JP3028670B2 - 歩行型芝刈機における後車輪 - Google Patents

歩行型芝刈機における後車輪

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JP3028670B2 JP04043093A JP4309392A JP3028670B2 JP 3028670 B2 JP3028670 B2 JP 3028670B2 JP 04043093 A JP04043093 A JP 04043093A JP 4309392 A JP4309392 A JP 4309392A JP 3028670 B2 JP3028670 B2 JP 3028670B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、歩行型芝刈機の後車
輪に関し、刈り取った草が車輪のホイルリム内に侵入し
ないようにしたものである。
【0002】
【従来技術】従来、歩行型芝刈機は、バ−チカルエンジ
ンを搭載しているモアデッキの前後左右に各々車輪を取
り付けて、これらの4つの車輪を適宜上下方向に揺動さ
せて刈り高さを変更するようにしている。後車輪は推進
車輪を兼ねていて、ギヤケ−スから突設された駆動軸端
に取り付けられるが、ギヤケ−スが小さいために後車輪
は十分な減速が得られない。このため、従来は、そのホ
イルリム内に減速ギヤ機構を設けることが多く、一段減
速して後車輪を回転駆動している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来装置の場合には、後車輪のホイルリム内に刈った
草が入り込まないように車輪の内側に円板状のダストカ
バ−が取り付けてあるだけであり、ダストカバ−は外周
が外向きに折り返されてホイルリムに設けた隙間に入り
込むようにしてあるに過ぎない。(図5に示す通り)こ
のため、ホイルリムcとダストカバ−aとの間から刈っ
た細かな草が侵入しやすく、減速ギヤ機構eの噛み合わ
せに支障を来たすことがあり、作業者はその都度ホイル
リム内に入り込んだ草を取り除かなければならない。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この発明は前記した問
題点に鑑みて提案するものであって、次のような技術的
手段を講じた。即ち、ホイルリム42内に減速ギヤ機構
45、49を備え、ギヤケ−ス18から突出軸架された
後輪駆動軸34の軸心廻りに上下揺動させて刈り高さを
変更調節する歩行型芝刈機の後車輪において、ホイルリ
ム42の内側に減速ギヤ機構45、49を覆うべく円板
状のダストカバ−52を取り付け、ホイルリム42の外
周にゴムタイヤ44を被嵌すると共に、ゴムタイヤ44
の内側リップ部56をダストカバ−52の外周に当接さ
せたことを特徴とする歩行型芝刈機における後車輪の構
成とする。
【0005】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説
明する。まず、構成から説明すると、1は歩行型の芝刈
機で、刈刃を覆うモアデッキ3の中央部にはバ−チカル
タイプのエンジン5が取り付けられている。モアデッキ
3の前後左右には各々前車輪6、6と後車輪8、8が設
けられ、夫々刈り高さ調節レバ−9、10を前後方向に
揺動操作することによってモアデッキ3の高さが変わ
り、もって刈り高さが変更できるようにしている。
【0006】11は燃料タンク、12は刈り取った芝や
草を収容するコレクタでメッシュの袋で構成され、モア
デッキ3の後部に着脱自在に装着される。14はル−プ
状の操縦ハンドル、15は走行クラッチレバ−、16は
刈り取りクラッチレバ−である。これらのクラッチレバ
−15、16は前側に倒すとクラッチが入り、手を放す
と図示外のスプリングの力で元の位置に戻ってクラッチ
が切れるようにしている。
【0007】図3は推進車輪である後車輪8の動力伝達
系を示すものである。モアデッキ3の後方空間内にギヤ
ボックス18が設けられ、その前部に入力軸19が軸架
され、入力軸19はエンジン5の動力取出軸(図示省
略)と自在継手を介して動力が伝達される。入力軸19
のピニオンギヤ19aに噛み合うベベルギヤ20は変速
軸22に遊嵌されており、変速軸22にスプライン嵌合
されているクラッチ体23の爪23aと、ベベルギヤ2
0の爪20aが噛み合って動力が変速軸22に伝えられ
る。このクラッチ体23は前記走行クラッチレバ−16
によって操作される。
【0008】変速軸22は中空状をなし、中空部にはシ
フタ−24が挿入されている。25はシフタ−24と一
体で移動するキ−、26はスプリングである。キ−25
は図示外の高低切換レバ−を操作すると高速ギヤ28若
しくは低速ギヤ29と択一的に係合する。30は高速ギ
ヤ28に噛み合っている小径のギヤ、32は低速ギヤ2
9に噛み合っている大径ギヤであって、これらのギヤ3
0、32は一体的に固着されており、一体となったもの
が、ピン33によって後車輪駆動軸34に取り付けられ
ている。
【0009】36はこの駆動軸34の外端部を支えるボ
ス、38はこのボス36端部に固着されたブラケットで
