JP3029360B2 - 自動車用白線検出装置 - Google Patents

自動車用白線検出装置

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JP3029360B2
JP3029360B2 JP5119551A JP11955193A JP3029360B2 JP 3029360 B2 JP3029360 B2 JP 3029360B2 JP 5119551 A JP5119551 A JP 5119551A JP 11955193 A JP11955193 A JP 11955193A JP 3029360 B2 JP3029360 B2 JP 3029360B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像処理により道路上
の白線を検出する自動車用白線検出装置に関し、特に信
頼性の高い白線近似直線が得られる自動車用白線検出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車線追従状態を認識するため
に走行車両から道路上の白線を検出する自動車用白線検
出装置は良く知られており、例えば特開昭63−214
900号公報等に記載されている。
【0003】図8は従来の自動車用白線検出装置の一例
である白線逸脱警報装置を示すブロック図である。図に
おいて、40は車両に搭載されて車両の前方を撮影する
画像入力手段(ビデオカメラや赤外線カメラなど)、4
1は画像入力手段40により取り込まれた画像データを
処理して白線部を抽出する白線認識手段、42は白線認
識手段41により抽出された白線データに基づいて自車
両が走行レーンを逸脱していることを判定する車線逸脱
判定手段、43は車線逸脱判定手段42の判定結果を受
けて駆動される警報手段である。
【0004】図8の白線逸脱警報装置において、まず、
画像入力手段40から装置に取り込まれた画像データ
は、白線認識手段41により処理され、これにより、画
像データ中に含まれる白線部が抽出される。続いて、車
線逸脱判定手段42は、白線データに基づいて自車両が
走行レーンを逸脱しているか、又は、逸脱しつつあるか
等を判定する。最後に、警報手段43は、車線逸脱判定
手段42の判定結果を受けて、運転者に音声やランプ点
灯等で報知するようになっている。
【0005】尚、白線認識手段41において実行される
処理については、種々提案されており、例えば、道路部
と白線部との間に輝度差があることを利用して、所定の
しきい値で2値化したり、輝度差の変化率(即ち、輝度
信号)を微分する等の処理を実行し、白線の候補点を抽
出して白線近似直線の演算を行う。このような白線認識
処理は、例えば、特開平3−273498号公報に参照
されるように、公知の技術である。
【0006】以下、図9のフローチャート及び図10の
説明図を参照しながら、従来の白線認識手段41の処理
動作について更に具体的に説明する。図9は白線認識手
段41において実行される白線認識処理フロー20の一
例を示し、図10は車両前方にビデオカメラを取付けた
場合に得られる画像及びその画像の処理過程の一例を示
す。
【0007】まず、車両前方のビデオカメラから、例え
ば図10(a)のような画像が得られたとする。図10
(a)において、cは道路上の汚れ点である。図10
(a)の画像に対し、白線認識処理20(図9)内の水
平方向微分処理21を実行すると、白線や先行車両等、
画面上で垂直線分を持つものが抽出される。
【0008】続いて、低レベルカット処理22を実行し
て微小ノイズを除去した後、最大点又は極大点の抽出に
基づく白線候補点抽出処理23を実行し、輝度差の大き
い点を白線候補点Pとして抽出する。これらの処理21
〜23による白線候補点Pの抽出結果を表わすと、図1
0(b)のようになる。図10(b)において、3cは
汚れ点cに対応して抽出された候補点である。
【0009】図10(b)から明らかなように、通常、
道路面の白線候補点Pは領域30及び32に集中してお
り、先行車両や背景の候補点P′は白線候補点Pの位置
より画面上部の領域31に集中する。
【0010】そこで、白線候補点Pのみを抽出処理する
ために、図10(c)のように、白線認識処理20を実
行する領域33〜35を限定して分割する手法が用いら
れ、処理領域33、34及び35のそれぞれについて、
上記処理21〜23を実行する。これにより、図10
(d)内の33a、35a〜35cように、白線候補点
Pのみを含む領域が得られる。
【0011】従って、図10(d)の各領域33a、3
5a〜35c内の白線候補点Pのデータに基づいて、白
線認識処理(図9)内の近似直線演算処理24を実行す
ることにより、図10(e)のように、白線を近似した
直線36〜39及び3Aを認識することができる。尚、
