JP3029581B2 - 磁気エンコーダ - Google Patents

磁気エンコーダ

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JP3029581B2 JP8324222A JP32422296A JP3029581B2 JP 3029581 B2 JP3029581 B2 JP 3029581B2 JP 8324222 A JP8324222 A JP 8324222A JP 32422296 A JP32422296 A JP 32422296A JP 3029581 B2 JP3029581 B2 JP 3029581B2
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ノギスやマイク
ロメータ等に適用される、相対移動する部材間の磁気的
結合の変化を検出して相対移動量を検出する磁気エンコ
ーダに関する。
【0002】
【従来の技術】相対移動する部材の位置,角度等の検出
を行うエンコーダの一つに、磁気エンコーダがある。磁
気エンコーダは、N極とS極が交互に所定ピッチλで配
列形成された第1部材(例えば着磁スケール)と、この
第1部材に対して相対移動可能に対向配置されて相対移
動に伴う磁界変化を検出する素子が形成された第2部材
とにより構成される。第2部材には例えば、第1〜第4
の磁気抵抗(MR)素子が着磁スケールの磁極配列ピッ
チ(着磁ピッチ)λとの関係で順次λ/4(=90°)
ずつ位相がずれた状態に配置される。
【0003】第2部材上の第1〜第4のMR素子は、例
えば180°位相がずれたもの同士を直列接続したブリ
ッジ回路により変位検知回路が構成される。第1〜第4
のMR素子は、部材の相対移動方向とは直交する長手方
向に着磁されていて、これらに供給される直流電流と着
磁スケールからの水平方向磁界との相互作用により磁化
が回転し、抵抗値が変化する。各MR素子に作用する水
平方向磁界の大きさは、相対移動に応じてピッチλで周
期的に変化し、従って磁化回転角も周期的に変化するこ
とから、ブリッジ出力端には互いに位相が90°ずれた
正弦波状信号が得られる。これらの正弦波状信号を処理
することにより、変位量を求めることができる。
【0004】従来、この種の磁気エンコーダにおいて、
MR素子を形成する基板としては、ガラス基板やセラミ
ック基板が用いられている。一方、MR素子の出力信号
を処理する信号処理回路を集積回路化した場合、この集
積回路とMR素子とを実装する方法として、(a)MR
素子が形成された基板と集積回路が実装された基板とを
フレキシブルプリント(FPC)基板により接続する方
法、(b)MR素子をパターン形成した基板の裏面に集
積回路チップを実装する方法、等が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の実装方
法では、実装寸法が大きくなり、小型のハンドツールを
実現する上で問題がある。MR素子と集積回路とに別々
の基板を用いる(a)の方法に比べ、基板を共通化する
(b)の方が実装密度は高くなるが、それでもMR素子
と集積回路とは別々の領域を占有するため、小型化には
限界がある。また、MR素子が形成された面を基準面と
して着磁スケールに対して所定ギャップで対向させるこ
とが必要であるが、集積回路を実装すると、基準面を正
確に確保することが困難になる。更に、MR素子を着磁
スケールに対向させた場合には、汚染等に対する防護構
造が複雑になる。
【0006】また各相1本ずつのMR素子で構成される
従来の磁気エンコーダでは、着磁ピッチ精度や強度のば
らつき、MR素子の位置や形状,特性等のばらつき等の
影響が大きく、電気的信号処理回路側で正弦波信号の中
心電圧や振幅等の調整が必要である。また、MR素子パ
ターンの損傷や汚染の影響も大きく、安定性,信頼性に
欠ける。更にスケールの着磁ピッチの微細化が進むにつ
れて、その微細な着磁ピッチの中に4個のMR素子を形
成することは難しくなっており、微細加工のために特性
のばらつきは更に大きくなるという問題がある。この発
明は、上記事情を考慮してなされたもので、無調整で所
望の特性を得ること及び消費電力削減が可能であり、ま
たMR素子の微細加工条件を緩和することを可能とした
安定かつ高信頼性の磁気エンコーダを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、N極とS極
を所定ピッチで交互に配列形成してなる第1部材と、こ
の第1部材に対して相対移動可能に対向配置されて相対
移動に伴う第1部材からの磁界変化を検出するための複
数の磁気抵抗素子が配列形成された第2部材とを有する
磁気エンコーダにおいて、前記第2部材は、シリコン基
板に信号処理回路を構成するトランジスタを集積してな
る集積回路チップを有し、この集積回路チップの絶縁層
上に前記複数の磁気抵抗素子及び、これらの磁気抵抗素
子に接続される金属配線が形成されていることを特徴と
