特許4,696,305 に開示されてい
る。さらに、渦巻状の流体通路は一般的に流体力学的特
性が劣るため、詰まりを生じやすい。したがって、手術
に使用される流体注入及び流体排出用のカニューレであ
って、改良型のバルブ構造を備えたカニューレが期待さ
れている。つまり、流体をまっすぐに近い状態で流すこ
とができ、容易に洗浄及び滅菌することができ、さら
に、詰まりを生じにくいカニューレが嘱望されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、手術
に際して体腔内への流体注入及び体腔からの流体排出の
ために使用される改良型の注入及び排出用カニューレす
なわちスリーブを開発することである。この目的は、
求項1に記載された発明のカニューレによって達成され
る。このカニューレは、手術に際して体腔への流体注入
及び体腔からの流体排出に使用されるカニューレであっ
て、管状のスリーブ部材と、スリーブ部材に連通した状
態でスリーブ部材に取り付けられたハウジングと、ハウ
ジング内に形成された第1及び第2の流体ポートと、ハ
ウジング内に形成された器具ポートと、第1及び第2の
流体ポートの一方又は両方を選択的に遮断するバルブ部
材とを有する。ハウジングには凹部が形成され、第1及
び第2の流体ポートはスリーブ部材にほぼ対向した状態
で凹部の周辺に配置されている。器具ポートはスリーブ
部材に対向した状態でスリーブ部材の軸線上に配置され
ている。また、バルブ部材は凹部内に受容され、バルブ
部材は凹部と作用し合ってハウジング内にベンチュリ形
のチャンバを形成する。このベンチュリ形のチャンバは
バルブ部材が操作されたときに第1及び第2の流体ポー
トに対して選択的に連通してこれら流体ポートとスリー
ブ部材との間に流体の流路を選択的に形成するように設
定されている。 上記のように構成されたカニューレによ
れば、第1及び第2の流体ポートとスリーブ部材との間
に形成される流体の流路がほぼまっすぐに延びるため、
流路の流体力学的特性が改良される。すなわち、流体が
まっすぐに近い状態で流されるため、その流れがスムー
ズであり、詰まりが生じにくい。
【0006】この発明の好ましい実施の形態によると、
凹部が円形の凹部であり、バルブ部材は円形の凹部内に
回転可能に受容されている別の実施の形態によると、
ベンチュリ形のチャンバは器具ポート及びスリーブ部材
と連通するように設定され、手術器具をこの器具ポート
からハウジング、バルブ部材及びスリーブ部材を通じて
体腔内へ導入可能にするとともに手術器具がカニューレ
内に配置された状態でのバルブ部材の操作を可能にして
いる。別の実施の形態によると、バルブ部材が一対の突
起部を有し、これらの突起部の間にベンチュリ形のチャ
ンバが形成されている。別の実施の形態によると、第1
及び第2の流体ポートはそれぞれ流体注入ポート及び流
体排出ポートである。ベンチュリ形のチャンバはバルブ
部材が操作されたときにこれらの流体注入ポート及び流
体排出ポートの一方に対して連通するように設定されて
いる。別の実施の形態によると、流体の流路がほぼまっ
すぐになるように第1及び第2の流体ポートが配置され
ている。これにより、流体の流体力学的特性が改良され
る。別の実施の形態によると、ハウジングに支持された
スイッチ部材を有し、このスイッチ部材とバルブ部材と
の相互作用によって流体の流れが選択的に誘起されるよ
うに設定されている。つまり、このスイッチ部材はバル
ブ部材と連動し、カニューレの外部に設置されている装
置(たとえば、注入及び排出用のポンプ)をバルブ部材
の動作に応じて選択的に作動させる。さらに別の実施の
形態によると、流体が漏出しないように流体ポートをシ
ールするためにバルブ部材とハウジングとの間に配置さ
れたシール部材と、流体が漏出しないように器具ポート
をシールするためにハウジングに設けられたシール部材
とがさらに設けられている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を説
明する。図1〜3を参照すると、流体注入及び流体排出
用のカニューレ1が示されている。このカニューレ1は
管状をなすスリーブ部材3を有する。スリーブ部材3は
それに沿って延びる通路すなわちルーメンをその内部に
有している。スリーブ部材3はカニューレ1の一部をな
すものであり、内視鏡手術に際して、体壁に形成された
切開部を通じて体腔内へ導入され、手術部位への流体の
注入及び手術部位からの流体の排出に共される。スリー
ブ部材3はネジでハウジング5に結合されている。ま
た、結合部には、流体の漏出を防止するために、Oリン
グが設けられている(図4)。ハウジング5には、第1
の流体ポート及び第2の流体ポートすなわち流体注入ポ
ート7及び流体排出ポート9が形成されている。これら
の流体ポート7,9はスリーブ部材3を挟んで対向状に