図10(e)内の白線近似直線36〜39及び3Aに
は、後述するように、ノイズによる直線も含まれてい
る。
【0012】図10(e)のような白線近似直線36〜
39及び3Aは、例えば「画像認識論(コロナ社)」の
第71頁に参照されるように、公知の最小2乗法により
容易に求められる。しかしながら、実際の走行車両から
得られる画面においては、図10(a)から明らかなよ
うに、白線の途切れやガードレール及び隣車線等が存在
するため、白線とノイズとの区別が困難な点が画像デー
タとして入力される場合が多い。
【0013】例えば、図10(a)の画像例では、領域
33内に道路の汚れ点cがあり、領域35内に白線の途
切れがあるうえ、道路とガードレールとの継ぎ目が映っ
ている。従って、白線認識処理フロー20を実行して最
小2乗法を適用した場合、得られる近似直線は、図10
(e)のように、実際の走行車線の白線に対応した直線
36及び39の他に、汚れ点cに起因する直線37、白
線の途切れに起因する直線38及びガードレールに起因
する直線3A等が得られてしまい、白線近似直線が実際
の白線と異なる結果になってしまう場面が多発してい
た。
【0014】そこで、図10(e)中の近似直線のう
ち、実際の白線に対応する直線36及び39を抽出する
ために、前回までの白線認識結果や常識的な白線角度範
囲等を考慮しながら選別することも考えられるが、余分
な機能を追加する必要があるうえ、十分な信頼性を得る
ことはできない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動車用白線検
出装置は以上のように、汚れ点cの存在のみならず、隣
車線、道路とガードレールとの継ぎ目又は白線の途切れ
部分等の影響により、実際の白線の直線36及び39と
演算結果とが大きくずれてしまい、近似直線に基づく白
線認識の信頼性を低下させるという問題点があった。
【0016】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、白線に対応した近似直線を求
める際に、白線候補点として抽出された点列について、
基準線の対して各2点間線分の成す角度の度数分布を求
め、度数分布に基づいて白線に対応した最適な角度を選
択し、余分な機能を追加しなくても信頼性の高い白線の
近似直線が得られる自動車用白線検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る自動車用白線認識装置は、車両に搭載されて車両の前
方を撮影するビデオカメラと、ビデオカメラにより撮影
された画像信号を画像データとして記憶する画像メモリ
と、画像データを演算処理して車両の走行車線上の白線
を認識するCPUとを備え、CPUは、画像データに基
づいて白線候補点を抽出する白線候補点抽出手段と、抽
出された白線候補点のうちの各2点間線分の基準線に対
する角度の度数分布を求める2点間角度度数分布演算手
段と、度数分布に基づいて白線の近似直線を決定する近
似直線決定手段とを有し、近似直線決定手段は、2点間
線分の角度の度数分布における分布形状に基づいて白線
の基準線に対する実角度を推定し、度数分布のもとの白
線候補点の中から推定された実角度の根拠となる候補点
を、白線に含まれる実候補点として抽出すると共に、実
角度及び実候補点に基づいて白線の近似直線を決定する
ものである。
【0018】又、この発明の請求項2に係る自動車用白
線認識装置は、請求項1において、近似直線決定手段
は、2点間線分の角度の度数分布における分布形状に基
づいて度数が最大となる2点間線分の角度を実角度と
して推定し、推定された前記実角度に基づいて各候補点
を抽出し、それぞれ、実角度及び実候補点とするもので
ある。
【0019】又、この発明の請求項3に係る自動車用白
線認識装置は、請求項1において、近似直線決定手段
は、2点間線分の角度の度数分布における分布形状に基
づいて度数が極大となる2点間線分の角度を実角度と
して推定し、推定された前記実角度に基づいて各候補点
を抽出し、それぞれ、実角度及び実候補点とするもので
ある。
【0020】又、この発明の請求項4に係る自動車用白
線認識装置は、請求項1において、2点間角度度数分布
演算手段は、所定領域内にある白線候補点に対して2点
間線分の角度の度数分布を求めるものである。
【0021】又、この発明の請求項5に係る自動車用白
線認識装置は、請求項1において、2点間角度度数分布
演算手段は、前回に検出された白線の近似直線の周辺領
域内にある白線候補点に対して2点間線分の角度の度数
分布を求めるものである。
【0022】又、この発明の請求項6に係る自動車用白
線認識装置は、請求項1において、近似直線決定手段
は、抽出された近似直線の角度が複数存在する場合に、
近似直線角度の中から、前回検出した白線の近似直線の