している。
【0008】この発明において好ましくは、前記複数の
磁気抵抗素子として、位相が90°ずつずれた4相に対
応する4個の磁気抵抗素子を1セットとして複数セット
の磁気抵抗素子がアレイ配列され、且つ各セット内の同
相の磁気抵抗素子は一つの磁気検知素子として直列接続
されているものとする。この場合具体的に、前記磁気抵
抗素子の配列ピッチPは、前記第1部材の着磁ピッチを
λとして、P=(2N+1)λ/4(但し、N=0,
1,2…)に設定される。またこの発明において好まし
くは、同相の磁気抵抗素子を直列接続して構成される4
相の磁気検知素子は、180°ずれたもの同士を直列接
続してブリッジ回路が構成される。
【0009】この発明によると、位相が90°ずつずれ
た4個のMR素子を1セットとして複数セットのMR素
子をアレイ配列して、各セット内の同相のMR素子を一
つの磁気検知素子として直列接続することにより、着磁
のばらつきやMR素子の形状,特性等のばらつきが平均
化されてその影響が低減される。これにより、出力信号
の中心電圧や振幅を信号処理回路で電気的に調整した
り、或いはトリミング等により抵抗値調整したりする必
要がなくなり、無調整で高S/Nの変位検出が可能にな
る。また、着磁強度の劣化やMR素子パターンの損傷等
の影響や、更には鉄粉等の高透磁率物質による汚染の影
響も軽減されるから、安定で高信頼性の磁気エンコーダ
が得られる。また、磁気検知素子としてのインピーダン
ス増加により磁気エンコーダの消費電力の削減が図られ
る。更に、MR素子の配列ピッチを3λ/4,5λ/4
等に設定することによって、着磁ピッチλが小さくなっ
た場合のMR素子の微細加工条件を緩和することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施例を説明する。図1は、この発明の一実施例に係
るリニアエンコーダとしての磁気エンコーダの構成を示
す。図示のように、第1部材1と第2部材2とが、所定
ギャップをもって矢印で示す方向に相対移動可能に対向
配置される。第1部材1は図5に示すように、N極とS
極とがピッチλをもって配列形成された着磁スケールで
ある。
【0011】第2部材2は、絶縁性基板20により構成
されている。この実施例の場合絶縁性基板20は、例え
ばグリーンシート法により作られる多層セラミック基板
であって、図2の断面図に示すように、内部配線21及
びリード22が形成され、第1部材1に対向する側の面
には凹部23が形成されていて、この凹部に信号処理回
路を構成する集積回路チップ3、その他の部品5が搭載
されている。集積回路チップ3の表面には後述するよう
にMR素子4もパターン形成されており、端子パッドは
例えばボンディングワイヤ31により基板上の配線21
に接続されている。集積回路チップ3が搭載された凹部
23は、基板20の周辺部と同じ面位置になるように樹
脂6で封止されて平坦化されている。
【0012】図3は、集積回路チップ3の要部断面構造
を示している。集積回路チップ3はシリコン基板30に
MOSトランジスタ32等が集積形成され、表面がシリ
コン酸化膜等の絶縁層33で覆われる。この絶縁層33
は好ましくは平坦化技術により表面が平坦になるように
形成されて、その上に第1部材1に対向する複数のMR
素子4がアレイ配列されている。MR素子4はスパッタ
法によるパーマロイ薄膜によりパターン形成される。
【0013】MR素子4のスパッタには数100℃の基
板温度を必要とするため、集積回路チップ3としてAl
等の金属配線まで形成した後にMR素子4のスパッタを
行うことは好ましくない。そのためこの実施例では、集
積回路チップ3の素子間接続を行う金属配線35は、M
R素子4を絶縁層33上にパターン形成した後に形成し
ている。具体的には、MR素子4を形成し、さらにMR
素子4を保護する保護膜34を形成した後に、リソグラ
フィによるコンタクト孔開けを行って金属配線35を形
成している。この金属配線35は集積回路チップ3の素
子間接続と同時に、MR素子4の相互接続及び集積回路
チップ3の素子との接続にも用いられている。
【0014】図4は、この実施例による磁気エンコーダ
の等価回路である。集積回路チップ3はこの実施例の場
合、信号増幅回路301,内挿回路302,計数回路3
03及び演算回路304を含む。この集積回路チップ3
上に配列形成されるMR素子4は、実際には後述するよ
うに4相分4個を1セットとして複数セット設けられる
が、図4では簡単に4個のMR素子4による基本的なブ
リッジ回路構成を示している。4個のMR素子4は、第
1部材1の着磁ピッチλとの関係で位相が0°,90
°,180°,270°の4相であって、これらの互い
に180°位相のずれたもの同士が直列接続されてブリ
ッジが構成され、これにより二つのブリッジ出力端には
互いに90°位相がずれた正弦波状信号が得られること
になる。この二つの正弦波状信号が増幅回路301によ
