JP3029025B2 - 電子写真プリンタ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プリンタ
に係り、特に、１ページを単位に印刷出力する印刷部
（プリンタエンジン）を備えた電子写真プリンタに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、電子写真プリンタは、上位装置か
ら送信される印刷データを１ページ単位にビットマップ
データに展開し、このビットマップデータをメモリに格
納していた。このメモリは、印刷部の解像度又はドット
数に応じた容量を有する。そして、メモリに格納された
ビットマップデータに基づいて用紙の搬送と同期して出
力することで、印刷データの印刷を行う。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メモリ
には印刷するイメージが１ページ分すべて格納されるた
め、実際は用紙上に印刷されない箇所も「その部分には
ドットとして黒を印刷しない」というデータが必要とな
り、このため、即ち印刷の際に必要のない冗長なデータ
をＲＡＭ上に保持しなければならない、という不都合が
あった。

【０００４】また、通常用紙ホッパから給紙される用紙
の状態や、給紙される用紙上の罫線の有無は考慮されな
いため、給紙の際の誤差により、厳密には複数枚の用紙
に同様の画像を印刷することは困難である。

【０００５】これに対し、特開平０４−１３５７８０号
公報には、シリアルプリンタにて印字へッドの両端にＣ
ＣＤセンサを備え、用紙端と罫線を検出して印刷ずれを
解消する方法が提案されているが、これはシリアルプリ
ンタのヘッド駆動用のパルスモータへのパルスを、用紙
端と罫線との位置関係により制御するもので、電子写真
プリンタには適用できない。

【０００６】また、特開平０３−０３４８７４号公報に
は、用紙検出センサを用いて罫線や枠線へ印字が重なら
ない印字位置決定方式が提案されているが、これは用紙
端からの印刷位置調整については考慮されていない。ま
た、冗長なデータをメモリ上に保持するという点は従来
の技術のままである。

【０００７】

【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、フレームバッファとなるメモリの使用量
を小さくしつつ印刷位置を正確にすることのできる電子
写真プリンタを提供することを、その目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、用
紙端および用紙上に予め記録された罫線の位置を検出す
る用紙位置センサと、この用紙位置センサの出力に応じ
てビットマップデータを印刷する印刷部と、上位装置か
ら送信された印刷データ一時的に記憶する受信バッファ
と、この受信バッファに格納された印刷データをビット
マップデータに展開する制御部と、この制御部によって
展開されたビットマップデータを一時的に格納するフレ
ームバッファとを備えている。しかも、制御部が、前記
上位装置から前記用紙端又は前記罫線からの距離で定義
された位置情報を含んだ印刷データを受信したときには
当該印刷データの展開によるビットマップデータを前記
位置情報と共に前記メモリに格納する位置情報別格納手
段と、この位置情報別格納手段によって格納された位置
情報ごとのビットマップデータを前記用紙位置センサの
出力に応じて前記フレームバッファから前記印刷部に出
力する個別印刷手段と、前記フレームバッファの容量の
うち当該１ページ分の前記位置情報毎のビットマップデ
ータが格納されたフレームバッファ以外の領域を前記受
信バッファの一部へ割り当てるメモリ割当手段を備えて
いる。さらに、メモリ割当手段が、前記フレームバッフ
ァの容量が少なくなった場合には最後に受信した印刷デ
ータを前記受信バッファから削除して当該領域をフレー
ムバッファに割り当てると共に当該削除した印刷データ
を上位装置に再度要求する機能を備えた、という構成を
採っている。これにより前述した目的を達成しようとす
るものである。

【０００９】位置情報別格納手段は、上位装置から用紙
端又は罫線からの距離で定義された位置情報を含んだ印
刷データを受信したときには、当該印刷データの展開に
よるビットマップデータを位置情報と共にメモリに格納
する。すると、印刷する領域に応じた容量のメモリを消
費する。次いで、個別印刷手段が、位置情報別格納手段
によって格納された位置情報ごとのビットマップデータ
を用紙位置センサの出力に応じてメモリから印刷部に出
力する。このため、位置情報で定義されたビットマップ
データごとに、用紙の用紙端や罫線からの距離に応じて
個別に印刷される。このように、ビットマップデータを
個別にメモリに格納してメモリ容量を削減しつつ、用紙
端や用紙に予め記録された罫線との関係で正確な位置に
印刷することができる。また、フレームバッファの空き
容量を受信バッファに割り当てた後、フレームバッファ
の容量が印刷データに対して少なくなってしまった場合
には、最後に受信した印刷データを受信バッファから削
除する。

