JP3028197B2 - 水平方向の墨出し用レーザー装置 - Google Patents

水平方向の墨出し用レーザー装置

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JP3028197B2
JP3028197B2 JP8059207A JP5920796A JP3028197B2 JP 3028197 B2 JP3028197 B2 JP 3028197B2 JP 8059207 A JP8059207 A JP 8059207A JP 5920796 A JP5920796 A JP 5920796A JP 3028197 B2 JP3028197 B2 JP 3028197B2
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英雄 尾川
憲久 寺地
一秀 寺内
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ニッショー機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部屋のレイアウト
や間仕切り等をする場合の墨出し作業に使用する水平方
向の墨出し用レーザー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の水平方向の墨出し用レー
ザー装置は、レーザー照射装置自体を又はレーザー照射
装置を支持した支持体を、ジャイロ手段により鉛直平面
内で重錘状に揺動自在に枢支し、照射されるレーザー光
線の光軸上と反射光軸上又は光軸上にロッドレンズをそ
の中心軸を水平及び垂直として設け、ロッドレンズを通
して鉛直平面に放射される光線を、直接又はカバー体の
光線放射用スリットから外部へ放射するようにした構成
を基本としたものであり、実開平3−88678号公報
或は特開平6−297350号公報等に記載されたもの
が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが実公平4−2
2943号公報記載の墨出しレーザー装置は、レーザー
管(アルミニウムからなる筒状の保護管内に配設される
ヘリウムガスレーザー式1mmW直進偏向型)を、ジャイ
ロで自動鉛直になるように支持し、このレーザー管をヘ
ッドに垂設した風防内に配設し、風防にはレーザー管の
保護管を固定するためのねじ込み式の固定具の複数を設
けた構成となっているため、レーザー管の妄動を阻止す
ることはできるが、電源接続とは別に複数の固定具をそ
れぞれ回転操作しなければならないので、その作業が非
常に面倒である。
【0004】また特開平6−297350号公報記載の
墨出し装置においては、レーザー照射装置を支持する重
錘状に枢支された支持体がフリーの状態にあるため、装
置の運搬、現場への搬送、現場での場所移動時等におい
て、レーザー照射装置がカバー内壁や支柱に衝突してこ
れらが損傷されたり枢支部が損傷して、鉛直又は水平な
墨出しラインの投影に狂いを生じる点に課題があった。
【0005】本発明は、所定位置に置きレーザー照射方
向を所望壁面方向に設定するだけで精度の高い水平度が
自動的に設定され、水平支持体に調整固定したレーザー
照射装置からのレーザー光線を、精度の高い正確な水平
の連続するレーザー照射ラインとして、室内周壁等の所
定位置に鮮明に表示することができる水平方向の墨出し
用レーザー装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の水平方向の墨出
し用レーザー装置は、本体ベースに立設した支柱に水平
支持体を固定するとともに該水平支持体上に立設固定し
た支軸に前記水平支持体に対して少なくとも直交水平二
軸線方向に揺動自在の調整板が連結され、また前記水平
支持体に前記調整板の揺動方向に対応する位置に取付け
た複数の制御モータの回転で前記調整板の揺動を制御す
る手段を具備させた装置主体と、直交水平二軸線の一方
の軸線と平行する方向に照射したレーザー光線を中心が
光軸を通る鉛直のロッドレンズで水平方向へ拡散してレ
ーザー照射ラインを形成するようにしたレーザー照射装
置と、気泡の位置に対応して電気的検出手段で検出した
複数の角度情報信号をそれぞれアナログ信号として出力
するようにした一軸水平センサの二個若しくは二軸水平
センサとからなり、前記レーザー照射装置と一軸水平セ
ンサの二個若しくは二軸水平センサを、装置本体の調整
