JP3026168U - 包装用カバーフィルム - Google Patents

包装用カバーフィルム

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JP3026168U
JP3026168U JP1995013547U JP1354795U JP3026168U JP 3026168 U JP3026168 U JP 3026168U JP 1995013547 U JP1995013547 U JP 1995013547U JP 1354795 U JP1354795 U JP 1354795U JP 3026168 U JP3026168 U JP 3026168U
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Japan
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cover film
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adhesive coating
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JP1995013547U
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Inventor
俊一 大西
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福友産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内容物を収容した上面開口の無蓋容器に被せて
その上面を覆う包装用のカバーフィルムにおいて、容器
にカバー掛けした状態で、包装の外観を損なうことなく
十分な通気性を確保してフィルム内面への結露を防止す
る。 【解決手段】少なくとも一対の平行な側縁部を有し、こ
の一対の平行な側縁部にの端縁に沿って接着剤塗着部を
備える包装用カバーフィルムにおいて、容器にカバーフ
ィルムを掛けた状態で、カバーフィルムが容器の上縁と
ほぼ整合する部位に、多数の透孔を上記容器上縁に沿う
ように、接着剤塗着部を設けた側縁部とほぼ平行に一列
に開設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は果物類やキノコ類等、主として青果物を収容した、上面開口で無蓋の 直方形容器に被せて、その上面を覆う簡易包装用のカバーフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にイチゴ、ブドウ等の果物類や椎茸等のキノコ類は、収穫後適量づつを上 面を開口した蓋のない直方形容器に入れ、上面を透明なカバーフィルムで覆って 出荷され、そのまま店頭に並べられることが多い。 従来、この種の包装用カバーフィルムAは、透明な合成樹脂フィルムを所定寸 法の四角形に裁断し、その対抗する一対の側縁部には夫々その端縁に沿って感圧 接着剤1’を塗着して構成されており、図4に示すように内容物Cを収容した容 器Bの上面に被せ、上記接着剤1’を塗着してある両側縁部を、容器Bの側壁2 側に巻き込んで、側壁2外面に接着固定して使用される。 そして、接着剤1’を塗着していない側の端縁部は通常、容器Bの上縁から側 壁2側に巻き込んで固定されることはなく、これによりカバーフィルムBの内側 に空気が流通できるようになっている。
【0003】 しかしながら、この側壁側に巻き込まれない側縁部側からの空気の流通だけで は包装内の空気の通りは十分でなく、外気温が低い場合には包装内の水蒸気がフ ィルム内面に凝縮して水滴となり、それがポンピング現象により徐々に大きい水 滴になっていく。 一方、水系腐敗菌(シュードモナス)は水滴中で増殖し易く、そのため、上記 のようにフィルム内面に水滴が発生すると、野菜等ではずるけが起こり、食品が 腐食するという問題が起こる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来のこの種カバーフィルムには防曇加工を施したり、図4に示すようにフイ ルムに数個の透孔3を開穿しているものもあるが、上記現象を十分に防止するこ とはできず、特に内容物がイチゴ、椎茸などのキノコ類、スダチなどの柑橘類の ように、水分が多いものの場合には包装内の水蒸気も多くなるため、上記問題は 一層深刻なものになる。
【0005】 尚、フイルムに透孔を開穿するものにあっては、透孔の数を多くしたり、透孔 の大きさを大きくすることにより、空気の流通の促進を図ることも考えられるが 、容器の上面を覆う部分に余り多くの透孔を開けたり、透孔を大きくすることは 、透孔が目立ってしまうため外観上好ましくないばかりでなく、埃やゴミ等が入 り込み易く、しかも透孔から入り込む埃やゴミが直接内容物上に落ちることにな り、衛生上も好ましくない。
