JP3027462U - ドア・チェックの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的にドアを閉止するドア・チェックの構
造を提供する。 【解決手段】 本体、接続軸、定位棒と調節棒等の部材
より組み立ててなり、該本体は上部カバーと下部カバー
を包含し、その内部に各々スプリングを設け、上部カバ
ーと下部カバー間に接続軸を設置し、スプリングの一端
を上部カバーと下部カバー内にはさみ止め、他端を上部
カバーと下部カバー間の接続軸両側にはさみ止めて、ね
じを利用して上部カバーと下部カバーを接続軸に固定し
て本体を形成し、該定位棒一端の両側に各々プーリーを
設けて他端を接続軸にねじり合わせてこの構造を扉（ド
ア）に固定し、定位棒に設けるプーリーの一端をドアと
緊密に合わせ、ドアを開く場合に、定位棒に設けられる
プーリーの一端はドア上方のもとの位置において回転
し、それが定位棒を動かして開く方向に沿って定位棒の
長さの円弧状の運動をなし、そこで定位棒は接続軸を回
転させて接続軸内にはさみ止めるスプリングはねじられ
て変形し、スプリングによって再度原状に復帰するねじ
れ作用を発生して開いたドアを自動的に閉じる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はドア・チェック構造の改良を提供する。

【０００２】

【従来の技術】

よく用いるドア・チェックは、ドアと扉上に各々スプリングを取り付けてあり 、その両スプリング間に円筒体を結合し、ドアを開く場合に、ドア・チェックに あるスプリングは引き伸ばされ、手を放すと、スプリングは原状に復帰しようと する力によってドアを迅速にもとの位置にもどし、このために扉に大きな音を発 生させ、ドアと扉はしばしば衝撃を受けるため、破損するおそれがある。この点 を考慮に入れて、現在市場でよく見かける油圧方式によって閉じる動作を制御す るドア・チェックが出現したが、しかしその構造は非常に複雑であり製作に時間 を費やすばかりでなく、原価を増加すると同時に、長期間使用するとゆるんで脱 落し、再度調整ができないので非常に不経済である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本発明の目的は上記の欠点を克服することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的は本体、接続軸、定位棒と調節棒等の部材より組み立ててなり、該本 体は上部カバーと下部カバーを包含し、その内部に各々スプリングを設け、上部 カバーと下部カバー間に接続軸を設置し、スプリングの一端を上部カバーと下部 カバー内にはさみ止め、他端を上部カバーと下部カバー間の接続軸両側にはさみ 止めて、ねじを利用して上部カバーと下部カバーを接続軸に固定して本体を形成 し、該定位棒一端の両側に各々プーリーを設けて他端を接続軸にねじり合わせて この構造を扉（ドアの外側の枠）に固定し、定位棒に設けるプーリーの一端をド アと緊密に合わせ、ドアを開く場合に、定位棒に設けられるプーリーの一端はド ア上方のもとの位置において回転し、それが定位棒を動かして開く方向に沿って 定位棒の長さの円弧状の運動をなし、そこで定位棒は接続軸を回転させて接続軸 内にはさみ止めるスプリングはねじられて変形し、スプリングによって再度原状 に復帰するねじれ作用を発生して開いたドアを自動的に閉じるドア・チェック構 造により達成される。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１と図２に示す如く、本考案はドアを自動的に閉止させるドア・チェック構 造に係り、それは主として本体１０と定位棒２０と調節棒３０等の部材によって 組み合わせてなる。本体１０は上部カバー１１、下部カバー１２、接続軸１３、 上部スプリング１４１と下部スプリング１４２を包含する。該上部カバー１１は Ｕ形状を呈し、側辺に平台を設け、平台の上方に二個の丸穴１１３を設けてあり 、それはねじによって扉４０上に固定するのに供される。上部カバー１１の先端 にねじ穴１１１を貫通させ、ねじ穴１１１の近傍に丸みぞ１１２を設けて、上部 スプリング１４１を上固定端にはさみ止めるのに供する。接続軸１３は上部カバ ー１１の底端にあり、その中央に中心穴１３３を貫通し、外周の輪面は等距離に 四個のねじ穴１３４を設け、定位棒２０の固定に供し、その軸面両側に各々フラ ンジ１３１を設けてこれによって上部スプリング１４１と下部スプリング１４２ を固定させて左右に移動させないように、一辺の軸面のフランジ１３１近傍に通 し穴１３２を設けて上部スプリング１４１を下固定端にはさみ止めるのに供して 、他一辺の軸面は通し穴１３２の対角辺にまた通し穴を設けて下部スプリング１ ４２を上固定端にはさみ止める。該下部カバー１２は接続軸１３の下方にあり、 その外形は上部カバー１１と相似して側辺にも平台を設け、平台の下方に二個の 丸穴１２３を設けてねじによって扉４０上に固定し、下部カバー１２の内部に中 心がねじ穴１２２を貫通する挿し棒１２１を挿入してあり、その外径は接続軸１ ３の中心穴１３３の口径と同じである。下部カバー１２の内部に丸みぞ（１１２ と同じ）を設けて、これによって下部スプリング１４２を下固定端にはさみ止め るのに供する。下部カバー１２内に設けられる挿し棒は上部スプリング１４１と 下部スプリング１４２と接続軸１３を通りぬけ、その上部スプリング１４１の一 端を上部カバー１１の内部先端にある丸みぞ１１２内にはさみ止め、他端を接続 軸１３の軸面にある通し穴１３２にはさみ止めて上半部の本体を形成する。

