JP3027961U - 支承フレーム - Google Patents

支承フレーム

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JP3027961U
JP3027961U JP1996001546U JP154696U JP3027961U JP 3027961 U JP3027961 U JP 3027961U JP 1996001546 U JP1996001546 U JP 1996001546U JP 154696 U JP154696 U JP 154696U JP 3027961 U JP3027961 U JP 3027961U
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rod
leg bar
pipe
slide pipe
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正治 寺本
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Teramoto Corp Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脚棒の構成を簡単にして折りたたむことが可
能であって、使用時における各脚棒の安定性を向上させ
た支承フレームをうる。 【構成】 4本の脚棒1の各一端側に取付パイプ2を固
着し、かつ各脚棒1にスライドパイプ5を設ける。2本
の棒状材14a,14b の中央部を支軸15で軸着して伸縮連結
材13を構成し、その棒状材14a,14b の各一端を取付パイ
プ2に軸着し、各他端をスライドパイプ5に軸着して、
4本の脚棒1をリング状に連結する。各スライドパイプ
5の端部には、周方向に間隔をおいて可動片が形成さ
れ、かつ端部に可動片を加圧する加圧テーパー部11b を
形成した締付パイプ10がスライドパイプ5にねじで進退
可能に取付けられている。4本の脚棒1を所要の間隔に
した状態で、締付パイプ10をの締付けてスライドパイプ
5を脚棒1に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、調理用などの各種用途の器具やテーブルを構成する天板その他が載 置されて脚台として使用される、複数本のパイプまたは棒で構成される折りたた み可能な支承フレームに関する。
【0002】
【従来の技術】
テーブルなどを構成する天板その他が載置されて脚台として使用される複数本 の脚棒からなる支承フレームとして、例えば、実公昭56−44412号公報に 開示されたものが知られている。この支承フレームは、2本の棒状材の各中心部 をピンで連結して、X字形状に開くことが可能な伸縮連結材を構成し、3本以上 の伸縮可能に構成した脚棒の両端部に伸縮連結材の各端部を取付けて、その3本 以上の脚棒をリング状に連結してなるものである。前記伸縮連結材の各端部は、 脚棒の上下部に固着突設した取付板に軸着している。
【0003】 前記支承フレームは、各伸縮連結材をX字形状に開く状態にすると、その伸縮 連結材の開く状態に対応して、各脚棒が収縮しながら互いに分離して立起状態を 維持するようになるから、その各脚棒上にテーブルの天板その他を載置する。前 記天板その他を脚棒上から除いて、前記各伸縮連結材を閉じれば、各脚棒が伸長 し互い近接する状態になって、それらのかさを小さく折りたたむことができるも のである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の支承フレームは、X字状の伸縮連結材で複数本の脚棒を連結したも のであって、折りたたんでかさを小さくすることが可能であるから、携帯や持ち 運び、保管などが容易である。しかし、脚棒の上下両端部に取付板を溶接で直接 に固着して、その各取付板に伸縮連結材の各端部を軸着しているから、各脚棒を 伸縮可能に構成することが必要であって、その構成が複雑になり、コストが上昇 するなどの課題がある。また、脚棒の上下端部に伸縮連結材の各端部が固定的に 軸着されているから、使用状態にした各脚棒の間隔を用途などに対応して調整す ることが不可能であり、かつ各脚棒の間隔を変更すると、その間隔に対応して脚 棒の長さが変化して、その高さが変わる課題がある。そして、使用状態で脚棒に 水平方向の外力が作用すると、伸縮連結材の開いた状態が変化して脚棒が伸縮す るから、その高さが変わるなどの安定性が低い課題もある。
