JP3026822U - 携帯電話機用アンテナホルダ - Google Patents

携帯電話機用アンテナホルダ

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JP3026822U
JP3026822U JP1995012247U JP1224795U JP3026822U JP 3026822 U JP3026822 U JP 3026822U JP 1995012247 U JP1995012247 U JP 1995012247U JP 1224795 U JP1224795 U JP 1224795U JP 3026822 U JP3026822 U JP 3026822U
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年純 志塚
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峰光電子有限会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防音防水を可能にする携帯電話機用アンテナ
ホルダを極めて簡単な構造により実現する。 【解決手段】 アンテナホルダ1を、アンテナが挿通さ
れる軸孔3aを備えて携帯電話機本体に固定される保持
金具3と、この保持金具3の軸孔3aの入口周縁に、保
持金具3の軸孔3aの入口側端面から内周面に亘って延
在する態様で固着されたエラストマ製の防音防水カラー
5とによって構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、携帯電話機用アンテナホルダに関するもので、詳しくは電話機本体 に引出し可能に収納される伸縮自在のアンテナのためのアンテナホルダに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に携帯電話機は、電話機本体に引出し可能に収納される伸縮自在のホイッ プアンテナを備えている。このホイップアンテナ(以下単に「アンテナ」と呼ぶ )は、これを電話機本体内に収容した状態でも通話は可能であるが、電話機本体 から引出すことによって、送受信感度を高めることができるようになっている。
【0003】 上記電話機本体には、上記アンテナに対する給電のためと、このアンテナを収 納位置および引出し位置の間で摺動可能に保持するために、アンテナが挿通され る軸孔と、アンテナに対する電気的接触子を形成するスプリングとを内部に備え た筒状の金属製アンテナホルダが固定されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなアンテナホルダを備えた従来の携帯電話機において は、アンテナが挿通されるアンテナホルダの軸孔とアンテナとの間に隙間がある ため、アンテナを引出した状態で、アンテナホルダの中でアンテナが機械的に振 動しやすく、この振動が起因して通話に雑音が入ることもあった。また、上記隙 間から侵入した水が電話機本体内部に入り込んで、内部機器を腐食させるという 問題もあった。
【0005】 なお、この水の内部機器への侵入を防止するため、アンテナ支持部を有底円筒 とした構造が提案されているが(特開平5-291810号)、電話機内部の空間を大き く占めるため、小形化が課題の携帯電話機においては得策ではない。
【0006】 本考案は、このような背景に鑑み、防音防水を可能にする携帯電話機用アンテ ナホルダを極めて簡単な構造により実現することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、本考案による携帯電話機用アンテナホルダは、その 保持金具の軸孔の入口周縁に、エラストマ製の防音防水カラーを、保持金具の軸 孔の入口側端面から内周面に亘って延在させた態様で固着したことを特徴とする ものである。
【0008】 このエラストマ製防音防水カラーは、保持金具と一体成形されていることが好 ましい。この金属とエラストマとの一体成形は、例えば金属とエラストマとの境 界部を合金化する技術を適用して行なうことができる。なお、エラストマとは、 合成ゴムと弾性プラスチックを総称するもので、樹脂に限定されるものではない 。
