JP3028220U - 磁気ブレスレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 永久磁石の磁力による健康増進機能に装飾具
としての華やかさを付加して装飾性を向上させることで
付加価値を高めることのできる磁気ブレスレットを提供
する。 【解決手段】 ブレスレット本体１を構成する複数の駒
２の内側面Ｉに永久磁石１５を備え、更に永久磁石１５
を取り付けていない駒１２の内側面Ｉに翡翠片１６を臨
ませている。また、駒１７の外側面Ｏにも翡翠片１９が
露呈されるように臨ませている。更に駒２２の内側面Ｉ
には嵌合凹部２３を備えており、そこへ組み合わせる永
久磁石２４及び／又は翡翠片２５のブレスレット本体１
内での配列状態を変更自在のものとしている。ブレスレ
ット本体１を構成する駒２０の一部又は全部を翡翠片２
０で構成してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、健康増進機能を備え、且つ装飾具としても好適な磁気ブレスレッ トに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

磁石は、これを人体に作用させると、電磁誘導によってその部位の血液中に誘 導電流を生じさせることにより血行を良くして血液の循環を促進させ、うっ血な どを解消したり肩こりや筋肉痛をやわらげたりするほか、血液中のイオンを増加 させて自律神経の働きを良くする作用があることが広く知られている。このよう な磁力による健康増進作用に着目して、従来から様々な装身用の磁気健康器具や 磁気治療器具が提案されており、例えば首用ネックレスや人体の所定部位に磁石 を張りつけるものなどが一般的に利用されている。特に最近では、継続的に手首 に装着するブレスレットタイプの磁気健康器具も利用されている。ところが、本 考案者の知り得る範囲では、従来のブレスレットタイプの磁気健康器具は磁気に よる健康増進機能を重視するだけのものが多く、装飾性が低く付加価値もそれ程 高いものではなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、永久磁石の磁力による健康増進機能に装飾具としての華やか さを付加して装飾性を向上させることで磁気ブレスレットの付加価値を高めるこ とのできる磁気ブレスレットを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

このような目的のために本考案は、ブレスレット本体を構成する複数の駒の内 側面に永久磁石を備え、更に永久磁石を取り付けていない駒の内側面に翡翠片を 臨ませることを特徴とした磁気ブレスレットを提供せんとする。

【０００５】 また本考案では、内側面のみならず翡翠片を駒の外側面にも露呈されるように 臨ませるものとしている。

【０００６】 上記ブレスレット本体の駒には、永久磁石及び／又は翡翠片は取付け場所の配 列状態を変更自在とする嵌合凹部を備えるものとしている。

【０００７】 更にブレスレット本体を構成する駒の一部又は全部を翡翠片で構成するものと している。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施形態について添付の図面を参照して説明する。

【０００９】 図１〜図３に、本考案を適用した磁気ブレスレットの第１実施形態を示す。こ の磁気ブレスレットのブレスレット本体１は、複数の駒２をヒンジ軸３を介して 接続し、全体で帯状に構成されているものである。その一端部となる駒４には、 ヒンジ軸３を介してツク棒５及び回動枠６を回動自在に接続した尾錠７が設けら れ、その他端部となる駒８には、ツク孔９を備えた剣先部１０が設けられている 。

【００１０】 隣接する駒（１１，１２）同士は、図２で示すように、一方の駒１１に凸部１ ３を、他方の駒１２に凹部１４を各々備え、双方をヒンジ軸３で組み合わせるこ とで連結した状態としている。そして所定の駒３０には、装着時に手首Ｒと接触 する面に、数百ガウス程度の磁束密度を有する永久磁石１５が固定されている。 更に永久磁石１５が取り付けられていない駒３１の内側面Ｉには翡翠片１６が臨 まされている。このようにブレスレット本体１の装飾機能は、何も外側面Ｏに「 翡翠片」が臨まされている場合に限定されるものではなく、むしろ他人には見え ない内側面Ｉに翡翠片１６を臨ませることにより、内に秘めた装飾機能を期待す ることができるものである。なお、以上及び以下の説明において「内側面」とは 、手首に接触する側の面をいい、「外側面」とは、手首と接触しない側の面をい う。

【００１１】 この実施形態では、連続的に配列した３つの翡翠片１６に対して１つの永久磁 石１５という組み合わせが繰り返して呈される状態で示してある。人体に好適な 電磁誘導作用を及ぼす上で本考案者は、ブレスレット本体１の内側面Ｉにどのよ うな配列で永久磁石１５と翡翠片１６とを組み合わせるかを種々検討し、上記の ような組み合わせが好ましいとの知見を得たものである。また翡翠片は、古来よ り厄除けや精神集中に効があるとの民間信仰がありそのメカニズムは判然としな いが、永久磁石１５とこの翡翠片１６を組み合わせることで永久磁石１５を利用 した血行促進作用に加え、心身のバイオリズムの均衡促進作用が期待できる。

