JP3026454U - 鉄道車両前照灯用配光可変装置 - Google Patents

鉄道車両前照灯用配光可変装置

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JP3026454U
JP3026454U JP1995014592U JP1459295U JP3026454U JP 3026454 U JP3026454 U JP 3026454U JP 1995014592 U JP1995014592 U JP 1995014592U JP 1459295 U JP1459295 U JP 1459295U JP 3026454 U JP3026454 U JP 3026454U
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JP1995014592U
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Inventor
昌夫 坂本
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白光電器工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光度の高い放電灯を前照灯に使用する鉄道車
両に於て、該放電灯の点灯状態を一定の輝度に保持した
ままでその配光を所望の方向へ可変させることができ、
下向きに配光したときはその光線を減光させることがで
きるようにする。 【解決手段】 鉄道車両の前部所定位置に取付固定され
た前照灯取付プレートと、前記取付プレートの前方に向
けてランプ部が水平に位置決めされる前照灯と、前記前
照灯のランプ部の光源の中心が焦点位置に設定される放
物面鏡を有する反射鏡と、前記反射鏡の背後の上下方向
中心部の両側位置を回動可能に支持する取付軸と、前記
反射鏡の下部又は上部に連係させたリンクと、前記リン
クに機械的に連動して該リンクを前後方向に往復運動さ
せるカムロールと、前記カムロールを適宜所要角度回転
させるモーターとからなり、又、前記リンクの前後運動
に連動して反射鏡の前方を部分的に遮る遮光パネルを設
けて構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光度の高い放電灯を前照灯に使用する鉄道車両において、該放電灯 の点灯状態を一定に保持したままでその背後に位置する反射鏡をその焦点の近く で上下方向に適宜回向させることにより該放電灯の配光を所望の方向へ可変させ ることができると共に下向きに配光したときはその光線の一部を自動的に遮って 減光できるようにした鉄道車両前照灯用配光可変装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昨今の鉄道車両の前照灯は、安全性向上のために単なる車体頭部の標識として よりは運転手が前方の物体を認識できる灯具としての機能の重視へと転換される 傾向にある。
【0003】 それに伴って、前照灯は輝度の高い光源が一層求められている。その要請に応 えるために、前照灯として、従来のタングステン電球に代えて、より高輝度で効 率の高い放電灯が使用される方向にある。
【0004】 しかし、放電灯は、瞬時点灯や点滅などの対応が電球よりも劣っている欠点が ある。
【0005】 上記の欠点を補うため、電子回路による安定化電源を確保して放電灯の瞬時点 灯を援助して可能にしている。しかし、該放電灯はその点滅動作による劣化を招 き、結果的に、寿命を短縮させている。そのことが、車両の運転コストの上昇の 一因ともなっていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は、光度の高い放電灯を前照灯に使用する鉄道車両において、 該放電灯の点灯状態を、瞬時点灯や点滅などを一切行わずに、一定の輝度に保持 したままでその配光を所望の方向へ可変させることができると共に下向きに配光 したときはその光線を減光させることができるようにして、車両用電球、例えば シールドビーム電球を使用した場合と遜色の無い効果を有する鉄道車両前照灯用 配光可変装置を得ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の如き観点に鑑みてなされたものであって、鉄道車両の前部所 定位置に取付固定された前照灯取付プレートと、前記取付プレートの前方に向け てランプ部が水平に位置決めされる前照灯と、前記前照灯のランプ部の光源の中 心が焦点位置に設定される放物面鏡を有する反射鏡と、前記反射鏡の背後の上下 方向中心部の両側位置を回動可能に支持する取付軸と、前記反射鏡の下部又は上 部に連係させたリンクと、前記リンクに機械的に連動して該リンクを前後方向に 往復運動させるカムロールと、前記カムロールを適宜所要角度回転させるモータ ーとからなり、又、前記リンクの前後運動に連動して反射鏡の前方を部分的に遮 る遮光パネルを設けた鉄道車両前照灯用配光可変装置を提供しようとするもので ある。