【0009】 また、保持金具は、防音防水カラーが固着される軸孔入口側端面と、防音防水 カラーが延在する内周面とにそれぞれ形成された溝と、これら溝間を連通する孔 とを備え、これら溝および連通孔内に防音防水カラーと一体のエラストマが充填 されていることが好ましい。
【0010】 また、上記防音防水カラーは、内周面にOリング状シール部を備えていること が好ましい。
【0011】 上記アンテナは、さらに詳細には、アンテナ本体の先端の外周に嵌着された第 1のスリーブを介して取付けられたアンテナトップと、アンテナ本体の基端の外 周に嵌着されてアンテナ端子を形成する第2のスリーブとを備え、アンテナ収納 時には、保持金具の軸孔内に第1のスリーブが収容されるとともに、上記防音防 水カラーのOリング状シール部が前記第1のスリーブの外周面に弾接され、アン テナ引出し時には、保持金具の軸孔内に前記第2のスリーブが収容されるととも に、上記防音防水カラーのOリング状シール部が前記第2のスリーブの外周面に 弾接される構成とすることができる。
【0012】 その場合に、上記第1のスリーブに小径部が設けられ、かつアンテナトップが エラストマで形成されて、アンテナ収納時にアンテナトップが防音防水カラーの 外周面に弾性的に嵌着されてOリング状シール部を小径部の外周面に押し付ける ように構成することが好ましい。
【0013】 さらに、アンテナトップの内周面と防音防水カラーの外周面とに、アンテナ収 納時に互いに係合してアンテナトップをアンテナ収納位置に係止する係止機構が Oリング状シール部とラジアル方向にほぼ重なる位置に設けられていることが好 ましい。
【0014】
【考案の効果】
上述したように本考案による携帯電話機用アンテナホルダは、その保持金具の 軸孔の入口周縁にエラストマよりなる防音防水カラーが、保持金具の軸孔の入口 側端面から内周面に亘って延在する態様で固着されたものであるから、極めて簡 単な構造で、携帯電話機の防音防水を有効に実現することができるとともに、エ ラストマよりなる防音防水カラーが保持金具の軸孔の入口側端面から内周面に亘 って延在していることによって、防音効果が著しく高められる効果がある。
【0015】 上記保持金具と防音防水カラーとが一体成形されている場合は、防音防水カラ ーが保持金具から剥離するおそれがなく、特に、保持金具に、防音防水カラーが 固着される軸孔入口側端面と、防音防水カラーが延在する内周面とにそれぞれ形 成された溝と、これら溝間を連通する孔とが設けられ、これら溝および連通孔内 に防音防水カラーと一体のエラストマが充填されている場合は、耐剥離性が著し く向上し、長年の使用に耐えることができる。
【0016】 そして、防音防水カラーの内周面にOリング状シール部を設けた場合は、さら に防水効果を高めることができる。
【0017】 また、アンテナが、アンテナ本体の先端の外周に嵌着された第1のスリーブを 介して取付けられたアンテナトップと、アンテナ本体の基端の外周に嵌着されて アンテナ端子を形成する第2のスリーブとを備え、アンテナ収納時には、保持金 具の軸孔内に第1のスリーブが収容されるとともに、防音防水カラーのOリング 状シール部が第1のスリーブの外周面に弾接され、アンテナ引出し時には、保持 金具の軸孔内に前記第2のスリーブが収容されるとともに、防音防水カラーのO リング状シール部が第2のスリーブの外周面に弾接されるように構成することに より、アンテナ収納時およびアンテナ引出し時の防水効果をより高めることがで き、かつアンテナ引出し時のアンテナの振動抑制による防音効果をより高めるこ とができる。
【0018】 さらに、第1のスリーブに小径部を設け、かつアンテナトップをエラストマで 形成して、アンテナ収納時にアンテナトップが防音防水カラーの外周面に弾性的 に嵌着されてOリング状シール部を小径部の外周面に押し付けるように構成する ことにより、アンテナ収納時には常にエラストマ製防音防水カラーに対して軸心 方向へ向かう応力が与えられていることになり、これがアンテナ引出し時にOリ ング状シール部の第2のスリーブの外周面に対する弾接力を高めることになる。 これによって、アンテナ引出し時における防音防水カラーの防音防水機能をより 高めることができる。