【０００６】 下部スプリング１４２の一端は下部カバー１２の内部底端にある丸みぞ内には さみ止め、他端は接続軸１３の他一辺の軸面にある通し穴にはさみ止めて下半部 の本体を形成し、下部カバー１２内の挿し棒１２１の先端は上部カバー１１先端 のねじ穴１１１と連なって導通させ、ねじ１５によって上部カバー１１先端のね じ穴１１１より下部カバー１２の挿し棒のねじ穴１２２内に固定して、本体の上 半部と下半部を完全に本体１０に連結する。該定位棒２０一端のガイド・スレッ ドを接続軸１３の外周輪面にあるねじ穴１３４に連結し、他端の両側に各々プー リー２１を取り付けてプーリーをドアの上方においてもとの位置でローリングさ せ、該調節棒３０一端のガイド・スレッドを接続軸１３の外周輪面にあるねじ穴 １３４に連結して、これによって閉止の速度を調整する。

【０００７】 図３と図４により、本考案の動作を説明する。その本体に付随する四個のねじ によって上部カバーと下部カバーにある平台の丸穴１１３，１２３を通りぬけ、 その門柱或は扉４０の表面に固定させて本体１０と扉４０を垂直状態にさせ、定 位棒２０をドアに接近する接続軸１３輪面のねじ穴１３４に固定し、それのプー リー２１を設ける一端をドアと緊密に合わせ、プーリーをドア上方のもとの位置 においてローリングし（図３に示す如く）、ドアを開く場合に、定位棒２０は接 続軸１３の中心を円心としてドアを開く方向に沿って定位棒２０の長さを半径と する円弧状の運動をなし、定位棒２０は接続軸１３の回転に従って上部カバー１ １と下部カバー１２と接続軸１３上方の上部スプリング１４１と下部スプリング １４２にはさみ止め、スプリングはねじられて変形するために、開く動作を停止 すると、スプリングは原状に復帰しようとするねじれを有し、ドアは徐々に扉に 押し返してドアを自動的に閉じる。もし再度閉止の速度を調整する必要があるな らば、先ず調節棒３０のスレッドを有する一端を接続軸１３のねじ穴１３４に固 定することによって接続軸１３を回転し、接続軸にはさみ止めて定位する上部ス プリング１４１と下部スプリング１４２を予めねじって変形させ、同時に定位棒 ２０を接続軸１３の外周輪面に接近するねじ穴１３４に固定し（図５に示す如く ）、スプリングを予めねじって変形することによってスプリングのねじりを増加 して上記の動作を重複させ、一穴を調整する毎に、スプリングのねじりを更に増 加するようにすると、そのねじれが大きいほど閉止の速度も速くなり、使用者の 必要とする圧力になるまで調整して、これによって所望の閉止速度を得る。