【0008】
【作用及び実施例】
以下、本考案の一実施例の構成を図1乃至図3を参照しながら作用と共に説明 する。 鉄道車両の前部所定位置には前照灯取付プレート1が取付固定されている。該 取付プレート1の中央部に開穿した孔に前照灯Fのランプ部Lを前方に向けてそ のマウント部Bが挿入嵌合されている。該マウント部Bは取付金具2により取付 プレート1に固定されると共にそのランプ部Lは水平に位置決めされる。
【0009】 前記前照灯Fとして輝度の高い放電灯、例えばメタルハルライドランプ(通称 HID)が使用されている。
【0010】 内面を放物面鏡に形成した反射鏡3の中心孔に前記前照灯Fのランプ部Lを挿 入させ、そのランプ部Lの光源の中心が該反射鏡3の焦点に位置するように設定 されている。そして、該反射鏡3の背後の上下方向中心の両側位置にブラケット 4、4が張出するように取付プレート1に対して固定されている。該ブラケット 4、4の先端部において反射鏡3の背面の上下方向中心の両端部に先端部が固定 された連結片5、5の末端部が取付軸6、6により回動可能に連結されている。
【0011】 前記反射鏡3の下部中央部に連係させた連係軸7に対してリンク8の先端部が 回転可能に取り付けられている。そして、該リンク8の末端部にはレバー9の一 端部が遊動自在に連結され、該レバー9の他端部は取付プレート1に支持された 回動軸10に固定されている。そして、該回動軸10の両端部にはそれぞれアー ム11、11の一端部がレバー9と所要の角度、例えば、略L字形をなす角度で 固定されている。
【0012】 前記反射鏡3の上端部両側の外方所定位置には取付プレート1の前面に対して 基底部が固定された外套管12、12が設けられ、該外套管12、12には基部 が回転自在に嵌合された回転軸13、13が取り付けられ、該回転軸13、13 が外套管12、12から表出した部分にアーム14、14の一端部が固定されて いる。前記両アーム11、14の他端部との間には連結杆15、15(図示され ていない)が介在されていると共に該アーム14、14の他端部のそれぞれには スプリング16、16の一端部が接続され、その他端部は適当な固定位置に固定 されている。前記回転軸13、13のそれぞれの先端には遮光パネル17、17 の基部が固定されている。
【0013】 さらに、前記リンク8の末端部には、中間部を回転の支点18とする槓杆19 の一端部が回転可能に連結されている。該槓杆19の他端側の自由端部にはカム ロール20が常時接触されている。
【0014】 該カムロール20の回転により槓杆19の自由端側はカムロール20のカム面 21に沿って往復揺動する。それにより槓杆19の一端部に回転可能に連結され たリンク8はその自由端側と反対方向に往復揺動する。その往復揺動に連動して リンク8の先端部が接続された連係軸7を固定した反射鏡3の下部が前後方向に 押されたり引かれたりする。反射鏡3の下部の前後移動により、該反射鏡3は、 前方に向いた垂直位置と所定の角度の下向き位置に傾斜する下向位置との間を変 動する。
【0015】 他方、前記リンク8の引き動作に連動したアーム11、11の回転動に連動し て回転軸13、13のアーム14を引張する。それにより前記遮光パネル17、 17は、常態の垂下位置から水平方向に回転して反射鏡3の上部前方に張出して 該反射鏡3から反射して前方に放射される光線の一部を遮って減光する。
【0016】 従って、光度の高い放電灯である前照灯Fを一定の輝度に保持したままの状態 で、反射鏡3を垂直の前方放射位置から所定の斜方放射位置との間で該前照灯F の配光を可変させることができる。尚、この場合、反射鏡3の前方放射位置では 全光配光し、斜方放射位置では前照灯Fのランプ部Lの光源の中心に対する反射 鏡3の焦点位置が若干ずれるので、反射鏡3からの光線は拡散されると共にその 光線を自動的に減光させることができる。 22は前照灯Fのリード線である。
【0017】 次に、前記カムロール20を適宜所要角度回転させる駆動装置の一実施例を図 4の等価回路図を参照しながら説明する。 前記反射鏡3を垂直位置と所定の角度の下向き位置との間を変動させるために 投入された入力電圧IN(100V)は、それぞれの電路の並列回路に介在させ た逆流防止用のダイオードD1、D2を通じてD−DコンバータCにより24V に減圧される。該変換された電圧はD−DコンバータCの+端子と−端子からモ ーターMの動作回路の+端子と−端子のそれぞれに入力され、モーターMの動力 源として使用される。
