JP3028701B2 - セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

セラミック電子部品の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックグリーンシ
ートを用いて得られるセラミック電子部品の製造方法に
関し、特に、キャリアフィルム上で成形されたセラミッ
クグリーンシートを該キャリアフィルムから剥離する工
程が改良されたセラミック電子部品の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】積層コンデンサやセラミック多層基板の
ようにセラミック積層・一体焼成技術を用いて構成され
たセラミック電子部品の製造にあたっては、まず最初に
セラミックスラリーからセラミックグリーンシートを成
形する。
【0003】セラミックグリーンシートの成形は、セラ
ミックグリーンシートの厚みによっても異なるが、通
常、合成樹脂フィルムからなるキャリアフィルム上で行
われる。成形されたセラミックグリーンシートは乾燥さ
れた後、キャリアフィルム上から剥離される。この工程
を図7を参照して説明する。
【0004】キャリアフィルム1上に積層されたセラミ
ックグリーンシート2が図示の矢印で示すよう搬送さ
れ、剥離ロール3,4間を通過した直後に、セラミック
グリーンシート2が剥離ロール3側に、キャリアフィル
ム1が剥離ロール4側に巻き付けられることにより両者
が分離される。
【0005】セラミック電子部品の製造に際しては、上
記のようにして得たセラミックグリーンシートを所定の
形状に打ち抜き、電極材料と共に積層し、一体焼成する
ことによりセラミック電子部品を構成するための焼結体
が得られる。
【0006】ところで、上記キャリアフィルム1として
は、ポリプロピレンあるいはポリエチレンテレフタレー
ト(以下、PET)等の合成樹脂からなるフィルムが用
いられている。しかしながら、ポリプロピレンフィルム
は変形しやすいので、セラミックグリーンシートを剥離
する工程において加えられる力によりキャリアフィルム
が変形しがちである。その結果、得られたセラミックグ
リーンシートの寸法安定性が損なわれやすい。そこで、
近年、ポリプロピレンフィルムに比べて変形し難いPE
Tフィルムが上記キャリアフィルムとして多用されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】PETフィルムよりな
るキャリアフィルムは、上記のように変形し難いため、
PETフィルムを用いることにより、寸法安定性に優れ
たセラミックグリーンシートを得ることができる。しか
しながら、PETフィルムには離型剤が付着し難いた
め、PETフィルムよりなるキャリアフィルムではセラ
ミックグリーンシートとの間の密着性が必要以上に高く
なりがちであり、キャリアフィルムからセラミックグリ
ーンシートを剥離するに際し、セラミックグリーンシー
トが円滑に剥離され難いことがあった。その結果、セラ
ミックグリーンシートの厚みが薄い場合や、セラミック
グリーンシートの組成によっては、キャリアフィルムか
らの剥離に際し、セラミックグリーンシートが伸びた
り、はなはだしき場合にはセラミックグリーンシートに
破れが生じたりするという問題があった。
【0008】本発明の目的は、セラミックスラリーの組
成やセラミックグリーンシートの厚みの如何に係わら
ず、キャリアフィルム上からセラミックグリーンシート
を安定に剥離することができ、寸法安定性に優れたセラ
ミックグリーンシートを確実に得ることを可能とする工
程を備えたセラミック電子部品の製造方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、長
尺状のキャリアフィルムの一方面に積層されて該キャリ
アフィルム上にセラミックグリーンシートが支持されて
いる積層シートを用意する工程と、前記キャリアフィル
ムからセラミックグリーンシートを現に剥離しようとす
る領域において、搬送方向の後方にローラーを、該ロー
ラーの前方に一対の剥離用ローラーを配置し、前記ロー
ラーと剥離用ローラーとの間に、ローラーと剥離用ロー
ラーとの間の距離及び剥離用ローラーの径に比べて小径
の押圧部材を配置し、ローラーの下端と一対の剥離用ロ
ーラー間の最近接部分とを結ぶ仮想直線に対して、積層
シートがセラミックグリーンシート側に凸状となるよう