【0005】 本考案は、上記のような課題を解決するものであって、脚棒の構成を簡単にし て折りたたむことが可能であって、使用時における複数本の脚棒の間隔をほぼ任 意に設定することができ、かつ使用時における各脚棒の安定性を向上させた支承 フレームをうることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の支承フレームは、2本の棒状材を中心部で軸着して、X字形状に開く ことが可能な伸縮連結材が構成されるとともに、3本以上の一定長さの脚棒が平 行状に配置されて、その隣合った各脚棒の端部に各棒状材の一端が軸着され、か つ前記隣合った各脚棒にスライド可能に取付けられたプラスチックからなるスラ イドパイプに、前記各棒状材の他端が軸着されて、前記3本以上の各脚棒が伸縮 連結材のみ、または伸縮連結材と他の連結手段とでリング状に連結され、前記各 スライドパイプの端部に周方向に複数に分割した可動片が形成されて、その可動 片を設けたスライドパイプの端部にねじで進退可能に連結されて、可動片を脚棒 の周面に圧接または脚棒から解放させる締付パイプが設けられたことを特徴とす る。
【0007】 前記スライドパイプの可動片と締付パイプとに代えて、スライドパイプの一部 に貫通孔を設けて、ハンドルを突設した偏心カムを前記貫通孔を配置軸着して、 この偏心カムを直接に脚棒に圧接し、または前記貫通孔にはめ込んだ圧接片を偏 心カムで脚棒に圧接して、スライドパイプを脚棒に固定することが可能に構成す ることもできる。また、スライドパイプの一部を貫通して先端が脚棒の表面に接 するロックボルトを、スライドパイプに設けることも可能である。
【0008】 前記各脚棒をリング状に連結する伸縮連結材以外の連結手段は、パイプまたは 棒を隣合った2本の脚棒に固着して固定的に連結する。または、2本のパイプま たは棒の各端を重ねて軸着して、その各他端を隣合った2本の脚棒に軸着して折 りたたみ可能に連結するなど任意の連結手段を使用することが可能である。脚棒 は、パイプまたは棒で構成する。この脚棒は3本以上、4本や5本、6本など任 意の本数を使用することが可能である。
【0009】
【作用】
本考案の支承フレームは、伸縮材を構成した各棒状材の一端を、脚棒に設けた スライドパイプに軸着している。したがって、各脚棒を間隔が小さくなる方向に 移動させると、その各脚棒の間隔に対応して伸縮連結材の各棒状材が水平方向に 折りたたまれ、スライドパイプを脚棒の端部方向にスライドさせるから、各脚棒 を接近させて折りたたむことができる。使用状態にするときは、各脚棒を間隔が 大きくなるように移動させると、伸縮連結材の各棒状材が上下方向に折りたたま れ、スライドパイプを脚棒の中央側にスライドさせるから、各脚棒の間隔が大き く開いて立起状態を維持する。前記のように、伸縮連結材を構成した各棒状材の 一端を、スライドパイプと共に脚棒に対してスライドさせるから、脚棒は伸縮不 要で、一定長さの棒またはパイプで構成することが可能である。
【0010】 前記のように、各脚棒の間隔を大きくしてから、締付パイプをねじの締付け方 向に回転しスライドパイプに対し移動させて、締付パイプで可動片を脚棒の周面 に圧接し、スライドパイプを脚棒に固定する。または、スライドパイプに取付け たハンドルで偏心カムを回動させて、その偏心カムを直接に脚棒の表面に圧接、 または前記偏心カムで圧接片を脚棒に圧接して、スライドパイプを脚棒に固定す る。あるいは、スライドパイプに設けたロックボルトを回転し、その先端を脚棒 に圧接して、スライドパイプを脚棒に固定する。このように、スライドパイプを 脚棒に固定し、伸縮連結材の各棒状材を移動不能にして、間隔を大きくした各脚 棒を使用状態に固定する。この固定した各脚棒に、各種の用途のテーブル天板や 各種の器具などを載置する。