実角度に最も近い近似直線角度及び最も近い近似直線角
度を有する2点間線分の候補点を抽出し、それぞれ、実
角度及び実候補点とするものである。
【0023】
【作用】この発明の請求項1においては、ガードレール
や隣車線など、白線に類似した直線性のあるノイズを含
む画面であっても、複数の白線候補点の中からノイズを
除いて、実際の白線(直線)を形成する確率の高い候補
点を抽出し、白線候補点として抽出された点列を用いて
精度良く白線の直線近似式を求め、各2点間線分の基準
線に対して成す角度を2点間角度として求め、これら2
点間角度の度数分布に基づいて最適角度を選択して白線
の近似直線を求めることにより、白線の近似直線とノイ
ズ点との区別、即ち自車両の走行車線(白線)と白線以
外の直線との区別が可能となり、白線認識の信頼性が向
上する。即ち、白線が直線である場合、直線上の任意の
2点を結んだ線分が垂直方向の線と同一角度を成すこと
に着目して候補点を抽出する。具体的には、候補点の集
合の任意の2点を結ぶ線分すべての角度分布を求め、分
布が集中する付近に実際の白線が存在するものと推定す
る。このとき、候補点のばらつきを考慮して、分布作成
時にスケール角度(幅)をもたせて、例えば、5°刻み
で、0〜5°、5°〜10°、・・・の幅に上記角度が
属する線分の個数(度数)をカウントして分布(候補点
の抽出に用いられる角度の度数分布)を作成する。
【0024】又、この発明の請求項2においては、2点
間線分の角度の度数分布における分布形状に基づいて、
度数が最大となる2点間線分の角度を白線に関する実角
度として推定すると共に、このとき最大値を形成してい
2点間線分の候補点を白線に関する実候補点として抽
出し、最適な角度の白線近似直線の演算を可能にする。
ここで、最大値は一意に求められる。 実際の路面近傍の
映像において直線を形成するものが白線のみであれば、
度数分布は、白線の実際の角度付近に集中するので、度
数分布において最も個数の多いスケール角度に実際の白
線の角度も含まれる。従って、度数分布中の最大値を持
つスケール角度を求めれば、そのスケール角度の範囲内
に実際の白線の角度が存在すると推定できる。 さらに、
スケール角度にカウントされた線分を構成する候補点を
抽出することにより、実際の白線とは無関係の候補点
(ノイズ)が除外されて、角度を正確に求めることがで
きるので、抽出された候補点だけを用いて白線の直線近
似式を求めれば、精度の高い近似式を求めることができ
る。
【0025】又、この発明の請求項3においては、2点
間線分の角度の度数分布における分布形状に基づいて、
度数が極大となる2点間線分の角度を白線に関する実角
度として推定すると共に、このとき極大値を形成してい
2点間線分の候補点を白線に関する実候補点として抽
出し、最適な角度の白線近似直線の演算を可能にする。
ここで、極大値は複数存在し得る。 即ち、直線を形成す
るものが白線以外に存在する場合には、線分が集中する
角度も複数存在するので、度数分布の分布形状の山(極
大値)は複数存在することになる。白線はこれらの極大
値のうちの1つを形成する要因であり、極大値のうちの
最大ものが最大値となり、極大値が1つの場合には極大
値と最大値とが一致する。また、極大値が複数存在する
場合にも、最大値の場合と同様に、極大値を形成する候
補点を各々抽出する。 これにより、直線を形成するもの
が複数存在する場合にも、それらを構成する候補点を分
離して抽出することができるので、各々について直線近
似式を求めれば、精度の高い近似式を求めることができ
る。
【0026】又、この発明の請求項4においては、所定
領域内にある白線候補点に対してのみ2点間角度の度数
分布を求め、不要な度数分布の演算を省略する。
【0027】又、この発明の請求項5においては、前回
に検出された白線の近似直線の周辺領域内にある白線候
補点に対してのみ2点間角度の度数分布を求め、不要な
度数分布の演算を省略すると共に、白線近似直線の誤演
算を抑制する。
【0028】又、この発明の請求項6においては、抽出
された近似直線角度が複数存在する場合に、近似直線角
度の中から、前回検出した白線近似直線の実角度に最も
近い近似直線角度を白線に関する実角度として抽出する
と共に、このときの近似直線角度を有する2点間線分の
各候補点を白線に関する実候補点として抽出し、白線近
似直線の誤演算を抑制する。
【0029】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。尚、各図において同一符号は同一部分を示し、こ
の発明の実施例1における白線認識処理の概略フローは
図9と同様である。又、この発明の実施例1において、
カメラにより撮影される自車両走行中の画面例は図10
(a)に示した通りであり、以下の説明では、前述と同
様に、図10(a)の画像に基づいて、図9の白線認識
