JP3029290B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3029290B2
JP3029290B2 JP2325898A JP32589890A JP3029290B2 JP 3029290 B2 JP3029290 B2 JP 3029290B2 JP 2325898 A JP2325898 A JP 2325898A JP 32589890 A JP32589890 A JP 32589890A JP 3029290 B2 JP3029290 B2 JP 3029290B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は画像処理装置に関し、特に、多値画像を2値
化して画像を形成するための画像処理装置に関する。
[従来の技術] コンピユータ等からページ記述言語、即ち、PDL(ペ
ージ・デイスクリプシヨン・ランゲージ)のデータや、
多値画像データを受信し、2値画像を形成するプリンタ
として、第9図に示すように構成されるものが考えられ
る。図示するように、ホストコンピユータ112からイン
ターフエース11及び外部インターフエース回路106を介
して送られてきたPDLデータ,多値イメージデータは一
旦RAM103内のバツフアに保存された後、ROM102に記憶さ
れた処理手順に従つて、CPU101によつて2値画像データ
に展開され、2値画像メモリ107に書き込まれる。110は
CPUバスである。
一方、画像形成部108は、例えば電子写真方式の白黒
プリンタであり、2値画像メモリ107から読み出された
画像信号153に基づいて画像形成を行う。アドレス発生
部109は画像形成部108からの同期信号151に基づいて、
2値画像メモリ107からの読み出しアドレス(アドレス
信号152)を発生させる。
第10図はホストコンピユータから送られてきたPDLデ
ータ,多値イメージデータをCPU101が2値画像データに
展開する手順を示したものである。まず、PDLデータ
(ア)は、文字,図形イメージが言語で記述されている
ため、それを多値画像データ(ウ)に展開する(イ)。
この展開された多値画像データ及びホストコンピユータ
から送られた多値画像データは、次に、2値化処理
(エ)により、各画素につき2値のデータに変換され、
2値画像データとなる(オ)。この2値化の手法として
は、デイザ法や誤差拡散法,平均濃度保存法等の手法が
ある。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記従来例では、画像形成部として出
力素子に濃度バラツキのある方式、例えば、インクジエ
ツト方式を用いたものを使用すると、濃度ムラが発生す
るという欠点があつた。
第11A図はインクジエツト方式におけるプリントヘツ
ド119の概略構成を示したものである。インクタンク123
より供給されるインクは、吐出制御部121の制御により
各ノズル120から吐出され、紙等の出力媒体に印字され
る。本従来例の場合、ノズルの数は128とし、各ノズル
ごとに吐出,非吐出が制御される。
第11B図は、このプリントヘツド119を用いた用紙124
へのプリント方法を示したものである。プリントヘツド
119は、125に示すように用紙24のX方向(主走査方向)
に移動しながら、Y方向(副走査方向)に128画素の幅
で印字を行う。次に、126に示すように、Y方向に128画
素移動して同様に印字を行う。
第11C図は、プリントヘツド119の各ノズルと、そのノ
ズルから吐出された用紙上のインクの平均濃度(相対
値)の関係をグラフ化した一例である。各ノズル間で
は、吐出制御部のバラツキ、及び温度のかたより、ノズ
ルの角度のバラツキ等により、第11C図に示すように、
ノズル番号によつて、ある範囲内の平均濃度に差がでて
しまうことがある。このバラツキは、ノズル番号をnと
し、平均濃度(相対値)をdとすると、次式(1)の様
に表される。即ち、 d=f(n) …(1) として表わすことができる。
このように、ノズル間で濃度バラツキがあると、用紙
124に均一濃度を印字しようとしても、第11D図に示すよ
うに、128画素の周期を持つた濃度バラツキが発生し、
画像を劣化させてしまう。この濃度バラツキは画像が均
一濃度の時、顕著となるが、通常の画像にも影響を与え
る。
かかる濃度バラツキを補正する方法として、2値化デ
ータに対して、ノズル間の濃度バラツキを補正する方法
が考えられる。しようとしても、データが2値(0また
は1)のため、110%の濃度アツプというような補正は
行えなくなる。
一方、展開された多値画像データを多値の状態でメモ
リに記憶し、読み出して記憶する際に、バラツキ補正を
行い2値化する方法をとると、メモリの記憶容量が膨大
なものになり、装置のコストが大幅に増加する。
本発明は、上述した従来例の欠点に鑑みてなされたも
のであり、その目的をするところは、画像形成素子の特
性に応じて画像形成でき、しかも容量を節約することが