【0011】 前記のように、脚棒に取付けたスライドパイプを脚棒に固定することを可能に 構成して、スライドパイプを脚棒に固定することで、各脚棒をほぼ任意の間隔に 固定することを可能にした。したがって、各脚棒の間隔を最大にした状態で、そ の各脚棒を固定することが可能であるとともに、各脚棒の間隔がやや小さい状態 で、その各脚棒を固定して使用状態にすることが可能であって、設置場所の広さ などに対応した状態に各脚棒を開いて使用することが可能である。
【0012】 各脚棒の間隔に対応して、スライドパイプと共に伸縮連結材が脚棒に対してス ライドし、各脚棒に高さは常に一定であるから、各脚棒に対する載置物の載置が 容易であり、かつ脚棒に載置した調理器具などの載置物の使用も容易である。そ して、各スライドパイプを脚棒に固定するから、各脚棒上に天板や各種の器具を 載置して、その天板や器具を使用している状態で、脚棒に外力が作用しても脚棒 の間隔が変化したり、脚棒が揺動するなどのおそれがなく、前記天板や器具を安 定よく使用することが可能である。各脚棒が固定されているから、使用状態にし た全脚棒の移動も安定よく行うことが可能である。
【0013】
【実施例】
本考案の支承フレームの第1実施例を図1〜4について説明する。図1〜4に おいて、1はそれぞれ一定長さに形成された4本の脚棒、2は脚棒1を挿通し、 各脚棒1の一端側に固定された合成樹脂からなる取付パイプで、その側面にほぼ 90度の間隔をおいてブラケット3a,3b が突設されている。4は各取付パイプ2 を脚棒1に固定したロックピン(図3参照)、5は脚棒1を挿通して、各脚棒1 にスライド可能に取付られた合成樹脂からなるスライドパイプ(図4参照)で、 その側面にほぼ90度の間隔をおいてブラケット6a,6b が突設されている。
【0014】 7は各スライドパイプ5の一端に、周方向に間隔をおいて軸線方向に長く形成 された複数の分割溝、8は各分割溝7間に形成された可動片で、この各可動片8 はスライドパイプ5の径方向に弾性変形でわん曲して、各脚棒1の周面に接する ことが可能に構成されている。9は可動片8を設けた各スライドパイプ5の端部 周面に形成したねじ山、10は脚棒1を挿通し、前記可動片8と相対して各脚棒1 にスライド可能に取付られた合成樹脂からなる締付パイプで、これは前記スライ ドパイプ5のねじ山9側が挿入される連結部11a と、前記可動片8の外面に接し て加圧し、可動片8を脚棒1の周面に圧接させる加圧テーパー部11b とで構成さ れている。前記連結部10a の内周面には、前記ねじ山9とかみ合うねじ溝12が形 成されて、締付パイプ10がスライドパイプ5に連結されている。
【0015】 13は伸縮連結材で、これは帯状の金属からなる一対の棒状材14a,14b の長さ方 向の中央部を支軸15で互いに回転可能に連結して、棒状材14a,14b をX字形状に 開くことが可能に構成されている。この伸縮連結材13を構成した棒状材14a,14b の各一端を、前記各取付パイプ2に突設したブラケット3a,3b のそれぞれに軸着 し、かつ棒状材14a,14b の各他端を各スライドパイプ5のブラケット6a,6b に軸 着して、4本の脚棒1を4角形のリング状に連結して支承フレーム16が構成され ている。17は使用状態にした支承フレーム16の各脚棒1の上に載置した、屋内外 における食事その他の用途に使用されるテーブルの天板や調理器具その他各種の 載置物である。
【0016】 前記のように構成した支承フーム16を折りたたんだときは、図1〜2に一部を 鎖線で示したように、4本の脚棒1が相互に接近した状態にかさが小さくなる。 なる。この支承フレーム16を使用状態にするときは、各締付パイプ10を弛める方 向に回転させ、スライドパイプ5から分離する方向にねじ山9、ねじ溝12で後退 させて、各可動片8を脚棒1から解放し、スライドパイプ5を脚棒1に対してス ライド可能な状態にする。