処理20を、図10(b)〜(e)のように行うものと
する。
【0030】図1はこの発明の実施例1の構成を示すブ
ロック図、図2及び図3はこの発明の実施例1による近
似直線処理24(図9参照)の概略フローを示すフロー
チャート、図4は白線候補点Pk(n=1、2、…、
n)のうちの2点Pi及びPj間の角度θijを示す説
明図、図5は角度分布データを格納するための角度表の
メモリマップを示す説明図、図6及び図7はこの発明の
実施例1による最大度数サーチ手法を説明するための度
数分布図である。
【0031】図1において、10は車両に搭載されて車
両の前方を撮影するビデオカメラ、11はビデオカメラ
10からの映像信号を画像データGとして記憶する画像
メモリ、12は画像メモリ11内に格納された画像デー
タGに対して画像演算処理を実行して白線近似直線Lを
求めるCPU12である。
【0032】ビデオカメラ10は図8内の画像入力手段
40に対応し、画像メモリ11及びCPU12は、図8
内の白線認識手段41に対応している。又、ここでは、
図示しないが、CPU12の演算により得られた白線近
似直線Lは、図8のように、車線逸脱判定機能42及び
警報手段43等に導入されてもよい。
【0033】CPU12は、画像データGから白線候補
点Pkを抽出する白線候補点抽出手段13と、抽出され
た白線候補点Pkのうちの各2点間線分の基準線(例え
ば、後述する垂直線)に対して成す角度を2点間角度θ
として求め且つ各2点間角度θの度数Nを度数分布Nθ
として求める2点間角度度数分布演算手段14と、演算
された度数分布Nθにおける分布形状に基づいて白線
の基準線に対して成す実角度THDを推定し、白線候補
点の中から、推定された実角度THDに基づいて、白線
に含まれる実候補点Ptを抽出すると共に、実角度TH
D及び実候補点Ptに基づいて白線候補となる近似直線
Lを決定する近似直線決定手段15とを有する。
【0034】次に、図2〜図7並びに図9及び図10を
参照しながら、図1に示したこの発明の実施例1の動作
について説明する。尚、CPU12での白線認識のため
の概略フローは図9の通りであり、又、白線認識処理2
0を実行する領域を図10(c)のように限定し且つ分
割する手法を用いるものとする。
【0035】従って、白線候補点抽出手段13は、白線
認識処理20のうちの、水平方向微分処理21、低レベ
ルカット処理22及び白線候補点抽出処理23を実行
し、2点間角度度数分布演算手段14及び近似直線決定
手段15は、近似直線演算処理24を実行する。
【0036】前述のように、図10(c)のような手法
は、処理領域として、画面全体から白線が存在しない画
面上部を省き、各領域33、34及び35のように小さ
く設定する。従って、処理時間を短縮することができる
と共に、前方走行車両等の白線以外のノイズ点を最初か
ら除去することができ、白線認識の信頼性がある程度向
上する。
【0037】又、各領域33、34及び35を限定する
代わりに、前回検出した白線の近似直線の周辺部のみに
限定しても、前述の理由により、処理時間の短縮及び白
線以外のノイズ点の低減の効果が得られる。しかし、こ
の発明の実施例1では、処理領域33、34及び35に
対して、図9の白線認識処理20を実行するものとして
説明する。
【0038】まず、図9の白線認識処理20において、
水平方向微分処理21により水平エッジ成分を抽出し、
低レベルカット処理22により微小ノイズを除去した
後、極大点抽出処理23により最大点又は極大点を抽出
して白線候補点列{Pk(k=1、2、…n)}を得
る。
【0039】以上の処理はCPU12内の白線候補点抽
出手段13により実行され、図10(a)の入力画像に
対して各処理21〜23を施すことにより、前述と同様
に、図10(d)の結果が得られる。次に、2点間角度
度数分布演算手段14及び近似直線決定手段15により
実行される直線近似処理24(図2及び図3)の処理フ
ローについて説明する。
【0040】まず、2点間角度度数分布演算手段14
は、目標とする白線が画面下部に現れることに着目し、
所定の位置及び大きさを有する処理領域33、34及び
35のそれぞれに対して角度度数分布処理51を実行
し、白線候補点Pkの2点(Pi及びPj)間の角度θ
ijの度数分布Nθを求める。
【0041】ここで、角度度数分布処理51により求め
られる2点間角度θijとは、図4のように、白線候補
点列{Pk}に対して任意の2点Pi及びPjを選んだ
ときの、垂直線(基準線)61に対する2点Pi及びP
j間の成す角度θijのことである。
【0042】2点間角度θijは、例えば、正負符号を
無視して、常に2点間の角度θijを垂直線(即ち、画
面のY軸)61と成す角度として正規化し、0°〜18
0゜の範囲で設定されてもよいし、又は、0°を中心と