【0019】 またさらに、アンテナトップの内周面と防音防水カラーの外周面とに、アンテ ナ収納時に互いに係合してアンテナトップをアンテナ収納位置に係止する係止機 構がOリング状シール部とラジアル方向にほぼ重なる位置に設けられていること により、アンテナを収納位置に確実に係止することができるとともに、第1のス リーブの小径部の外周面に弾接されるOリング状シール部の押圧力もより高めら れる利点がある。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下、本考案による携帯電話機用アンテナホルダの実施の形態を図面に基づい て説明する。
【0021】 図1は、本考案の第1の実施の形態における携帯電話機用アンテナホルダの右 半分を断面図とした拡大正面図であり、図2は、図1に示すアンテナホルダにア ンテナが嵌挿されている状態を示す正面図である。また、図3および図4は、そ れぞれアンテナ収納時およびアンテナ引出し時において、図1に示すアンテナホ ルダにアンテナが保持されている状態を示す、右半分を断面図とした正面図であ る。
【0022】 図1および図2に示すように、アンテナホルダ1は、棒状のアンテナ2がスラ イド可能に挿通される軸孔3aを備えて電話機本体4(仮想線で外形に一部を示 す)に固定される円筒状の金属製保持金具3と、この保持金具3の軸孔3aの入 口周縁に固着されたエラストマ製の防音防水カラー5とから構成されている。
【0023】 保持金具3は、上部にフランジ3bを有し、外周面に電話機本体4に螺装され るねじ溝3cが形成されているとともに、軸孔3aの内周面から湾曲して突出す るスプリング6を内蔵している。このスプリング6は、アンテナ2と電気的接触 を行なうとともに、アンテナ2の摺動動作に適当な抵抗を与える機能を有する。 また、保持金具3の軸孔3aには、そのフランジ3b側の入口から所定距離に亘 って大径部分3dが形成され、また、軸孔3のスプリング6を収容している部分 も大径部分3eとなっている。
【0024】 エラストマよりなる防音防水カラー5は、保持金具3のフランジ3b側の軸孔 3aの入口に一体成形により固着されているが、この防音防水カラー5は、保持 金具3のフランジ3bの端面から、軸孔3aの上記大径部分3dを埋める態様で 、かつ防音防水カラー5の延在部5cの内周面とこれに隣接する軸孔3aの内周 面との間に段差が存在しない態様で、軸孔3aの内周面に延在している。防音防 水カラー5の内周面には、Oリング状シール部5aが突設されているとともに、 防音防水カラー5の外周面を繞って、溝5bがシール部5aとラジアル方向にほ ぼ重なる位置に凹設されている。
【0025】 アンテナ2は、図2〜図4に示すように、棒状のアンテナ本体8と、このアン テナ本体8の先端の外周に嵌着された金属製スリーブ(第1のスリーブ)9と、 このスリーブ9の先端に取付けられたエラストマ製のアンテナトップ10と、ア ンテナ本体8の基端の外周に嵌着されてアンテナ引出し時のアンテナ端子を形成 する金属製スリーブ(第2のスリーブ)11とから構成されている。
【0026】 アンテナ引出し・収納時の把手となるエラストマ製のアンテナトップ10は、 上端が閉塞された円筒状に形成され、その内部に一体成形により固着された金属 製カラー12(図3)がスリーブ9に嵌着されていることによって、スリーブ9 に固定されている。また、アンテナトップ10の裾部に近い内周面には、Oリン グ状係合部10aが突設されている。
【0027】 アンテナトップ10側の金属製スリーブ9は、図3に示すアンテナ収納時に、 上記スプリング6をほぼ平坦な形状にまで圧縮した状態で保持金具3内に収容さ れる基端側の円柱状部9aと、この円柱状部9a隣接してこれよりも小径に形成 された中間部9bと、この中間部9bに隣接して大径に形成されたアンテナトッ プ取付け部9cと、円柱状部9aの中間部9b側とは反対側の端部に隣接して形 成されたテーパー部9dとからなる。