【００１０】

【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態について
図面を参照して説明する。本実施形態による電子写真プ
リンタは、図１に示すように、用紙端および用紙上に予
め記録された罫線の位置を検出する用紙位置センサ４
と、この用紙位置センサ４の出力に応じてビットマップ
データを印刷する印刷部３と、上位装置から送信された
印刷データをビットマップデータに展開する制御部１
と、この制御部１によって展開されたビットマップデー
タを一時的に格納するメモリ２とを備えている。

【００１１】図２に示すように、制御部１は、上位装置
から用紙端又は罫線からの距離で定義された位置情報を
含んだ印刷データを受信したときには、当該印刷データ
の展開によるビットマップデータを位置情報と共にメモ
リに格納する位置情報別格納手段５を備えている。さら
に、制御部１は、位置情報別格納手段５によって格納さ
れた位置情報ごとのビットマップデータを用紙位置セン
サの出力に応じてメモリから印刷部に出力する個別印刷
手段６とを備えている。

【００１２】位置情報別格納手段５は、上位装置から送
信される印刷データを位置情報で定義されるデータ毎に
メモリ２の領域を確保して順次ビットマップデータをメ
モリ２に格納する。電子写真プリンタでは、１ページを
単位として印刷するため、ここでは、１ページ分のビッ
トマップデータがメモリに蓄積された段階で印刷を行
う。また、個別印刷手段６は、印刷部３へ搬送される用
紙や用紙上の罫線の位置に応じて、位置情報で定義され
る領域に用紙が搬送されたときにビットマップイメージ
を印刷部に出力する。このため、電子写真プリンタにお
いて、極めて正確な位置にビットマップイメージを印刷
することができる。

【００１３】また、ある実施形態では、制御部１が、メ
モリに格納された位置情報で指定される領域と用紙位置
センサの出力とを比較する印刷位置比較手段７を備えて
いる。そして、個別印刷手段６は、印刷位置比較手段の
比較結果に基づいて用紙位置センサの出力が位置情報で
指定された領域に入ったときに当該位置情報に応じたビ
ットマップデータを印刷部３に出力する手段を備える。
印刷位置比較手段７を備えることで、リアルタイムに用
紙位置および罫線位置を検出しながら目的位置へビット
マップデータを印刷出力することができる。

【００１４】また、個別印刷手段６は、印刷位置比較手
段７の比較結果に基づいて用紙位置センサの出力が位置
情報で指定された領域に入っていないときには「０」を
印刷部３に出力する手段を備えるようにしてもよい。こ
の場合、１ページ分のフレームメモリを有する場合と同
様に「０」又は「１」を出力することができるため、印
刷部３側を変更する必要がない。

【００１５】これを詳細に説明する。

【００１６】図３は本実施形態による電子写真プリンタ
の実施例を示すブロック図である。図３に示すように、
電子写真プリンタは、制御部１を実現するＡＳＩＣと、
ＤＲＡＭ２と、印刷部であるプリンタエンジン３とファ
ームウエア又はプログラムを記憶したＲＯＭ１０と、こ
のＲＯＭに格納されたプログラムに従って動作するＣＰ
Ｕ１１とを備えている。図３に示す例では、用紙位置セ
ンサ４は縦方向センサ４Ａと横方向センサ４Ｂとを備え
ている。縦方向センサ４Ａは、用紙の長手方向と直交す
る方向に平行な用紙端および罫線の位置を検出する。横
方向センサ４Ｂは、用紙の長手方向と平行な用紙端およ
び罫線の位置を検出する。

