JP3027937U - ラムネ瓶 - Google Patents
ラムネ瓶Info
- Publication number
- JP3027937U JP3027937U JP1996000563U JP56396U JP3027937U JP 3027937 U JP3027937 U JP 3027937U JP 1996000563 U JP1996000563 U JP 1996000563U JP 56396 U JP56396 U JP 56396U JP 3027937 U JP3027937 U JP 3027937U
- Authority
- JP
- Japan
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- bottle
- opening
- valve seat
- glass bottle
- rubber packing
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価なラムネ瓶を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ガラス瓶の開口を、開口より小径の通し
孔の環状ゴムパッキン弁座で覆わせてガラス瓶に固着さ
せ、ガラス瓶の開口より小径で環状ゴムパッキン弁座の
通し孔より大径のガラス瓶内に収容したガラス球弁体
を、環状ゴムパッキン弁座の通し孔に着座するようにし
たラムネ瓶とした。
る。 【解決手段】 ガラス瓶の開口を、開口より小径の通し
孔の環状ゴムパッキン弁座で覆わせてガラス瓶に固着さ
せ、ガラス瓶の開口より小径で環状ゴムパッキン弁座の
通し孔より大径のガラス瓶内に収容したガラス球弁体
を、環状ゴムパッキン弁座の通し孔に着座するようにし
たラムネ瓶とした。
Description
【0001】
本考案はラムネ瓶に関し、特にラムネ瓶を至極安価に製造できるようにしたも のである。
【0002】
従来のラムネ瓶の形状や内部構成は、その構成部品のガラス球弁体、環状ゴム パッキン弁座などから必然的に決まる。また、ラムネ瓶は、生産者から市場へ、 市場から消費者へ供給されたものが回収されて生産者へ戻るリサイクルが図られ ている。そのために、瓶の強度には十分な留意がなされ、必要以上にガラス素材 を使用し、瓶1本の重量が約390gあり、内容液重量は約170gに対比して 2倍以上の容器重量を有している。近年の清涼飲料、食品容器、調味料の容器な どは安価に提供されている。従来の瓶の生産の実状は、昭和53年で年間2,0 00万本あったが、昭和59年では年間600万本〜700万本に激減している 。
【0003】 一方、従来の技術によるラムネ瓶は図4に示される形状で、その生産は二工程 で成形されている。すなわち、ガラス瓶を成形、冷却、ガラス球弁体を投入、次 に瓶口部104のみ加熱し、瓶口とパッキン溝を同時成形する。このようにして ラムネ瓶全体を二工程で成形する。なお、図4で符号101は凹部でガラス球弁 体102の転がり止め、103はくびれ部でガラス球弁体102の受け部である 。
【0004】
上記が従来のラムネ瓶の製造技術であるが、清涼飲料などの容器が安価な容器 に急速に移行しているので、ラムネ瓶も時代に順応する必要に迫られている。 安価なラムネ瓶として、製品の生産コストの低廉化、軽量化による資材の節減 を図り、瓶生産の合理性、簡便化を行い、消費者に受入れられるラムネ瓶を市場 に送り出す必要に迫られている。
【0005】 上記のような必要性に迫られているものの、従来の技術による二工程成形のラ ムネ瓶は、この必要性に十分応えることはできない欠点がある。また、一部市場 に顔を出している安価なラムネ瓶も見られるが、まだ上記の必要性を満たすため には十分でない。
【0006】
そこで、本考案は、上記の事情に鑑み、従来のラムネ瓶の欠点を取り除くため 、ガラス瓶の開口を、開口より小径の通し孔の環状ゴムパッキン弁座で覆わせて ガラス瓶に固着させ、ガラス瓶の開口より小径で環状ゴムパッキン弁座の通し孔 より大径のガラス瓶内に収容したガラス球弁体を、環状ゴムパッキン弁座の通し 孔に着座するようにしたラムネ瓶とした。
【0007】
図1は、本考案の一実施例の要部の縦断面図、図2は本考案の一実施例のラム ネ瓶の口部の詳細断面図、図3は本考案のラムネ瓶の正面図である。 ラムネ瓶は、ガラス瓶1と、ガラス球体弁体2と、環状ゴムパッキン弁座3と 、環状ポリエチレンパッキン21を固着したアルミキャップ4とよりなる。
【0008】 ガラス瓶1は、一工程で成形され薄肉厚で軽量のもので、ガラス瓶1の上部に 開口11があり、その開口11部の外周面に環状溝22が刻設してある。 アルミキャップ4は、円盤状の中央部13と、中央部13外周に垂下させた外 周壁部14と、中央部13で前記外周壁部14と同心状に内部へ折り返した折り 返し内壁部15とを備える。この折り返し内壁部15内を内容液の通過孔16と する。また、アルミキャップ4の折り返し内壁部15の下端をカシメて環状ポリ エチレンパッキン21の内壁に係止させる。
【0009】 ここで、環状ゴムパッキン3の通し孔18はガラス瓶1の開口11より小さく 形成し、ガラス球弁体2は開口11より小さく通し孔18より大きく形成し、ガ ラス球弁体2を通し孔18に着座可能とし、開弁あるいは閉弁ができるようにす る。 一工程で成形された薄肉厚で軽量のガラス瓶1上面の段部12に、環状ゴムパ ッキン弁座3を載置し、環状ゴムパッキン弁座3上に環状ポリエチレンパッキン 21を載置し、アルミキャップ4の外周壁部14を開口11部外周面に外嵌めし 、外周壁部14下端をカシメて開口11部外周面の環状溝22に係合させガラス瓶 1の口部を密封する。環状ゴムパッキン弁座3はアルミキャップ4の環状ポリエ チレンパッキン21とガラス瓶1の段部12との間で弾性的に挟持されている。