配置されており、また、これらはカニューレ1の長手軸
に対して90゜未満の角度で配置されている。流体注入
ポート7は流体供給(注入)用の注入導管に連結可能に
設定され、流体排出ポート9は減圧装置すなわち吸引
(排出)装置(図示せず)からの排出導管に連結可能に
設定されている。ハウジング5には器具ポート11が設
けられている。器具ポート11はスリーブ部材3に対向
する位置に配置されるとともにスリーブ部材3の軸線上
に配置されている。器具ポート11には従来のリップシ
ール及び外縁シールが設けられている。これらのシール
によって、手術器具の有無に関わらず、器具ポート11
における流体の漏出が防止される。したがって、内視鏡
手術器具51を器具ポート11からハウジング5及びス
リーブ部材3内に挿通し、体腔内に導入することができ
る。その際、カニューレ1を通って流れる吹送ガスが漏
出することはない。
【0008】バルブ部材13がハウジング5に形成され
た円形の凹部15内に回転可能に受容されている。凹部
15は図1〜3において仮想線で指示されている。バル
ブ部材13はハウジング5に形成された円形の凹部15
と作用し合ってベンチュリ形のチャンバ、すなわち、中
央部の幅が周縁部に比べて狭くなっているチャンバを形
成するように設計されている。バルブ部材13は円形の
凹部15及びスリーブ部材3と連通している流体ポート
7,9を選択的に遮断する。バルブ部材13を操作する
ことによって、手術器具51がハウジング5及びスリー
ブ部材3を通って延びているにも関わらず、バルブ部材
13と凹部15とによって形成されたベンチュリ形のチ
ャンバが流体注入ポート7及び流体排出ポート9の一方
又は両方を選択的に遮断する。
【0009】図1〜3には、流体注入及び流体排出用の
カニューレ1の三つの使用状態が示されている。いずれ
の状態においても、内視鏡手術器具51は器具ポート1
1、ハウジング5及びスリーブ部材3を通って延びてい
る。図1においては、流体注入ポート7及び流体排出ポ
ート9の両方がバルブ部材13の整合部によって遮断さ
れている。バルブ部材13の整合部には流体の漏出を防
止するためのシール部材(図6参照)が設けられてい
る。また、上記のように、器具ポート11にはシールが
設けられているので、いずれの状態においても、器具ポ
ート11と手術器具51との間から流体が漏出すること
はない。図2は注入モードを示しており、流体注入ポー
ト7は開状態にあり、流体排出ポート9はバルブ部材1
3によって遮断されている。この状態においては、注入
流体を注入導管(図示せず)から供給し、流体注入ポー
ト7、ハウジング5及びスリーブ部材3を通じて体腔内
へその注入流体を導入することができる。図3は排出モ
ードを示しており、流体排出ポート9は開状態にあり、
流体注入ポート7はバルブ部材13によって遮断されて
いる。この状態においては、減圧力すなわち吸引力を排
出導管(図示せず)から供給し、流体排出ポート9、ハ
ウジング5及びスリーブ部材3を通じて体腔内へその吸
引力を付与することができる。図1〜3に示されている
それぞれの状態はバルブ部材13をハウジング5に対し
て回転することによって達成される。ハウジング5及び
バルブ部材13が上記のような形状を有しているので、
手術器具51がカニューレ1内に存在するか否かに関わ
らず、バルブ部材13を回転させることができる。流体
注入ポート7と流体排出ポート9とがカニューレ1の長
手軸に対して上記のような角度をなして配置されている
ことに加えて、バルブ部材13とハウジング5とによっ
て形成されたベンチュリ形のチャンバが存在するため、
流体が流れる流路が直角に曲がった部分をもたず、ほぼ
まっすぐである。したがって、流体の効率的な流れが促
進され、流体が滞留しにくい。
【0010】図4及び5はバルブ部材13とハウジング
5に形成されている円形の凹部15とがどのように作用
し合うかを示す拡大図である。図に示されているよう
に、バルブ部材13は一対の突起部17を有している。
突起部17はそれらの周縁部によって円が形成されるよ
うに設計されている。好ましくは、これら二つの突起部
17の周縁部によって形成される円の半径は450mmで
ある。図6に明示されているように、突起部17の周縁
部によって形成される円は突起部17の間に形成されて
いる横方向の通路の端部によって分断された不連続な円
である。また、この円はハウジング5に形成されている
円形の凹部15に対応するように設計されている。この
ように構成されたバルブ部材13はハウジング5の円形
の凹部15内に回転可能に組み付けられる。バルブ部材
13がハウジング5の円形の凹部15内に組み付けられ
ると、先に述べたようなベンチュリ形のチャンバが突起
部17の間に形成される。
【0011】図5に示されるように、バルブ部材13に