【0006】 本発明は従来技術が有する上記問題点に鑑みて成されたもので、上記のような 水滴の発生を防止するために、フィルムを容器に被せた状態における包装内の空 気の通りを良くすることができ、しかも、包装の外観の低下や、包装内へのゴミ 、埃等の侵入も少ない包装用カバーフィルムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の包装用カバーフィルムでは、少なくとも一 対の平行な側縁部を有する多角形を呈し、上記一対の平行な側縁部には夫々その 端縁に沿って接着剤塗着部を備え、内容物を収容した上面開口で無蓋の直方形容 器にその上面を覆って被せられ、上記接着剤塗着部を有する側縁部を容器の側壁 外面に接着固定する包装用カバーフィルムにおいて、容器に所望の内容物を収納 してカバーフィルムを掛けた状態で、容器の上縁とほぼ整合するフィルムの部位 に多数の透孔を容器上縁に沿うように上記接着剤塗着部を備える側縁部とほぼ平 行に一列に開設することである。
【0008】
【発明の作用及び効果】
以上のように構成した包装用カバーフィルムは、容器に被せて取り付けた状態 で、容器の側壁側に巻き込まれない側縁部だけではなく、側壁側に巻き込まれる 側にも容器上端縁に沿って空気の流通部を形成することができ、包装品は容器の 上端部四周全てにおいて空気が流通するので、十分な通気性を得ることができ、 結露を防止することができる。 従って、シュードモナスの増殖を抑制して、内容物の品質低下や腐食を防止す ることができる。
【0009】 また、このカバーは容器に被せて取り付けた状態で、透孔が容器の上縁に近い 位置で且つ上縁の丁度上方に存在するようになり、特に容器がその上縁に外方へ 突出するフランジ状の上縁リブを有するときには、上方から見た時に透孔がほと んど上縁リブと重なるため、透孔はほとんど目に付かず、透孔をフィルムの両端 に亘って一列に多数開穿してあっても目立つことがない。そのため、包装品の外 観を損なうことがない。
【0010】 また、通常、この種の包装形態にあっては、イチゴやブドウ等の内容物はボリ ウム感を見せるため容器上端から若干上方に盛り上げた状態に収容するのが普通 であるため、カバーフィルムの透孔が開穿されている部分は内容物に持ち上げら れてほぼ立ち上がった状態になることが多く、そのため透孔は横向きになるため 、容器の上縁リブと重なっていてもそれによって通気性が損なわれることがない ばかりでなく、該透孔を介してゴミや埃などがパック内に落ち込むことが少ない 。しかも上記したように透孔は容器の上縁リブの丁度上に位置するようになるた め、仮に透孔を通って落ち込むゴミや埃等があっても、上記上縁リブ上に落ち、 内容物上には直接落ち難い。
【0011】
【実施の形態】
以下、図に基づいて本考案の実施の形態を説明する。 この実施形態において、図は容器が平面長方形で、全体の断面形状が逆梯形の ものの場合を示しており、以下の説明においても図示形状の容器に被せるカバー フィルムについて述べるが、このカバーフィルムが平面正方形で、断面逆梯形の 容器に対しても等しく有用なことは明らかである。 尚、以下の説明においては容器の長手側の側壁面を側面、短手側の側壁面をつ ま面という。
【0012】 容器Bは塩ビ(PVC)又はポリスチレン(PS)のシートを真空成形して、 上面を開口した蓋のない直方形容器に形成してあり、四周の側壁2が下向き内方 に向けて斜めに形成されると共にこの四周側壁2上端には外方へフランジ状に突 出する上縁リブ21を備えている 尚、この容器Bは板紙を型抜き製函して作成されることもある。 この容器Bには果実類、キノコ類、その他の青果物等、任意の収容物を収容し た状態で、本考案のカバーフィルムAが上面を覆って被せられる。
【0013】 カバーフィルムAは二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)、二軸延伸ポ リスチレンフィルム(OPS)、ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET )等の透明な合成樹脂フィルムを容器Bの大きさ及び内容物の収容量に応じて必 要な大きさの長方形に裁断し、更にその短手側の両側縁部夫々の両端を斜めにカ ット4して、全体として八角形に形成してあり、その裏面には上記両端を斜めに カットされた短手側の両側縁部に、その端縁に沿って接着剤塗着部1を設けてあ る。
【0014】 上記斜めカット部4は短手側の側縁部と長手側の側縁部とに亘って形成されて おり、長手側の側縁部において斜めカット部4が交わる点相互の距離aは容器B のつま面2b上端部の幅寸法bより若干大きな距離を有している。 上記距離aは内容物Cが容器B上端よりどの程度盛り上げた状態で収容される かにより決定され、少なくとも容器B上端から内容物Cが盛り上げられる高さ分 、容器つま面2b上端部の幅寸法bより余裕が設けられている。