【0017】 前記の状態で、4本の脚棒1が互いに遠くなる方向に移動させれば、各脚棒1 の移動に従って各スライドパイプ5が取付パイプ側にスライドし、各伸縮連結材 13の棒状材14a,14b のそれぞれが、上下方向で互いに近くなる方向に回動しX字 形状に開いて各脚棒1を支持する。各脚棒1を必要な間隔で4角形状に開いた状 態で、各締付パイプ10を締付け方向に回転させ、その加圧テーパー部11b で可動 片8を脚棒1の表面に圧接して、脚棒1にスライドパイプ5を固定する。したが って、各伸縮連結材13の棒状材14a,14b のそれぞれが固定されて、脚棒1のそれ ぞれも固定される。このように、固定した各脚棒1に天板などの載置物17を載置 する。
【0018】 前記のように、使用状態に開いた各脚棒1にスライドパイプ5を固定して、各 伸縮連結材13を伸縮不能に固定する。すなわち、各脚棒1と各伸縮連結材13とを 一体状に連結して、各脚棒1が自由に移動することを不能にする。したがって、 各脚棒1に対して載置物17を安定よく載置することが可能であるとともに、その 脚棒1に載置した載置物17に外力が作用したときも、脚棒1のそれぞれが揺動す るようなおそれがないから、各脚棒1で載置物17を安定よく支承した状態を維持 することが可能である。
【0019】 そして、締付パイプ10をねじ山9とねじ溝12とで締付け方向に回転し進行させ て、その加圧テーパー部11b でスライドパイプ5の可動片8を脚棒1の周面に圧 接するから、スライドパイプ5を脚棒1に安定よく強固に固定することが可能で あり、各脚棒1で載置物17をより安定よく支承することが可能である。
【0020】 前記使用状態の支承フレーム17を折りたたむときは、各締付パイプ10を弛める 方向に回転し、その加圧テーパー部11b から可動片8を解放して、脚棒1に対し て各スライドパイプ5のスライドを可能にする。そして、脚棒1に互いに近くな る方向に外力を作用させると、各スライドパイプ5のスライドと共に、伸縮連結 材13の棒状材14a,14b のそれぞれが水平方向で互いに近くなる方向に回動して、 各脚棒1が近くなる方向への移動を可能にし、図1〜2に一部を鎖線で示したよ うに、かさを小さく折りたたむことができる。各脚棒1を近接させてから、締付 パイプ10を締付け方向に回転して、各スライドパイプ5を脚棒1に固定する。す ると、支承フレーム17を持ち運ぶときなどに、各脚棒1が開く状態に移動するこ とがなく、その持ち運びなどが容易である。
【0021】 図5は第2実施例を示し、脚棒の伸縮連結材以外の連結手段に関する。この第 2実施例も、4本の脚棒1で支承フレーム16が構成されており、前記連結手段と しての1本の棒材からなる連結棒21の各端部を、脚棒1a,1b 及び脚棒1c,1d のそ れぞれに溶接またはボルト・ナットなどで固着して、脚棒1a,1b 及び脚棒1c,1d が相互に移動不能に連結されている。一方、脚棒1a,1c 及び脚棒1b,1d が、前記 第1実施例に示した伸縮連結材13の棒状材14a,14b で連結されている。他の構成 は、前記第1実施例と同じであるから同符号を付して示した。
【0022】 この支承フレーム16は、脚棒1a,1b 及び脚棒1c,1d のそれぞれを、1本の棒か らなる連結棒21で各一体状に連結しているから、脚棒1a,1b 及び脚棒1c,1d の各 間隔は常に一定である。一方、脚棒1a,1c 及び脚棒1b,1d のそれぞれは、伸縮連 結材13の棒状材14a,14b で連結しているから、脚棒1a,1c 及び脚棒1b,1d の各間 隔は任意に変更することが可能である。
【0023】 したがって、使用状態にしたときは、実線で示したように、各伸縮連結材13の 棒状材14a,14b がX字形状に開いて、脚棒1a,1c 及び脚棒1b,1d の各間隔を大き くし、4本の脚棒1に立起状態を維持させる。脚棒1を収納するときは、各伸縮 連結材13を折りたたんで、一部を鎖線で示したように、脚棒1a,1c 及び脚棒1b,1 d の各間隔を小さくして、そのかさを偏平状に小さくする。一対の伸縮連結材13 を操作するのみで4本の脚棒1を使用状態に、または収納することができる。前 記連結棒21の各端部は、取付パイプ2に突設したブラケットに取付けることも可 能である。脚棒1a,1b 及び脚棒1c,1d のそれぞれは、1本のパイプや棒を逆凹形 状に折曲して一体に形成することもできる。