板上に直交水平二軸線方向に一致させて固定し、前記い
ずれかの水平度検出装置からのアナログ信号がゼロとな
るように前記制御モータを駆動させることを特徴とする
ものである。
【0007】前記調整板への制御モータによる制御運動
伝達手段としては、調整板の前記直交水平二軸線に一致
する同一半径線上の二か所に、各軸線と直交する水平ピ
ンで揺動自在に支持したナットを設け、該ナットに水平
支持体に固定された制御モータの駆動軸と一体の螺子軸
を螺合させるか、調整板の前記直交水平二軸線に一致す
る同一半径線上の二か所裏面に当接凹部を設け、該当接
凹部に水平支持体に固定された制御モータの駆動軸の回
転を直線運動変換手段により上下動に変換された制御棒
の先端球面を当接した手段等が採用される。いずれの場
合も、雄雌螺子の螺合によって生じる上下方向のバック
ラッシュによる誤差を解消するために、揺動側の調整板
と固定側の水平支持体とを、引っ張りバネで連結する。
【0008】一軸水平センサは、電解液と気泡を封入す
る電極配設室が、垂直線上の点を中心とする所定半径で
且つ該垂直線で二等分される円弧線を、垂直線と直交す
る水平中心線の回りに回転することにより得られる回転
体形状の紡錘形であって、水平中心線直角断面形状を円
形とした立体的面粗度の高い内周壁面の囲壁と密閉用端
体とによって形成された絶縁材料からなる電極保持体
に、前記垂直線に一致する位置に電極配設室内の径方向
へ貫通突設するコモン電極と、該コモン電極を中心とし
て水平中心線に沿う左右対称位置において前記コモン電
極よりも電極配設室内の径方向へ高く突出し且つ表面積
を均一とした周囲電極とを、それぞれ液密状態で貫設す
るとともに、電極配設室内に、気泡及び表面張力が小さ
く電極相互間のインピーダンスが水平状態において所定
値となる比率に混合された電解液とを、前記コモン電極
が気泡に触れることなく常に電解液に浸漬し、また水平
状態において周囲電極が気泡に触れない状態となるよう
にそれぞれ封入し、これからアナログ信号を出力するよ
うにしたものを使用する。
【0009】また二軸水平センサとしては、底面を水平
面とし、平面中心部に液室用凹部を形成した絶縁材料か
らなる電極保持体の前記液室用凹部の内底中心に、コモ
ン電極を液密状態に貫通して鉛直に貫設するとともに、
前記液室用凹部の内底の中心を点とする所定半径円と前
記中心を通る水平直交二軸線との交点位置に、前記コモ
ン電極よりも高く突出する表面積を均一とした外周電極
を、それぞれ液密状態の鉛直に貫設し、前記電極保持体
の上開口部を、中心部または全面を面粗度の高い球面凹
部に形成したガラス等の絶縁材料からなる窓板で、該窓
板の球面凹部を内面とし且つ中心を前記コモン電極の中
心軸線に一致させて液密状態に閉塞し、該閉塞された液
室用凹部内に、気泡と、表面張力が小さく電極相互間の
インピーダンスが水平状態において所定値となる比率に
混合された電解液とを、コモン電極が常に電解液に浸漬
する量だけ封入し、これからアナログ信号を出力するよ
うにしたものを使用する。
【0010】
【発明の実施の形態】及び
【実施例】
(実施例)図1は本発明の実施例に係る水平方向の墨出
し用レーザー装置の装置本体部分Aを略三分割して示し
た分解正面略図、図2は図1における調整ブロック部
(3)部分の平面略図、図3は装置本体部分に被冠される
カバーキャップB部分に設けるスイッチとシャッターを
示す平面図、図4は一軸水平センサの縦断面図、図5は
同側面図、図6は一軸水平センサの横断面図、図7は一
軸水平センサのセンサアップの説明図である。
【0011】本発明の実施例に係る水平方向の墨出し用
レーザー装置を前記図に基いて説明すると、装置本体部
分Aとこれに被せるカバーキャップBとからなり、カバ
ーキャップBには、図1及び図3に示すように、装置起
動スイッチ(SW)と、胴部に円周に沿って水平方向に形成
したレーザー照射ラインを照射するためのスリット(SL)
と、装置起動スイッチ(SW)の操作で前記スリット(SL)を
開閉するシャッーター(S) 及び胴部に設けた携帯用バン
ド(図示省略)を装備するための掛具(F) とを装備した
構成であり、図1において実線で示した装置本体部分A
は、大きく分けて本体ベース(1) と水平支持体(2) と調
整ブロック部(3) とから構成され、本体ベース(1) に水
平支持体(2) を固定し、調整ブロック部(3) は水平支持
体(2) に対して少なくとも水平直角二軸方向への揺動を
許容する手段で連結支持されている。