【0010】 そして、あらかじめガラス瓶1に投入されたガラス球弁体2によって、環状ゴ ムパッキン弁座3を介して通し孔18が閉弁あるいは開弁されるように構成され ている。内容液の炭酸ガス圧によりこのガラス球弁体2は押し上げられ、環状ゴ ムパッキン弁座3を圧迫し、閉止せしめる。なお、図において、環状ゴムパッキ ン弁座3のA点およびB点にて閉止せしめられる。
【0011】 上記のような、本考案になるアルミキャップ4を使用し、開口11に固着せし め、内容液による炭酸ガス圧にてガラス球弁体2を押し上げて環状ゴムパッキン 弁座3を介して通し孔18を閉止せしめる構成にすると、従来のような二工程に て成形生産されるラムネ瓶 (図4) が必要でなく、図3に示すような一工程にて 成形生産されたラムネ瓶が可能となる。なお、図3の19は凹部 (閉止転がり止 め) である。したがって、ラムネ瓶を安価に提供できる。
【0012】
本考案は、上述のように、ガラス瓶の開口を、開口より小径の通し孔の環状ゴ ムパッキン弁座で覆わせてガラス瓶に固着させ、ガラス瓶の開口より小径で環状 ゴムパッキン弁座の通し孔より大径のガラス瓶内に収容したガラス球弁体を、環 状ゴムパッキン弁座の通し孔に着座するようにしたラムネ瓶であるので、従来の ラムネ瓶に比して、ラムネ瓶を安価に提供できる。
【0013】 すなわち、瓶コストは低廉となり、軽量化され、瓶資材の節減となり、瓶生産 の合理性、簡便さ、消費者に受入れられるラムネ瓶を市場に提供することができ る。
【図1】本考案の要部の縦断面図である。
【図2】本考案の一実施例のラムネ瓶の口部の詳細断面
図である。
図である。
【図3】本考案の正面図である。
【図4】従来のラムネ瓶の側面図である。
1…ガラス瓶 2…ガラス球体弁 3…環状ゴムパッキン弁座 4…アルミキャップ 11…開口 12…段部 13…中央部 14…外周壁部 15…折り返し内壁部 16…通過孔 18…通し孔 19…凹部 21…環状ポリエチレンパッキン 22…環状溝
Claims (2)
- 【請求項1】 ガラス瓶の開口を、開口より小径の通し
孔の環状ゴムパッキン弁座で覆わせてガラス瓶に固着さ
せ、ガラス瓶の開口より小径で環状ゴムパッキン弁座の
通し孔より大径のガラス瓶内に収容したガラス球弁体
を、環状ゴムパッキン弁座の通し孔に着座するようにし
たラムネ瓶。 - 【請求項2】 ガラス瓶の開口を、開口より小径の通し
孔の環状ゴムパッキン弁座で覆わせてガラス瓶に固着さ
せ、ガラス瓶の開口より小径で環状ゴムパッキン弁座の
通し孔より大径のガラス瓶内に収容したガラス球弁体
を、環状ゴムパッキン弁座の通し孔に着座するようにし
たラムネ瓶であって、円盤状の中央部と中央部外周に垂
下させた外周壁部と、中央部で内側へ折り返した折り返
し内壁部とを備えたアルミキャップの外周壁部と折り返
し内壁部との間に環状ポリエチレンパッキンを収容し、
折り返し内壁部下端をカシメて環状ポリエチレンパッキ
ンに係合させ、ガラス瓶開口部の外周面に、前記アルミ
キャップの外周壁部を外嵌めし環状ポリエチレンパッキ
ン下面を環状ゴムパッキン弁座上面に当接させ、アルミ
キャップの外周壁部下端をカシメてガラス瓶開口部の外
周面の環状溝に係合させ、ガラス瓶を密封させるように
したラムネ瓶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996000563U JP3027937U (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | ラムネ瓶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996000563U JP3027937U (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | ラムネ瓶 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3027937U true JP3027937U (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=43163028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996000563U Expired - Lifetime JP3027937U (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | ラムネ瓶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3027937U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005098500A (ja) * | 2003-09-01 | 2005-04-14 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 切換え弁 |
JP2015101352A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | 日本耐酸壜工業株式会社 | 炭酸飲料びんの口部構造 |
-
1996
- 1996-02-14 JP JP1996000563U patent/JP3027937U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005098500A (ja) * | 2003-09-01 | 2005-04-14 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 切換え弁 |
JP2015101352A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | 日本耐酸壜工業株式会社 | 炭酸飲料びんの口部構造 |
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