に屈曲させるように、押圧部材により積層シートをキャ
リアフィルム側からを押圧し、押圧されている部分にお
いて前記押圧されている部分が前記剥離しようとする領
域の長さ方向に沿って移動するように、前記押圧部材及
び積層シートの少なくとも一方を移動させる工程と、前
記剥離用ローラーを用いて、セラミックグリーンシート
をキャリアフィルム上から剥離する工程とを備えること
を特徴とする、セラミック電子部品の製造方法である。
本願の第2の発明は、長尺状のキャリアフィルム上にセ
ラミックグリーンシートを積層した積層シートを用意
し、搬送する工程と、次に、前記キャリアフィルムから
セラミックグリーンシートを剥離する前に、前記積層シ
ートの密着性を低減させるために、押圧部材で前記キャ
リアフィルム側から前記積層シートを押圧することによ
り、前記積層シートを前記セラミックグリーンシート側
が凸状となるように屈曲させ、さらに、前記積層シート
の前記押圧部材で押圧されている部分が、前記積層シー
トに沿って移動するように、前記押圧部材及び積層シー
トの少なくとも一方を移動させる工程と、次に、前記セ
ラミックグリーンシートをキャリアフィルム上から剥離
する工程とを備えることを特徴とする、セラミック電子
部品の製造方法である。本願の第の発明は、長尺状の
キャリアフィルムの一方面に積層されて該キャリアフィ
ルム上にセラミックグリーンシートが支持されている積
層シートを用意する工程と、次に、凹部を有し、かつ凹
部内に該凹部の長さ方向に比べて小径の押圧部材が配置
されている剥離ステージ上に前記積層シートを載置する
工程と、次に、キャリアフィルム側から前記押圧部材に
より積層シートを押圧し、押圧されている部分において
セラミックグリーンシート及びキャリアフィルムをセラ
ミックグリーンシート側が突出するように屈曲させると
ともに、押圧されている部分が凹部の長さ方向に沿って
移動するように押圧部材及び積層シートの少なくとも一
方を移動させる工程と、次に、前記剥離ステージ上にお
いて、セラミックグリーンシートをキャリアフィルムか
ら剥離する工程とを備えることを特徴とする、セラミッ
ク電子部品の製造方法である。
【0010】
【作用】本発明のセラミック電子部品の製造方法では、
剥離に先立ち、現に剥離しようとする領域において、上
記押圧部材がキャリアフィルムの他方面側からセラミッ
クグリーンシート側に押圧されて、上記積層シートが屈
曲される。その結果、屈曲されている部分において、強
固に密着していたセラミックグリーンシートとキャリア
フィルムとの間に浮きが生じ易くなる。
【0011】さらに、上記のように押圧部材で押圧され
ている部分が剥離しようとする領域の長さ方向に沿って
移動するように、押圧部材及び上記積層シートの少なく
とも一方が移動されるため、上記のようにキャリアフィ
ルムとセラミックグリーンシートとの間に浮きが生じ易
くなる部分が剥離しようとする領域の長さ方向に渡って
形成されることになる。よって、剥離しようとする領域
において、セラミックグリーンシートとキャリアフィル
ムとの間の密着性が効果的に低められる。
【0012】
【発明の効果】本発明のセラミック電子部品の製造方法
によれば、上記押圧部材により押圧されて屈曲されてい
る部分が積層シートの現に剥離しようとする領域の長さ
方向に沿って移動されることになるため、現に剥離しよ
うとする領域におけるセラミックグリーンシートとキャ
リアフィルムとの間の密着性が効果的に低められる。従
って、次の工程においてセラミックグリーンシートをキ
ャリアフィルム上から容易にかつ安定に剥離することが
できる。
【0013】よって、セラミックスラリーの組成やセラ
ミックグリーンシートの厚みの如何に関わらず、すなわ
ちキャリアフィルムとの密着性の高い組成や厚みの薄い
セラミックグリーンシートの場合であっても、セラミッ
クグリーンシートを安定にキャリアフィルムから剥離す
ることができ、寸法を安定性に優れたセラミックグリー
ンシートを確実に得ることができる。
【0014】近年、積層セラミック部品の小型化及び大
容量化等を果たすため、ならびに高圧用積層セラミック
電子部品を得るために、より厚みの薄いセラミックグリ
ーンシートが求められているが、本発明は、このような
用途に最適なセラミックグリーンシートを安定に供給す
ることを可能とする。従って、本発明によれば、積層セ
ラミック電子部品の小型化、大容量化、高圧化等に対応
することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明することにより、本発明を明らかにする。
【0016】第1の実施例 図1を参照し、例えば、PETフィルムもしくはポリプ
ロピレンフィルム等の合成樹脂フィルムよりなるキャリ
アフィルムの一方面12a上にセラミックグリーンシー
ト13が積層された積層シート11が用意される。積層
シート11を用意する工程は、キャリアフィルム12上
においてセラミックスラリーを例えばドクターブレード
法あるいは押出し成形法等により成形することにより行
うことができる。
【0017】積層シート11は、図示の矢印A方向に沿
って送られ、反時計方向に矢印で示すように回転されて
いるローラー14に至る。他方、ローラー14の前方に
は、比較的小さな径の押圧部材15が配置されている。
押圧部材15は、ローラー、丸棒、角棒、筒状部材等の
適宜のもので構成されるが、積層シート11の幅方向全
長に至る長さに構成されている。
【0018】また、押圧部材15のさらに前方には、比
較的大きな径の一対の剥離用ローラー16,17が配置
されている。剥離用ローラー16,17は、図示のよう
に搬送されてきた積層シート11において、キャリアフ
ィルム12からセラミックグリーンシート13を剥離し
て搬送するために設けられている。
【0019】ところで、ローラー14と、剥離ローラー
16,17との間に配置された押圧部材15は、ローラ
ー14の下端14aと剥離ローラー16,17間の最近
接部分Bとを結ぶ仮想直線よりも上方に配置されてい
る。従って、積層シート11が、押圧部材15の設けら
れている部分では、該抑圧部材15がキャリアフィルム
12の他方面12b側から積層シート11をセラミック
グリーンシート13側に押圧することになる。その結
果、積層シート11が図示のようにセラミックグリーン
シート13側に屈曲される。この屈曲部分11aにおい
ては、セラミックグリーンシート13とキャリアフィル
ム12との間に浮きが生じ易くなり、両者の間の密着性
が効果的に低下される。従って、積層シート11が、押
圧部材15の設けられている部分を通過することによ
り、キャリアフィルム12とセラミックグリーンシート
13との間の密着性が低下されることになるため、剥離
ローラー16,17においてセラミックグリーンシート
13をキャリアフィルム12から容易に剥離することが
できる。
【0020】上記のように押圧部材15は、屈曲部分1
1aを形成することによりキャリアフィルム12とセラ
ミックグリーンシート13との間の密着性を低減させる
ために設けられているものである。従って、本発明で
は、前述した仮想直線よりも上方に押圧部材15が配置
されている。しかしながら、押圧部材15は、位置が固
定されていなくともよく、上下方向に移動し得るように
構成し、キャリアフィルム12の他方面12b側から押
圧する力を調節し得るように構成されていてもよい。そ
の場合には、押圧部材15の位置を調整することにより
上記屈曲部分11aにおける屈曲角度を調整することが
でき、それによってセラミックグリーンシート13とキ
ャリアフィルム12との間の密着性を充分に軽減させる
ことができる。
【0021】また、本実施例では積層シート11が矢印
A方向に送られているため、積層シート11の全長が本
発明における剥離しようとする領域に相当する。すなわ
ち、押圧部材15によって剥離しようとする領域が順に
上記のように屈曲されていく。
【0022】なお、上記押圧部材15による密着性低減
作用は、積層シート11の屈曲角度の大きさによって異
なる。従って、密着性をより大きく低減させるには、押
圧ローラー15はより小さな径に構成されることが好ま
しい。もっとも、セラミックグリーンシート13の組成
や厚みによっては、より温和な密着性低減作用が求めら
れるため、その場合には、押圧部材15の位置を上記実
施例よりも下方にしたり、あるいは押圧部材15の径を
若干増大させたりしてもよい。
【0023】第2の実施例 図2を参照して、第2の実施例では剥離ステージ20上
に積層シート11が配置され、該剥離ステージ20上に
おいてセラミックグリーンシート13のキャリアフィル
ム12からの剥離が行われる。
【0024】剥離ステージ20は、上方に開いた平面形
状が矩形の凹部20aを有する。凹部20aの周囲に
は、積層シート11を載置するための載置部20bが矩
形枠状に形成されている。載置部20bには、図示の破