【0012】前記本体ベース(1) は、底面の中央部に設
けた三脚等のスタンドに取付けるための雌螺子筒(11)の
周囲に、該雌螺子筒(11)よりも低い三本の直置き脚(12)
を突設するとともに、上面中央には上端面に螺子孔を形
成した主柱(13)が、またその周囲のスペース部分に本体
ベース(1) に螺入貫通させて底面側が交換口となる蓋付
き電池収納筒(14)を立設した構成である。
【0013】また、前記水平支持体(2) は、前記螺子孔
に対応させて取付用孔を穿設した基板(21)の縁部であっ
て、前記取付用孔の中心が交点となる直交水平二軸線上
の一定半径位置のそれぞれにモータ軸用孔(22)を穿設
し、先端部を螺子軸(27)とした駆動軸(26)を前記モータ
軸用孔(22)の下方から通して上方へ突出させた状態で制
御モータ(25)を基板(21)に固定し、さらに、後記二個の
一軸水平センサ(40)からのアナログ信号により制御モー
タ(25)を駆動制御する制御回路とレーザー照射装置(39)
へ通電回路を形成した制御用回路基板Cを主柱(13)に固
定し、後記調整ブロック(3) の揺動方向をガイドするガ
イド柱(23)を固定した構成とする。
【0014】さらに調整ブロック部(3) は、中心部に揺
動支持用孔を穿設するとともに、前記水平支持板(2) の
直交水平二軸線と一致する直交水平二軸線(31)上であっ
て前記モータ軸用孔(22)に対応するそれぞれの位置に、
各直交水平二軸線(31)と平行する水平ピン(34)で揺動自
在にナット(35)を具備する上面平滑水平の調整板(36)
と、その上面であって前記直交水平二軸線(31)の一方の
線に光軸を平面的に一致させて、レーザーダイオードか
らのレーザー光線をコリメートレンズを介してロッドレ
ンズ(38)で水平方向へ拡散してレーザー照射ラインを形
成するように水平調整金具を介して固定したレーザー照
射装置(39)と、前記直交水平二軸線(31)のそれぞれと平
行して平面T字形に固定された、気泡の位置を電気的検
出手段で検出して制御モータ(25)を制御するようにした
一軸水平センサ(40)とを設けた構成となっている。
【0015】なお、レーザー照射装置(39)は公知構成で
あることから、上記説明の範囲の構成説明に止め、詳細
な構成説明は省略する。
【0016】そして前記調整ブロック部(3) は、水平支
持体(2) 上に固定された支柱と調整板(36)に固定された
キャップとの先端球面の支点軸(28)との球面対偶手段
と、水平支持体(2) に固定した制御モータ(25)の駆動軸
(26)に連結された螺子軸(27)と調整板(36)に支持された
ナット(35)との螺合手段とによって、水平支持体(2) 上
に揺動調節自在に結合支持され、螺子軸(27)とナット(3
5)の螺合によって生じる上下方向のバックラッシュ誤差
を解消するために、揺動側の調整板(36)と固定側の水平
支持体(2) とを、引っ張りバネ(24)で連結した構成とな
っている。
【0017】また、一軸水平センサ(40)は、図4乃至図
6に示すように、電解液(41)と気泡(42)を封入する電極
配設室(43)の内壁が、中心を通る垂直線(V) 上の点(P)
を中心とする所定半径で且つ該垂直線(V) で二等分され
る円弧線(AL)を、垂直線(V)と直交する水平中心線(H)
の回りに回転することにより得られる回転体形状であっ
て、水平中心線(H) に対しての直角断面を円形に形成
し、立体的面粗度の高いJIS Rmax 0.2S 以下の内周壁面
とした囲壁(44a) と、密閉用端体(44b) とで形成した絶
縁材料(例えば、ポリカーボネイト製等)からなる電極
保持体(44)に、18K(Au) 等のイオン化傾向の低い金属材
料の表面を研磨して表面積を均一とした、前記垂直線
(V) に一致する位置に電極配設室(43)内の径方向へ貫通
突設するコモン電極(45)と、該コモン電極(45)を中心と
して水平中心線(H) に沿う左右対称位置において前記コ
モン電極(45)よりも電極配設室(43)内の径方向へ高く突
出し且つ表面積を均一とした周囲電極(46)とを、それぞ
れ液密状態で貫設するとともに、電極配設室(43)内に、
気泡(42)及び表面張力が小さく電極相互間のインピーダ
ンスが水平状態において所定値となる比率に混合された
電解液(41)とを、前記コモン電極(45)が常に電解液(41)
に浸漬し気泡(42)に触れず、また水平状態において周囲
電極(46)が気泡(42)に触れない状態となるように封入口