は環状のショルダ部19が形成されている。そして、こ
のショルダ部19には半径方向に突出する環状突起21
が形成されている。一方、ハウジング5の円形の凹部1
5には対応する環状溝(図示せず)が形成されている。
バルブ部材13がハウジング5の円形の凹部15内に受
容されると、ショルダ部19及び環状突起21が凹部1
5に形成された環状溝に嵌め込まれ、それによって、バ
ルブ部材13が凹部15内に組み付けられる。したがっ
て、バルブ部材13は容易に着脱することができる。ま
た、バルブ部材13にはこのバルブ部材13と円形の凹
部15との間の結合部をシールするためのOリング23
が取り付けられている。このOリング23によって、バ
ルブ部材13と円形の凹部15との間からの流体の漏出
が防止される。
【0012】図6及び7に示されるように、それぞれの
突起部17はテーパ面を有しており、ベンチュリ形のチ
ャンバの流入側端部及び流出側端部が約60゜の角度で
広がるように設定されている。図6に示されるように、
突起部17の周縁部には二つのシール部材25が取り付
けられている。好ましくは、これらのシール部材25は
米国、オハイオ州、アクロンのアドバンスト・エラスト
マー・システムズ(Advanced Elastomer Systems)からサ
ントプレン(Santoprene)という商標名で販売されている
ポリプロピレンエラストマーで形成される。なお、シー
ル部材25はバルブ部材13がハウジング5の円形の凹
部15内に組み込まれたときに圧縮されるような適度な
厚さ(好ましくは1〜2mm)に設定される。図1〜3に
示されているように、シール部材25は、流体注入ポー
ト7及び流体排出ポート9がバルブ部材13の突起部1
7によって遮断されるときに、それらの流体注入ポート
7及び流体排出ポート9をシールできるような位置に配
置されている。バルブ部材13の外面には一対の突起す
なわち耳部が形成されている。これらの耳部は、バルブ
部材13をハウジング5内で操作する場合に、その操作
性を向上させるためのものである。
【0013】図8は上記実施の形態の変形例を示すもの
である。図8に示されている変形例においては、円形の
凹部15内に回転可能に受容されているバルブ部材13
が省略されている。この変形例においては、ハウジング
5内には凹部を有するマイクロスイッチ31が埋め込ま
れている。このマイクロスイッチ31はバルブ部材に形
成されているフランジ部(図1〜3及び6)の下に配置
されている。そして、バルブ部材13が回転されたとき
に、フランジ部によってマイクロスイッチ31が操作さ
れ、吸引装置又は注入装置が作動され、それによって、
流体(吸引流体又は注入流体)の流れが誘起されるよう
に設定されている。このように、この変形例において
は、ハウジング5に対するバルブ部材13に応じて、吸
引装置又は注入装置が自動的に作動される。
【0014】流体注入及び流体排出用のカニューレ1は
従来の手術器具用の材料で形成されている。ハウジング
5、スリーブ部材3及びバルブ部材13は透明又は半透
明のポリカーボネートで形成され、操作中に、手術器具
51やカニューレ1内を流れる流体を目視できるように
なっている。全てのシール部材は従来のシール用材料で
形成され、シール部材25は上記したサントプレンで形
成されている。
【0015】この発明の流体注入及び流体排出用のカニ
ューレには多くの利点がある。主たる利点は、構造が簡
素であり、しかも、可動部材がほとんどないという点で
ある。別の利点は、カニューレ内を流れる流体がほぼま
っすぐに流れ、従来のカニューレにおいて見られた曲が
りくねった流れを生じない。このため、この発明のカニ
ューレは操作性に優れ、洗浄が容易であり、また、詰ま
りを起こしにくい。
【0016】上記の実施例は当業者がこの発明を容易に
実施できるようにその内容を開示した最も好ましい実施
例であり、発明の範囲を制限するものではない。この発
明の範囲は特許請求の範囲の記載によってのみ制限され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による流体注入及び流体排出用のカニ
ューレの部分断面正面図であって、両方の流体ポートが
遮断された状態を示す図である。
【図2】この発明による流体注入及び流体排出用のカニ
ューレの部分断面正面図であって、排出ポートのみが遮
断された状態を示す図である。
【図3】この発明による流体注入及び流体排出用のカニ
ューレの部分断面正面図であって、流体注入ポートのみ
が遮断された状態を示す図である。
【図4】ハウジング部の分解平面図である。
【図5】バルブ部材の部分拡大平面図である。
【図6】バルブ部材の正面図である。
【図7】バルブ部材の側面図である。
【図8】カニューレの変形例を示す部分正面図である。
【符号の説明】