して、―90°〜90゜の範囲で設定されてもよい。
【0043】又、2点間角度度数分布処理51において
度数分布Nθを作成するために、メモリマップとして、
図5のような角度表が用いられる。図5において、縦軸
はスケール角度(0°、5°、…180°)であり、ス
ケール角度は、度数をカウントするときの範囲を意味す
る。また、図5において、横軸は点列Pkの各2点間角
度θijがスケール角度の各範囲に含まれるデータ数d
(1)〜d(m)であり、()内の数が度数を表してい
る。マトリクス状の各メモリスペース内には、各スケー
ル角度範囲内に含まれる2点間角度θijのデータが格
納される。
【0044】図5においては、スケール角度の単位を5
°としており、例えば、スケール角度0°は、角度範囲
0゜〜5°を意味する。ここでは、白線候補点列Pkの
2点対(P1、P2)の成す角度θ12と、2点対(P
2、P3)の成す角度θ23が0°〜5°の範囲に入っ
ており、そのデータが格納されている。同様に、スケー
ル角度5°は、角度範囲5゜〜10°を意味する。ここ
では、2点対(P1、P4)の成す角度θ14と、2点
対(P2、P5)の成す角度θ25が5°〜10°の範
囲に入っており、そのデータが格納されている。この場
合に、各スケール角度0°及び5°に対するデータ数即
ち度数Nは「2」である。即ち、スケール角度の各行に
は、その角度範囲に入る角度θijのデータが格納さ
れ、そのデータ数が度数Nとなる。
【0045】次に、2点間角度度数分布演算手段14
は、角度度数分布処理51によって作成された角度表
(図5)に基づいて、図2内の最大度数サーチ処理52
aを実行して最大度数MAXDを検索する。これによ
り、図6のように、最大度数MAXDを検索するための
度数分布図が求められる。
【0046】又、図2の最大度数サーチ処理52aと同
時に、図3のフローチャートに従って極大度数サーチ処
理52bを実行すると、最大度数及び極大度数を有する
場合は、図7のように最大度数MAXD1及び極大度数
MAXD2を検索可能な度数分布図が求められる。
【0047】図6において、横軸は2点間角度θに対応
するスケール角度、縦軸は度数Nである。図6は、例え
ば図10(c)内の処理領域33において、図10
(d)内の白線領域33a内の候補点Pと孤立したノイ
ズ点3cとの2点間角度の度数分布を求める場合の度数
分布図を示している。
【0048】図6の場合、最大度数MAXDとなるスケ
ール角度THDは、極大度数となるスケール角度と同一
である。この場合、角度表(図5)の中のスケール角度
の2点間角度列{θij}と、そのときの2点対の
点列{(Pi、Pj)}及びデータ数とを抽出すること
により、実際の白線に対応した近似直線36の実角度T
HDのみを推定することができる。従って、例えば、図
10(d)に示すような白線領域33aに含まれないノ
イズ点3cは、データ数少ないスケール角度に含まれ
るので、ノイズとして排除される。
【0049】一方、図7において、THD1は最大度数
MAXD1となるスケール角度、THD2は極大度数M
AXD2となるスケール角度である。図7は、図10
(c)内の処理領域35において、隣車線とガードレー
ルとの境界線や途切れのある白線等に対応した領域35
a及び35b(図10(d)参照)に対して角度度数分
布処理51を実施した場合の度数分布図である。
【0050】この場合、図10(d)のように、処理領
域35内にもともと白線領域35a及び35bの2つの
角度を持つと考えられ、最大度数サーチ処理52a(図
3)において上記と同等の処理を実施すれば、例えば、
ガードレール又は白線に対応したデータ個数の多い白線
領域35a又は35bに対してスケール角度THD1が
選択される。
【0051】スケール角度THD1がガードレールに対
応した白線領域35aの傾き角度の場合、これは明らか
に認識を誤った例であるが、最大度数サーチ処理52a
で得られる角度THD1は、従来例の最小2乗法による
近似直線39(図10(e)参照)の傾きと異なる。な
ぜなら、最大度数サーチ処理52aにおいては、白線領
域35aと35bとを区別して、それぞれの領域内35
a及び35bにある候補点を用いて最大度数スケール角
度THD1を演算しているからある。
【0052】従って、最大度数サーチ処理52aにおい
ては、適用するシステムに応じて、例えば、前回検出し
た白線の近傍35cにある白線候補点を選択して処理す
るアルゴリズムなどの候補点選択機能を追加することに
より、ガードレールに起因する白線領域35a内の候補
点を除去することが可能であり、白線領域35bに対応
する角度THD2の検出も可能である。
【0053】このように、おおよその角度を推定し、推
定した角度に基づいて候補点を抽出してから、それらの
候補点を用いて近似直線を得ることにより、ガードレー