【0015】 接着剤塗着部1はフィルム面に感圧接着剤1’を塗着することにより設けられ 、図示のようにカバーフィルムAの短手側縁部の端縁に沿って帯状に設けること も、図示してはいないが上記短手側の側縁部端縁に沿って複数箇所にスポット的 に設けることも任意である。 上記接着剤塗着部1にはその表面を覆って剥離紙5が貼着される。
【0016】 また、カバーフイルムAには、内容物Cを収容した容器B上面を覆ってこれを 被設した状態で、容器Bの側面2b上縁とほぼ整合する部位、即ち上記斜めカット 部4が長手側の側縁部と交わる点において対向する長手側の側縁部を結ぶ2本の 仮想線c,c上若しくは該線c,cよりカバーフィルムAの中心側に僅かに寄っ た部位に、夫々多数の透孔3が対向する長手側の側縁部に亘って一列に開穿され る。
【0017】 斯るカバーフィルムAは従来のカバーフィルムと全く同様に、内容物Cを若干 盛り上げ状に収容した容器Bの上面に、長手側幅方向の中心線を容器Bの短手側 幅方向中心線にできるだけ合わせるようにして被せ、接着剤塗着部1から剥離紙 5を剥離して短手側側縁部を容器Bの側面2aに接着固定して使用に供される。 これにより、カバーフィルムAの透孔3が容器Bの上縁リブ21に近い位置で且 つ上縁リブ21の丁度上方に、多数一列にならんで存在するようになり、しかもカ バーフィルムAは容器Bに盛り上げ状に収容されている内容物Cに持ち上げられ て、透孔3が開穿されている部分がほぼ立ち上がった状態になる。
【0018】 尚、上記した実施形態において、カバーフィルムAの接着剤塗着部1を設けた 側縁部を斜めにカットしたのは、上記のような包装形態に用いられる容器Bの多 くは、側壁2が下向き内方に向けて斜めに形成されており、カバーフィルムAを 上面に被せて取り付けたとき、カバーフィルムAの接着剤塗着部1を有する側縁 部の両端が容器Bの側面2aからつま面2b側に食み出して、該部分が他のものに接 着するのを防止するためであり、必ずしも上記実施形態のように接着剤塗着部1 を設けた側縁部を斜めにカットする必要はない。 その場合には短手側の側縁部の両端に接着剤1’を塗着しない部分を適宜幅残 しておくことが望ましい。 また、接着剤塗着部1を設ける側縁部を斜めにカットする場合でも、図示のよ うに接着剤塗着部1と斜めカット部4との間に接着剤を塗着しない部分6を少し 設けておけば、カバーフィルムAをパックトレーBから取り外す際に、フィルム AをパックトレーBの短手側つま面2b方向から引っ張って剥離する場合に、上記 接着剤の非塗着部6を指先で摘んで、引き易くなり、便利である。
【0019】 また、上記カバーフィルムAには用途及び必要に応じて防曇、帯電防止、着色 、印刷、色練り込みなどの加工を施すことが任意である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示す包装用カバーフィル
ムの斜視図。
【図2】同カバーフィルムを容器に被せた状態を示す斜
視図。
【図3】同状態の断面図。
【図4】従来の包装用カバーフィルムの、容器に被せた
状態を示す斜視図。
【符号の説明】
A:ガバーフィルム B:容器 C:内容物 1:接着剤塗着
部 2:容器の側壁 21: 容器上端
(上縁リブ) 3:透孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一対の平行な側縁部を有する多
    角形を呈し、上記一対の平行な側縁部には夫々その端縁
    に沿って接着剤塗着部を備え、内容物を収容した上面開
    口で無蓋の直方形容器にその上面を覆って被せられ、上
    記接着剤塗着部を有する側縁部を容器の側壁外面に接着
    固定する包装用カバーフィルムにおいて、容器に所望の
    内容物を収納した状態でカバーフィルムを掛けたときに
    容器の上縁とほぼ整合する部位に、多数の透孔を容器上
    縁に沿うように、上記接着剤塗着部を備える側縁部とほ
    ぼ平行に一列に開設したことを特徴とする包装用カバー
    フィルム。
JP1995013547U 1995-12-21 1995-12-21 包装用カバーフィルム Expired - Lifetime JP3026168U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001146264A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Fukutomo Sangyo Kk 果実包装体
JP2011111164A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Seiko:Kk 包装用フィルム

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JP2001146264A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Fukutomo Sangyo Kk 果実包装体
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