り増幅され、内挿,計数,演算されて変位が求められる
ことになる。
【0015】全体のシステムは更に、図4に示すよう
に、変位出力を表示する表示器305、電源その他の各
種スイッチ306等を設けて構成される。なお、集積回
路チップ3がシステム回路のどこまでを集積形成するか
については、図4は一例であって、例えば増幅回路30
1のみであってもよい。
【0016】次に、MR素子4のアレイについて説明す
れば、第1部材の着磁ピッチλに対してMR素子ピッチ
Pが、P=(2N+1)λ/4(但し、N=0,1,
2,…)を満たすように配列することが基本であり、9
0°(=λ/4)ずつずれた4相のMR素子を1セット
として、m(≧2)セット配列される。図5は、N=0
の場合について、第2部材2上のMR素子4のアレイと
第1部材1の相対位相関係を示している。各セットの0
°のMR素子a1 ,a2 ,…,am は、図6に示すよう
に直列接続されて電源VDD側のブリッジ片となる一つの
検知素子Aとして、同様に180°のMR素子c1 ,c
2 ,…,cm は直列接続されて接地VSS側のブリッジ片
となる検知素子Cとして用いられ、以下同様に90°の
MR素子b1 ,b2 ,…,bm 、270°のMR素子d
1 ,d2 ,…,dm もそれぞれ直列接続されて検知素子
B,Dとして用いられてブリッジが構成される。
【0017】具体的に例えば、λ=400μm とし、M
R素子アレイのセット数をm=5〜6とすれば、MR素
子アレイの領域は2〜3mmとなる。従って集積回路チッ
プ3はこれだけの領域面積を確保できる大きさに作るこ
とが必要になる。図5は、N=0の場合であるが、N=
1,2の場合は着磁ピッチλとMR素子配列の関係は図
7のようになる。即ち、N=1の場合は、3λ/4ピッ
チ、N=2の場合は5λ/4ピッチとなる。図5から明
らかなように、着磁ピッチλが小さくなった場合には、
Nを大きくとることにより、MR素子の微細加工条件が
緩和される。
【0018】以上のように、mセット設けたMR素子ア
レイの中の同相のMR素子4を直列接続して用いること
により、ブリッジ片のインピーダンスが高いものとな
り、従って電源電圧が同じであれば電流が小さくなり、
消費電力が削減される。また、MR素子4のばらつき
や、第1部材側の着磁ピッチ,着磁強度等のばらつきが
あった場合にもこれが平均化されるから、信号処理の段
階での調整や或いはトリミング等による抵抗値調整も必
要がなくなる。更に、着磁強度の劣化,MR素子パター
ンの損傷、鉄粉等による汚染の影響も軽減されて安定な
特性が得られる。
【0019】図3では、集積回路チップ3の素子である
MOSトランジスタ32と一つのMR素子4の間を接続
する金属配線35を示したが、上述のようにMR素子ア
レイを構成した場合、MR素子間の接続も必要である。
その配線構造例を図8に示す。(a)は平面図であり、
(b)(c)はそれぞれ(a)のA−A′,B−B′断
面である。この例では、図3に示した金属配線35と同
層の金属配線35によって、図5に例示したMR素子ア
レイの同相のMR素子間を接続している。金属配線35
の上は更に保護膜36で覆っている。金属配線35が第
1部材1に対向するMR素子4の上を横切る形になって
いるが、各MR素子4上を同様に横切るため、磁界変化
検出に大きな悪影響はない。
【0020】図9は、MR素子4の相互配線を2層配線
とした例である。破線で示す第1層の横方向配線35a
と、この配線35aとMR素子4間を接続する実線の第
2層の縦方向配線35bとにより、同相のMR素子4を
直列接続する。配線工程は複雑になるが、この様にすれ
ばMR素子4の上を横切ることなく相互接続ができる。
また、縦方向配線35bを例えばMR素子4と同じ磁気
抵抗膜によりMR素子4と同時にパターン形成してこれ
を第1層配線とし、破線で示す横方向配線35aを第2
層配線とすることもできる。この場合には、MR素子4
の他に2層配線を必要とせず、工程は簡単になる。縦方
向配線35bをMR素子4と同じ膜により形成しても、
図示のようにその長さが各MR素子4で等しくなるよう
にすれば、磁界変化検出には支障はない。なお、図9で
は図8と同様に、MR素子間の直列接続配線のみに着目
して示しているが、実際には図6で説明したように、直
列接続により得られる4個の検知素子A,B,C,Dを
用いてブリッジ回路を組む配線が必要である。
【0021】集積回路チップ3の実装構造も種々変形可
能である。例えば図10は、第2部材2としてFPC基
板101を用いた例である。(a)は図示しない第1部
材に対向する側の面であり、(b)は裏面である。MR
素子4が表面に集積形成された集積回路チップ3を、例
えばフリップチップ方式により、FPC基板101の配
線102及び入出力端子103が印刷形成された裏面に
搭載する。この様な実装を行うと、集積回路チップ3及
びMR素子4はFPC基板101を挟んで第1部材に対
向することになり、汚染等に対して回路素子の防護能力
