JP3028016U - レジャーチェアー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り畳んだ状態での持ち運びに便利なレジャ
ーチェアーを提供する。 【解決手段】 ボディー１、腰掛け部布２、背もたれ部
パイプ３および背もたれ部布４を含む。ボディー１には
２つのＵ型パイプ１１の両側の中間適所に継ぎ手１１１
を設け、Ｕ型パイプ１１１が一箇所で交差し、安定する
ようにする。また、Ｕ型パイプ１１１の上端部には、水
平パイプ１２と肘掛部パイプ１３を連結させ、水平パイ
プ１２には腰掛け部布２をかぶせる。背もたれ部パイプ
３は肘掛部パイプ１３に、動かせる止め具３１で接続
し、背もたれ部パイプ３には背もたれ部布４をかぶせ、
背もたれ部布４の後側に手提げ部４１を取付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、レジャーチェアーの構造に関する改良であり、折り畳み式で持ち運 びのできるレジャーチェアーである。

【０００２】

【従来の技術】

ユーザーはアウトドア活動、旅行、キャンプなどの際でも、大きなレジャーチ ェアーを気軽に旅行バックに入れられ、またそれを開けば、しっかり安定した椅 子となり得る。一般に使用されているレジャーチェアーは、持ち運びが便利なよ うに通常折り畳んでしまったり開いたりする機能が設計されている。図１、２で 示すように、ユーザーはボディーＡの継ぎ手Ｃ、ＤによりＵ型パイプＢをぴった り合わせ、図２のように肘掛部パイプＥを外側に折り返し、Ｕ型パイプＢに重ね 、コンパクト化することができる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記のように精良な設計であっても、まだ不足している点がある。椅 子を折り畳む際、持ち運び移動するための適当な設計がないことである。よって ユーザーは力を使って椅子を抱きかかえ運ばなくてはならなく、非常に不便であ る。

【０００４】 本考案の目的は、椅子の機能に影響を与えないことを前提に、椅子の後側に改 良を加えることによって、折り畳んだ状態での持ち運びに便利なレジャーチェア ーを提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

（１）ボディー１つ、腰掛け部布１枚、背もたれ部パイプ２つ、および背もた れ部布を備え、前記ボディーはＵ型パイプ２本、肘掛部パイプ２本および水平パ イプ２本により構成され、前記Ｕ型パイプおよび前記肘掛部パイプの連結部には 動かせる継ぎ手を備え、前記水平パイプ２本には腰掛け部布をかぶせることを特 徴とするレジャーチェアー。

【０００６】 （２）前記（１）記載のレジャーチェアーで次の構成要素(a)(b)(c)を含むこ とを特徴とする。 (a) ２本の背もたれ部パイプ下端部にＵ型止め具を備え、該止め具の端部を肘 掛部パイプに軸着することにより、背もたれ部パイプを肘掛部パイプ上で前後に 傾動可能とする。 (b) 前記２本の背もたれ部パイプを倒し肘掛部パイプに重ね、Ｕ型パイプ２本 を継ぎ手によりぴったり合わせ、肘掛部パイプ２本をボディーの両外側に折り返 しＵ型パイプ２本と密着して、椅子を折畳みコンパクト化する。

【０００７】 (c) 前記背もたれ部パイプ上に背もたれ部布をかぶせ、該背もたれ部布の後側 に手提げ部を取付ける。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本考案は１つのボディー１、１枚の腰掛け部布２、２本の背もたれ部パイプ３ 、および背もたれ部布４等のユニットを含む。そのうちボディー１は、２本のＵ 型パイプ１１、２本の肘掛部パイプ１３および２本の水平パイプ１２によって構 成される。

【０００９】 Ｕ型パイプ１１は両側の中間適所に継ぎ手１１１を各一箇所設け、継手１１１ で２本のＵ型パイプ１１を交差して回動可能に軸着する。Ｕ型パイプ１１の上端 部にはそれぞれ継ぎ手１３１を備え、水平パイプ１２の両端部において肘掛部パ イプ１３の両端に備える継ぎ手１３１と回動可能に軸着する。 腰掛け部布２は２本の水平パイプ１２にかぶせボディー１を開いたとき、１つ の腰掛け部となるようにする（図３参照）。