(47)から封入し密栓(48)した構成である。
【0018】なお前記電解液(41)としては、溶媒として
精製水、溶質として硫酸マグネシウム、溶液として無水
メタノール、無水エタノールのいずれかを、電極相互間
インピーダンスが40〜50 KΩ程度となる比率で混合し、
沸点を高く又凝固点を低くしたものを使用した。
【0019】上記一軸水平センサ(40)は、図7のセンサ
アップの説明図に示すように、交流を発振器OSC で所定
の4KHz の基本パルスに構成し、分周器F/F でデューテ
ィ50%の2KHz のパルスとし、このパルスをバッ
ファアンプSP1 とその逆相パルスのバッファアンプSP2
により周囲電極(46)に印加し、これから情報を引き出す
ために、コモン電極(45)から信号増幅回路AMP1に信号を
引き込み、その出力を可変抵抗VR1 によりゼロドリフト
修正機能を有する増幅回路AMP2を介してアナログスイッ
チMPに引き込むとともに、前記分周器F/F からの同期信
号をアナログスイッチに引き込み、該アナログスイッチ
において同期したアナログ信号をサンプル&ホールド回
路SH1 を介して増幅器AMP3に送り、該増幅器AMP3におい
て傾斜に応じた所定のアナログ信号を出力し、該アナロ
グ信号を利用して既述したようなメカニカル制御手段に
よりアナログ信号をゼロに制御し、傾斜角度ゼロの精度
の高い水平度を得ることができるが、メカニカル制御手
段は既述の手段に限定されるものではなく、公知の変換
手段に置換できることはいうまでもない。
【0020】そして上記のように構成され且つ電極相互
間のインピーダンスが水平状態において所定値に設定し
た装置本体部分Aに、レーザー照射装置(39)のレーザー
照射方向にスリット(SL)を一致させた状態でカバーキャ
ップBを被冠固定して、水平方向の墨出し用レーザー装
置を完成する。
【0021】上記のように構成した本発明に係る水平方
向の墨出し用レーザー装置は、室内等の任意の面上に載
置又は三脚台に固定して電源を入れると、水平支持体
(2) 上に揺動自在に支持された調整板(36)が、該調整板
(36)上の二個の一軸水平センサ(40)からの出力信号によ
り制御モータ(25)が駆動し、これにより調整板(36)が制
御されて水平となるとともに、調整板(36)上に固定した
レーザー照射装置(39)からレーザーが照射され、これが
光軸を通る水平のロッドレンズ(38)で拡散して、カバー
キャップBのスリット(SL)から外部に照射され、正確な
水平方向のレーザー照射ラインを壁面等に照射するよう
になり、このラインを部屋のレイアウトや間仕切り等の
作業を行う場合の基準とされる。
【0022】なお上記実施例においては、二個の一軸水
平センサ(40)を使用した場合について説明したが、これ
に代えて図8と図9にその構造を示し、図10にそのセ
ンサアップ説明図に示した二軸水平センサ(60)を使用し
ても同様の作用効果が達成できる。
【0023】この二軸水平センサ(60)を図8及び図9に
基いて説明すると、底面(67)を水平面とし、平面中心部
に液室用凹部を形成した絶縁材料から形成した電極保持
体(61)の前記液室用凹部(65)の内底の中心に、コモン電
極(45)を液密状態に貫通して鉛直に貫設するとともに、
前記液室用凹部(65)の内底の中心を通る水平直交二軸線
(X)、(Y) と所定半径円の交点位置に、前記コモン電極(4
5)よりも高く突出する表面積を均一とした4本の周囲電
極(46)を、液密状態に貫通して鉛直に貫設して規制体(6
8)で拘束し、また前記電極保持体(61)の開口部を、中心
部または全面を面粗度の高い球面凹部(62)に形成したガ
ラス等の絶縁材料からなる窓板(63)、該窓板(63)の球面
凹部(62)を内面とし且つ中心を前記コモン電極(45)の中
心軸線に一致させ、パッキン(64)を介して押え螺子枠(6
6)で液密状態に閉塞し、該閉塞された液室用凹部(65)内
に、気泡(42)と、表面張力が小さく電極相互間のインピ
ーダンスが水平状態において所定値となる比率に混合さ
れた電解液(41)とを、コモン電極(45)が常に電解液に浸
漬する量だけ封入口(27)から封入閉塞する構成である。
【0024】上記二軸水平センサ(60)は図10に示すよ
うに、交流を発振器OSC で4KHz の基本パルスを構成
し、分周器 F/F でデューティ50%の1KHz と2KHz の
二種のパルスとし、それぞれのパルスをバッファアンプ