【0024】 図6は第3実施例を示し、前記連結部材に関する。この実施例の連結部材とし ての連結棒22は、帯状の金属板からなる2本の連結部材22a,22b の各一端を重ね て支軸23で軸着し構成されている。そして、隣合った脚棒1の各取付パイプ2の ブラケット3aに、前記連結部材22a,22b の各他端を軸着して隣合った2本の脚棒 1を連結している。一方、前記各取付パイプ2のブラケット3bに伸縮連結材13の 各一端を軸着している。前記連結棒22は、その連結部材22a,22b をV字形状に折 曲できるから、この連結棒22と伸縮連結材13のそれぞれを折りたたむことで、複 数本の脚棒1の各間隔を小さく収納することが可能である。
【0025】 図7〜8は第4実施例を示すものであり、脚棒に対するスライドパイプの固定 手段に関する。この実施例の脚棒1にスライド可能に取付けられたプラスチック または金属からなるスライドパイプ5aには、その一部に貫通孔25が形成されて、 脚棒1の周面一部に重なる圧接片26が貫通孔25にはめ込まれている。この圧接片 26はプラスチックまたはゴム系などの脚棒1との摩擦が比較的大きい素材で形成 されている。27はスライドパイプ5aの軸線方向で貫通孔25の両側に位置させて、 スライドパイプ5aに突設された一対の軸受、28は前記圧接片26を脚棒1の周面に 圧接、または脚棒1から解放する丸棒状の偏心カムで、これが圧接片26と相対し て一対の軸受27に支持ピン29で偏心させて回動可能に取付けられている。28a は 偏心カム28から径方向に突設されたハンドルである。他の構成は、前記第1実施 例と同じであるから同符号を付して示した。
【0026】 脚棒1に対する前記スライドパイプ5aの固定は、図8に実線で示したように、 ハンドル28a で偏心カム28を回動させ、その偏心カム28の一部で圧接片26を脚棒 1の周面に加圧接触させて、偏心カム28と圧接片26を介してスライドパイプ5aを 脚棒1に固定する。この脚棒1に対するスライドパイプ5aの固定で、伸縮連結材 13を伸縮不能に固定して、複数本の脚棒1の相互の移動を不能にする。脚棒1か らスライドパイプ5aを解放するときは、図8に鎖線で示したように、ハンドル28 a で偏心カム28を回動させて、偏心カム28による圧接片26の加圧を中止する。
【0027】 前記のように、第4実施例のスライドパイプ5aは、それに軸着した偏心カム28 をハンドル28a で回動させるのみで、脚棒1に固定または脚棒1から解放するこ とが可能であり、スライドパイプ5aの固定と解放の操作を能率よく、かつ簡単に 行うことが可能である。そして、脚棒1の周面と偏心カム28との間に圧接片26を 介在させている。したがって、丸棒状の偏心カム28と圧接片26との接触は線状で あるが、圧接片26をやや剛性を有するプラスチックまたはゴム系などの素材で形 成すれば、その圧接片26のほぼ全面を脚棒1の周面に圧接させることができるか ら、この圧接片26を介してスライドパイプ5aを脚棒1に安定よく強固に固定する ことが可能である。前記偏心カム28は、スライドパイプ5aの軸線方向に回動させ るように設けることも可能である。
【0028】 図9は第5実施例を示すものであり、これも脚棒に対するスライドパイプの固 定手段に関する。この実施例のスライドパイプ5bには、その一部に貫通孔25が設 けられている。27はスライドパイプ5bの径方向で貫通孔25の両側に位置させて、 スライドパイプ5bに立設された一対の軸受、28は貫通孔25に挿入されて、脚棒1 の表面に接触または脚棒1から分離する偏心カムで、この偏心カム28が支持ピン 29で軸受27に回動可能に取付けられている。28a は偏心カム28に突設されたハン ドルである。他の構成は、前記第1実施例と同じであるから同符号を付して示し た。