【００１２】 そして、このブレスレット本体１の装着時には、図３に示すように、ツク孔９ にツク棒５を挿通して係合させ、全体をリング状のものとして手首Ｒに装着し、 永久磁石１５が手首Ｒの肌に当たるような具合に任意締め付けを行うことになる 。

【００１３】 次に、図４を参照して第２実施形態を説明する。この実施形態では、駒１７に 貫通孔１８、即ち内側面Ｉから外側面Ｏに貫通する孔が開孔してあり、そこへ翡 翠片１９が嵌合され、内側面Ｉに臨まされると同時に、外側面Ｏにも露呈して臨 まされるようにしてある。

【００１４】 また、図５で示す第３実施形態では、駒２２の内側面Ｉに、嵌合凹部２３が設 けられてあり、そこへ永久磁石２４又は翡翠片２５が着脱自在に施されている。 この嵌合凹部２３の内周面２６上には、ゴム板などの弾性部材２７が設けられて おり、この弾性部材２７は、永久磁石２４又は翡翠片２５を指で取り出すことが できる程度の圧力で永久磁石２４等を押圧し固定できるようにしてある。このた め永久磁石２４又は翡翠片２５を、嵌合凹部２３に対し垂直方向に押し込むよう にすることで、容易に嵌合させることが可能である。従って、使用者は手首の大 きさ、その他の自己特性や血行促進の度合いに関する好みに応じて、永久磁石２ ４と翡翠片２５との取付け場所の配列状態即ちブレスレット本体１内の配列状態 、を自由に変えることができる。

【００１５】 図６に第４実施形態を示す。駒２０の全体が翡翠片２０で形成されており、内 外両面に翡翠片２０が臨まされた状態を呈するようにしてある。複数の駒２０の 全体を翡翠片２０で形成することにより、ブレスレット本体１を構成する他の金 属製の駒２１の間に比較的多数の石材（宝玉）である翡翠を介在させることにな るので、手首Ｒにあたる質感を相当変化させることができる。

【００１６】 なお、本考案に係るブレスレット本体１に金メッキや銀メッキ等を施せば装飾 性あるいはファッシヨン性を更に向上することができることは勿論である。また 、図示せぬ調整用の駒を別途用意してブレスレット本体１に増加させたりあるい は駒２を取り外せば、ブレスレット本体１の全長を使用者の手首の太さに合わせ て適宜調節して装着することも可能である。更に１つの駒（２，１１，１２，１ ７，２１，２２，３０，３１）に永久磁石（１５，２４）と翡翠片（１６，２５ ）を一緒に併存するようにして設けるようにしてもよい。

【００１７】

【考案の効果】

以上のように本考案による磁気ブレスレットは、永久磁石を備える磁気ブレス レットに翡翠片を取り付けたので、健康器具であるという違和感を感じること無 く使用することができる。しかも、各駒には永久磁石と翡翠片を着脱自在とする 嵌合凹部を備えているので、適宜、永久磁石と翡翠片の数を調整したり配列を変 更することが可能である。従って、磁気による健康増進作用を高めたり、翡翠片 による装飾性を高めることができるので、使用者の好みに応じて変化に富んだ使 用が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施形態による磁気ブレスレット
の外観斜視図

【図２】図１に示す磁気ブレスレットの内側面を示す平
面図

【図３】本考案の磁気ブレスレットの使用状態参考図

【図４】本考案の第２実施形態による磁気ブレスレット
を示す側面図

【図５】本考案の第３実施形態による磁気ブレスレット
の横断面図

【図６】本考案の第４実施形態による磁気ブレスレット
の内側面を示す平面図

【符号の説明】

１ ブレスレット本体 ２，４，１１，１２，１７，２１，２２，３０，３１
駒 １５，２４ 永久磁石 １６，２５ 翡翠片

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の駒を連結部材にて連結し、その一
   端部となる駒に尾錠のツク棒を、他端部となる駒にツク
   孔付きの剣先部を設け、前記複数の駒の内、任意の駒の
   内側面に永久磁石を備えたブレスレット本体をそのツク
   棒と剣先部を係合させることによりリング状にして手首
   へ装着自在とする磁気ブレスレットにおいて、 永久磁石を取り付けていない駒の内側面に、翡翠片を臨
   ませることを特徴とする磁気ブレスレット。
2. 【請求項２】 翡翠片が駒の外側面にも露呈されるよう
   に臨ませるものである請求項１記載の磁気ブレスレッ
   ト。
3. 【請求項３】 複数の駒は、その内側面に嵌合凹部を備
   え、そこへ組み合わせる永久磁石及び／又は翡翠片のブ
   レスレット本体内での配列状態を変更自在とするもので
   ある請求項１又は２記載の磁気ブレスレット。
4. 【請求項４】 駒の一部又は全部が翡翠片で構成されて
   いる請求項１又は２記載の磁気ブレスレット。