JP3027276B2 - トンネル接続用セグメント及びトンネル接続工法 - Google Patents

トンネル接続用セグメント及びトンネル接続工法

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JP3027276B2 JP05052254A JP5225493A JP3027276B2 JP 3027276 B2 JP3027276 B2 JP 3027276B2 JP 05052254 A JP05052254 A JP 05052254A JP 5225493 A JP5225493 A JP 5225493A JP 3027276 B2 JP3027276 B2 JP 3027276B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトンネル内をライニング
するためのトンネル接続用セグメント及びトンネル接続
工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、都市部における地下鉄道等の構築
は開削工法にかわってシールド工法が多用されるように
なっている。このようなシールド工法により地下鉄道の
駅部等の大断面を構築する場合はルーフシールド工法、
かんざし桁工法、円形多連シールド工法等の各種の工法
が用いられている。しかし、これらの工法はいずれもト
ンネルの断面が円形であり、それによる種々の問題があ
る。そこで、本願出願人は上記の問題を解決するため
に、特願平4−104039号等の工法を開発した。
【0003】これは、図8に示すように、断面矩形のシ
ールドトンネルを長辺方向の側面で接続するものであ
り、並列状に近接させて構築したシールドトンネル10
間に山留鋼板20を架け渡すと共に、側壁のセグメント
10aを解体して仮設支保工30を施工してから地山を
掘削し、その空間10b内に鉄筋コンクリート10cを
覆工してトンネル10相互を接続するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の工法に
おいては、シールドトンネル側壁のセグメントを解体す
るに先立って、上下荷重を受ける仮設支保工を施すた
め、その施工に手間がかかり、かつその支保工が邪魔に
なって地山の掘削作業を困難なものとしていた。本発明
は上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、側壁のセグメントを解体してシールドトンネ
ル同士を接合する工法において、前記セグメントの解体
に先立って支保工を必要とせずに上下荷重を受けること
のできるトンネル接続用セグメント及びトンネル接続工
法に関するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、請求項1の発明が、並列かつ近接した断面
矩形のシールドトンネル相互の対向面に連続的に覆工さ
れるセグメントであって、柱材と梁材とからなる枠体内
に、セグメント片が取り外し自在に組み込まれ、該セグ
メント片を前記枠体内から取り外し、前記シールドトン
ネル相互を接続する際に、前記柱材及び梁材で上下の荷
重を負担させることを特徴とする。また請求項2の発明
が、請求項1において、柱材が長さの異なる部材をボル
ト接合して形成されていることを特徴とする。また請求
項3の発明が、矩形状のシールド掘進機で並列かつ近接
してシールドトンネルを構築する工程と、該シールドト
ンネル相互の適宜範囲の地山を地盤改良して止水する工
程と、前記シールドトンネル相互の対向壁のセグメント
を解体する工程と、前記地山を開放掘削する工程とを含
むトンネル接続方法であって、前記対向壁のセグメント
として、柱材と梁材とからなる枠体内に、セグメント片
が取り外し自在に組み込まれたセグメントを用いること
により、前記セグメントを解体する工程において、上下
の荷重を前記柱材及び梁材に負担させることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】而して、セグメントが柱材と梁材とによりなる
枠体内に、セグメント片が取り外し自在に組み込まれて
形成されていることにより、該セグメントを断面矩形の
シールドトンネルの側壁に用いた場合、枠体内のセグメ
ント片を解体しても柱材及び梁材で上下荷重を支えるこ
とができるので、支保工を必要とせずに地山を開放掘削
することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明のセグメントの斜視図、図2は柱
材と梁材とセグメント片との接合部の断面図、図3はセ
グメント片を枠体から取り外した斜視図、図4は覆工し
たシールドトンネルの斜視図である。
【0008】セグメント1は鋼製セグメントであり、柱
材2の上下に梁材3が架け渡されて枠体4を形成し、該
枠体4内にそれぞれ大きさの異なる3枚のセグメント片
5が取り外し自在に組み込まれて構成されている。
【0009】柱材2は、図2に示すように、それぞれ長
さの異なる部材2aがボルト接合して形成され、上下の
梁材3もボルト接合されている。そしてこれらの柱材2
と梁材3とによりなる枠体4の内面にはセグメント片5
を止めるためのボルト孔4aが備えられている。したが
って、これらの柱材2及び梁材3の長さを変えることに
より任意の大きさの枠体4を形成することができる。
【0010】またセグメント片5は周面にフランジ5a
が突設され、このフランジ5aには前記枠体4のボルト
孔4aに螺合される回転自在なボルト5bを備えてい
る。図4に示すものは、本発明のセグメント1を用いて