できる画像処理装置を提供する点にある。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明
に係る画像処理装置は、ページ記述言語により記述され
たデータを多値画像データに展開する展開手段と、前記
展開手段で展開した多値画像データを変調する変調手段
と、前記変調手段で変調した多値画像データを2値化す
る2値化手段と、前記2値化手段で得た2値化画像デー
タを記憶する記憶手段と、前記記憶手段で記憶した2値
化画像データに基づいて画像形成を行う画像形成手段へ
該2値化画像データを転送する転送手段とを備えること
を特徴とする。
[作用] かかる構成によれば、展開手段はページ記述言語によ
り記述されたデータを多値画像データに展開し、変調手
段は展開手段で展開した多値画像データを変調し、2値
化手段は変調手段で変調した多値画像データを2値化
し、記憶手段は2値化手段で得た2値化画像データを記
憶し、転送手段は記憶手段で記憶した2値化画像データ
に基づいて画像形成を行う画像形成手段へ2値化画像デ
ータを転送する。
[実施例] 以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施例を
詳細に説明する。
(第1の実施例) 第1図は本発明の第1の実施例における白黒PDL対応
のプリンタを示すブロツク図である。同図において、50
は本実施例のプリンタを示し、1は本装置全体を制御す
るCPUを示し、2はCPU1が動作するための第4図のフロ
ーチヤートに従うプログラム等を格納したROMを示し、
3は各種プログラムのワークエリアとして用いるRAMを
示している。4はフオントROM、5はデイザパターンRO
M、6は外部インタフエース、7は2値画像メモリ、8
は画像形成部、9はアドレス発生部、11はインタフエー
ス、10はCPUバス、51は同期信号、52はアドレス信号、5
3は画像信号をそれぞれ示し、以上の4〜11,51〜53は、
第9図の104〜111及び151〜153に対応しており、これら
は同様のため、説明を省略する。
特に、従来と異なる構成として、54で示される画像形
成素子特性RAMがあり、これはバツテリによりバツクア
ツプされ、操作部55からのマニユアルによる数値入力ま
たは不図示の読取り装置により所定の印字パターンを読
み込むことにより入力される画像形成素子間のバラツキ
特性を記憶する。
動作として、図示するように、ホストコンピユータ12
からインターフエース11,外部インターフエース回路6
を介して送られてきたポストスクリプト等のPDLデータ
(PDLコマンド)は、一旦RAM3内のバツフアに保存され
た後、CPU1によつて2値画像データに展開され、2値画
像メモリ7に書き込まれる。
一方、画像形成部8は、第11A図〜第11D図に示す方
式,特性を持つインクジエツト方式の一種であるBJ(バ
ブル・ジエツト)方式の白黒プリンタであり、2値画像
メモリ7から読み出された画像信号53に基づいて画像形
成を行う。アドレス発生部9は画像形成部8からの同期
信号に基づいて2値画像メモリ7からの読みだしアドレ
スを発生させる。
第2図はホストコンピユータから送られてきたPDLデ
ータをCPU1が2値画像データに展開する手順を示す図で
ある。PDLデータの一例として、米・Adobe社、提唱のポ
スト・スクリプト言語で記述されたデータがある。
まず、ホストコンピユータから供給されるPDLデータ
(A)は文字,図形,イメージが言語で記述されている
ため、PDLインタプリタプログラムにより、フオントROM
5内のフオントデータ等を用いて、多値画像データに展
開される(B)。これにより、各画素が多値の濃度値で
表わされている形式となり(C)、これを各画素が印字
される点の座標(x,y)に対し、その濃度値をDATA1(x,
y)という式で表わすことができる。
次に、多値画像データは出力素子特性を補正される
(D)。即ち、本実施例で使用しているBJ方式のプリン
タヘツドが、第11A図〜第11D図に示す方式、及び特性を
もつているとすると、ノズルごとの濃度バラツキ特性d
=f(n)を補正する。バラツキ特性は、人間による数
値入力又は、不図示の読取り装置により、印字パターン
を読み込むことにより入力され、バツテリによりバツク
アツプされた画像形成素子特性RAM54に保持される。
各画素(x,y)に対し、その画素がどのノズルで印字
されるかは、座標値により一意に決定でき、本実施例の
場合、画素(x,y)は(y mod 128)番目のノズルで
印字される。modは余りを得る演算である。このため、
多値画像データDATA1(x,y)を次式(2)のように補正
する。即ち、 となる。このようにして、平均濃度の低いノズルで印字
されるデータを、前もつて増加させておくことにより補
正する。また、この時の画像データは多値(例えば8bit
の場合、0〜255で表わされる)のため、110%の増加と
いつた細かな補正が行える。
次に、(E)でデイザパターンROM5内のデイザパター