線で示すように、吸引孔21が複数形成されている。吸
引孔21は、図示しない吸引手段に接続されており、載
置されている積層シート11を吸引固定するように構成
されている。但し、積層シート11の固定手段は吸引に
限らない。
【0025】なお、積層シート11は、キャリアフィル
ム12側を上記シート載置部20b上に載置することに
より剥離ステージ20上に固定されている。他方、凹部
20a内には、押圧部材22が配置されている。押圧部
材22は、第1の実施例で用いた押圧部材15と同様
に、比較的小さな径のローラー、棒状部材もしくは筒状
部材により構成されている。押圧部材22は、図示しな
い駆動手段により、図示の矢印C方向および矢印D方向
に移動し得るように構成されている。
【0026】本実施例では、まず、最初の状態におい
て、押圧部材22が図2に示す状態から、図3に示すよ
うに上方に移動される。その結果、押圧部材22がキャ
リアフィルム12の他方面12b側から積層シート11
を持ち上げ、積層シート11が屈曲される。この屈曲部
分11aにおいては、第1の実施例の屈曲部分11aの
場合と同様に、キャリアフィルム12とセラミックグリ
ーンシート13との間に浮きが生じやすくなり、両者の
間の密着性が低下される。
【0027】次に、図3に示した状態のまま、押圧部材
22が矢印E方向に移動され、それに伴って屈曲部分1
1aが移動されていく。しかる後、押圧部材22を下方
に移動させることにより、図4に示す状態とされる。こ
のように、屈曲部分11aが積層シート11の長さ方向
に沿って移動されることにより、セラミックグリーンシ
ート13とキャリアフィルム12との間の密着性の低減
される領域が積層シート11の長さ方向に沿って拡大さ
れる。
【0028】次に、図5に示すように、上方からカッタ
ー23及び吸引装置24を低下させる。カッター23
は、下端に切断刃23aを有し、該切断刃23aは平面
視した場合に矩形枠状の形状を有するように構成されて
いる。まず、カッター23が降下され、載置部20b上
において、セラミックグリーンシート13が矩形枠状に
切断される。なお、カッター23の降下量は、キャリア
フィルム12の下面には至らないように選択されてい
る。すなわち、セラミックグリーンシート13のみを矩
形形状に切断するように上記降下量が定められている。
【0029】吸引装置24は、図示の破線で示すよう
に、複数の吸引孔24aを有し、該吸引孔24aは図示
しない吸引装置に接続されている。上記切断終了後に、
吸引装置24が降下され、該吸引装置24の下面24b
に、切断されたセラミックグリーンシート部分13aが
吸引固定される。
【0030】しかる後、図6に示すように、吸引装置2
4a及びカッター23を上方に移動させることにより、
吸引装置24の下面24bに切断されたセラミックグリ
ーンシート部分13aが剥離される。すなわち、キャリ
アフィルム12上から上記矩形のセラミックグリーンシ
ート部分13aが剥離される。
【0031】なお、本発明はセラミック電子部品の製造
方法であるが、第1,第2の実施例のようにセラミック
グリーンシートを剥離した後の工程は、従来より公知の
セラミック積層電子部品の製造方法に従って行い得る。
すなわち、剥離されたセラミックグリーンシートをさら
に必要に応じて所望の形状に打ち抜き、内部電極等を間
に介在させて積層し、厚み方向に圧着した後焼成するこ
とにより焼結体を得ることができる。しかる後、焼結体
の該表面に、内部電極に電気的に接続される適宜の外部
電極を公知慣用の方法により形成することにより、セラ
ミック電子部品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例においてキャリアフィルムからセ
ラミックグリーンシートを剥離する工程を説明するため
の側面図。
【図2】第2の実施例において剥離ステージ上に積層シ
ートを載置した状態を示す断面図。
【図3】第2の実施例において押圧部材を積層シートに
押圧させて屈曲部分を形成した状態を示す部分切欠断面
図。
【図4】押圧部材を移動させた後の状態を示す部分切欠
断面図。
【図5】第2の実施例においてセラミックグリーンシー
トを切断する工程を説明するための部分切欠断面図。
【図6】第2の実施例において切断されたセラミックグ
リーンシートをキャリアフィルムから剥離した状態を示
す断面図。
【図7】従来の製造方法においてキャリアフィルムから
セラミックグリーンシートを剥離する工程を説明するた
