JP3026770U - 装飾用ベンドチェーン - Google Patents

装飾用ベンドチェーン

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JP3026770U
JP3026770U JP1995008460U JP846095U JP3026770U JP 3026770 U JP3026770 U JP 3026770U JP 1995008460 U JP1995008460 U JP 1995008460U JP 846095 U JP846095 U JP 846095U JP 3026770 U JP3026770 U JP 3026770U
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JP1995008460U
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Inventor
英彌 鈴木
Original Assignee
株式会社ラクセス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管状体を2次加工したチェーンの提供及びそ
れによるデザインの豊富化。 【構成】 線状体10と管状体20とからなるチェー
ン。管状体20はシームレスパイプによって形成され、
かつ線状体10の最小単位の複数個分の長さの細長い形
状を持っており、さらに曲げ加工によって形成された彎
曲部31〜33を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、鎖を構成する線状部の両端にそれより大形の連結部を設け、かつ連 結部同士で分断可能に結合した線状体と、その挿入が可能なパイプ状の構成体と からなり、内部に挿入した線状体の線状部に相当する位置でパイプ状構成体の端 部を加工することによって連結部と係合可能な係合部を両端に有する管状体を形 成し、鎖状に連結したチェーンであって、特に曲げ加工を施した新規な装飾用ベ ンドチェーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
線状体と管状体とを鎖状に連結した、上記構造を有するチェ−ンは従来から公 知であり、様々な分野で装飾的に広く使用されている。しかし、従来のこの種の チェーンは、板材を絞りダイスの中を通すことによってパイプ状の管状体を成形 し、この管状体をボールダイスでたたき、パイプ状の部分を球状や円筒状に加工 している。このため出来上がったチェーンの管状体を加工した部分には、絞りダ イスによる加工で生じた合わせ目が残るという問題があった。また合わせ目があ るため管状体の2次加工ができず、例えば少し曲げただけで合わせ目が広がった り潰れたりするという欠点があった。その結果、管状体は直線状に限定されるこ とになり、装飾上重要なデザインの変化が得られないものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題は特に管状体に対して 任意の2次加工を可能とすることによって、この種のチェーンに豊かなデザイン 変化が与えられるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案は、線状体と管状体とを鎖状に連結したチェー ンについて、管状体はシームレスパイプからなり、かつ管状体は線状体の最小単 位の複数個分の長さを持った細長い鎖要素を構成しており、その細長い管状体を 曲げ加工することによって彎曲部を形成するという手段を講じたものである。
【0005】 シームレスパイプによって形成した管状体は、2次加工を加えても管状構造が 損なわれることがない。そのため線状体の複数個分の長さの鎖要素として管状体 を形成し、これを曲げ加工することによって、彎曲させることができる。
【0006】 故に、鎖要素は直線状に限られず、部分的、或いは全体的な彎曲を有するなど 様々な形状、構造を具備することができ、チェーンの装飾上デザインの豊富化に 寄与する。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案のチェーンは、鎖を構成する線状部11の両端に、線状部11より大形 の連結部12を一体不離に設けたものを最小単位13とし、それが連結部12同 士で分断可能に結合した線状体10と、線状体10の挿入が可能な内径を有する パイプ状のものからなり、線状体10を内部に挿入した状態で、その線状部11 に相当する位置で切断されかつ塑性加工された両端の係合部21によって連結部 12と係合した管状体20とを有する(図1、図2参照)。
【0008】 管状体20は本考案に係るチェーンの主要部分を構成するといって良い重要な 構成要素であり、線状体10は各管状体20等を連結する手段である。30は球 状体であり、後述するようにシームレスパイプから管状体20とともに型成形さ れる。この球状体30もこの考案のチェーンに含まれる構成要素であり、これは 管状体の最小単位であるといっても良い。
【0009】 図4乃至図6を参照して本考案のベンドチェーンを製造するための1実施例を 説明する。
【0010】 まず、段階的な成形型面を有するワイヤーダイスA、A′により、針金状の線 材Kを型成形することによって、ほぼそろばん玉状の連結部12を両端に有し、 それらの中間が軸状の線状部11となっており、かつそろばん玉状の連結部12 同士が結合した線状体10を形成する(図4)。14は連結部12、12同士の 結合部を示すが、該結合部14はV字型で折り易くかつ小径のため比較的容易に 分断される。
【0011】 管状体20を形成するために、合わせ目のない塑性加工可能なパイプ(シーム レスパイプ)Lを用意し、該パイプLの中に、前記の線状体10を挿入する(図 5)。その線状体10が入ったパイプLを、段階的な成形型面を有するボールダ イスB、B′にセットするとともに型成形し、管状体20および球状体30を型 形成する。即ち、シームレスパイプからなる鎖要素のうち、細長い鎖要素が管状 体20であり、丸い鎖要素が球状体30である(図6及び図1)。
