JP3028419U - 折り畳み椅子 - Google Patents

折り畳み椅子

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JP3028419U
JP3028419U JP1996001007U JP100796U JP3028419U JP 3028419 U JP3028419 U JP 3028419U JP 1996001007 U JP1996001007 U JP 1996001007U JP 100796 U JP100796 U JP 100796U JP 3028419 U JP3028419 U JP 3028419U
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JP
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pivot
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folding chair
frames
seat
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JP1996001007U
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Inventor
尚男 村上
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Okamoto Industries Inc
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Okamoto Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の折り畳み椅子に対して、使用者が背
凭れに凭れかかった際における重心の後方移動に対応で
きる構造を提供する。 【構成】 折り畳み椅子aの座部a’を構成する左右
両側の両X型フレーム1における枢軸13から背面側接
地端までの長さL2を、同枢軸13から正面側接地端ま
での長さL1よりも長く構成することにより、座部a’
の背面側接地点Pを後方へ移動し、座部a’上における
重心の後方移動に対応する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この考案は折り畳み椅子に関し、さらに詳しくは、パイプフレーム等杆部材か ら成る背凭れ付きの折り畳み椅子の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の折り畳み椅子を示す。この折り畳み椅子は、パイプ等の杆材を折 曲して折り畳み自在な椅子本体の座部101を構成し、この椅子本体座部101 の背面に背凭れ102を折り畳み自在に設けて構成したものである。
【0003】 に構成した折り畳み椅子は、2本の杆材103をX型に交差させ、その交差部分 に枢軸104を挿通して左右一対のX型フレーム105を構成してある。上記し た両X型フレーム105は椅子本体の左右両側部に対向させた状態で配置し、そ の上端部同士の間に水平フレーム間106を平行に架け渡して両X型フレーム1 05同士を一体的に連結している。 上記両平行フレーム106の間には布材などから連絡部材107を架設し、こ れにより前後方向に折り畳み自在な折り畳み椅子本体の座部101を構成してあ る。また、上記した座部101の背面側の両側部には、略コ型に折曲せしめた背 凭れフレーム102の両端部を枢軸108により枢支し、上記座部101と共に 折り畳み自在に構成してある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記折り畳み椅子のX型フレーム105は、2本の杆材103の中央部同士を 枢軸104により連結して折り畳み自在に構成してある。よって、図5にて示す ように展開した状態においては、上記X型フレーム105における枢軸104よ り正面側及び枢軸104よりも背面側が対象になる形で展開されることになる。
【0005】 ところで、上記折り畳み椅子に腰掛け、背凭れ102に凭れかかると、使用者 の重心が座部101上の背面側寄りへ移動するため、椅子自体が背面側に倒れ易 くなり、不安定な状態となる。そして、上記した重心移動が限度を越えると後ろ へ転倒し、思わぬ事故を誘発することにもなる。
【0006】 本考案の目的は、上記した如き折り畳み椅子に対し、背凭れに凭れかかった際 における重心の後方移動にも対応できる構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した課題を解決するために、2本の杆材をX状に交差させ、そ の交差部分を枢支して構成した一対のX型フレームを左右両側部に対向させて配 置し、これら両X型フレームの正面側上端部同士及び背面側上端部同士を2本平 行に配置される水平フレームによりそれぞれ連結すると共に、該水平フレーム同 士の間に折り畳み自在な連絡部材を架設して椅子本体の座部を構成すると共に、 上記椅子本体座部の背面側に背凭れフレームを設けて成る折り畳み椅子において 、上記両X型フレームにおける枢軸から背面側接地端までの長さを、同枢軸から 正面側接地端までの長さよりも長く構成したものである。 また、上記折り畳み椅子は、両X型フレームにおける枢軸から正面側上端まで の長さを、同枢軸から背面側上端までの長さよりも長く構成するとよい。