ンを参照しつつ(G)、デイザ法により2値化を行い、
その結果を2値画像データメモリ7に書き込む(F)。
以上の処理をPDLデータが複数存在する場合には、そ
のコマンド数の分だけ繰り返す。2値化された画像デー
タは順次上書きされ、最終的にすべてのコマンドが展開
された時点で2値画像が完成する。このようなPDLの展
開方法を用いることにより、メモリ要領を大幅に削減す
ることができる。
第3図は第1の実施例で使用するデイザマトリツクス
の一例を示す図である。デイザ法については、一般的な
2値化手法のため、詳述しないが、第3図に示すように
デイザパターンマトリクスTH(xx,yy)の各データをし
きい値として多値画像を2値化する。即ち、補正された
多値画像データDATA2(x,y)に対し、2値画像データDA
TA3(x,y)は、次式(3),(4)の様に表される。即
ち、 DATA2(x,y)<TH(x mod 8),(y mod 8)の場合、 DATA2(x,y)=0 …(3) DATA2(x,y)≧TH(x mod 8),(y mod 8)の場合、 DATA3(x,y)=1 …(4) となる。
以上のようなPDLデータから2値画像データへの展開
は、1画像形成単位分の全PDLデータをRAM3のバツフア
に格納して、それを全て多値画像データに変換し、次に
2値画像データに変換を行う。このように全PDLデータ
をホストコンピユータからRAM3に供給した後に展開を順
次行うことにより、ホストコンピユータの開放を早期に
実現することができる。即ち、ここでは1画面分のデー
タを1画像形成単位として処理を行う。
なお、RAM3のバツフアメモリ節約のため、PDLデータ
ごとに、ホストコンピユータからの転送、展開を行つて
も良い。即ち、PDLデータをいくつかまとめて、それを
1単位として、(A)〜(F)の処理を行つても良い。
例えば第11B図の主走査方向の1スキヤン分(25−1,
…)を1画像形成単位として処理を行うこともできる。
第4図は第1の実施例におけるCPU1により実行される
プログラムの概略を説明するフローチヤートである。
まず、CPU1は、ホストコンピユータから送られてきた
PDLデータを受け取り、RAM3内のバツフアに入れる(ス
テツプS1)。次に、ステツプS102〜S106でPDLデータを
第2図に示した手順で2値画像データに展開し、2値画
像メモリに書き込む。すなわち、CPU1は、ステツプS102
において、まずPDLデータを1画素あたり多値の多値デ
ータに展開し、ステツプS103で出力素子特性の補正処理
を行う。次のステツプS4において、CPU1は、ステツプS1
03で得た補正データをデイザ法等により2値化処理し、
続くステツプS105で2値画像メモリに書き込む。
本実施例では、これらの処理は全てCPU1によりソフト
処理で行われる。但し、これらの処理の一部または全部
をハード的に行つてもよい。また、全てのPDLデータを
一括して処理する代わりに、小さな単位ごとにステツプ
S102〜S105を繰り返すようにすれば、中間データの量が
少なくて済む。
また、本実施例では、プリントに必要な全てのPDLデ
ータを受信してから展開を行つているが、これも所定の
単位でPDLデータを受け取り、その単位毎に処理しても
良い。この場合、ホストコンピユータを待たせる時間が
発生するが、RAM3内のバツフアの量が少なくて済むとい
う利点がある。
再び、第4図の説明に戻り、すべててのPDLデータの
展開が終了したら、ステツプS107でプリント動作が行わ
れ、本動作はステツプS1へ戻る。
以上説明したように、第1の実施例によれば、多値画
像を2値画像に変換する際に、画像形成素子の特性を補
正するデータ変調処理を行うことにより、コストを上げ
ることなく、多値画像の段階で画像形成素子の特性の補
正が行える。この結果、例えば、濃度バラツキの少ない
良好な出力画像を得ることができるという効果がある。
しかも、2値画像データ用のメモリが、少なくとも1
画像形成単位分あれば良いので、メモリ容量を大幅に削
減することができる。なお、ここで1画像形成単位と
は、例えばページプリンタであれば、1ページ分、第11
B図のような像形成のためのスキヤンを行うプリンタで
あれば、1スキヤン分の量のことをいう。
(第2の実施例) 第5図は本発明の第2の実施例におけるカラー多値画
像を扱うプリンタの構成を示すブロツク図である。以下
の説明では、第1の実施例と同じ構成の説明を省き、異
なる構成を中心に説明する。
第1の実施例と異なるのは、第1に、ホストコンピユ
ータ12から送られてくるデータがカラー多値画像である
こと、そして第2に、画像形成部8がシアン(C),マ
ゼンタ(M),イエロー(Y),ブラツク(K)の4色
の色成分画像の重ね合わせにより、カラー画像を形成す
るBJ方式のカラープリンタ50′であること、の2点であ
る。それにともない、2値画像メモリ7もC,M,Y,K用の
7−1〜7−4の4つに分かれている。また、後述する
ように、第2の実施例における出力素子特性の補正処理
においては、デイザパターンROM5の他に、出力素子特性