【0012】 細長い鎖要素は、線状体10の最小単位13の複数個分の長さを有する。例え ば図1に示す管状体20はその中に最小単位13の線状体を4個分納められる長 さを有し、図6に示す管状体20はその中に最小単位の線状体を5個分収められ る長さを有する。また丸い鎖要素は分断可能に結合した2個の連結部12をその 中に収められる大きさを有する前述の球状体30である。
【0013】 管状体20と球状体30を共にボールダイスB、B′で型成型するときにそれ らの両端部には線状体10の連結部12に係合可能な係合部21が形成される。 この係合部21は図5に鎖線で示したように絞られた部分である。
【0014】 このようにして形成された段階が、図1に示すシームレスパイプを用いたチェ ーンである。しかしこの段階では未だ彎曲部は設けられていない。彎曲部を設け るには図1に示したチェーンの管状体20を曲げ加工する。曲げ加工手段は任意 であるが、実施例の場合曲げ加工型を使用し、或いは曲げ加工型と手作業とを併 用して図3に示すような形状にすることができる。同図(a)は全体が円弧状の 彎曲部31、同図(b)は鉤型の彎曲部32、同図(c)は2重鉤型の彎曲部3 3の例を示す。同図(d)〜(f)は管状体20を潰し偏平にしたもので、図( a)の円弧状を偏平化した形状31′が図(d)、図(b)の鉤型を偏平化した 形状32′が図(e)、図(c)の2重鉤型を偏平化した形状33′が図(f) 、になる。
【0015】 そろばん玉状の連結部12、12間が連結部14で分断されると、線状体10 は最早や針金状に連結していないから自由に曲がり得るようになる。結合部14 の分断は容易であり、指先で必要箇所を切り離すことができる。
【0016】 かくして彎曲部(べンド部)を有するチェーンが形成されるが、本考案に係る ベンドチェーンは彎曲部のある管状体20が重要な鎖要素を構成しているため、 その彎曲を利用して、従来不可能であった、編みチェーンが可能になる。以下そ の例を図7乃至図9を参照して説明する。
【0017】 図7は円弧状の彎曲部31を有する管状体20と、2、3個の球状体30とを 交互に配列した本考案のベンドチェーン40を複数本ねじるように組み合わせ、 ねじり鎖41を形成した例であり、彎曲部31が互いにねじり合わさっている。 図8は図7と同様のベンドチェーンを数本使用して編むことによって1本の編み 鎖42を形成した例である。図9は本考案に係るベンドチェーン40を適当な 長さに線状体部分で切断し、各定寸切断チェーンの両端をろう付けしリング状に するとともに、各リング43を組み合わせてリング連結型の装飾鎖44を形成し た例である。
【0018】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから細長い鎖要素である 管状体に曲げ加工その他の2次加工を自由に施すことができるため、従来のチェ ーンのように直線状に限定されず、装飾上重要なデザインの変化を自由に付加す ることができ、しかも管状体を形成した物はシームレスパイプであるから強度低 下や変形、損傷は全く生ぜず、商品価値を著しく高めることができるという効果 を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る装飾用ベンドチェーンの1例を示
す斜視図。
【図2】同じく断面図。
【図3】(a)円弧状彎曲部の斜視図。 (b)鉤型彎曲部の斜視図。 (c)2重鉤型彎曲部の斜視図。 (d)上記(a)を偏平化した例の斜視図。 (e)上記(b)を偏平化した例の斜視図。 (f)上記(c)を偏平化した例の斜視図。
【図4】線状体製造工程の断面説明図。
【図5】線状体をパイプ状構成体内に挿入した状態の斜
視図。
【図6】図1のチェーンの製造工程を示す断面説明図。
【図7】本考案に係るベンドチェーンを使用したねじり
鎖の例を示す斜視図。
【図8】同じく編み鎖の例を示す斜視図。
【図9】同じくリング連結型装飾鎖の例を示す斜視図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鎖を構成する線状部の両端にそれより大
    形の連結部を設け、かつ連結部同士で分断可能に結合し
    た線状体と、その挿入が可能なパイプ状の構成体とから
    なり、内部に挿入した線状体の線状部に相当する位置で
    パイプ状構成体の端部を加工することによって連結部と
    係合可能な係合部を両端に有する管状体を形成し、鎖状
    に連結したチェーンであって、管状体はシームレスパイ
    プからなり、かつ管状体は線状体の最小単位の複数個分
    の長さを持った細長い鎖要素を構成しており、その細長
    い管状体を曲げ加工することによって彎曲部を形成した
    ことを特徴とする装飾用ベンドチェーン。
  2. 【請求項2】 分断可能に結合した2個の連結部をその
    中に収められる大きさを有する鎖要素である球状体30
    と、細長い鎖要素である管状体20とが交互的に組み合
    わされ、かつ線状体10によって鎖状に連結した構成を
    有する請求項第1項記載の装飾用ベンドチェーン。
  3. 【請求項3】 管状体20は円弧状乃至鉤形の彎曲部3
    1〜33のいずれかを有する請求項第1項記載の装飾用
    ベンドチェーン。
  4. 【請求項4】 管状体20は曲げ加工された彎曲部をさ
    らに偏平にした形状31′〜33′のいずれかを有する
    請求項第1項記載の装飾用ベンドチェーン。
JP1995008460U 1995-07-20 1995-07-20 装飾用ベンドチェーン Expired - Lifetime JP3026770U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100933827B1 (ko) * 2006-04-12 2009-12-24 최재호 장신구용 체인, 그를 제조하기 위한 제조장치 및 방법
JP2010266057A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Shiro Sawa 両頭円すいころ式、転がり軸受

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