JP3026572U - ディスプレイハンガー - Google Patents

ディスプレイハンガー

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JP3026572U
JP3026572U JP1996000007U JP796U JP3026572U JP 3026572 U JP3026572 U JP 3026572U JP 1996000007 U JP1996000007 U JP 1996000007U JP 796 U JP796 U JP 796U JP 3026572 U JP3026572 U JP 3026572U
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稔 前田
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旭世工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイボードへの装着が容易なディス
プレイハンガーを提供する。 【解決手段】 取付基台にディスプレイボードへ装着す
る装着手段を備えてなる取付部と、その取付部に長手方
向一端が回動自在に保持される棒状部とから構成される
ディスプレイハンガーにおいて、取付部は、棒状部を保
持した状態でディスプレイボードへ着脱可能とされてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、商品を吊り下げるためのディスプレイハンガーに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来より、商品の包装・ケース等がフック又は孔等を備え、そのフック等をデ ィスプレイボードに取付られたディスプレイハンガーに引っ掛けることにより、 商品を陳列することが行われている。 ディスプレイボードは、紙又は合成樹脂製であり、必要であれば意匠が施され 、その適宜箇所に方形状の取付孔が一又は二以上設けられている。
【0003】 また、図11に示すディスプレイハンガー40は合成樹脂製であり、ディスプ レイボード41の取付孔42への取付部43と、前端が上向きの棒状部44とか らなる(従来技術1)。 ディスプレイボード41は、ディスプレイハンガー40が取付けられることに よって完成する。そして、完成したディスプレイボード41は実際に商品を販売 する小売店まで搬送され、その小売店においてディスプレイボード41を適当な 場所に設置し、ディスプレイハンガー40に商品が引っ掛けられて陳列される。
【0004】 この場合、ディスプレイハンガー40は、ディスプレイボード41に対して略 垂直に設けられているため、搬送の際の梱包が困難であり、また、搬送・保管等 をするときに、ディスプレイハンガー41が垂直に設けられているため余分なス ペースを必要とするという問題があった。 かかる問題を解消するために、図12〜図14に示すようなディスプレイハン ガー45が考案されている。このディスプレイハンガー45は、棒状部46が取 付部47に対して回動自在に設けられたものである(従来技術2)。
【0005】 ディスプレイハンガー45の取付けられたディスプレイボード41の搬送の際 には、そのディスプレイハンガー45を折り畳むことにより、ディスプレイハン ガー45が邪魔になることなく、梱包が容易に行え、また、余分なスペースを取 ることもない。 この場合、棒状部46と取付部47とは、それぞれ別体であって、棒状部46 長手方向一端(後端)面は、平面状に形成された回止部48とされており、棒状 部46がディスプレイボード41に対して垂直状態で固定されるようになってい る。また、棒状部46長手方向一端には、取付部47に対して回動自在となるた めの一対の回動軸49が設けられている。
【0006】 取付部43は、基台50と、その基台50にディスプレイボード41の厚さと 同程度の高さに形成された凸部51と、その凸部51の左右側方位置に設けられ 、上方が開口している一対の回動軸保持部52とからなる。 棒状部46と取付部47との組立は、次のように行われる。 まず、図12に示すように、取付部47の回動軸保持部52をディスプレイボ ード41の取付孔42に挿入する。