【0008】 以上の手段によれば、以下に記する如き作用を伴う。 一対のX型フレームを左右側面に対向させた状態で構成される折り畳み椅子本 体の座部は、上記X型フレームの上端同士連結する両水平フレームが接近する方 向に回動することにより、両水平フレーム間に架設した連結部材が折り畳まれて 、平面的に折り畳まれる。
【0009】 上記した両X型フレームにおける枢軸から背面側接地端までの長さは、同枢軸 から正面側接地端までの長さよりも長く構成してある。 よって、上記折り畳み椅子が展開状態にある時、X型フレームの中心となる枢 軸から背面側接地端までの延出距離が同枢軸から正面側接地端までの距離よりも 大きくなる。その結果、座部の背面側接地点が従来のものよりも後方へずれるこ とになり、背凭れに凭れることで重心が後方移動した際における安定性が向上す る。
【0010】 また、上記したようにX型フレームの背面側接地端が後方へずれると、その一 方の杆材の地面に対する傾斜角度が他方の杆材のそれよりも小さくなる。よって 従来通りに、枢軸から正面側上端までの長さを同枢軸から背面側上端までの長さ と同じままにすると、正面側上端同士を連結する水平フレームの高さが背面側上 端同士を連結する水平フレームの高さよりも幾分低くなるので、連絡部材により 構成される座面が前下がりになる。
【0011】 しかし、上記両X型フレームにおける枢軸から正面側上端までの長さを、同枢 軸から背面側上端までの部位の長さよりも長く構成したものにおいては、正面側 の水平フレームの高さが増すため、上記座面を略水平若しくは前上がりの状態に 維持することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1及び図3にて示す折り畳み椅子aは、硬質アルミや鋼材からなるパイプ杆 を折曲形成して成るフレームを組み合わせて、比較的幅の広い長椅子型の椅子本 体の座部a’を構成すると共に、上記座部a’の背面に折り畳み可能な背凭れ2 を設けて構成してある。
【0013】 上記した椅子本体座部a’は、左右両側面に一対のX型フレーム1を対向させ た状態で配置すると共に、これら両X型フレーム1の上端部同士及び下端部同士 を、水平フレーム3,4及び接地フレーム7,8にて連結してある。また、椅子 本体座部a’は上記両水平フレーム3,4の間に座面を構成するシート5を架設 し、X型フレーム1が開いた状態にて上記シート5が緊張して、展開状態を維持 するように構成してある。
【0014】 両X型フレーム1は、2本の杆材11,12をX型に交差せしめると共に、こ れら両杆材11,12の交差部に椅子全幅を貫通する長尺状の枢軸13を嵌挿す ることにより、左右両X型フレーム1の間で一体化する杆材11,12が上記枢 軸13を支点として回動するように連結してある。
【0015】 図1にて示すように、上記X型フレーム1の杆材11及び12は、枢軸13か ら接地側端、及び枢軸13から上端までの長さに差を付けてある。 一方の杆材11は従来の折り畳み椅子と略同様な長さに構成され、その中央部 に枢軸13を嵌挿してある。他方、杆材12は上記杆材11よりも幾分長く構成 され、その中間部に上記枢軸13を挿通してある。 即ち、上記X型フレーム1は、杆材12の枢軸13から接地端迄の長さL2を 、杆材11の枢軸13から接地端の長さL1よりも幾分長くしてあり、その延長 の分、椅子本体座部a’の背面側の接地点が後方へずれるように構成してある。
【0016】 また、上記杆材12の枢軸13から正面側上端までの長さL4は、杆材11の 枢軸13から背面側上端までの長さL3よりも幾分長く構成してある。 上記したように、X型フレーム1の背面側接地点が後方へずれると、長い方の 杆材12の地面に対する傾斜角度が、他方の杆材11のそれよりも小さくなる( 図1)。従って、従来のように、杆材12の枢軸13から正面側上端までの長さ L4を、杆材11の枢軸13から背面側上端までの距離L3と同じにすると、正 面側上端同士を連結する水平フレーム3の高さが背面側上端同士を連結する水平 フレーム4の高さよりも幾分低くなるので、シート5により構成される座面が前 下がりとなり、座り心地が悪くなる。
【0017】 しかし、上記したように、杆材12枢軸13から正面側上端までの長さL4を 、杆材11における枢軸13から背面側上端までの部位の長さL3よりも長くす ることで、正面側の水平フレーム3の高さを上方へ移動することができる。これ により、シート5により構成される座面を略水平若しくは前上がりの状態にする ことができる。即ち、上記した如きX型フレーム13は、側面視において両杆材 11,12の各端部が平行四辺形の各角部に位置するように構成してある。
【0018】 上記した椅子本体座部a’の背面側に設ける背凭れ2は、パイプ材を座部a’ と略同じ幅にて略コ型に折曲形成し、その両端部を両X型フレーム1を構成する 杆材11の背面側上端部付近に対してピン6を介して回動可能に枢着してある。 また、上記背凭れ2の両端部は、枢支部分より先端側に延出する部分を内側へ屈 曲することにより掛止部2bを構成してある。 背凭れ2は立てた状態にて上記掛止部2bを杆材11上部の背面側に掛止する ことにより背面側への回動を禁止し、使用者が凭れかかった際の荷重を受けるよ うに支持してある。また、背凭れ2の左右両側部の間には、帯状のシート材2a を張設して背凭れ面を構成している。 尚、上記背凭れは、ボルトやピン等を用いて杆材11に対して着脱可能に取付 けてもよく、この場合、背凭れは必ずしも折畳み自在にする必要はなく、X型フ レーム1を折畳む際に取外すように構成してもよい。