補正済みのデイザパターンを保持するデイザパターンRA
M55を持つ。このデイザパターンRAM55は、CPU1の作業用
RAMであるRAM3に含まれてもよく、また、デイザパター
ンROM5,フオントROM4もCPU1のプログラムが入つている
プログラムROM2に含まれても良い。
第6図は、第2の実施例において、ホストコンピユー
タから送られてきたカラー多値画像をCPU1がCMとKの2
値画像データに展開する手順を示した図である。
まず、ホストコンピユータから送られてきたカラー多
値画像がレツド(R),グリーン(G),ブルー(B)
の各データから構成されるRGB多値画像である場合
(a)、RGBデータ(輝度)からCMYKデータ(濃度)へ
の変換を行う(b)。但し、ホストコンピユータから送
られてきたデータがCMYKデータであるときには(c)、
この処理(b)は省略される。このCMYKデータ(濃度
値)は各画素の座標値(x,y)及び、色成分(Color)で
表すと、DATA1(Color,x,y)となる。
次に、(d)でデイザ法により2値化を行う。ただ
し、使用するデイザパターンは第1の実施例と異なり、
出力素子特性補正済のデイザパターンを使用する
(f)。この出力素子特性補正済のデイザパターンの作
り方について説明する。まず、標準的なデイザパターン
を,次式(5)で表すと、 TH(xx,yy) 0≦xx,yy≦8 …(5) となり、補正済デイザパターンMTH(xxx,yyy)は次式
(6)のようにして作る。即ち、 MTH(xxx,yyy)=TH((xxx mod 8),(yyy mod 8))×f
(yyy) 0≦xxx≦8 o≦yyy≦128 …(6) となる。補正済デイザパターンMTHは、平均濃度の低い
部分に対応するデイザパターン中のスレツシヨルド値を
下げてしまうことにより、補正を行うものである。この
ようにして、作られた補正済のデイザパターンは補正済
デイザパターン用RAM55に書き込まれる。
このようにして作られた補正済デイザパターンを用い
て17で2値化処理されたデータは、同時に出力素子特性
も補正されており、各色成分ごとに2値画像メモリに書
き込まれる(e)。
(第3の実施例) 第7図は本発明の第3の実施例による画像処理装置の
構成を示すブロツク図である。第1の実施例と異なる点
は画像処理装置50″と画像形成装置58が分離している点
にある。尚、第1の実施例と同様の構成についての説明
は省略する。
画像処理装置50″は、通信インターフエース56,通信
信号線57を介して、画像形成装置58とコマンドのやりと
りを行う。この場合、画像処理装置50″は、異なる画像
形成装置と接続することが可能である。一方、画像形成
素子特性データは画像形成装置ごとに異なるため、これ
らのデータを画像形成装置側で保持し、画像処理装置5
0″に転送する方式をとる必要がある。
第8図は第3の実施例におけるCPU1により実行される
プログラムの概略を説明するフローチヤートである。第
1の実施例のフローチヤートに比べ、電源オン時に、画
像形成装置58から画像形成素子特性補正データを受信し
て、画像形成素子特性RAM54内に保存する点で異なる
(ステツプS201)。尚、他の動作(ステツプS202〜ステ
ツプS209)が、前述の第1の実施例と同様のため、説明
を省略する。
尚、本発明は、特にインクジエツト記録装置の中でも
バブルジエツト方式の記録装置において、優れた効果を
もたらすものである。かかる方式によれば、記録の高密
度化、高精度化が達成できるからである。
その代用的な構成や原理については、例えば、米国特
許第4723129号明細書、同第4740796号明細書、に開示さ
れている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。こ
の方式はいわゆるオンデマンド型、コンテイニユアス型
のいずれにも適用可能である。特に、オンデマンド型の
場合には、液体(インク)が保持されているシートや液
路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報
に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える
少なくとも1つの駆動信号を印加することによつて、電
気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘッドの熱
作用面に膜沸騰を生じさせる。結果的に、この駆動信号
に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形成でき
るので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用
開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも
1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とする
