JP3027618U - 新風ふすま - Google Patents

新風ふすま

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JP3027618U
JP3027618U JP1995014718U JP1471895U JP3027618U JP 3027618 U JP3027618 U JP 3027618U JP 1995014718 U JP1995014718 U JP 1995014718U JP 1471895 U JP1471895 U JP 1471895U JP 3027618 U JP3027618 U JP 3027618U
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JP1995014718U
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元幸 山寺
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元幸 山寺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】京壁風の趣きを備えたふすまを得ることができ
ることはもちろん、製造が簡単で装飾性にも優れた新規
なふすまを提供しようとする。 【解決手段】1)凹凸模様を形成した軽量板を芯材と
し、その表面に聚楽土やしっくい、各種塗料等の塗材を
上塗りしてふすま本体を形成し、ふすま本体の周囲に枠
材を取り付けたことを特徴とする新風ふすま。 2)中芯を備え、凹凸模様を形成した軽量板を芯材と
し、その表面に聚楽土やしっくい、各種塗料等の塗材を
上塗りしてふすま本体を形成し、ふすま本体の周囲に枠
材を取り付けたことを特徴とする新風ふすま。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案はふすまに関するものであり、特に京壁風の趣きを備えた新風ふすま を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
ふすまは一般的には図6に示すように、上下の横かまち22,23および左右 の縦かまち24,25で矩形のフレームを作り、その内側に縦横の骨26を張り めぐらせて木製の枠体21を形成し、その表面に骨張り27、骨しばり28、袋 張り29およびその上に設けた半紙からなる清張り30、上張り31の順でふす ま紙を張ることにより、作製されている。
【0003】 また製造に手間のかかる上記木製の枠体21の骨26に代えて、発泡プラスチ ック板を使用し、その表面にふすま紙を張ったものも知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記のふすまはいずれにしても、枠体内に設けた骨や芯材の表面 に骨張り、骨しばり、袋張り、清張り、上張りを施してふすま紙を張るという作 業を経て作製されるため、作業が非常に面倒なばかりか、立体的な模様を付与す ることが困難であり、上張りの模様のみの装飾性しか付与することができなかっ た。
【0005】 この考案の新風ふすま従来例の上記欠点を解消しようとするもので、京壁風の 趣きを備えたふすまを得ることができることはもちろん、製造が簡単で装飾性に も優れた新規なふすまを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわちこの考案の新風ふすまは、凹凸模様を形成した軽量板を芯材とし、そ の表面に聚楽土やしっくい、各種塗料等の塗材を上塗りしてふすま本体を形成し 、ふすま本体の周囲に枠材を取り付けたことを特徴とするものである。
【0007】 またこの考案の新風ふすまは、中芯を備え、凹凸模様を形成した軽量板を芯材 とし、その表面に聚楽土やしっくい等の壁土を上塗りしてふすま本体を形成し、 ふすま本体の周囲に枠材を取り付けたことを特徴としている。
【0008】 なおこの考案の新風ふすまは、軽量板を木材、発泡プラスチック板、軽量モル タル、軽量石こうから選ぶことが望ましい。
【0009】 またこの考案の新風ふすまは、中芯を金属網、パンチングメタル、所定の間隔 で配置した複数の金属製心棒から選ぶことが望ましい。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下にこの考案の新風ふすまの例を示し、さらに具体的に実施の形態を図面に 基づいて説明する。
【0011】 図1および図2において、1は芯材で、木材、発泡プラスチック板、軽量モル タル、軽量石こうから選ばれた軽量板2,2からなっており、表面には凹凸模様 3が形成されている。なお軽量板2,2を軽量モルタル、軽量石こう等の無機材 料で構成すると耐燃性や耐火性に優れたふすまを得ることができる。また軽量モ ルタル、軽量石こう等は成形加工も容易である。
【0012】 図において軽量板2,2はそれぞれ予め所定の強度および厚さに成形したもの を使用し、これを中芯4を挟んで接合することにより、一体化して芯材1を得て いる。
【0013】 この芯材1は軽量板2の成形時において、図3(イ)のように予め有底の型枠 12内に中芯4をセットし、その上で軽量モルタルもしくは軽量石こう13等を 注入することによっても成形することができる。14は型紙で、注入した軽量モ ルタルもしくは軽量石こう13の表面に凹凸模様3の型付けをするためのもので ある。型紙14の種類としては、木目模様や種々のモチーフを有する絵画、各種 の模様、文字、家紋等が挙げられるが、得ようとする凹凸模様に応じて適宜選択 することができる。
【0014】 また軽量モルタルもしくは軽量石こう13の表面に貼られた型紙14が、軽量 モルタルもしくは軽量石こう13から水分を吸収して収縮し、その収縮の際に軽 量モルタルもしくは軽量石こう13の表面にしわが付与されることによっても凹 凸模様3を得ることができる。
【0015】 得た軽量板2は、図3(ロ)のように中芯4のない軽量板2と貼り合わせ、一 体化して両面に凹凸模様3を有する芯材1とすることができる。
【0016】 上記中芯4としては、金属網、パンチングメタル等のシート状物、あるいは所 定の間隔で配置した複数の金属製心棒から選ぶことが可能である。そして芯材1 を上記のように中芯4を備えた構造とすることにより、収縮やひび割れ等を防止 し、より強度を高めたものとすることができる。
【0017】 上記軽量板2,2に形成される凹凸模様3としては、木目模様や種々のモチー フを有する絵画や各種の模様、文字、家紋等が挙げられ、上述のように軽量板2 ,2の成形時に同時に形成することが望ましい。もちろん、軽量板2,2の成形 後に加工を施すことも可能である。
【0018】 上記芯材1の表面には、さらに聚楽土やしっくい、ペンキその他の各種塗料等 からなる塗材5が上塗りされている。得た仕上げ面は上記凹凸模様3がそのまま 表現され、かつ京壁風の装飾性に富んだものとすることができる。またその適所 には金粉、銀粉、その他の金属粉、ダイヤモンド粉末その他の宝石、貴石の粉末 、真珠や貝殻の粉末、また陶器やタイル等の無機材料の粉末を散布して塗材5に 付着させて装飾部6としておけば、ふすま表面をより装飾的なものとすることが できる。
【0019】 図において7は芯材1に設けた窓で、化粧したガラス8や木彫品等をはめ込む ことにより装飾性を向上させることが可能である。
【0020】 上記工程を経て得たふすま本体11は、その周囲に木材、金属、プラスチック 等からなる枠材9が取り付けられる。この枠材9の取り付け手段は、従来の建具 の接合部分の組み付け方のみならず、釘や接着剤等を使用してもよい。
【0021】 この考案の新風ふすまは上記したふすまのみならず、図4に示すような天袋な いし地袋に応用したり、図5に示すような屏風等に適用したりすることが可能で ある。
【0022】 またそのサイズも大小さまざまなものを作製することができ、使用する間口や 規格に応じて適宜変更することができる。
【0023】
【考案の効果】
この考案の新風ふすまによれば、京壁風の趣きを備えたふすまを得ることがで きることはもちろん、製造が簡単で装飾性にも優れた新規なふすまを提供するこ とができる。
【0024】 またこの考案の新風ふすまによれば、芯材を軽量モルタル、軽量石こう等の無 機材料で構成することにより、耐燃性や耐火性に優れたふすまを得ることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の新風ふすまの一実施例を示す斜視図
である。
【図2】その断面図である。
【図3】その製造工程を示す断面図(イ)および得た芯
材の断面図(ロ)である。
【図4】この考案を天袋に適用した例を示す斜視図であ
る。
【図5】この考案を屏風に適用した例を示す斜視図であ
る。
【図6】ふすまの従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 芯材 2,2 軽量板 3 凹凸模様 4 中芯 5 塗材 6 装飾部 7 窓 8 ガラス 9 枠材 11 ふすま本体 12 型枠 13 軽量モルタルもしくは軽量石こう 14 型紙