SP1〜SP4 により逆相交流パルス(X+,X−,Y+,
Y−)として周囲電極(46)に印加し、これから情報を引
き出すために、コモン電極(45)から信号増幅回路AMP1に
信号を引き込み、その出力を可変抵抗 VR1,VR2 により
ゼロドリフト修正機能を有する2個の増幅回路AMP2・AM
P3を介してアナログスイッチMPに引き込むとともに、前
記、分周器 F/Fからの異なる二種のパルスのそれぞれ
を論理回路G において二軸方向に同期させてアナログス
イッチMPに引き込み、該アナログスイッチMPにおいて分
離した二軸方向のアナログ信号を、それぞれサンプル&
ホールド回路 SH1・SH2 を介して増幅器AMP4・AMP5に送
り、該増幅器 AMP4 ・ AMP5から、各軸方向に応じたアナ
ログ信号として個別に出力し、該アナログ信号を利用し
て既述したようなメカニカル制御手段により、アナログ
信号をゼロに制御することにより、傾斜角度ゼロの精度
の高い水平度を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】上記のように構成した本発明に係る水平
方向の墨出し用レーザー装置は、少なくとも直交水平二
軸線方向に揺動自在に支持された調整板上の二個の一軸
水平センサ又は二軸水平センサによって、載置面に応じ
た気泡の位置変動により変化する電極相互間のインピー
ダンスの変化を直接電気信号に変換し角度情報信号とし
てアナログ信号で出力し、該アナログ信号を利用してメ
カニカル制御手段によりアナログ信号をゼロとするよう
に調整板が自動的且つ正確にしかも迅速に水平制御され
るようになるから、水平方向の墨出しを必要とする作業
場所の所定位置に置きレーザー照射方向を所望壁面方向
に設定するだけで、調整板に調整固定したレーザー照射
装置からのレーザー光線は、水平のロッドレンズで拡散
して精度の高い正確な水平の連続するレーザー照射ライ
ンとして、周囲壁面等の所定面に鮮明に表示され、部屋
のレイアウトや間仕切り等の作業をする場合の水平基準
ラインとすることができ、水平墨出し作業を能率良く実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る水平方向の墨出し用レー
ザー装置の装置本体部分Aを略三分割して示した分解正
面略図である。
【図2】図1における調整ブロック部(3) 部分の平面略
図である。
【図3】装置本体部分に被冠されるカバーキャップB部
分に設けるスイッチとシャッターを示す部分平面図であ
る。
【図4】本発明の実施例に係る水平方向の墨出し用レー
ザー装置に使用する一軸水平センサの縦断面図である。
【図5】同一軸水平センサの側面図である。
【図6】同一軸水平センサの横断面図である。
【図7】一軸水平センサのセンサアップの説明図であ
る。
【図8】本発明の実施例に係る水平方向の墨出し用レー
ザー装置に使用する二軸水平センサの縦断面図である。
【図9】図8の二軸水平センサの水平断面図である。
【図10】同二軸水平センサのセンサアップの説明図で
ある。
【符号の説明】
A 装置本体部分 B カバーキャップ C 配線基板 (SW) 装置起動スイッチ (SL) スリット (1) 本体ベース (2) 水平支持体 (3) 調整ブロック部 (12) 直置き脚 (13) 支柱 (14) 蓋付き電池収納筒 (21) 基板 (22) モータ軸用孔 (23) ガイド柱 (24) 引っ張りバネ (25) 制御モータ (26) 駆動軸 (27) 螺子軸 (28) 支点軸 (35) ナット (36) 調整板 (37) 取付基準直線 (39) レーザー照射装置 (40) 一軸水平センサ (41) 電解液 (42) 気泡 (44) 電極保持体 (45) コモン電極 (46) 周囲電極 (60) 二軸水平センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 15/00 - 15/14 G01C 9/00 - 9/36 B25H 7/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ベースに立設した支柱に水平支持体
    を固定するとともに該水平支持体上に立設固定した支軸
    に前記水平支持体に対して少なくとも直交水平二軸線方
    向に揺動自在の調整板が連結され、また前記水平支持体
    に前記調整板の揺動方向に対応する位置に取付けた複数
    の制御モータの回転で前記調整板の揺動を制御する手段