【0029】 前記第5実施例において、その脚棒1に対するスライドパイプ5bの固定は、ハ ンドル28a で偏心カム28を回動させて、その偏心カム28の一部を脚棒1の表面に 加圧接触させて、偏心カム28を介してスライドパイプ5bを脚棒1に固定する。ス ライドパイプ5bの解放は、偏心カム28を脚棒1の表面から分離する。この実施例 のように、偏心カム28を脚棒1に直接に圧接して、スライドパイプ5bを脚棒1に 固定することも可能である。
【0030】 図10は第6実施例である。この実施例も脚棒に対するスライドパイプの固定手 段に関する。この実施例のスライドパイプ5cには、その一部を貫通してナット30 が固着されている。31はナット30にかみ合わせたロックボルトで、その先端を脚 棒1の表面に圧接させることが可能である。32はロックボルト31のハンドルであ る。他の構成は、前記第1実施例と同じであるから同符号を付して示した。この 実施例は、ハンドル32でロックボルト31を回転進行させて、その先端を脚棒1に 圧接させてスライドパイプ5cを脚棒1に固定する。逆に、ロックボルト31の先端 を脚棒1から分離させてスライドパイプ5cのスライドを可能にする。
【0031】 図11は第7実施例を示すもので、脚棒の本数に関する。この実施例は、3本の 脚棒1の各取付パイプ2と各スライドパイプ(図示省略)に、伸縮連結材13を構 成した一対の棒状材14a,14b の各端部を軸着して、前記3本の脚棒1を3角のリ ング状に連結して支承フレーム16が構成されている。したがって、各伸縮連結材 13の折りたたみで、一部を鎖線で示したように、3本の脚棒1を互いに接近させ て収納することが可能である。他の構成は、前記第1実施例と同じであるから同 符号を付して示した。
【0032】
【考案の効果】
本考案請求項1の支承フレームは、上記のように、3本以上の脚棒がX字形状 に開くことが可能な伸縮連結材のみ、または前記伸縮連結材と他の連結手段とで リング状に連結され、かつ前記伸縮連結材を構成した一対の棒状材の各一端は、 脚棒に設けたスライドパイプに軸着している。そして、前記スライドパイプの端 部に形成した可動片を脚棒に圧接または解放する締付パイプを、ねじでスライド パイプに進退可能に取付けている。
【0033】 したがって、各脚棒の間隔の変更に対応し、伸縮連結材の各棒状材が回転して スライドパイプをスライドさせるから、各脚棒は一定の長さに構成することが可 能である。そして、締付パイプの回転進行でスライドパイプの可動片を脚棒に圧 接し、スライドパイプを脚棒に固定して、各脚棒をほぼ任意の間隔に固定するこ とが可能であるから、使用場所のスペースに対応した間隔に各脚棒を固定して使 用することなどができる。しかも、スライドパイプを固定した脚棒、または脚棒 に載置した載置物に外力が作用したときにも、脚棒に振動などが生じることがほ とんどなくなるから、前記載置物を安定よく載置でき、かつその載置物を安定よ く使用することができる。また、脚棒の高さが常に同じ高さであるから、載置物 の載置や使用が容易である。スライドパイプのほぼ全周に形成した可動片を脚棒 の周面に圧接するから、脚棒にスライドパイプを強固に固定することが容易であ る。
【0034】 請求項2の支承フレームは、前記スライドパイプに軸着した偏心カムを脚棒の 表面に圧接、または前記偏心カムで圧接片を脚棒に圧接して、スライドパイプを 脚棒に固定するものである。これは前記偏心カムの回動操作が簡単であるから、 脚棒に対するスライドパイプの固定をより能率よく行うことが可能である。そし て、偏心カムと脚棒の間に圧接片を介在させれば、偏心カムで圧接片の広い面積 を脚棒の表面に圧接することができるから、スライドパイプの固定をより安定よ く行うことが可能である。
【0035】 請求項3の支承フレームは、前記スライドパイプに設けたロックボルトの先端 を脚棒の表面に圧接させて、脚棒にスライドパイプを固定するものである。した がって、その構成を簡単にすることかできるとともに、ロックボルトの回転操作 が簡単であるから、脚棒に対するスライドパイプの固定とその解放を容易に行う ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例の正面図である。