【0007】 そして、回動軸保持部52の上方から棒状部46の回動軸49を差し込む。す ると、棒状部46は、取付部47に対して回動自在に保持される。また基台50 と、棒状部46の回動軸49や回止部48とによって、ディスプレイボード41 を挟み込んだ状態となっており、取付部47がディスプレイボード41から脱落 するのが防止されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記棒状部が回動自在なディスプレイハンガー45では、棒状部4 6と取付部47との組立と、ディスプレイボード41への取付を同時に行わなけ ればならず、組立取付が面倒であるという問題がある。 つまり、取付部47の回動軸保持部52をディスプレイボード41の取付孔4 2に挿入した後、その取付部47をディスプレイボード41に手で押しつけて固 定しておいて、棒状部46を取付部47に差し込まなければならない。
【0009】 これは、取付部47は、単独ではディスプレイボード41に固定されず、棒状 部46が取り付けられて始めて、ディスプレイボード41に固定されるものだか らである。 したがって、取付部47のディスプレイボード41への押付作業と、棒状部4 6の回動軸49の回動保持部52への差込作業を同時に行う必要があり、しかも 、これらの作業は、ディスプレイボード41両面において行う必要があり、面倒 であった。
【0010】 そこで、本考案は、ディスプレイボードへの装着が容易なディスプレイハンガ ーを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、次の技術的手段を講じた。 すなわち、本考案は、取付基台にディスプレイボードへ装着する装着手段を備 えてなる取付部と、その取付部に長手方向一端が回動自在に保持される棒状部と から構成されるディスプレイハンガーにおいて、取付部は、棒状部を保持した状 態でディスプレイボードへ着脱可能とされているものである。
【0012】 この場合、取付部は、棒状部を保持した状態でディスプレイボードへ着脱可能 であるから、取付部と棒状部との組立とは独立して、ディスプレイハンガーのデ ィスプレイボードへの装着をすることができる。 また、本考案では、棒状部は、取付部に対して略水平状態で回り止めされるも のであって、取付部は、棒状部の前記一端に備わった回動軸を枢支する枢支部と 、回動軸を枢支部の斜め上方から挿通させることにより回動軸を枢支部に枢着さ せる取付案内部とを備えているものとすることができる。
【0013】 すなわち、通常、棒状部は、回り止めされた状態にあるものであるから、取付 案内部の設けられている方向と棒状部の軸方向とは、棒状部が回動中にしか一致 しない。 したがって、棒状部を引っ張るような力が加わっても、棒状部が回動中で、取 付案内部の方向と棒状部の軸方向が一致しない限り、回動軸は、取付案内部から 抜け出ることはない。
【0014】 しかも、人為的に、取付案内部の方向と棒状部軸方向を一致させなければ、棒 状部を取付部から取り外すことはできず、不意に棒状部を取付部から脱落させて しまうことを防止できる。 そして、本考案は、棒状部の前記一端は、回動軸の位置から棒状部下部側位置 までの長さが、回動軸の位置から棒状部上部側位置までの長さより大とされ、回 動軸の両端位置が反転された状態においては、回動軸の取付案内部への挿通が、 前記棒状部下部側と取付基台とによって阻止されるものとすることができる。
【0015】 この場合、棒状部を取付部に取付ける際に、棒状部の向きが正しくなく、回動 軸の両端位置が反転された状態で取付ようとしても、棒状部下部側と取付基台の 他面側とによって、その挿通が阻止され取付けることができず、棒状部を誤った 状態で取付けることがなくなる。 さらに、枢支部と取付案内部とは、取付基台に突設された保持部に設けられた ものであって、取付案内部は、枢支部から保持部外端までが切欠かれて形成され ているものとすれば、簡単に構成できる。
【0016】 さらにまた、取付案内部は、枢支部に近づくにつれて切欠幅が狭くされている ものとすれば、回動軸の挿通が容易で、回動軸が取付案内部から抜け出難くなる ので、取付が確実となる。 そして、回動軸の断面を、取付案内部への挿通方向に先すぼみとなるように形 成しておけば、回動軸が取付案内部から抜け出ることが一層確実に防止される。
