JP3029533U

JP3029533U - 男性用ブリーフ

Info

Publication number: JP3029533U
Application number: JP1996003714U
Authority: JP
Inventors: 昭早川
Original assignee: 昭早川
Priority date: 1996-03-27
Filing date: 1996-03-27
Publication date: 1996-10-01
Anticipated expiration: 2002-03-27

Abstract

(57)【要約】【課題】本考案は衣料の技術分野に属し、男性用下着
衣料たるブリーフの内部にさらに別の内装着布を設ける
ことにより、男性器の安定と肌面との密着性を向上させ
る。【解決手段】本考案は、当該ブリーフの内部に従来のセ
ンターラインの一定部位に開口部を設け、且つ、上下の
各々の一定部位をブリーフ本体と縫合せしめる、内装着
布を設けることにより、問題点を解決している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、従来の汎用パンツと同様に、男性の下腹部に着用して用いる男性用ブリーフに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のブリーフは、その前面及び内部は、ほぼ同様の平面状となっていた。しかし、これでは男性器の収納状態を考慮すると安定せず圧迫感を有していた。

【０００３】また、本体のパンツと直接に男性器が接触するため、発汗時や運動時等に全体として極めて汚れがはやく、不衛生であった。

【０００４】更に、従来よりある男性用下着いわゆるパンツは、ブリーフの他トランクスもあるが、このトランクスに関すると男性器に接触する内部面の空間があるのは良いが、該空間が過大であるため男性器自体が定まりを持たず、ズボン等より上から圧迫された時に不具合な状態で締め付けられことが、多く見受けられた。

【０００５】なお、該トランクスは空間保持が過大なため、肌面との接触が少なく感じるため下着と肌との密着が感じられないという欠点があった。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記の種々の欠点を克服又は軽減解消すべく、男性用下着衣料たるブリーフの内部にさらに別の内装着布を設けることにより、従来の課題を解決するものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案は、当該ブリーフの内部に従来のセンターラインの一定部位に開口部を設け、且つ、上下の各々の一定部位をブリーフ本体と縫合せしめる、内装着布を設けることにより、問題点を解決している。

【０００８】

【考案の実施の形態】

男性用下着衣料たるブリーフの内部に縦のセンターラインの一定部位に開口部を設け、且つ、上下の各々の一定部位をブリーフ本体と縫合した、内装着布を設けることにより、男性器の安定と肌面との密着性が向上する。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案につき添付図面に基づき実施例を延べる。（１）「図１」は、本考案のブリーフを正面から捉えたものである。一見、従来の汎用ブリーフの如くであるが、本考案の特徴は内装着布３を設けることにある。即ち、男性器の収納状態を考察するに、従来のブリーフはブリーフ内部に何ら特徴がないが、本考案によれば内装着布３の開口部４から外側のブリーフ布との間に男性器シンボルである陰茎部（以下単に、陰茎部という）を陰茎部収納部位５に収置することになる。（２）内装着布３は「図２」に示される。即ち、内装着布３のうち縫合部位３Ｃ、３Ｄの部分が各々ブリーフ本体１と縫合される。また縫合部位３Ａ、３Ｂの部分は、本考案の趣旨よりブリーフ本体１とは縫合されない。

【００１０】縫合部位３Ａ、３Ｂに各々示す点線部分は単に当該布３自体を左右から対称に縫合していることを示している。また該開口部４は、その字句からして開口される。

【００１１】なお、縫合部位３Ａから該開口部４を経て縫合部位３Ｂに至るラインの位置は陰茎部収置の用途からして、当然にセンターラインである。さらに、当該布３の左右両端は、上述の趣旨から鑑みブリーフ本体１とは縫合されない。該縫合部位３Ａ、３Ｂ、該開口部４の各々の縦の長さは男性器の収納が安定し、圧迫されない程度に適宜に定めればよい。

【００１２】また、当該布３の左右幅も同様にブリーフ本体１の大きさに合わせ装着すればよいことから、必ずしも「図１」及び「図２」中の如く、当該布３が突出している必要はない。従って、考案的外観を考慮し全く突出しないものとしても本考案に包含される。

【００１３】

【考案の効果】

（１）本考案のブリーフは、以上より男性器が極めて安定的に収置できるため、通常歩行時は無論の事、運動時であっても快適性を保つことができる。（２）また、汎用ブリーフの着用時を考慮した際、男性器からの発汗により極めて不衛生、且つ不健康であったところ本考案によれば、ブリーフ本体と内装着布との間に隙間を設けることになるから、男性器がベトつかず、且つ衛生を保つことができる。さらに、小便の際であっても、従来のブリーフと何ら変わることなくできるから全く不便なところがない。しかも圧迫感を感じることも全くない。よって本考案に係るブリーフは、従来のトランクスやブリーフと比べ密着性を有しつつ極めて衛生的、且つ健康的であると共に安定収置できるため、スポーツマンはもとより一般人の場合であってもその効果は絶大であり、衣料産業に著しい波及効果を及ぼすものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るブリーフの正面図である。

【図２】本考案のブリーフを裏返した際の正面図で
ある。

【図３】図１のＡ−Ａ線縦断面図である。

【図４】本考案のブリーフの平面図である。

【符号の説明】

１：ブリーフ本体３Ａ：縫合部位２：脚挿入部３Ｂ：縫合部位３：内装着布３Ｃ：縫合部位４：開口部３Ｄ：縫合部位５：陰茎部収納部位

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】男性用下着衣料たるブリーフの内部に、
縦のセンターラインの一定部位に開口部を設け、且つ、
上下の各々の一定部位をブリーフ本体と縫合した内装着
布を設けて成る男性用ブリーフ。