と、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応
答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好
ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許
第4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されて
いるようなものが適している。尚、上記熱作用面の温度
上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記
載されている条件を採用すると、更に優れた記録を行う
ことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示さ
れているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わ
せ構成(直線状液路または直角液流路)の他に熱作用部
が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特
許第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用
いた構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数
の電気熱変換体に対して共通するスリツトを電気熱変換
体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公
報や、熱エネルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対
応させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基づ
いた記録ヘッド構成としても本発明の効果は有効であ
る。即ち、記録ヘツドの形態がどの様なものであつて
も、記録を確実に効率よく行いうるからである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対
応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘツドに対
しても、本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘ
ツドとしては、複数記録ヘツドの組み合わせによつてそ
の長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録
ヘツドとしての構成のいずれでも良い。加えて、上記実
施例のようなシリアルタイプのものでも、装置本体に装
着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体
からのインクの供給が可能になる交換自在のチツプタイ
プの記録ヘッド、或は、記録ヘッド自体に一体的に設け
られたカートリツジタイプの記録ヘツドを用いた場合に
も本発明は有効である。
フルラインタイプの記録ヘツドにおいて、記録ヘツド
が移動しないものについても、本発明は有効である。
また、搭載される記録ヘツドの種類ないし個数につい
ても、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けら
れたものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに
対応して複数個数設けられるものであつても良い。
さらに加えて、本発明のインクジエツト記録装置の形
態としては、コンピユータ等の情報処理機器の画像出力
端末として用いられるものの他、リーダ等と組み合わせ
た複写装置、さらには送受信機能を有するフアクシミリ
装置の形態を彩るものであつても良い。
さて、本発明は、プリンタ部はBJ方式,印字ジエツト
方式の他、電子写真方式(レーザ,LED),熱転写方式,
銀塩方式でも良い。勿論、カラーでも白黒でも良い。
また、入力される画像においては、PDLデータ,RGB多
値画像,CMYK多値画像の他、パレツト画像,白黒多値画
像でも良く、また「0」→「0」,「1」→「最高濃
度」の変換を行うことにより、2値画像を用いても良
い。
さらに、2値化処理は、デイザ法の他に、誤差拡散
法,平均濃度保存法等でも良く、第1の実施例のように
2値化前のデータに対して補正をかけても良く、また第
2の実施例2のようにスレツシヨルドレベルに補正をか
けても良い。
また、データ変調、及び2値化は、コンピユータによ
りソフト的に行つても良く、また処理回路を設けてハー
ド的に行つても良い。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、画像形成素子
の特性に応じて像形成でき、しかもメモリ容量を節約す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における白黒PDL対応の