3 スリーブ部材 7 流体注入ポート 9 流体排出ポート 11 器具ポート 13 バルブ部材 15 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−228998(JP,A) 特開 平6−22902(JP,A) 米国特許5244459(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 A61B 1/32 A61B 17/00 - 17/92 A61M 25/00 A61M 27/00 A61M 1/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手術に際して体腔への流体注入及び体腔
    からの流体排出に使用されるカニューレであって、 管状のスリーブ部材と、 スリーブ部材に連通した状態でスリーブ部材に取り付け
    られたハウジングと、 ハウジング内に形成された第1及び第2の流体ポート
    と、ハウジング内に形成された 器具ポートと、第1及び第2の流体ポートの一方又は両方を選択的に遮
    断する バルブ部材と、 を有し、ハウジングには凹部が形成され、第1及び第2
    の流体ポートはスリーブ部材にほぼ対向した状態で凹部
    の周辺に配置され、器具ポートはスリーブ部材に対向し
    た状態でスリーブ部材の軸線上に配置され、バルブ部材
    は凹部内に受容され、バルブ部材は凹部と作用し合って
    ハウジング内にベンチュリ形のチャンバを形成し、この
    ベンチュリ形のチャンバはバルブ部材が操作されたとき
    に第1及び第2の流体ポートに対して選択的に連通して
    これら流体ポートとスリーブ部材との間に流体の流路を
    選択的に形成するように設定されているカニューレ。
  2. 【請求項2】 凹部が円形の凹部であり、バルブ部材は
    円形の凹部内に回転可能に受容されている請求項1に記
    載のカニューレ。
  3. 【請求項3】 ベンチュリ形のチャンバは器具ポート及
    びスリーブ部材と連通するように設定され、手術器具を
    この器具ポートからハウジング、バルブ部材及びスリー
    ブ部材を通じて体腔内へ導入可能にするとともに手術器
    具がカニューレ内に配置された状態でのバルブ部材の操
    作を可能にしている請求項1又は2に記載のカニュー
    レ。
  4. 【請求項4】 バルブ部材が一対の突起部を有し、これ
    らの突起部の間にベンチュリ形のチャンバが形成される
    請求項1から3のいずれか一項に記載のカニューレ。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の流体ポートはそれぞれ流
    体注入ポート及び流体排出ポートであり、ベンチュリ形
    のチャンバはバルブ部材が操作されたときにこれらの流
    体注入ポート及び流体排出ポートの一方に対して連通す
    るように設定されている請求項1から4のいずれか一項
    に記載のカニューレ。
  6. 【請求項6】 流体の流路がほぼまっすぐになるように
    第1及び第2の流体ポートが配置されている請求項1か
    ら5のいずれか一項に記載のカニューレ。
  7. 【請求項7】 ハウジングに設けられたスイッチ部材を
    有し、このスイッチ部材とバルブ部材との相互作用によ
    って流体の流れが選択的に誘起される請求項1から6の
    いずれか一項に記載のカニューレ。
  8. 【請求項8】 流体が漏出しないように流体ポートをシ
    ールするためにバルブ部材とハウジングとの間に配置さ
    れた第1のシール部材と、流体が漏出しないように器具
    ポートをシールするためにハウジングに設けられた第2
    のシール部材とをさらに有する請求項1から7のいずれ
    か一項に記載のカニューレ。
JP10072209A 1997-03-26 1998-03-20 手術用具 Expired - Fee Related JP3029598B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/824849 1997-03-26
US08/824,849 US5925013A (en) 1997-03-26 1997-03-26 Irrigation and evacuation cannula

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Publication Number Publication Date
JPH10305104A JPH10305104A (ja) 1998-11-17
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