【０００８】

【考案の効果】

上記ドア・チェックの構造によってドアを自動的に閉止させるとともに、閉止 の速度を重複に調整して開く場合に、ドアは定位棒２０を動かして開く方向に沿 って定位棒２０の長さの円弧状の運動を作り、定位棒２０は外部より接続軸１３ を回転させ、スプリング１４１，１４２によって上部カバー１１と下部カバー１ ２と接続軸１３内にはさみ止め、接続軸を回転する場合は、前後に定位するスプ リング１４１，１４２を接続軸１３の回転する方向に従って回転し、上部カバー と下部カバー内のスプリングは即時にねじられて変形するために、スプリングに よって原状に復帰しようとしているねじれ作用を有し、開く動作を停止すると、 スプリングのねじれ作用によって徐々にドアをもとの位置に押し返して、ドアを 自動的に閉止するという利点を有する。再度閉止の速度を調整する必要があるな らは、先ず調節棒３０を接続軸１３の上方において回転させて、予めスプリング をねじって変形させてスプリングのトーションを増加して、これによって閉止の 速度を調整する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のドア・チェック構造の分解図である。

【図２】本考案のドア・チェック構造の斜視図である。

【図３】本考案のドア・チェック構造の使用を説明する
斜視図である。

【図４】本考案のドア・チェック構造の動作を説明する
斜視図である。

【図５】本考案のドア・チェック構造の調整を説明する
斜視図である。

【符号の説明】

１０ 本体 １１ 上部カバー １２ 下部カバー １３ 接続軸 １５ ねじ ２０ 定位棒 ２１ プーリー ３０ 調節棒 １１１ ねじ穴 １１２ 丸みぞ １１３ 丸穴 １２１ 挿し棒 １２２ ねじ穴 １２３ 丸穴 １３１ フランジ １３２ 通し穴 １３３ 中心穴 １３４ ねじ穴 １４１ 上部スプリング １４２ 下部スプリング

フロントページの続き (72)考案者 ツェン，チュン−チャン 台湾 タイチュン・シエン シェン−カ ン・シアン チュン−シャン・ロード レ ーン667 87−１ (72)考案者 チェン ウェン フア 台湾 タイチュン・シエン ウ−ジ・シア ン フ−ジー・ツン サン−ミン・ストリ ート レーン・クアン−フイ−ホ 53

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体と定位棒と調節棒とからなり、該本
   体は上部カバーと下部カバーと接続軸と上部トーション
   と下部トーションとを含み、上部カバーは中空のＵ形状
   を呈して側辺に平台を設け、該接続軸の中央に中心穴を
   貫通し、その外周の輪面は等距離にねじ穴を設け、該下
   部カバーの外形は上部カバーと同一であり、上部スプリ
   ングの一端を上部カバーの内部にはさみ止めて他端を接
   続軸にはさみ止め、上半部の本体を形成し、下部スプリ
   ングの一端を下部カバーの内部にはさみ止め、他端を接
   続軸の他端軸面上にはさみ止めて、下半部の本体を形成
   し、結合部材によって上半部の本体と下半部の本体を結
   合して完全な本体とし、その本体近傍にある平台は扉に
   依存して扉と結合し、該定位棒一端のガイド・スレッド
   を接続軸外周の輪面上にあるねじ穴内に固定させ、他端
   は両側に各々プーリーを取り付け、プーリーを扉上のも
   との位置において回転させ、該調整棒の一端にあるガイ
   ド・スレッドを接続軸外周の輪面のねじ穴内に固定し
   て、これによってドアの閉じる速度を調整するドア・チ
   ェック構造。