JP3028415B1 - 進行方向に向ってこげるボ―トの人力推進装置 - Google Patents

Abstract

【要約】 【課題】 ボートを運転者の背面方向に進ませるた
め他船や障害物に衝突する危険性がある。 【解決手段】 １本のオールを舟べりの内側と外側に分
けロープと滑車により力の方向性を変え前方方向に進め
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は釣り遊覧等に使用さ
れるボートの人力推進装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】ボートの運転者はボートの反進行方向に
向って座り、かいをこぐことにより運転者の背面方向に
ボートを進行させていた。

【０００３】

【発明が解決しょうとする課題】ボートを運転者の背面
方向に進ませるため進行方向の視界が悪く、周囲の状況
の見きわめがおろそかになり、他船や障害物に衝突する
危険があり安全性に欠けていた。本発明はこれらの欠点
を解消するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】１本のオールを操作棒
（２）と水かき部（３）に分割しそれぞれの片方に支軸
受（８）を設け、両支軸受を接合し舟べり中央に設けた
支軸（１）にはめこむ、この時操作棒と水かき部は支軸
受（８）の構造により、前後上下に自由に動くようにな
っている。そこに推進用ロープ（６）を要所に取付けた
滑車（４）と（５）に通して展張する。

【０００５】

【作用】運転者は船首方向に向って座り従来のボートを
こぐ要領でこぐことにより支軸（１）を支点として操作
棒（２）を引くと水かき部（３）は舟を前進させる方向
に作用し水をかき終った後は水かき前部から支軸（１）
前方に展張したゴムの張力により元の位置に復する。

【０００６】

【実施例】操作棒（２）と水かき部（３）支軸受（８）
により接続したものを支軸にはめこみ、前述のように推
進用ロープを展張し、ゴム紐も張り合せる。この状態か
ら船首方向に向って座り、従来のこぎ方でオールをこげ
ば水かき部は船を前進させる方向に作用し船は前進す
る。

【０００７】

【発明の効果】このかいを使用してボートを操作すれば
進行方向に向って運転するため針路の調整が易しく他船
や障害物との衝突等を防止し安全に運行することが出来
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の平面図である。

【図２】Ａ−Ａ′の断面図である。

【図３】支軸部の平面図である。

【符号の説明】

（１）−支軸 （６）−推進用ロープ （２）−操作棒 （７）−ゴム紐 （３）−水かき部 （８）−支軸受 （４）−滑車 （９）−ナット （５）−滑車 （１０）−支軸受台

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ボートの舟べり中央部に設けた支軸
   （１）に操作棒（２）と水かき部（３）の端に設けた支
   軸受（８）によりまとめ、はめこみ操作棒（２）の前部
   中央に推進用ロープ（６）を固定し、操作棒の前方に設
   けた滑車（４）に通し、更に水かき部（３）後方に設け
   た滑車（５）に通したロープの先端を水かき部後部中央
   に固定し、水かき部前部中央より支軸（１）前方にゴム
   紐を展張した構造より成る前進方向に向ってこげるボー
   トの人力推進装置。