ル等の周囲直線部の影響を抑制することができる。又、
たとえガードレールを誤検出したとしても、ガードレー
ル角度が白線角度とほぼ同一角度であるから近似直線の
ズレは最小限に抑制することができる。近似直線を求め
る場合の例については、後述する。
【0054】この結果、最小2乗法演算のような白線領
域35aと35bとの中間的な位置にある近似直線を選
択する回数を大幅に減らすことができ、従来例と比べて
高い信頼性を得ることができる。又、極大度数サーチ処
理52bにより上記と同じ画面を処理して図7の度数分
布形状が得られた場合、図5と同様の角度表の中から、
最大度数スケール角度THD1と、極大度数スケール角
度THD2に対応する項の角度列θijと、そのときの
対の点列Pi及びPjを抽出すればよい。
【0055】図7のように、度数分布形状が複数の極大
点(この例では、最大度数MAXD1に対応したスケー
ル角度THD1及び極大度数MAXD2に対応したスケ
ール角度THD2)を持つ場合は、前述したように、例
えば図10(d)内の処理領域35のように白線領域3
5aと35bの2つの角度を持つと考えられる。
【0056】従って、図3内の極大度数サーチ処理52
bにおいて、角度表の中からスケール角度THD1及び
THD2に対応する項の角度列と、これらの角度列の各
2点対の点列を抽出すればよい。ここで、前回検出した
近似直線の角度に近い方を選択して処理するアルゴリズ
ム等の複数の角度の中から最適な角度を選択する角度選
択機能を付加することにより、白線以外に起因する角度
を除去することができるので、更に信頼性の高い角度デ
ータが得られる。
【0057】このように、最大度数サーチ処理52a及
び極大度数サーチ処理52bを実行することにより、図
5の角度表の中から白線の角度候補とその範囲内の角度
列及びそのときの2点対である点列を選択することがで
きる。その後、上記結果を基に、角度及び点設定処理5
3により、白線の近似直線の傾き角度θ0及び近似直線
の通る点の座標P0を決定する。
【0058】例えば、各サーチ処理52a及び52bで
選択された角度列を{θij}、そのときの2点対の点
列Pqを{(Pi、Pj)}、その2点対の点列数をM
とすれば、白線の近似直線の傾き角度θ0及び近似直線
の通る点の座標P0は、下式(1)及び(2)により求
めることができる。
【0059】θ0=Σθij/M …(1) P0=ΣPq/(2M)…(2)
【0060】(1)式から得られた角度θ0は実角度θ
tとして設定され、(2)式から得られた座標P0に基
づいて実候補点Ptが設定される。こうして、実角度T
HD(THD1、THD2)及びこれに対応する実候補
点Ptに基づいて、傾き角度θ0及び座標P0を有する
白線候補の近似直線Lを決定することができる。極大度
数サーチ処理52bの場合、この実施例1では、検出し
た複数の近似直線の中から最も画面中央部に位置する直
線を選択する。
【0061】上記の最大度数サーチ(直線近似)処理5
2aを図10(a)の画像に対して実施して得られる近
似直線は、図10(e)内の近似直線36及び39であ
り、極大度数サーチ処理52bにより得られる近似直線
は、図10(e)内の近似直線36、39及び3aであ
る。
【0062】以上、この発明の実施例1で説明したよう
に、白線候補点Pkの各2点間角度θijの度数分布N
θの最大度数MAXD及びMAXD1と、極大度数MA
XD2とから近似直線を求める手法によれば、図10
(e)において道路の汚れ点c等による候補点3cのよ
うなノイズがあっても何ら影響されない。
【0063】従って、従来の最小2乗法に比べて信頼性
の高い白線近似直線が得られ、又、極大度数サーチ処理
52bを実施した場合は、隣車線やガードレールなど、
走行車線の白線とそれ以外の直線とを分離して検出する
ことが可能なため、更に信頼性の高い白線候補の近似直
線Lが得られる。
【0064】実施例2.尚、上記実施例1では、最大度
数サーチ処理52a及び極大度数サーチ処理52bを実
行する場合を示したが、いずれか一方の処理52a又は
52bのみを実行してもよい。
【0065】実施例3.又、処理領域を図10(c)の
ように3つの領域33〜35に分割したが、その分割の
仕方について何ら規定するものではない。又、ビデオカ
メラ10の取付位置やその用途に応じて、分割が不要で
あれば、分割しなくてもよい。
【0066】実施例4.又、極大度数サーチ処理52b
による直線近似の場合、検出した複数の近似直線の内か
らどれを選択するかについても、図10(c)の手法に
よらず、前回の白線近似直線に最も近距離に位置するも
のを選択する手法等、他の手法を用いてもよい。
【0067】実施例5.又、近似直線Lの角度θ0と座
標点P0を決定する手法は、上式(1)及び(2)に限
定されることはない。
【0068】実施例6.更に、最大度数サーチ処理52