【0028】 上記円柱状部9aの外径は、上記防音防水カラー5の延在部5cの内周面およ びこれに隣接する保持金具3の軸孔3aの内周面の内径よりも僅かに小径に形成 されている。そして、アンテナトップ10の基端面10bが保持金具3のフラン ジ3bの端面に当接した状態となる図3に示すアンテナ収納時には、アンテナト ップ10が防音防水カラー5の外周面に弾性的に嵌着され、かつアンテナトップ 10のOリング状係合部10aが防音防水カラー5の溝5bに弾力的に係合する ことによって、アンテナ2がアンテナ収納位置に保持されるようになっている。
【0029】 また、このアンテナ収納時に、アンテナトップ10が防音防水カラー5の外周 面に弾性的に嵌着されることにより、防音防水カラー5のOリング状シール部5 aがスリーブ9の小径の中間部9bの外周面に強力に弾接されるとともに、上記 中間部9bが小径に形成されていることにより、防音防水カラー5に対して軸心 方向へ向かう応力が与えられる。
【0030】 さらに、スリーブ9にテーパー部9dが形成されていることによって、アンテ ナ2がその引出し位置から収納位置にスライドするときに、スリーブ9が防音防 水カラー5のOリング状シール部5aを拡径しながら円滑に通過することが可能 になる。
【0031】 アンテナ2の基端側に嵌着されている金属製スリーブ11は、図4に示すアン テナ引出し時に、上記スプリング6をほぼ平坦な形状にまで圧縮した状態で保持 金具3内に収容される円柱状部11aと、この円柱状部11aの端部にこれより も大径に形成されて、アンテナ引出し時に保持金具3の端面3fに当接してアン テナ2を係止するストッパー部11bと、円柱状部11aの中間部9b側とは反 対側の端部に隣接して形成されたテーパー部11cとからなる。
【0032】 このスリーブ11の円柱状部11aの外径は、スリーブ9の円柱状部9aの外 径にほぼ等しく、またスリーブ11のテーパー部11cも、スリーブ9のテーパ ー部9dと同様の機能を有するが、図4から明らかなように、アンテナ引出し時 には、防音防水カラー5の内周面に突設されているOリング状シール部5aがス リーブ11のテーパー部11cの外周面に弾接されるように構成されている。
【0033】 そして、前述したように、アンテナ収納時に、アンテナトップ10の弾性力と 中間部9bが小径に形成されていることによって、防音防水カラー5に対して軸 心方向へ向かう応力が与えられていることにより、アンテナ引出し時において、 防音防水カラー5のOリング状シール部5aのスリーブ11のテーパー部11c の外周面に対する弾接力も高められ、これがアンテナ引出し時における防音防水 カラー5の防音防水機能を高めるようになっている。
【0034】 なお、図面では、図3に示すアンテナ収納時にOリング状シール部5aが弾接 するスリーブ9の中間部9bの外径と、図4に示すアンテナ引出し時にOリング 状シール部5aが弾接する位置のスリーブ11のテーパー部11cの外径とがほ ぼ等しくなっているが、Oリング状シール部5aが弾接する位置のスリーブ11 のテーパー部11cの外径が中間部9bの外径よりも大きい方が、アンテナ引出 し時における防音防水カラー5の防音防水機能がより高められること明らかであ る。
【0035】 このような構成を有する本考案による携帯電話機用アンテナホルダの第1の実 施の形態によれば、その保持金具3の軸孔3aの入口周縁にエラストマよりなる 防音防水カラー5が、保持金具3の軸孔3aの入口側端面から内周面に亘って延 在させた態様で固着されたものであるから、極めて簡単な構造で、携帯電話機の 防音防水を有効に実現することができるとともに、エラストマよりなる防音防水 カラー5が保持金具3の軸孔の入口側端面から内周面に亘って延在していること によって、防音効果が著しく高められる効果がある。
【0036】 また保持金具3と防音防水カラー5とが一体成形されていることにより、防音 防水カラー5が保持金具から剥離するおそれがない。
【0037】 そして、防音防水カラー5の内周面にOリング状シール部5aを設けたことに より、さらに防水効果を高めることができる。