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸模様を形成した軽量板を芯材とし、
    その表面に聚楽土やしっくい、各種塗料等の塗材を上塗
    りしてふすま本体を形成し、ふすま本体の周囲に枠材を
    取り付けたことを特徴とする新風ふすま。
  2. 【請求項2】 中芯を備え、凹凸模様を形成した軽量板
    を芯材とし、その表面に聚楽土やしっくい、各種塗料等
    の塗材を上塗りしてふすま本体を形成し、ふすま本体の
    周囲に枠材を取り付けたことを特徴とする新風ふすま。
  3. 【請求項3】 軽量板が木材、発泡プラスチック板、軽
    量モルタル、軽量石こうから選ばれてなる請求項1また
    は2に記載の新風ふすま。
  4. 【請求項4】 中芯が金属網、パンチングメタル、所定
    の間隔で配置した複数の金属製心棒から選ばれてなる請
    求項1ないし3に記載の新風ふすま。
JP1995014718U 1995-12-29 1995-12-29 新風ふすま Expired - Lifetime JP3027618U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021182376A1 (ja) * 2020-03-13 2021-09-16 マクセルホールディングス株式会社 軽量板及び軽量板を備える軽量パネル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021182376A1 (ja) * 2020-03-13 2021-09-16 マクセルホールディングス株式会社 軽量板及び軽量板を備える軽量パネル
JP2021142716A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 マクセルホールディングス株式会社 軽量板及び軽量板を備える軽量パネル

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