【００１０】 ２本の背もたれ部パイプ３の下端部にＵ型の止め具３１を取付ける。釘３１１ により、止め具３１の一部を肘掛部パイプ１３の上方後部に回動可能に軸着する 。これによって、２本の背もたれ部パイプ３を肘掛部１３上で釘３１１を軸とし て前後に傾動可能にする（図４参照）。 背もたれ部布４は、背もたれ部パイプ３にかぶせ、開いたとき背もたれとなる ようにする。背もたれ部布４の後側には手提げ部４１を取付ける。

【００１１】 折り畳み時は、まず、２本の背もたれ部パイプ３を同時にボディー１の肘掛部 パイプ１３上部に倒し重ね、背もたれ部布４も同時に肘掛部パイプ１３上部に合 わせる。ボディー１を折り畳む際は、継ぎ手１１１によりＵ型パイプ１１をぴっ たり合わせる。このとき、肘掛部パイプ１３とＵ型パイプ１１間の継ぎ手１３１ は固く重なっているので、２本の肘掛部パイプ１３をＵ型パイプ１１の外側に折 り曲げた際、しっかりと安定させる効果がある。以上のような手順で、椅子を折 り畳みコンパクト化するという目的を達成させることができる。この際、背もた れ部布４は完全にボディー１上を覆い、手提げ部４１は丁度ボディー１の上方中 部にくるようにする。これは、ユーザーが持ち運びする際の便宜をはかったもの で、かつ椅子を持ったとき、肘掛部パイプ１３が上向きに翻る事故を防ぐためで もある。

【００１２】

【考案の効果】

上記の説明により本考案のレジャーチェアー構造の改良は、ユーザーが持ち運 びする際に便利な手提げ部を取り付け、背もたれ部パイプとボディーを折り畳み コンパクト化することで、椅子の持つ元来の独特な機能に影響せず、従来品と比 較し更に実用的で便利な機能を生んだ。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の立体図

【図２】従来の折り畳み実施例図

【図３】本考案に関する立体図

【図４】本考案に関する折り畳み実施例図１

【図５】本考案に関する折り畳み実施例図２

【符号の説明】

Ａ ボディー Ｂ Ｕ型パイプ Ｃ 継ぎ手 Ｄ 継ぎ手 Ｅ 肘掛部パイプ １ ボディー ２ 腰掛け部布 ３ 背もたれ部パイプ ４ 背もたれ部布 １１ Ｕ型パイプ １２ 水平パイプ １３ 肘掛部パイプ ３１ 止め具 ４１ 手提げ部 １１１ 継ぎ手 １３１ 継ぎ手 ３１１ 釘

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ボディー１つ、腰掛け部布１枚、背もた
   れ部パイプ２つ、および背もたれ部布を備え、前記ボデ
   ィーはＵ型パイプ２本、肘掛部パイプ２本および水平パ
   イプ２本により構成され、前記Ｕ型パイプおよび前記肘
   掛部パイプの連結部には動かせる継ぎ手を備え、前記水
   平パイプ２本には腰掛け部布をかぶせることを特徴とす
   るレジャーチェアー。
2. 【請求項２】 請求項１記載のレジャーチェアーで次の
   構成要素(a)(b)(c)を含むことを特徴とする。 (a) ２本の背もたれ部パイプ下端部にＵ型止め具を備
   え、該止め具の端部を肘掛部パイプに軸着することによ
   り、背もたれ部パイプを肘掛部パイプ上で前後に傾動可
   能とする。 (b) 前記２本の背もたれ部パイプを倒し肘掛部パイプに
   重ね、Ｕ型パイプ２本を継ぎ手によりぴったり合わせ、
   肘掛部パイプ２本をボディーの両外側に折り返しＵ型パ
   イプ２本と密着して、椅子を折畳みコンパクト化する。 (c) 前記背もたれ部パイプ上に背もたれ部布をかぶせ、
   該背もたれ部布の後側に手提げ部を取付ける。