めの側面図。
【符号の説明】
11…積層シート 12…キャリアフィルム 13…セラミックグリーンシート 12a…一方面 12b…他方面 15…押圧部材 16,17…剥離ローラー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状のキャリアフィルムの一方面に積
    層されて該キャリアフィルム上にセラミックグリーンシ
    ートが支持されている積層シートを用意し、搬送する工
    程と、 次に、前記キャリアフィルムからセラミックグリーンシ
    ートを現に剥離しようとする領域において、搬送方向の
    後方にローラーを、該ローラーの前方に一対の剥離用ロ
    ーラーを配置し、前記ローラーと剥離用ローラーとの間
    に、ローラーと剥離用ローラーとの間の距離及び剥離用
    ローラーの径に比べて小径の押圧部材を配置し、ローラ
    ーの下端と一対の剥離用ローラー間の最近接部分とを結
    ぶ仮想直線に対して、積層シートがセラミックグリーン
    シート側に凸状となるように屈曲させるように、押圧部
    材により積層シートをキャリアフィルム側から押圧し、
    らに、前記押圧されている部分が前記剥離しようとす
    る領域の長さ方向に沿って移動するように、前記押圧部
    材及び積層シートの少なくとも一方を移動させる工程
    と、 次に、前記剥離用ローラーを用いて、セラミックグリー
    ンシートをキャリアフィルム上から剥離する工程とを備
    えることを特徴とする、セラミック電子部品の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 長尺状のキャリアフィルム上にセラミッ
    クグリーンシートを積層した積層シートを用意し、搬送
    する工程と、 次に、前記キャリアフィルムからセラミックグリーンシ
    ートを剥離する前に、前記積層シートの密着性を低減さ
    せるために、押圧部材で前記キャリアフィルム側から前
    記積層シートを押圧することにより、前記積層シートを
    前記セラミックグリーンシート側が凸状となるように屈
    曲させ、さらに、前記積層シートの前記押圧部材で押圧
    されている部分が、前記積層シートに沿って移動するよ
    うに、前記押圧部材及び積層シートの少なくとも一方を
    移動させる工程と、 次に、前記セラミックグリーンシートをキャリアフィル
    ム上から剥離する工程とを備えることを特徴とする、セ
    ラミック電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 長尺状のキャリアフィルムの一方面に積
    層されて該キャリアフィルム上にセラミックグリーンシ
    ートが支持されている積層シートを用意する工程と、 次に、凹部を有し、かつ凹部内に該凹部の長さ方向に比
    べて小径の押圧部材が配置されている剥離ステージ上に
    前記積層シートを載置する工程と、 次に、キャリアフィルム側から前記押圧部材により積層
    シートを押圧し、押圧されている部分においてセラミッ
    クグリーンシート及びキャリアフィルムをセラミックグ
    リーンシート側が突出するように屈曲させるとともに、
    押圧されている部分が凹部の長さ方向に沿って移動する
    ように押圧部材及び積層シートの少なくとも一方を移動
    させる工程と、 次に、前記剥離ステージ上において、セラミックグリー
    ンシートをキャリアフィルムから剥離する工程とを備え
    ることを特徴とする、セラミック電子部品の製造方法。
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AT411165B (de) * 2001-01-18 2003-10-27 Bleckmann Gmbh Laminiereinrichtung und verfahren zur herstellung von glaskeramikbeschichtungen im durchlaufbetrieb
JP4492138B2 (ja) * 2004-01-30 2010-06-30 株式会社村田製作所 積層セラミック電子部品の製造方法

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