【0017】 また、本考案では、保持部は、取付基台に対して並設されたものであって、取 付案内部は、保持部の対向面側が溝状に切欠かれて形成されているものとしても よい。 この場合、回動軸は、棒状部に対して溝状の取付案内部の深さ程度に突出して 形成しておくだけで、確実な取付、脱落防止をできる。
【0018】 さらに、回動軸の両端は、取付案内部への挿通方向に先すぼみとなるように回 動軸の両端面が棒状部径内方側へ傾斜して形成されているものとすれば、回動軸 の挿通が容易で、回動軸が取付案内部から抜け出難くなるので、取付が確実にな る。 また、本考案は、取付基台にディスプレイボードへ装着する装着手段を備えて なる取付部と、その取付部に長手方向一端が回動自在に保持される棒状部とから 構成されるディスプレイハンガーにおいて、 取付基台は、取付孔の幅方向寸法より幅広に形成され、装着手段は、取付基台 の上端から後方に突設された第1装着手段と、取付基台の下端から後方に突設さ れた第2装着手段とからなり、第1装着手段の後端には上向片が、第2装着手段 の後端には下向片が設けられ、取付部は、取付基台と上向片及び下向片とによっ てディスプレイボードを挟持してディスプレイボードに装着されるものであり、 取付基台には前方に突出状に並設された対の舌片からなる保持部が備わり、その 保持部には、棒状部の前記一端に設けられた回動軸を枢支する枢支部と、保持部 の対向面に枢支部から保持部前端にわたって溝状に切欠いて形成された取付案内 部とが設けられており、取付案内部の深さは、枢支部に近づくにつれて浅くされ 、回動軸の両端は、取付案内部への挿通方向に先すぼみとなるように回動軸の両 端面が棒状部径内方側へ傾斜して形成され、回動軸の上端及び下端は平坦状とさ れて取付案内部と面接触するものである。
【0019】 また、本考案は、取付基台にディスプレイボードへ装着する装着手段を備えて なる取付部と、その取付部に長手方向一端が回動自在に保持される棒状部とから 構成されるディスプレイハンガーにおいて、 取付基台は、取付孔の幅方向寸法より幅広に形成され、装着手段は、取付基台 の上端から後方に突設された第1装着手段と、取付基台の下端から後方に突設さ れた第2装着手段とからなり、第1装着手段の後端には上向片が、第2装着手段 の後端には下向片が設けられ、取付部は、取付基台と上向片及び下向片とによっ てディスプレイボードを挟持してディスプレイボードに装着されるものであり、 取付基台には前方に突出状に並設された対の舌片からなる保持部が備わり、その 保持部には、棒状部の前記一端に設けられた回動軸を枢支する枢支部と、回動軸 を枢支部の斜め上方から挿通させることにより回動軸を枢支部に枢着させる取付 案内部とが備わり、棒状部の前記一端は、回動軸の位置から棒状部下部側位置ま での長さが、回動軸の位置から棒状部上部側位置までの長さより大とされ、回動 軸の両端位置が反転された状態においては、回動軸の取付案内部への挿通が、前 記棒状部下部側と取付基台の前記他面側とによって阻止されるものであり、取付 案内部は枢支部に近づくにつれて切欠幅が狭くされ、回動軸は、その上端及び下 端が平坦状、かつ、その断面が取付案内部への挿通方向に先すぼみとなるように 形成されて取付案内部と面接触するものである。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づいて本考案の実施の形態を説明する。 図1〜6に示す第1の実施の形態に係るディスプレイハンガー1は、合成樹脂 製であって、ディスプレイボード2の方形状の取付孔3への取付部4と、前端が 上向きに折曲された棒状部5とからなる。
【0021】 取付部4は、取付基台6と、その取付基台6の一面(後面)7に設けられたデ ィスプレイボード2への装着手段8と、取付基台6の他面(前面)9に前方突出 状に設けられて、棒状部5を回動自在に保持する保持部10とから構成されてい る。 このディスプレイハンガー1は、ディスプレイボード2に装着され、ディスプ レイハンガー1不使用時には上向きに折り畳まれ、使用時には、図1に示すよう に、略水平状態(やや上向き)にされてフックまたは孔を有する商品20を引っ 掛けることができるようになる。
【0022】 取付基台6は、図4に示すように、縦方向の長さは取付孔3の縦方向の長さと 略同じで、その側部6aは、取付孔側端3aより側方向外方に突出するような大 きさに湾曲して形成されている。 装着手段8は、取付基台後面7の上端に設けられた第1装着手段11及び同じ く下端に設けられた第2装着手段12とからなる。