【図2】第1実施例の平面図である。
【図3】第1実施例の取付パイプの拡大平面図である。
【図4】第1実施例のスライドパイプの拡大一部断正面
図である。
【図5】第2実施例の平面図である。
【図6】第3実施例の要部の平面図である。
【図7】第4実施例の要部の正面図である。
【図8】第4実施例の要部の断平面図である。
【図9】第5実施例の要部の断正面図である。
【図10】第6実施例の要部の断正面図である。
【図11】第7実施例の平面図である。
【符号の説明】
1:脚棒、2:取付パイプ、3a・3b:ブラケット、4:
ロックピン、5・5a・5b・5c:スライドパイプ、6a・6
b:ブラケット、8:可動片、9:ねじ山、10:締付パ
イプ、11a :連結部、11b :加圧テーパー部、12:ねじ
溝、13:伸縮連結材、14a,14b :棒状材、16:支承フレ
ーム、25:貫通孔、26:圧接片、28:偏心カム、29:支
持ピン、30:ナット、31:ロックボルト。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の棒状材を中心部で軸着して、X字
    形状に開くことが可能な伸縮連結材が構成されるととも
    に、3本以上の一定長さの脚棒が平行状に配置されて、
    その隣合った各脚棒の端部に前記各棒状材の一端が軸着
    され、かつ前記隣合った各脚棒にスライド可能に取付け
    られたプラスチックからなるスライドパイプに、前記各
    棒状材の他端が軸着されて、前記3本以上の各脚棒が伸
    縮連結材のみ、または伸縮連結材と他の連結手段とでリ
    ング状に連結され、前記各スライドパイプの端部に周方
    向に複数に分割した可動片が形成されて、その可動片を
    設けたスライドパイプの端部にねじで進退可能に連結さ
    れて、可動片を脚棒の周面に圧接または脚棒から解放さ
    せる締付パイプが設けられた支承フレーム。
  2. 【請求項2】 2本の棒状材を中心部で相互に軸着し
    て、X字形状に開くことが可能な伸縮連結材が構成され
    るとともに、3本以上の一定長さの脚棒が平行状に配置
    されて、その隣合った各脚棒の端部に伸縮連結材の各棒
    状材の一端が軸着され、かつ前記隣合った各脚棒にスラ
    イド可能に取付けられたスライドパイプの側面に、前記
    各棒状材の他端が軸着されて、前記各脚棒が伸縮連結材
    のみ、または伸縮連結材と他の連結手段とでリング状に
    連結され、ハンドルを突設した偏心カムが、前記各スラ
    イドパイプに設けた貫通孔に配置軸着されて、この偏心
    カムを直接に脚棒に圧接し、または前記貫通孔にはめ込
    んだ圧接片を偏心カムで脚棒に圧接して、スライドパイ
    プを脚棒に固定することが可能な支承フレーム。
  3. 【請求項3】 2本の棒状材を中心部で相互に軸着し
    て、X字形状に開くことが可能な伸縮連結材が構成され
    るとともに、3本以上の一定長さの脚棒が平行状に配置
    されて、その隣合った各脚棒の端部に伸縮連結材の各棒
    状材の一端が軸着され、かつ前記隣合った各脚棒にスラ
    イド可能に取付けられたスライドパイプの側面に、前記
    各棒状材の他端が軸着されて、前記各脚棒が伸縮連結材
    のみ、または伸縮連結材と他の連結手段とでリング状に
    連結され、前記各スライドパイプの一部を貫通して先端
    が脚棒の表面に接するロックボルトがスライドパイプに
    設けられた支承フレーム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019512054A (ja) * 2016-02-17 2019-05-09 サイコ インコ−ポレ−テツド 可搬式ステージシステム

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