a又は極大度数サーチ処理52bによる手法以外に、角
度度数分布の形状によって選択された角度表のデータに
基づいて求める手法であれば良い。
【0069】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、車両に搭載されて車両の前方を撮影するビデオカメ
ラと、ビデオカメラにより撮影された画像信号を画像デ
ータとして記憶する画像メモリと、画像データを演算処
理して車両の走行車線上の白線を認識するCPUとを備
え、CPUは、画像データに基づいて白線候補点を抽出
する白線候補点抽出手段と、抽出された白線候補点のう
ちの各2点間線分の基準線に対する角度の度数分布を求
める2点間角度度数分布演算手段と、度数分布に基づい
白線の近似直線を決定する近似直線決定手段とを有
し、近似直線決定手段は、2点間線分の角度の度数分布
における分布形状に基づいて白線の基準線に対する実角
度を推定し、度数分布のもとの白線候補点の中から推定
された実角度の根拠となる候補点を、白線に含まれる実
候補点として抽出すると共に、実角度及び実候補点に基
づいて白線の近似直線を決定するようにしたので、走行
車線の白線近似直線とノイズ点及び白線以外の直線との
区別が可能となり、白線認識の信頼性を向上させた自動
車用白線検出装置が得られる効果がある。
【0070】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、近似直線決定手段は、2点間線分の角度の
度数分布における分布形状に基づいて度数が最大とな
る2点間線分の角度を実角度として推定し、推定された
前記実角度に基づいて各候補点を抽出し、それぞれ、実
角度及び実候補点とすることにより、最適な角度の白線
近似直線の演算を可能にしたので、走行車線の白線近似
直線とノイズ点及び白線以外の直線との区別が可能とな
り、白線認識の信頼性を向上させた自動車用白線検出装
置が得られる効果がある。
【0071】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1において、近似直線決定手段は、2点間線分の角度の
度数分布における分布形状に基づいて度数が極大とな
る2点間線分の角度を実角度として推定し、推定された
前記実角度に基づいて各候補点を抽出し、それぞれ、実
角度及び実候補点とすることにより、最適な角度の白線
近似直線の演算を可能にしたので、走行車線の白線近似
直線とノイズ点及び白線以外の直線との区別が可能とな
り、白線認識の信頼性を向上させた自動車用白線検出装
置が得られる効果がある。
【0072】又、この発明の請求項4によれば、請求項
1において、2点間角度度数分布演算手段は、所定領域
内にある白線候補点に対して2点間線分の角度の度数分
布を求めることにより、不要な度数分布の演算を省略し
たので、走行車線の白線近似直線とノイズ点及び白線以
外の直線との区別が可能となり、白線認識の信頼性を向
上させた自動車用白線検出装置が得られる効果がある。
【0073】又、この発明の請求項5によれば、請求項
1において、2点間角度度数分布演算手段は、前回に検
出された白線の近似直線の周辺領域内にある白線候補点
に対して2点間線分の角度の度数分布を求めることによ
り、白線近似直線の誤演算を抑制したので、走行車線の
白線近似直線とノイズ点及び白線以外の直線との区別が
可能となり、白線認識の信頼性を向上させた自動車用白
線検出装置が得られる効果がある。
【0074】又、この発明の請求項6によれば、請求項
1において、近似直線決定手段は、抽出された近似直線
角度が複数存在する場合に、近似直線角度の中から、前
回検出した白線の近似直線の実角度に最も近い近似直線
角度及び最も近い近似直線角度を有する2点間線分の候
補点を抽出し、それぞれ、実角度及び実候補点とするこ
とにより、白線近似直線の誤演算を抑制したので、走行
車線の白線近似直線とノイズ点及び白線以外の直線との
区別が可能となり、白線認識の信頼性を向上させた自動
車用白線検出装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の概略構成を示すブロック
図である。
【図2】この発明の実施例1による最大度数サーチに基
づく直線近似処理の概略を示すフローチャートである。
【図3】この発明の実施例1による極大度数サーチに基
づく直線近似処理の概略を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施例1により抽出される2点間角
度を示す説明図である。
【図5】この発明の実施例1により抽出された2点間角
度の度数分布を求めるためのメモリマップを示す説明図
である。
【図6】この発明の実施例1により抽出された2点間角
度の度数分布形状の一例を示す角度度数分布図である。