    を具備させた装置主体と、 直交水平二軸線の一方の軸線と平行する方向に照射した
    レーザー光線を中心が光軸を通る鉛直のロッドレンズで
    水平方向へ拡散してレーザー照射ラインを形成するよう
    にしたレーザー照射装置と、 気泡の位置に対応して電気的検出手段で検出した複数の
    角度情報信号をそれぞれアナログ信号として出力するよ
    うにした一軸水平センサの二個若しくは二軸水平センサ
    とからなり、 前記レーザー照射装置と一軸水平センサの二個若しくは
    二軸水平センサを、装置本体の調整板上の直交水平二軸
    線方向に一致させて固定し、前記いずれかの水平センサ
    からの制御信号により前記制御モータを駆動させること
    を特徴とする水平方向の墨出し用レーザー装置。
  2. 【請求項2】 調整板の制御モータによる調整手段は、
    調整板の前記直交水平二軸線に一致する同一半径線上の
    二か所に、各軸線と直交する水平ピンで揺動自在に支持
    したナットを設け、該ナットに水平支持体に固定された
    制御モータの駆動軸と一体の螺子軸を螺合させるととも
    に、調整板の周縁と水平支持体とを引張りバネで連結し
    た構成となっている請求項1記載の水平方向の墨出し用
    レーザー装置。
  3. 【請求項3】 調整板の制御モータによる調整手段は、
    調整板の前記直交水平二軸線に一致する同一半径線上の
    二か所裏面に当接凹部を設け、該当接凹部に水平支持体
    に固定された制御モータの駆動軸の回転を直線運動変換
    手段により上下動に変換した制御棒の先端球面を当接
    し、調整板の周縁と水平支持体とを引張りバネで連結し
    た構成である請求項1記載の水平方向の墨出し用レーザ
    ー装置。
  4. 【請求項4】 一軸水平センサは、電解液と気泡を封入
    する電極配設室が、垂直線上の点を中心とする所定半径
    で且つ該垂直線で二等分される円弧線を、垂直線と直交
    する水平中心線の回りに回転することにより得られる回
    転体形状であって、水平中心線直角断面形状を円形とし
    た立体的面粗度の高い内周壁面の囲壁と密閉用端体とに
    よって形成された絶縁材料からなる電極保持体に、前記
    垂直線に一致する位置に電極配設室内の径方向へ貫通突
    設するコモン電極と、該コモン電極を中心として水平中
    心線に沿う左右対称位置において前記コモン電極よりも
    電極配設室内の径方向へ高く突出し且つ表面積を均一と
    した周囲電極とを、それぞれ液密状態で貫設するととも
    に、電極配設室内に、気泡及び表面張力が小さく電極相
    互間のインピーダンスが水平状態において所定値となる
    比率に混合された電解液を、前記コモン電極が気泡に触
    れることなく常に電解液に浸漬し、また水平状態におい
    て周囲電極が気泡に触れない状態となるようにそれぞれ
    封入し、これから制御モータを制御する制御信号を出力
    するものである請求項1、2又は3記載の水平方向の墨
    出し用レーザー装置。
  5. 【請求項5】 二軸水平センサは、底面を水平面とし、
    平面中心部に液室用凹部を形成した絶縁材料からなる電
    極保持体の前記液室用凹部の内底中心に、コモン電極を
    液密状態に貫通して鉛直に貫設するとともに、前記液室
    用凹部の内底の中心を点とする所定半径円と前記中心を
    通る水平直交二軸線との交点位置に、前記コモン電極よ
    りも高く突出する表面積を均一とした外周電極を、それ
    ぞれ液密状態の鉛直に貫設し、前記電極保持体の上開口
    部を、中心部または全面を面粗度の高い球面凹部に形成
    したガラス等の絶縁材料からなる窓板で、該窓板の球面
    凹部を内面とし且つ中心を前記コモン電極の中心軸線に
    一致させて液密状態に閉塞し、該閉塞された液室用凹部
    内に、気泡と、表面張力が小さく電極相互間のインピー
    ダンスが水平状態において所定値となる比率に混合され
    た電解液とを、コモン電極が常に電解液に浸漬する量だ
    け封入し、制御モータを制御する制御信号を出力するも
    のである請求項1、2又は3記載の水平方向の墨出し用
    レーザー装置。
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