【0023】 第1装着手段11は、取付基台後面7の上端から後方に延び、その後端に上向 片13を備えて側面視L字状とされている。 第2装着手段12は、取付基台後面7の下端から後方に延び、その後端に下向 片14を備えて側面視L字状とされている。下向片14の縦方向の長さは、上向 片13の縦方向長さより短く、その下端14aは、後方側より前方側が下方に長 く延びた傾斜状となっている。
【0024】 上記装着手段8を備えた取付部4によってディスプレイハンガー1をディスプ レイボード2に装着させるには、次のようにする。 まず、図5に示すように、第1装着手段11を取付孔3に挿通させ、上向片1 3を取付孔3上端に係合させる。 続いて、第2装着手段12を取付孔3に挿通させる。このとき、下向片14の 下端14a後方側は、あまり下方に突出していないので、容易に取付孔3に挿通 させることができ、挿通後は、下方に長く形成された前方側によって抜止される 。
【0025】 なお、第1装着手段11の取付基台後面7から上向片13までの間隔及び第2 装着手段12の取付基台後面から下向片14までの間隔は、ディスプレイボード 2の厚さと略同程度、例えば2mmあるいは3mmとされて、上向片13及び下 向片14と取付基台6の側部6aとでディスプレイボードを挟み込み固定できる ようになっている。
【0026】 保持部10は、取付基台前面9に並設された一対の舌片であり、棒状部5を枢 支する枢支部として、孔15がそれぞれの保持部10に形成されている。 棒状部5の長手方向一端(後端)には、棒状部5を保持部10に回動自在に保 持させるための回動軸16が棒状部5の両側方に凸状に形成されて、これらの回 動軸16を前記孔15に枢支させることにより棒状部5が保持部に装着される。
【0027】 保持部10の対向面10a側には、それぞれ保持部頂端部10bから孔15に かけて溝状に切欠かれた取付案内部17が設けられ、回動軸16をその取付案内 部17に沿って挿通させることにより棒状部5の取付部4への装着を容易に行え る。 また、取付案内部17は溝状に切欠かれたものであるから、回動軸16の棒状 部5に対する突出量は、溝の深さより僅かに大きい程度でよく、回動軸16の形 状を小さくできる。
【0028】 さらに、回動軸16は、その両端が取付案内部17への挿通方向、つまり棒状 部5の後方へ先すぼみ状となるように両端面が棒状部径内方側へ傾斜して形成さ れている。このため回動軸16の取付案内部17への挿通が容易であって、しか も抜け出難くなっている。 また、回動軸16の上端及び下端は平坦状とされて取付案内部17と面接触し つつ挿通されるようになっている。したがって、回動軸16と取付案内部17と の磨耗が少なくなる。
【0029】 なお、取付案内部17の深さを、孔15に近づくほど浅くすることにより、回 動軸16が取付案内部17から抜け出ることを一層防止できる。 棒状部5の後端面は、上部が滑らかな傾斜状に形成された傾斜部18とされ、 その傾斜部18より下部は、平面状に形成された回止部19とされている。この ため、図6(a)に示すような上向きに折り畳まれた状態から略水平状態に到る までの間は、図6(b)に示すように、傾斜部18が取付部4と接触することな く、棒状部5は回動自在であるが、略水平状態になったときは、回止部19と取 付基台前面9とが面接触して、回止され、棒状部5が略水平状態で固定される。
【0030】 図7〜10は、本考案の第2の実施の形態に係るディスプレイハンガー21を 示しており、このディスプレイハンガー21では、取付案内部27が孔15から 斜め上方に延びて形成されている。 取付案内部27は、保持部10が切欠かれて形成されたもので、図8に示すよ うに、棒状部5は、取付部4の斜め上方から差し込むことによって装着される。
【0031】 棒状部5は、使用時には、略水平方向となるように位置し、不使用時には、上 向きに折り畳まれているものであるから、取付案内部27を第1の実施の形態の ように孔15から前方に延びて形成されたものとしたり、孔15から単に上方に 延びて形成されたものとした場合、使用時又は不使用時における棒状部5軸方向 と取付案内部27の方向が一致しており、棒状部5を引っ張るような力が加わっ た場合、棒状部5が取付部4から脱落する恐れがある。