【0019】 上記した如く構成した折り畳み椅子aは、両X型フレーム1の中心となる枢軸 13から背面側接地端までの延出距離C2が同枢軸13から正面側接地端までの 延出距離C1よりも大きくなる。その結果、座部a’の背面側接地点Pが従来の 接地点P0よりも後方へ大きくずれることになる。よって、背凭れ2に凭れるこ とで座部a’上に腰掛ける使用者の重心が後方移動した際においても、その重心 移動は上記C2の範囲内に余裕をもって収まり、十分な安定が確保される。
【0020】 また、上記した折り畳み椅子aは、両X型フレーム1の水平フレーム3,4相 互を接近させる方向に回動して座部a’を折り畳み、さらに、背凭れ2を正面側 に回動させることにより、図2にて示すように折り畳むことができる。
【0021】 尚、上記した折り畳み椅子aは、両X型フレーム1を構成する杆材11,12 の接地端同士を接地フレーム7,8により連結して構成したが、上記X型フレー ム1の接地端は、図4にて示す折り畳み椅子a2のように、接地フレームを設け ることなく切り離したままの状態としても良い。 また、上記折り畳み椅子a,a’は幅の広い長椅子型に構成したが、本考案の 折り畳み椅子は幅の狭い一人掛けのものであってもよい(図示せず)。
【0022】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように、X型フレームにおける枢軸から背面側接地端ま での長さを、同枢軸から正面側接地端までの長さよりも長く構成したものである から、折り畳み椅子を展開させた状態において、座部の背面側接地点が従来のも のよりも後方へずれることになり、これにより、使用者が背凭れに凭れかかるこ とにより座部上の重心が後方移動した際にも十分な安定を保つことができ、後ろ へ転倒してしまうような不具合を効果的に防止することができる。
【0023】 また、請求項2記載の折り畳み椅子のように、両X型フレームにおける枢軸か ら正面側上端までの長さを、同枢軸から背面側上端までの長さよりも長く構成し たものにおいては、上記したようにX型フレームの背面側接地端が後方へずれて 、その杆材の地面に対する傾斜角度が浅くなっても、 正面側の水平フレームの高さを増して、折り畳み椅子本体の座面を略水平若しく は前上がりの状態に維持することができ、使用者の着座姿勢を良好に保つことが できる。
【提出日】平成8年3月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 上記したように構成した折り畳み椅子は、2本の杆材103をX型に交差させ 、その交差部分に枢軸104を挿通して左右一対のX型フレーム105を構成し てある。上記した両X型フレーム105は椅子本体の左右両側部に対向させた状 態で配置し、その上端部同士の間に水平フレーム間106を平行に架け渡して両 X型フレーム105同士を一体的に連結している。 上記両平行フレーム106の間には布材などから連絡部材107を架設し、こ れにより前後方向に折り畳み自在な折り畳み椅子本体の座部101を構成してあ る。また、上記した座部101の背面側の両側部には、略コ型に折曲せしめた背 凭れフレーム102の両端部を枢軸108により枢支し、上記座部101と共に 折り畳み自在に構成してある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案を実施した折り畳み椅子を示す側面
図。
【図2】 同折り畳み椅子を折り畳んだ状態を示す側
面図。
【図3】 同折り畳み椅子を示す斜視図。
【図4】 接地杆を具備しない折り畳み椅子を示す斜
視図。
【図5】 従来の折り畳み椅子を示す側面図。
【符号の説明】
a・・・折り畳み椅子 a’・・・座部 1・・・X型フレーム 2・・・背凭れ 3,4・・・水平フレーム 5・・・シート 11,12・・・杆材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の杆材をX状に交差させ、その交
    差部分を枢支して構成した一対のX型フレームを左右両
    側部に対向させて配置し、これら両X型フレームの正面
    側上端部同士及び背面側上端部同士を2本平行に配置さ
    れる水平フレームによりそれぞれ連結すると共に、該水
    平フレーム同士の間に折り畳み自在な連絡部材を架設し
    て椅子本体の座部を構成すると共に、上記椅子本体座部
    の背面側に背凭れフレームを設けて成る折り畳み椅子に
    おいて、上記両X型フレームにおける枢軸から背面側接
    地端までの長さを、同枢軸から正面側接地端までの長さ
    よりも長く構成したことを特徴とする折り畳み椅子。
  2. 【請求項2】 上記両X型フレームにおける枢軸から
    正面側上端までの長さを、同枢軸から背面側上端までの
    長さよりも長く構成して成る請求項1記載の折り畳み椅
    子。
JP1996001007U 1996-02-26 1996-02-26 折り畳み椅子 Expired - Lifetime JP3028419U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012016375A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Rogosu Corp:Kk 折り畳み椅子

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