【００１７】印刷位置比較手段７は、図３に示す例で
は、縦方向の印刷位置を比較する縦方向印刷位置比較部
７Ａと、横方向の印刷位置を比較する横方向印刷位置比
較部とを備えている。各比較部はそれぞれ縦方向又は横
方向のセンサ４Ａ，４Ｂとと接続されている。個別印刷
手段６としての印字データセレクト部は、同期信号と各
比較部７Ａ，７Ｂによる比較結果に応じて、ＲＡＭ２の
フレームバッファ１４に格納されたビットマップデータ
（画像データ）１６をプリンタエンジン３に出力する。

【００１８】また、ホストコンピュータからプリンタヘ
のデータ転送手段としてパラレル通信１０２，２０２を
使用するため、セントロニクスのインタフェース１２を
備えている。

【００１９】図４は本実施例による印刷内容の一例を示
す説明図である。図４に示すように、印刷データ１は縦
方向の用紙端１７から距離２１、横方向の用紙端から長
さ２２の位置に符号１９で示す印刷データ１が定義され
ている。また、印刷する用紙には予め罫線１８が記録さ
れていて、符号２０で示す印刷データ２はその縦方向の
罫線１８から長さ２３，横方向の罫線１８から長さ２４
離れた位置に定義されている。図４に示す印刷データ
は、２つのブロックに分かれて送信される。第１のブロ
ックは、印刷データ１９と、その位置情報２１，２２で
あり、第２のブロックは、印刷データ２０とその位置情
報２３，２４である。

【００２０】上位装置からこの位置情報で定義されれる
印刷データが送信されると、ＣＰＵ１１は、まず、受信
バッファ１３に格納する。次いで、ＣＰＵ１１は、受信
バッファに格納された印刷データの展開処理を行う。す
なわち、印刷データ１９をビットマップデータに変換
し、これをフレームバッファに描画すると共に、このビ
ットマップデータ（画像データ）に位置情報を付する。
印刷データ２０についても、ビットマップデータをフレ
ームバッファに格納し、これに位置情報を付する。制御
部としてのＣＰＵ１１がＲＯＭに格納されたプログラム
に従ってこのような処理を行うため、本実施例ではフレ
ームバッファの容量を１ページ分の容量よりも少なくす
ることができる。

【００２１】図３に示す例では、制御部の機能のうち印
刷データの展開処理等についてはソフトウエアにより行
い、位置情報毎に格納されたビットマップデータの印刷
はハードウエア（ＡＳＩＣ）で行うこととしている。も
ちろん、全ての処理をＣＰＵを用いてソフトウエア的に
行うなど他の構成も採用できる。

【００２２】ＶＳＹＮＣ信号で紙送りがスタートした
後、縦方向センサ４Ａと横方向センサ４Ｂにより用紙の
上端と左端、罫線（横）と（縦）をスキャンする。スキ
ャンされた情報はそれぞれ縦方向印刷位置比較部７Ａと
横方向印刷位置比較部７Ｂへ送られる。

【００２３】現在の印字位置が符号１９で示す範囲また
は符号２０で示す範囲内でない場合は、縦横の印刷位置
比較部からは印刷データセレクト部６でビデオデータ出
力部に０を出力する様な信号が出力され、結果として何
も印刷されない。

【００２４】各センサ４Ａおよび４Ｂによる現在の印刷
位置が符号１９で示す範囲または符号２０で示す範囲内
である場合は、縦横の印刷位置比較部からは印刷データ
セレクト部６に於いてプリンタエンジン３にＤＲＡＭ２
内の画像データ（ビットマップデータ）を出力するよう
な信号が出力され、結果として、予め設定された位置に
画像データが印刷される。

【００２５】このように本実施例によると、ＤＲＡＭの
容量のうち、フレームバッファとして必要とする容量を
削減することができる。

【００２６】次に、このように使用量を少なくしたＤＲ
ＡＭ（メモリ）の効率的な使用方法について説明する。
再度図１を参照すると、ある実施例では、制御部１は、
上位装置から受信した１ページ分の各印刷データの展開
処理が終了した後にメモリ２に空き容量がある場合には
当該空き部分を対象として次ページ分の印刷データの展
開処理を行う次ページ展開手段８を備える。次ページ展
開手段８を備えることで、用紙を搬送して印刷を行うと
同時に、次ページの展開処理を行うことができるため、
容量を削減したＤＲＡＭを有効に用いて印刷速度全体を
高速にすることができる。このため、例えば用紙位置セ
ンサの構成によって用紙の搬送速度を一般的な速度より
も若干低速としなければならないような構成にあって
も、この次ページ展開手段８を備えることで、全体的な
印刷速度を低下させることがなくなる。