シールドトンネル8を覆工したものであり、本発明のセ
グメント1同士及びその他のセグメント6とはそれぞれ
ボルト接合されている。
【0011】次に、これらのセグメントを使用してシー
ルドトンネルを接合する場合について説明する。これは
図5に示すような矩形状のシールド掘進機7で、並列か
つ近接したトンネルを掘削し、そこに鋼製セグメントを
覆工して断面矩形のシールドトンネル8を構築する。こ
のシールドトンネル8は、図6に示すように、トンネル
の対向面のみに本発明のセグメント1を連続的に覆工
し、残りは通常のセグメント6を覆工して構築される。
【0012】そして、このシールドトンネル8を構築し
たら適宜範囲の地山を地盤改良して止水した後、図7に
示すように、長辺方向における対向壁のセグメント1を
解体する。この解体は、セグメント片5を枠体4内から
取り外すことにより行い、これにより柱材2及び梁材3
で上下の荷重を負担するものである。そして、これらの
セグメント1の解体と同時にシールドトンネル8間に山
留鋼板を架け渡すことにより、地山の開放掘削を可能な
ものとする。よって、従来のように、セグメントの解体
に先立って支保工を仮設する必要がない。尚、この枠体
4はこのまま使用することもできるが、シールドトンネ
ル8を接合した後に解体して撤去することもできる。
【0013】
【発明の効果】柱材と梁材とによりなる枠体内に、セグ
メント片が取り外し自在に組み込まれてなることによ
り、側壁のセグメントを解体してシールドトンネルを接
続する際、前記セグメントの解体に先立って支保工を必
要とせずにセグメント自体で上下荷重を受けることがで
きるので、トンネル同士の接続作業の効率を図ることが
できる。
【0014】
【発明の効果】柱材及び梁材を任意に組み合わせること
により、あらゆる形状及び大きさのトンネルにも容易に
対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセグメントの斜視図である。
【図2】柱材と梁材とセグメント片との接合部の断面図
である。
【図3】セグメント片を枠体から取り外した斜視図であ
る。
【図4】覆工したシールドトンネルの斜視図である。
【図5】シールド掘進機の正面図である。
【図6】隣接して覆工したシールドトンネルの一方のト
ンネルのセグメント片を取り外した断面図である。
【図7】セグメント片を取り外したシールドトンネルの
斜視図である。
【図8】従来のシールドトンネルの接合工法を示す断面
図である。
【符号の説明】
1、6 セグメント 2 柱材 3 梁材 4 枠体 5 セグメント片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 徹 東京都中央区京橋1−7−1 戸田建設 株式会社内 (72)発明者 中川 雅弘 東京都中央区京橋1−7−1 戸田建設 株式会社内 (72)発明者 舘川 裕次 東京都中央区京橋1−7−1 戸田建設 株式会社内 (72)発明者 請川 誠 東京都中央区京橋1−7−1 戸田建設 株式会社内 (72)発明者 福若 雅一 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川崎製鉄株式会社 東京本社内 (72)発明者 平本 高志 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川崎製鉄株式会社 東京本社内 (72)発明者 小林 秀幸 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川崎製鉄株式会社 東京本社内 (72)発明者 橋本 修身 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川崎製鉄株式会社 東京本社内 (56)参考文献 実公 昭61−26467(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/14 E21D 9/06 301 E21D 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列かつ近接した断面矩形のシールドト
    ンネル相互の対向面に連続的に覆工されるセグメントで
    あって、柱材と梁材とからなる枠体内に、セグメント片
    が取り外し自在に組み込まれ、該セグメント片を前記枠
    体内から取り外し、前記シールドトンネル相互を接続す
    る際に、柱材及び梁材で上下の荷重を負担させることを
    特徴とするトンネル接続用セグメント。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記柱材が長さの異
    なる部材をボルト接合して形成されていることを特徴と
    するトンネル接続用セグメント。
  3. 【請求項3】 矩形状のシールド掘進機で並列かつ近接
    してシールドトンネルを構築する工程と、該シールドト
    ンネル相互の適宜範囲の地山を地盤改良して止水する工
    程と、前記シールドトンネル相互の対向壁のセグメント
    を解体する工程と、前記地山を開放掘削する工程とを含
    むトンネル接続方法であって、前記対向壁のセグメント
    として、柱材と梁材とからなる枠体内に、セグメント片
    が取り外し自在に組み込まれたセグメントを用いること
    により、前記セグメントを解体する工程において、上下
    の荷重を前記柱材及び梁材に負担させることを特徴とす
    るトンネル接続工法。
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