【0032】 しかし、上述のように取付案内部27を斜め上方に延びて形成されたものとす れば、人為的に取付案内部27の方向と棒状部5軸方向を一致させなければ、棒 状部5を保持部10から取り外すことはできず、不意に棒状部5が保持部10か ら脱落することを防止できる。 また、棒状部5の後端は、図8にも示すように、回動軸26の位置から棒状部 下部側30位置までの長さL1が、回動軸26の位置から棒状部上部側31位置 までの長さL2より大とされている。このようにすることで、棒状部5の前端が 下向きになった状態、つまり、回動軸26両端位置が反転された状態においては 、図10に示すように、長く形成された棒状部下部側30が上向きとなって、そ の棒状部下部側30が取付基台6に邪魔されて、回動軸26を取付案内部27に 挿通させることができない。
【0033】 したがって、棒状部5を取付部4に取付る場合に、棒状部5の向きを誤ること がない。 なお、この場合、棒状部下部側30の長さL1を必要以上の長さにする必要は なく、棒状部5の向きが正しくないときに、棒状部下部側30が取付基台6に接 触する程度の長さがあれば十分である。
【0034】 回動軸26は、その断面が取付案内部27への挿通方向、つまり、棒状部の後 方へ先すぼみ状となるように形成され、取付案内部27も、孔15に近づくにつ れて切欠幅が狭くされており、回動軸26の取付案内部27への挿通は容易であ るが、一旦回動部26を孔15に枢着させると、取付案内部27から抜け出るの は困難となり、取付が確実になっている。
【0035】 なお、その他の構成は、第1の実施の形態に係るディスプレイハンガー1と同 様であるので、共通部分は共通符号で示し、説明を省略する。 なお、上記した実施の形態は例示的なものであって限定的なものではない。す なわち、本考案の範囲は前記した実用新案登録請求の範囲によって示され、その 請求項の意味に入るすべての変形例は本願考案に含まれるものである。
【0036】
【考案の効果】
本考案によれば、取付部は、棒状部を保持した状態でディスプレイボードへ着 脱可能とされているものであるから、取付部と棒状部との組立とは独立して、デ ィスプレイハンガーをディスプレイボードへ装着することができ、容易である。 また、取付部は、回動軸を枢支部の斜め上方から挿通させることにより回動軸 を枢支部に枢着させる取付案内部を備えているものであるから、不意に棒状部が 保持部から脱落することを防止できる。
【0037】 そして、棒状部の一端は、回動軸の位置から棒状部下部側位置までの長さが、 回動軸の位置から棒状部上部側位置までの長さより大とされ、回動軸の両端位置 が反転された状態においては、回動軸の取付案内部への挿通が、前記棒状部下部 側と取付基台とによって阻止されるものとしたので、棒状部を誤った状態で取付 けることがなくなる。
【0038】 さらに、保持部は、取付基台に突設されたものであって、取付案内部は、枢支 部から保持部外端までが切欠かれて形成されているものとしたので、構成が簡単 になる。 さらにまた、取付案内部は、枢支部に近づくにつれて切欠幅が狭くされている ものとしたので、回動軸の挿通が容易で、回動軸が取付案内部から抜け出難くな るので、取付が確実となる。
【0039】 そして、回動軸の断面を、取付案内部への挿通方向に先すぼみとなるように形 成したので、回動軸が取付案内部から抜け出ることが一層確実に防止される。 また、保持部は、取付基台に対して並設されたものであって、取付案内部は、 保持部の対向面側が溝状に切欠かれて形成されているものとしたので、回動軸は 、棒状部に対して溝状の取付案内部の深さ程度に突出して形成しておくだけで、 確実な取付、脱落防止をできる。
【0040】 さらに、回動軸の両端は、取付案内部への挿通方向に先すぼみとなるように回 動軸の両端面が棒状部径内方側へ傾斜して形成されているものとしたので、回動 軸の挿通が容易で、回動軸が取付案内部から抜け出難くなるので、取付が確実に なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態に係るディスプレイ
ハンガーを示す側面図である。
【図2】同じく組立分解図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図1の正面図である。
【図5】ディスプレイハンガーのディスプレイボードへ
の取付方法を示す側面図である。
【図6】棒状部の回動状態を示す側面図である。
【図7】本考案の第2の実施の形態に係るディスプレイ