【００２７】本実施例では特に、制御部１が、メモリ２
のうち１ページ分の位置情報毎のビットマップデータが
格納された領域以外の領域を受信バッファの一部へ割り
当てるメモリ割当手段９を備える。これにより、空き容
量を利用して一時的に受信できる容量を増加させること
ができ、すると、上位装置を早期に解放することができ
る。このメモリ割当手段９は、フレームバッファに空き
容量が生じた場合には当該空き容量を受信バッファ１３
に割り当てるが、逆にフレームバッファの容量が少なく
なったときには、最後に受信した印刷データを受信バッ
ファから削除してフレームバッファ１４に割り当てる。
この場合、上位装置に対しては、削除した印刷データを
再度要求する。

【００２８】次に、本実施形態による電子写真プリンタ
を備えるプリンタシステムの構成を説明する。ホストコ
ンピュータ３２は、演算処理を行うＣＰＵ２６と各種プ
ログラムを格納するＲＯＭ２８と、ＣＰＵ２６によって
アクセスされるＲＡＭ２９と、ハードディスクなどの外
部記憶装置２７とを備えている。さらに、ホストコンピ
ュータ３２は、コンピュータとの主なインターフェース
である出力装置３０と入力装置３とを備えている。出力
装置としては主にディスプレイ、入力装置としてはキャ
ラクタ入力装置であるキーボード、ポインティングデバ
イスとしてマウス、トラックボール等が使用される。

【００２９】ホストコンピュータとプリンタの間のデー
タ及びコマンド、ステータス転送手段には、符号２３、
１２で示す８ビットのパラレル通信（一般的にセントロ
ニクスインターフェース）、符号２４、１８で示す１ビ
ットのシリアル通信、これらの他にＧＰＩＢ、ＳＣＳＩ
等がある（前２者が用いられることが多い）。これらの
データ転送手段を用いて符号２０、符号２１で示す様に
ホストコンピュータとプリンタをローカルに接統する。
これ以外に符号２５、１９で示すＬＡＮ（ローカルエリ
アネットワーク）インターフェースを用いて符号２２で
示す様に複数のホストコンピュータによりプリンタを共
有する形態もある。

【００３０】印刷されるデータは入力装置３１によって
入力されたオペレーションをアプリケーションソフトウ
ェアがＲＡＭ２８上に展開する。また、この展開された
画像データを保存する際には外部記憶装置２７が利用さ
れる。画像データを印刷するためには、画像データをプ
リンタが解釈できる形式にホストコンピュータが翻訳し
て、プリンタ側に転送する。プリンタに転送されたデー
タは一度ＲＡＭ２内の受信バッファ１３に蓄えられ、そ
れらの蓄えられたデータはビットマップ形式に翻訳され
て、同じくＲＡＭ内のフレームバッファ１４に格納され
る。

【００３１】図６は本発明による電子写真プリンタと適
合するホストコンピュータの一例を示すブロック図であ
る。本発明による電子写真プリンタは、位置情報ごとに
定義される印刷データを処理するため、図６に示すホス
トコンピュータ３２は、印刷データ毎に位置情報を付加
するモジュール３７を備えたプリンタドライバ３６を有
する。このプリンタドライバ３６は、プリンタドライバ
用プログラムを記録した記録媒体である例えばフロッピ
ーディスクやＣＤ−ＲＯＭ等で供給することができる。
この場合、プリンタドライバ用プログラムは、アプリケ
ーションソフトから出力されたデータが１ページ中の複
数のブッロックであるときには各ブロック毎にデータを
印刷データに変換する指令と、この指令によって生成さ
れた各ブロック毎の印刷データに当該印刷データの位置
情報を付する指令とを備える。この変換指令及び位置情
報付加指令は、一般的なホストコンピュータのオペレー
ティングシステムとそのプリンタドライバに依存して、
コンピュータ３２に位置情報の付加処理を行わせるもの
であれば良い。