このブラケット38に刈り高さ調節レバ−10がボルト
・ナット等によって着脱自在に取り付けられている。同
図に示された後車輪8は車軸40、車軸40にベアリン
グ41を介して遊転自在に取り付けられたホイルリム4
2、ホイルリム42に被嵌されたゴムタイヤ44等から
なり、ホイルリム42の筒状ボス部には大径のギヤ45
がボルト46にて締着固定されている。このギヤ45に
は前記駆動軸34端部に取り付けられた小径のギヤ49
が噛み合い、ギヤボックス18内で減速された回転動力
をこのギヤ49、45を介して後車輪8に伝えるように
している。
【0010】このとき、ギヤボックス18側から後車輪
8側へは動力が伝達されるが、後車輪8側から駆動軸3
4側に駆動トルクが伝わらないように駆動軸34と小径
ギヤ49との間には一方向クラッチ50が介装されてい
る。52は円板状のダストカバ−であってその外周縁は
外向きに折り返され、ホイルリム42に形成した環状の
凹み54内にダストカバ−52の外周縁が入り込むよう
にしている。
【0011】そして、ゴムタイヤ44の内側端部に形成
したリップ部56が車輪の回転中心の方に向けて延設さ
れ、これがダストカバ−52の外周部に当接するように
している。したがって、後車輪8が回転しているときに
は、ゴムタイヤ44のリップ部56が常にダストカバ−
52に密着しがちに接しており、ホイルリム42の内部
に草が入り込むのを防止している。
【0012】従来は図5に示すようにダストカバ−aの
外周折り返し縁が車輪bのホイルリムcに形成した環状
溝部d内に入り込んで隙間を埋める構成であったから、
細かな草がホイルリムcの内部に入る欠点があったが、
前記の構成によればその問題が解消される。なお、図6
及び図7は前車輪6の刈り高さ調節機構の一部を改良し
たものであって、以下、簡単にその構成を説明する。
【0013】図において符号60は前車輪6を支持する
プレ−トで、横側方から見ると一部を切り欠いた扇型を
なし、外面にピン62を固着し、このピン62に前車輪
6を遊転自在に支持する。プレ−ト60の端部にはネジ
部を有するテ−パ状のピン64が固着され、このピン6
4をモアデッキ3にナット66を用いて締着固定する。
【0014】プレ−ト60は外周縁が内向きに折曲され
ると共に、前後方向の中央部が縦方向に切り欠かれ、こ
の切欠に刈り高さ調節レバ−9のア−ム9aが位置する
ように設けられている。68は刈り高さ調節レバ−9の
ア−ム9aが嵌入係止する係止部である。刈り高さを変
更するときには、刈り高さ調節レバ−9を外側へ倒して
ア−ム9aを係止部68の溝から外し、前後方向に回動
させて別の係止溝に係合させる。70はモアデッキ3の
円筒状ボス部71とプレ−ト60との間に挾まれて固定
されるワッシャで、その一部は内側に折り返されて回り
止め片73が設けられ、回り止め片73をボス部71に
形成した凹部74に嵌入させている。上記の構成によれ
ば、プレ−ト60はピン62に固着されていて、これを
ナット66で締着してモアデッキ3から外れないように
すると共に、その軸心廻りに回動させる形態としている
ので、刈り高さ調節時にプレ−ト60が横方向へ倒れる
ことが少なく、又、従来はピン62に挿入していた皿バ
ネ等の押圧部材が不要となるから安価に構成できる。
【0015】
【発明の効果】この発明は前記の如く構成したので、次
のような技術的効果を奏する。即ち、ホイルリム内に減
速ギヤ機構を備え、ギヤケ−スから突出軸架された後輪
駆動軸の軸心廻りに上下揺動させて刈り高さを変更調節
する歩行型芝刈機の後車輪において、ホイルリムの内側
に減速ギヤ機構を覆うべく円板状のダストカバ−を取り
付け、ホイルリムの外周にゴムタイヤを被嵌すると共
に、ゴムタイヤの内側リップ部をダストカバ−の外周に
当接させたものであるから、ホイルリム内に刈った細か
な草や小石が侵入してギヤを磨耗させることがなく、ギ
ヤ伝動を確実なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型芝刈機の側面図である。
【図2】歩行型芝刈機の平面図である。
【図3】要部の断面図である。
【図4】要部の断面図である。
【図5】従来装置の要部の断面図である。
【図6】前車輪の支持部の側面図である。
【図7】図6の断面図である。
【符号の説明】
1 歩行型芝刈機 3 モアデッキ 5 エンジン 6 前車輪 8 後車輪 44 ゴムタイヤ 52 ダストカバ− 56 リップ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホイルリム内に減速ギヤ機構を備え、ギヤ
    ケ−スから突出軸架された後輪駆動軸の軸心廻りに上下
    揺動させて刈り高さを変更調節する歩行型芝刈機の後車
    輪において、ホイルリムの内側に減速ギヤ機構を覆うべ
    く円板状のダストカバ−を取り付け、ホイルリムの外周
    にゴムタイヤを被嵌すると共に、ゴムタイヤの内側リッ
    プ部をダストカバ−の外周に当接させたことを特徴とす
    る歩行型芝刈機における後車輪。
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