ハンガーを示す側面図である。
【図8】同じく組立分解図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】棒状部が取付部に取付不能な状態を示す側面
図である。
【図11】従来技術1を示す側面図である。
【図12】従来技術2を示す組立分解図である。
【図13】同じく側面図である。
【図14】図13の平面図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイハンガー 2 ディスプレイボード 3 取付孔 4 取付部 5 棒状部 6 取付基台 7 後面 8 装着手段 9 前面 10 保持部 11 第1装着手段 12 第2装着手段 15 孔 16 回動軸 17 取付案内部 19 回止部 21 ディスプレイハンガー 26 回動軸 27 取付案内部 30 棒状部下側部 31 棒状部上側部

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付基台(6)にディスプレイボード
    (2)へ装着する装着手段(8)を備えてなる取付部
    (4)と、その取付部(4)に長手方向一端が回動自在
    に保持される棒状部(5)とから構成されるディスプレ
    イハンガーにおいて、 取付部(4)は、棒状部(5)を保持した状態でディス
    プレイボード(2)へ着脱可能とされていることを特徴
    とするディスプレイハンガー。
  2. 【請求項2】 棒状部(5)は、取付部(4)に対して
    略水平状態で回り止めされるものであって、 取付部(4)は、棒状部(5)の前記一端に備わった回
    動軸(26)を枢支する枢支部(15)と、回動軸(2
    6)を枢支部(15)の斜め上方から挿通させることに
    より回動軸(26)を枢支部(15)に枢着させる取付
    案内部(27)とを備えていることを特徴とする請求項
    1記載のディスプレイハンガー。
  3. 【請求項3】 棒状部(5)の前記一端は、回動軸(2
    6)の位置から棒状部下部側(30)位置までの長さ
    (L1)が、回動軸(26)の位置から棒状部上部側位
    置(31)までの長さ(L2)より大とされ、 回動軸(26)の両端位置が反転された状態において
    は、回動軸(26)の取付案内部(27)への挿通が、
    前記棒状部下部側(30)と取付基台(6)とによって
    阻止されることを特徴とする請求項2記載のディスプレ
    イハンガー。
  4. 【請求項4】 枢支部(15)と取付案内部(27)と
    は、取付基台(6)に突設された保持部(10)に設け
    られたものであって、取付案内部(27)は、枢支部
    (15)から保持部(10)外端までが切欠かれて形成
    されていることを特徴とする請求項2又は3記載のディ
    スプレイハンガー。
  5. 【請求項5】 取付案内部(27)は、枢支部(15)
    に近づくにつれて切欠幅が狭くされていることを特徴と
    する請求項4記載のディスプレイハンガー。
  6. 【請求項6】 回動軸(26)の断面は、取付案内部
    (27)への挿通方向に先すぼみとなるように形成され
    ていることを特徴とする請求項4又は5記載のディスプ
    レイハンガー。
  7. 【請求項7】 保持部(10)は、取付基台(6)に対
    して並設されたものであって、取付案内部(17)は、
    保持部(10)の対向面側(10a)が溝状に切欠かれ
    て形成されていることを特徴とする請求項4〜6のいず
    れかに記載のディスプレイハンガー。
  8. 【請求項8】 回動軸(16)の両端は、取付案内部
    (17)への挿通方向に先すぼみとなるように回動軸
    (16)の両端面が棒状部(5)径内方側へ傾斜して形
    成されていることを特徴とする請求項7記載のディスプ
    レイハンガー。
  9. 【請求項9】 取付基台(6)にディスプレイボード
    (2)の取付孔(3)へ装着する装着手段(8)を備え
    てなる取付部(4)と、その取付部(4)に長手方向一
    端が回動自在に保持される棒状部(5)とから構成され
    るディスプレイハンガーにおいて、 取付基台(6)は、取付孔(3)の幅方向寸法より幅広