【0038】 また、アンテナ2が、アンテナ本体8の先端の外周に嵌着されたスリーブ9を 介して取付けられたアンテナトップ10と、アンテナ本体8の基端の外周に嵌着 されてアンテナ引出し時にアンテナ端子を形成するスリーブ11とを備え、アン テナ収納時には、保持金具3の軸孔3a内にスリーブ9が収容されるとともに、 防音防水カラー5のOリング状シール部5aがスリーブ9の外周面に弾接され、 アンテナ引出し時には、保持金具3の軸孔3a内にスリーブが11収容されると ともに、防音防水カラー5のOリング状シール部5aがスリーブ11の外周面に 弾接されるように構成されていることにより、アンテナ収納時およびアンテナ引 出し時の防水効果をより高めることができ、かつアンテナ引出し時のアンテナの 振動抑制による防音効果をより高めることができる。
【0039】 さらに、スリーブ9に小径の中間部9bが設けられ、かつアンテナトップ10 がエラストマで形成されて、アンテナ収納時にアンテナトップ10が防音防水カ ラー5の外周面に弾性的に嵌着されてOリング状シール部5aを中間部9bの外 周面に押し付けるように構成されているすることにより、アンテナ収納時には常 にエラストマ製防音防水カラー5に対して軸心方向へ向かう応力が与えられてい ることになり、これがアンテナ引出し時にOリング状シール部5aのスリーブ1 1の外周面に対する弾接力を高めることになる。これによって、アンテナ引出し 時における防音防水カラー5の防音防水機能をより高めることができる。
【0040】 またさらに、アンテナトップ10の内周面と防音防水カラー5の外周面とに、 アンテナ収納時に互いに係合してアンテナトップ10をアンテナ収納位置に係止 す係止機構を構成するOリング状係合部10aと溝5bとが設けられていること により、アンテナ2を収納位置に確実に係止することができるとともに、Oリン グ状係合部10aと溝5bからなる係止機構が、アンテナ収納時にOリング状シ ール部5aとラジアル方向にほぼ重なる位置に設けられていることにより、スリ ーブ9の小径部9bの外周面に弾接されるOリング状シール部5aの押圧力もよ り高められる利点がある。
【0041】 図5および図6は本考案による携帯電話機用アンテナホルダの第2の実施の形 態を示す図で、図5は保持金具3のみの要部の拡大断面図、図6は図1に対応す る右半分を断面図とした要部の拡大正面図である。
【0042】 本実施の形態においては、図5に示すように、保持金具3のフランジ3bの端 面に軸孔3aと同軸的に溝15が環状に形成され、かつ防音防水カラー5延在す る軸孔3aの大径部分3dの内周面にも溝16が環状に形成されているとともに 、フランジ3b側の溝15の底から他方の溝16に向かって複数個(例えば3個 )の連通孔17がほぼ等角度間隔を保って貫設されている。
【0043】 以上の構成を除いては、本実施の形態は前述した第1の実施の形態と同様であ るから重複する説明は省略するが、本実施の形態のような保持金具3を用いると 、エラストマ製防音防水カラー5の一体成形時に、溝15,16および連通孔1 7内にエラストマ材料が防音防水カラー5と一体に充填されて、図6に示すよう なアンテナホルダ1が得られ、防音防水カラー5の耐剥離性が著しく向上し、よ り長年の使用に耐えることができること明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態における携帯電話機
用アンテナホルダの右半分を断面図とした拡大正面図
【図2】図1に示すアンテナホルダにアンテナが嵌挿さ
れている状態を示す正面図
【図3】アンテナ収納時において、図1に示すアンテナ
ホルダがアンテナを保持している状態を示す、右半分を
断面図とした正面図
【図4】アンテナ引出し時において、図1に示すアンテ
ナホルダがアンテナを保持している状態を示す、右半分
を断面図とした正面図
【図5】本考案の第2の実施の形態に用いられる保持金
具の要部の拡大断面図
【図6】本考案の第2の実施の形態における携帯電話機
用アンテナホルダの右半分を断面図とした要部の拡大正