が高いものとなる。
【0022】図10と同様の実装構造は、FPC基板の
他、TAB基板を用いても実現できるし、ガラスエポキ
シ基板,ガラス基板,セラミック基板等を用いても実現
できる。また図11は、図1の実施例とほぼ同様の構造
を、凹部を有しない絶縁性基板20を用いてより簡単に
実施した構造である。この場合、集積回路チップ3を封
止する樹脂6は凸状になる。
【0023】ここまでの実施例は、MR素子アレイを集
積回路チップ上に一体形成する場合を説明したが、この
発明はこれに限られず、信号処理回路とは独立に第2部
材としての絶縁性基板上にMR素子アレイを形成する場
合も含む。その様な一例を図12に示す。(a)は平面
図、(b)はそのA−A′断面図である。この実施例で
は、スルーホール121が予め加工されたセラミック等
の絶縁性基板20を用いて、表面にMR素子4を配列形
成し、裏面にこれらのMR素子4を直列接続する配線1
20を形成している。MR素子4が配列形成された面を
第1部材1に対向する面として、裏面には、図示しない
が集積回路チップを搭載することができる。
【0024】上記実施例では、4相の直列接続されたM
R素子をブリッジ接続する検知回路を説明したが、18
0°位相の異なるMR素子の差動をとる他の検知方式を
採用する場合も同様にこの発明は有効である。
【0025】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、位
相が90°ずつずれた4個のMR素子を1セットとして
複数セットのMR素子をアレイ配列して、各セット内の
同相のMR素子を一つの磁気検知素子として直列接続す
ることにより、無調整で高S/Nの変位検出を可能にす
る共に、汚染や損傷に対して安定であり、また磁気検知
素子としてのインピーダンス増加により消費電力の削減
を図った磁気エンコーダを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る磁気エンコーダの
構成を示す。
【図2】 同実施例の第2部材の断面構造を示す。
【図3】 同実施例の集積回路チップの断面構造を示
す。
【図4】 同実施例の磁気エンコーダの等価回路を示
す。
【図5】 同実施例の第2部材と第1部材の相対位相関
係を示す。
【図6】 同実施例のMR素子接続の等価回路を示す。
【図7】 MR素子アレイの他の配列例を示す。
【図8】 MR素子アレイの相互配線構造を示す。
【図9】 MR素子アレイの相互配線の他の構造を示
す。
【図10】 集積回路チップの他の実装構造例を示す。
【図11】 集積回路チップの他の実装構造例を示す。
【図12】 他の実施例のMR素子アレイの構造を示
す。
【符号の説明】
1…第1部材、2…第2部材、3…集積回路チップ、4
…MR素子、6…樹脂、20…絶縁性基板、21…配
線、22…リード、23…凹部、30…シリコン基板、
32…MOSトランジスタ、33…絶縁層、34…保護
層。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N極とS極を所定ピッチで交互に配列形
    成してなる第1部材と、この第1部材に対して相対移動
    可能に対向配置されて相対移動に伴う第1部材からの磁
    界変化を検出するための複数の磁気抵抗素子が配列形成
    された第2部材とを有する磁気エンコーダにおいて、 前記第2部材は、シリコン基板に信号処理回路を構成す
    るトランジスタを集積してなる集積回路チップを有し、
    この集積回路チップの絶縁層上に前記複数の磁気抵抗素
    子及び、これらの磁気抵抗素子に接続される金属配線が
    形成されていることを特徴とする磁気エンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記複数の磁気抵抗素子として、位相が
    90°ずつずれた4相に対応する4個の磁気抵抗素子を
    1セットとして複数セットの磁気抵抗素子がアレイ配列
    され、且つ各セット内の同相の磁気抵抗素子は一つの磁
    気検知素子として直列接続されていることを特徴とする
    請求項1記載の磁気エンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記磁気抵抗素子の配列ピッチPは、前
    記第1部材の着磁ピッチをλとして、P=(2N+1)
    λ/4(但し、N=0,1,2…)に設定されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の磁気エンコーダ。
  4. 【請求項4】 同相の磁気抵抗素子を直列接続して構成
    される4相の磁気検知素子は、180°ずれたもの同士
    を直列接続してブリッジ回路が構成されることを特徴と
    する請求項2記載の磁気エンコーダ。
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