    に形成され、 装着手段(8)は、取付基台(6)の上端から後方に突
    設された第1装着手段(11)と、取付基台(6)の下
    端から後方に突設された第2装着手段(12)とからな
    り、 第1装着手段(11)の後端には上向片(13)が、第
    2装着手段(12)の後端には下向片(14)が設けら
    れ、 取付部(4)は、取付基台(6)と上向片(13)及び
    下向片(14)とによってディスプレイボード(2)を
    挟持してディスプレイボード(2)に装着されるもので
    あり、 取付基台(6)には前方に突出状に並設された対の舌片
    からなる保持部(10)が備わり、 その保持部(10)には、棒状部(5)の前記一端に設
    けられた回動軸(16)を枢支する枢支部(15)と、
    保持部(10)の対向面に枢支部(15)から保持部
    (10)前端にわたって溝状に切欠いて形成された取付
    案内部(17)とが設けられており、 取付案内部(17)の深さは、枢支部(15)に近づく
    につれて浅くされ、 回動軸(16)の両端は、取付案内部(17)への挿通
    方向に先すぼみとなるように回動軸(16)の両端面が
    棒状部(5)径内方側へ傾斜して形成され、 回動軸(16)の上端及び下端は平坦状とされて取付案
    内部(17)と面接触することを特徴とするディスプレ
    イハンガー。
  10. 【請求項10】 取付基台(6)にディスプレイボード
    (2)の取付孔(3)へ装着する装着手段(8)を備え
    てなる取付部(4)と、その取付部(4)に長手方向一
    端が回動自在に保持される棒状部(5)とから構成され
    るディスプレイハンガーにおいて、 取付基台(6)は、取付孔(3)の幅方向寸法より幅広
    に形成され、 装着手段(8)は、取付基台(6)の上端から後方に突
    設された第1装着手段(11)と、取付基台(6)の下
    端から後方に突設された第2装着手段(12)とからな
    り、 第1装着手段(11)の後端には上向片(13)が、第
    2装着手段(12)の後端には下向片(14)が設けら
    れ、 取付部(4)は、取付基台(6)と上向片(13)及び
    下向片(14)とによってディスプレイボード(2)を
    挟持してディスプレイボード(2)に装着されるもので
    あり、 取付基台(6)には前方に突出状に並設された対の舌片
    からなる保持部(10)が備わり、 その保持部(10)には、棒状部(5)の前記一端に設
    けられた回動軸(26)を枢支する枢支部(15)と、
    回動軸(26)を枢支部(15)の斜め上方から挿通さ
    せることにより回動軸(26)を枢支部(15)に枢着
    させる取付案内部(27)とが備わり、 棒状部(5)の前記一端は、回動軸(26)の位置から
    棒状部下部側(30)位置までの長さ(L1)が、回動
    軸(26)の位置から棒状部上部側位置(31)までの
    長さ(L2)より大とされ、 回動軸(26)の両端位置が反転された状態において
    は、回動軸(26)の取付案内部(27)への挿通が、
    前記棒状部下部側(30)と取付基台(6)の前記他面
    側(9)とによって阻止されるものであり、 取付案内部(27)は枢支部(15)に近づくにつれて
    切欠幅が狭くされ、 回動軸(26)は、その上端及び下端が平坦状、かつ、
    その断面が取付案内部(27)への挿通方向に先すぼみ
    となるように形成されて取付案内部と面接触することを
    特徴とするディスプレイハンガー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH101246A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Kooa Giken Kk 紙幣の排出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH101246A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Kooa Giken Kk 紙幣の排出装置

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