面図
【符号の説明】
1 アンテナホルダ 2 アンテナ 3 保持金具 3a 保持金具の軸孔 4 電話機本体 5 防音防水カラー 5a 防音防水カラーのOリング状シール部 6 スプリング 8 アンテナ本体 9,11 スリーブ 9a スリーブの中間部(小径部) 10 アンテナトップ 15,16 溝 17 連通孔

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機本体(4)に引出し可能に収
    納されるアンテナ(2)のためのホルダ(1)であっ
    て、 前記アンテナ(2)が挿通される軸孔(3a)を備えて
    前記携帯電話機本体(4)に固定される保持金具(3)
    と、前記保持金具(3)の軸孔(3a)の入口周縁に固
    着されたエラストマ製防音防水カラー(5)とからな
    り、該防音防水カラー(5)が、前記保持金具(3)の
    軸孔(3a)の入口側端面から内周面(3d)に亘って
    延在するように設けられていることを特徴とする携帯電
    話機用アンテナホルダ。
  2. 【請求項2】 前記防音防水カラー(5)が前記保持金
    具(3)と一体成形されていることを特徴とする請求項
    1記載の携帯電話機用アンテナホルダ。
  3. 【請求項3】 前記保持金具(3)は、防音防水カラー
    (5)が固着される前記軸孔(3a)の入口側端面と、
    前記防音防水カラー(5)が延在する内周面(3d)と
    にそれぞれ形成された溝(15),(16)と、該溝
    (15),(16)間を連通する孔(17)とを備え、
    前記溝(15),(16)および前記連通孔(17)内
    に前記防音防水カラー(5)と一体のエラストマが充填
    されていることを特徴とする請求項2記載の携帯電話機
    用アンテナホルダ。
  4. 【請求項4】 前記防音防水カラー(5)は、内周面に
    Oリング状シール部(5a)を備えていることを特徴と
    する請求項2記載の携帯電話機用アンテナホルダ。
  5. 【請求項5】 前記アンテナ(2)が、アンテナ本体
    (8)の先端の外周に嵌着された第1のスリーブ(9)
    を介して取付けられたアンテナトップ(10)と、前記
    アンテナ本体(8)の基端の外周に嵌着されてアンテナ
    端子を形成する第2のスリーブ(11)とを備え、アン
    テナ収納時には、前記保持金具(3)の軸孔(3a)内
    に前記第1のスリーブ(9)が収容されるとともに、前
    記防音防水カラー(5)のOリング状シール部(5a)
    が前記第1のスリーブ(9)の外周面に弾接され、アン
    テナ引出し時には、前記保持金具(3)の軸孔(3a)
    内に前記第2のスリーブ(11)が収容されるととも
    に、前記防音防水カラー(5)のOリング状シール部
    (5a)が前記第2のスリーブ(11)の外周面に弾接
    されることを特徴とする請求項4記載の携帯電話機用ア
    ンテナホルダ。
  6. 【請求項6】 前記第1のスリーブ(9)が小径部(9
    b)を備え、かつ前記アンテナトップ(10)がエラス
    トマで形成され、アンテナ収納時に、該アンテナトップ
    (10)が前記防音防水カラー(5)の外周面に弾性的
    に嵌着されて、前記Oリング状シール部(5a)を前記
    小径部(9b)の外周面に押し付けることを特徴とする
    請求項5記載の携帯電話機用アンテナホルダ。
  7. 【請求項7】 前記アンテナトップ(10)の内周面と
    前記防音防水カラー(5)の外周面とに、アンテナ収納
    時に互いに係合して前記アンテナトップ(10)をアン
    テナ収納位置に係止する係止機構(10a,5b)が前
    記Oリング状シール部(5a)とラジアル方向にほぼ重
    なる位置に設けられれていることを特徴とする請求項6
    記載の携帯電話機用アンテナホルダ。
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