【００３２】以上に説明した本発明により、電子写真プ
リンタにおいて用紙の指定位置（用紙端、罫線からの位
置情報に従った位置）に印刷することが可能となる。

【００３３】また本発明では、印刷データの外側の余白
分のビットマップデータを格納するＤＲＡＭは必要でな
く、従来の１ページ分の画像のビットマップデータを格
納するＤＲＡＭが必要な方式よりも、少ないＤＲＡＭ容
量で印刷することが可能となる。

【００３４】

【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、位置情報別格納手段が、ビットマ
ップデータを位置情報と共にメモリに格納するため、メ
モリの使用量を１ページ分の場合と比較して少なくする
ことができ、さらに、個別印刷手段が、この位置情報ご
とのビットマップデータを用紙位置センサの出力に応じ
てメモリから印刷部に出力するため、メモリの使用量を
少なくしても、位置情報で定義されたビットマップデー
タごとに、用紙の用紙端や罫線からの距離に応じて個別
に正確に印刷することができ、さらに、メモリ割当手段
が、フレームバッファの空き容量を受信バッファに割り
当てた後、フレームバッファの容量が印刷データに対し
て少なくなってしまった場合には、最後に受信した印刷
データを受信バッファから削除するため、メモリを効率
的に使用することができる、という従来にない優れた電
子写真プリンタを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による一実施形態の構成を示す機能ブロ
ック図である。

【図２】図１に示す制御部の詳細構成を示す機能ブロッ
ク図である。

【図３】図１に示す実施形態のハードウエア資源の構成
を示すブロック図である。

【図４】図３に示す構成により印刷される印刷内容の一
例を示す説明図である。

【図５】図１に示す電子写真プリンタを有するプリンタ
システムの構成を示すブロック図である。

【図６】図５に示すホストコンピュータの一例を示すブ
ロック図である。

【符号の説明】

１ 制御部（ＣＰＵ，ＡＳＩＣ） ２ メモリ（ＤＲＡＭ） ３ 印刷部（プリンタエンジン） ４ 用紙位置センサ ５ 位置情報別格納手段 ６ 個別印刷手段（印字データセレクト部）９ メモリ割当て手段 １３ 受信バッファ １４ フレームバッファ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B41J 5/30 B41J 21/16 B41J 21/00 B41J 29/50 B41J 29/38 G06F 3/12

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 用紙端および用紙上に予め記録された罫
   線の位置を検出する用紙位置センサと、この用紙位置セ
   ンサの出力に応じてビットマップデータを印刷する印刷
   部と、上位装置から送信された印刷データ一時的に記憶
   する受信バッファと、この受信バッファに格納された印
   刷データをビットマップデータに展開する制御部と、こ
   の制御部によって展開されたビットマップデータを一時
   的に格納するフレームバッファとを備えた電子写真プリ
   ンタにおいて、 前記制御部が、前記上位装置から前記用紙端又は前記罫
   線からの距離で定義された位置情報を含んだ印刷データ
   を受信したときには当該印刷データの展開によるビット
   マップデータを前記位置情報と共に前記メモリに格納す
   る位置情報別格納手段と、この位置情報別格納手段によ
   って格納された位置情報ごとのビットマップデータを前
   記用紙位置センサの出力に応じて前記フレームバッファ
   から前記印刷部に出力する個別印刷手段と、前記フレー
   ムバッファの容量のうち当該１ページ分の前記位置情報
   毎のビットマップデータが格納されたフレームバッファ
   以外の領域を前記受信バッファの一部へ割り当てるメモ
   リ割当手段を備え、 このメモリ割当手段が、前記フレームバッファの容量が
   少なくなった場合には最後に受信した印刷データを前記
   受信バッファから削除して当該領域をフレームバッファ
   に割り当てると共に当該削除した印刷データを上位装置
   に再度要求する機能を備えた ことを特徴とする電子写真
   プリンタ。