プリンタを示すブロツク図、 第2図はホストコンピユータから送られてきたPDLデー
タをCPU1が2値画像データに展開する手順を示す図、 第3図は第1の実施例で使用するデイザマトリツクスの
一例を示す図、 第4図は第1の実施例におけるCPU1により実行されるプ
ログラムの概略を説明するフローチヤート、 第5図は本発明の第2の実施例におけるカラー多値画像
を扱うプリンタの構成を示すブロツク図、 第6図は、第2の実施例において、ホストコンピユータ
から送られてきたカラー多値画像をCPU1がCMとKの2値
画像データに展開する手順を示した図、 第7図は本発明の第3の実施例による画像処理装置の構
成を示すブロツク図、 第8図は第3の実施例におけるCPU1により実行されるプ
ログラムの概略を説明するフローチヤート、 第9図は従来例の画像形成装置の構成を示すブロツク
図、 第10図はホストコンピユータから送られてきたPDLデー
タをCPU101が2値画像データに展開する手順を示す図、 第11A図はインクジエツト方式におけるプリントヘツド1
19の概略構成を示す図、 第11B図はプリントヘツド119を用いた用紙124へのプリ
ント方法を示す図、 第11C図及び第11D図は従来例の欠点を説明する図であ
る。 図中、1,101……CPU、2,102……ROM、3,103……RAM、4,
104……フオントROM、5,105……デイザパターンROM、6,
106……外部インタフエース、7,7−1〜7−4,107……
2値画像メモリ、8,108……画像形成部、9,109……アド
レス発生部、…、6……外部インタフエース、50……プ
リンタ、50′……カラープリンタ、54……画像形成素子
特性RAM、55……デイザパターンRAM、56……通信インタ
フエース、58……画像形成装置である。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ページ記述言語により記述されたデータを
    多値画像データに展開する展開手段と、 前記展開手段で展開した多値画像データを変調する変調
    手段と、 前記変調手段で変調した多値画像データを2値化する2
    値化手段と、 前記2値化手段で得た2値化画像データを記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段で記憶した2値化画像データに基づいて画
    像形成を行う画像形成手段へ該2値化画像データを転送
    する転送手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】多値画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段で入力した多値画像データを変調する変調
    手段と、 前記変調手段で変調した多値画像データを2値化する2
    値化手段と、 前記2値化手段で得た2値化画像データを少なくとも1
    画像形成単位分記憶する記憶手段と、 前記記憶手段で記憶した2値化画像データに基づいて画
    像形成を行う画像形成手段へ該2値化画像データを転送
    する転送手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記画像形成手段は画像形成素子を具備
    し、前記変調手段は前記画像形成素子の特性を補正する
    補正手段を含むことを特徴とする請求項第1項または第
    2項記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記補正手段は、前記特性を補正する情報
    を手操作で設定する設定手段を含むことを特徴とする請
    求項第3項記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記補正手段は、予め前記画像形成手段で
    出力したテストパターンに基づいて前記特性を補正する
    情報を設定する設定手段を含むことを特徴とする請求項
    第3項記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記特性は、前記画像形成素子間の濃度の
    ばらつき特性を含むことを特徴とする請求項第3項記載
    の画像処理装置。
  7. 【請求項7】前記特性をデイザパターンとして保持する
    保持手段を含むことを特徴とする請求項第6項記載の画
    像処理装置。
  8. 【請求項8】前記画像形成素子は、インクを吐出する吐
    出口と、この吐出口に設けられインクに熱による状態変
    化を生起させ、該状態変化に基づいてインクを前記吐出
    口から吐出させて飛翔的液適を形成する熱エネルギー発
    生手段とを有したことを特徴とする請求項第3項記載の
    画像処理装置。
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