【0018】 一方、前記入力直流電圧100Vの垂直側又は傾斜側の各電路に対してそれぞ れ並列させたレジスターR1、ツェナーダイオードDZ1及びレジスターR2、 ツェナーダイオードDZ2を介在させて安定させ、それを前記モーターMの動作 回路の+端子に対して並列する位置であってモーターMの入力側と出力側にそれ ぞれ介在させたソリッドステートリレーSSR1又はSSR2の入力信号として モーターMの回転方向の正逆を切り換える。
【0019】 即ち、図において、垂直の場合はソリッドステートリレーSSR1がオンして モーターMを正転させ、又、傾斜の場合はソリッドステートリレーSSR2がオ ンしてモーターMを逆転させる。
【0020】 前記モーターMの出力側にそれぞれ介在されたソリッドステートリレーSSR 1又はSSR2の後に接続された二線式半導体近接センサーS1又はS2は、モ ーターMの出力回転を減速機構を介して回転される前記カムロール20の所定の 停止位置で作動してリレーFET1又はFET2をオフにしてモーターMの入力 電源を遮断する。
【0021】 この場合、カムロール20は、180度で正逆回転するように設計され、電源 遮断後の慣性により停止位置が変動しても反射鏡3の位置、角度には影響されな いようになされている。
【0022】 尚、上記の説明においては、反射鏡3の下部を前後方向に動作させる力の作用 部とした場合について説明したが、それに限らず、反射鏡3の上部を作用部とし ても同様にして実施することができる。この場合は、反射鏡3に対する作用方向 が前述と逆になる。
【0023】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、光度の高い放電灯を前照灯 に使用する鉄道車両において、該放電灯の点灯状態を、瞬時点灯や点滅などを一 切行わずに、一定の輝度に保持したままでその配光を所望の方向へ可変させるこ とができると共に下向きに配光したときは放射光線の拡散と減光をさせることが できる機能を兼備し、配光特性を格段に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例の内部構成の要部を示す正面図
である。
【図2】本考案一実施例の内部構成の要部を示す側面図
である。
【図3】本考案一実施例の内部構成の要部を示す低面図
である。
【図4】カムロールを回転させる駆動装置の一例を示す
等価回路図である。
【符号の説明】
1 前照灯取付プレート 2 取付金具 3 反射鏡 4 ブラケット 5 連結片 6 取付軸 7 連係軸 8 リンク 9 レバー 10 回動軸 11 アーム 12 外套管 13 回転軸 14 アーム 15 連結杆(図示されていない) 16 スプリング 17 遮光パネル 18 支点 19 槓杆 20 カムロール 21 カム面 22 放電灯のリード線 F 前照灯 L ランプ部 B マウント部 IN 入力電圧 D1、D2 ダイオード C D−Dコンバータ M モーター R1、R2 レジスター DZ1、DZ2 ツェナーダイオード SSR1、SSR2 ソリッドステートリレー S1、S2 二線式半導体近接センサー FET1、FET2 リレー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道車両の前部所定位置に取付固定され
    た前照灯取付プレート1と、 前記取付プレート1の前方に向けてランプ部Lが水平に
    位置決めされる前照灯Fと、 前記前照灯Fのランプ部Mの光源の中心が焦点位置に設
    定される放物面鏡を有する反射鏡3と、 前記反射鏡3の背後の上下方向中心部の両側位置を回動
    可能に支持する取付軸6、6と、 前記反射鏡3の下部又は上部に連係させたリンク8と、 前記リンク8に機械的に連動して該リンク8を前後方向
    に往復運動させるカムロール20と、 前記カムロール20を適宜所要角度回転させるモーター
    Mとからなることを特徴とする鉄道車両前照灯用配光可
    変装置。
  2. 【請求項2】 前記リンク8にはその前後運動に連動し
    て反射鏡3の前方を部分的に遮る遮光パネル17、17
    を設けた請求項1記載の鉄道車両前照灯用配光可変装
    置。
JP1995014592U 1995-12-28 1995-12-28 鉄道車両前照灯用配光可変装置 Expired - Lifetime JP3026454U (ja)

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