【図7】この発明の実施例1により抽出された2点間角
度の度数分布形状の他の例を示す角度度数分布図であ
る。
【図8】一般的な自動車用白線検出装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図9】一般的な自動車用白線検出装置の白線認識処理
の概略を示すフローチャートである。
【図10】一般的な自動車用白線検出装置による白線認
識のための画像処理動作を示す説明図であり、(a)は
ビデオカメラによって撮影される走行車両の前方画面
例、(b)は前方画面(a)から抽出される白線候補
点、(c)は白線抽出処理を軽減するために限定された
処理領域、(d)は各処理領域(c)に対応して得られ
る白線領域、(e)は白線認識処理の結果として得られ
る近似直線をそれぞれ示す。
【符号の説明】
10 ビデオカメラ 11 画像メモリ 12 CPU 13 白線候補点抽出手段 14 2点間角度度数分布演算手段 15 近似直線決定手段 20 白線認識処理 23 白線候補点抽出処理 24 近似直線演算処理 33〜35 処理領域 36、39 白線近似直線 51 角度度数分布処理 52a 最大度数サーチ処理 52b 極大度数サーチ処理 53 角度及び点決定処理 61 基準線 G 画像データ L 近似直線 N 度数 Nθ 度数分布 P 白線候補点 THD 最大度数角度 THD1 最大度数角度 THD2 極大度数角度 θij 2点間角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/00 - 1/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されて前記車両の前方を撮影
    するビデオカメラと、 前記ビデオカメラにより撮影された画像信号を画像デー
    タとして記憶する画像メモリと、 前記画像メモリに記憶された画像データを演算処理して
    前記車両の走行車線上の白線を認識するCPUとを備え
    た自動車用白線検出装置において、 前記CPUは、 前記画像データに基づいて白線候補点を抽出する白線候
    補点抽出手段と、 抽出された前記白線候補点のうちの各2点間線分の基準
    線に対する角度の度数分布を求める2点間角度度数分布
    演算手段と、 前記度数分布に基づいて前記白線の近似直線を決定する
    近似直線決定手段とを有し、 前記近似直線決定手段は、前記2点間線分の角度の度数
    分布における分布形状に基づいて前記白線の基準線に対
    する実角度を推定し、前記度数分布のもとの白線候補点
    の中から推定された前記実角度の根拠となる候補点を、
    前記白線に含まれる実候補点として抽出すると共に、前
    記実角度及び前記実候補点に基づいて前記白線の近似直
    線を決定する ことを特徴とする自動車用白線検出装置。
  2. 【請求項2】 前記近似直線決定手段は、前記2点間線
    分の角度の度数分布における分布形状に基づいて度数
    が最大となる前記2点間線分の角度を実角度として推定
    し、推定された前記実角度に基づいて各候補点を抽出
    し、それぞれ、前記実角度及び前記実候補点とすること
    を特徴とする請求項1の自動車用白線検出装置。
  3. 【請求項3】 前記近似直線決定手段は、前記2点間線
    分の角度の度数分布における分布形状に基づいて度数
    が極大となる前記2点間線分の角度を実角度として推定
    し、推定された前記実角度に基づいて各候補点を抽出
    し、それぞれ、前記実角度及び前記実候補点とすること
    を特徴とする請求項1の自動車用白線検出装置。
  4. 【請求項4】 前記2点間角度度数分布演算手段は、所
    定領域内にある白線候補点に対して前記2点間線分の角
    度の度数分布を求めることを特徴とする請求項1の自動
    車用白線検出装置。
  5. 【請求項5】 前記2点間角度度数分布演算手段は、前
    回に検出された前記白線の近似直線の周辺領域内にある
    白線候補点に対して前記2点間線分の角度の度数分布を
    求めることを特徴とする請求項1の自動車用白線検出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記近似直線決定手段は、抽出された近
    似直線の角度が複数存在する場合に、前記近似直線角度
    の中から、前回検出した前記白線の近似直線の実角度に
    最も近い近似直線角度及び前記最も近い近似直線角度を
    有する2点間線分の候補点を抽出し、それぞれ、前記実
    角度及び前記実候補点とすることを特徴とする請求項1
    の自動車用白線検出装置。
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