JPH092536A - 包装容器 - Google Patents
包装容器Info
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- JPH092536A JPH092536A JP17051195A JP17051195A JPH092536A JP H092536 A JPH092536 A JP H092536A JP 17051195 A JP17051195 A JP 17051195A JP 17051195 A JP17051195 A JP 17051195A JP H092536 A JPH092536 A JP H092536A
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Abstract
2とを具備し、この蓋部の天井面には通気孔12aが開
設してある。容器部2は、その底面21にリブ21aと
脚部21bが形成され、その側板22の外周辺には、容
器部2の内方に入り込んだ凹部22bが形成してある。
蓋体1の周辺部11と容器部2の凹部22bとの間に吸
気口23が形成され包装容器の内部に連通している。 【効果】 蓋体の内面の曇りを防止でき、付着した水滴
も効率よく外部に放出でき、常に蓋体を通して収納され
た食品の状態が容易に視認できる。
Description
に暖かく水分が発生する食品を店頭で陳列販売するため
の包装容器に関する。
器は、小売店のデパート、スーパー,ストアなどで食品
などの陳列、販売のため大量に使用されている。この包
装容器は、その素材として、二軸延伸ポリスチレン、ポ
リプロピレン、非結晶性ポリエステル等が使用され、こ
れら合成樹脂を押出し成形やカレンダー成形などの方法
によりシート状に成形し、このシート状のものを真空成
形、圧空成形などの熱成形法により透明、半透明の蓋体
を形成し、他方容器部も同一方法で成形し、この蓋体が
この容器部の開口を覆うものである。
る場合や、常温食品でも冷凍ケース内に陳列販売する場
合、この食品と外気との温度差によって蓋体内が曇った
り、結露したりすることにより、透明な蓋体を透過して
食品が視認できないことがあり、陳列効果を低減させて
いる。そのため、従来では、蓋体内面に、例えばショ糖
エステル系の曇り防止剤を予め塗布しておき、これらの
曇りや結露を防止することが行われている。
来の曇りや結露防止方法は、曇りや結露防止剤を蓋体に
均一に塗布することが必要であり、これがもし均一に塗
布されていなかったり、塗布量が不足していたり、この
防止剤と水との親和性が不十分であったりすると、曇り
止め効果が不十分であり、この曇り止めにむらが生じた
りして陳列効果は依然として悪いのが実情である。ま
た、電子レンジ加熱により加工食品から発生する水蒸気
を外部に放散させ、包装容器内の内部圧力の上昇を防止
するため、蓋体に通気孔を設けたものがあったが、この
通気孔によっても有効な曇り止め効果はなく、さらに一
旦発生した曇りや水滴を効果的に除去することはできな
かった。
の付着を効果的に防止することのできる包装容器を提供
することにある。
は、周辺部とこの周辺部より内部に向けて膨らみのある
蓋部とからなり、この蓋部には複数の通気孔が開設して
あり、上記蓋部が容器部の開口を覆った状態では、上記
蓋体の上記周辺部と上記容器部の開口縁との間には、包
装容器の内部に連通している吸気口が形成されるところ
にある。
発明にかかる包装容器は、透明または半透明である蓋体
1とこの蓋部が嵌合する上端開口の容器部2とからな
る。蓋体1の構成は、周辺部11と蓋部12とを一体的
に形成したもので、この周辺部は容器部2の開口縁部に
嵌合可能な形状であり、この蓋部はこの周辺部より内部
に向けて膨らみのある断面ほぼ台形形状のものである。
そして、蓋部12の天井面には複数の通気孔12a…が
間隔をもって全面に均等に開設してあり、さらにこの天
井面の各角部は段差部12c…になっている。
直交する方向に複数本のリブ21a…が形成してあり、
さらにこの底面の裏面の各角部から脚部21bが垂設し
てあり、この脚部はこの底面の各角部に凹部を凹設する
ことにより形成してある。底板21の周辺から立ち上が
った側板22の上面は平坦状になっており、この側板の
上面の各コーナには、上面が平坦な平面三角形のコーナ
部22aが形成してある。コーナ部22a間の各側板2
2の上面の外周辺には、それぞれ凹部22b…が形成し
てあリ、この凹部はコーナ部22aの外周縁よりも容器
部2の内方に入り込んだ形状である。
部11を容器部2のコーナ部22aに嵌合させると、こ
の蓋体の周辺部11の内面と容器部2の側板22の凹部
22bとの間に吸気口23…が形成され、この吸気口は
包装容器の内部に連通するようになる。
数、吸気口23…の大きさや数は、包装する食品の大き
さと温度、水分含有量、さらには食品を収納している包
装容器の陳列する場所の気温などによって適宜選択され
るが、一般に通気孔12aの径は1〜5mm程度であれ
ば、この通気孔から塵などの異物が侵入する可能性が低
く、通気性も十分に確保できる。また、通気孔12a…
の全開口面積は、蓋部12の面積の0.2〜5.0%以
下程度の範囲内であれば、通気効果を十分に確保でき、
埃などの異物の侵入のおそれも少なく、蓋部12の強度
に支障も生じない。さらに、通気孔12a…の全開口面
積と吸気口23との比率は、1:2以上とするのが好ま
しく、この場合には包装容器の内外の気体の交換効率が
よく、曇りや水滴の発生防止の確保、さらには一旦曇が
かったり水滴の付着があっても、これらの水滴の除去が
効果的に可能である。また、吸気口23の形状は、蓋体
1の周辺部11と容器部2の凹部22bとにより、下向
きに開放されたものが外部からの塵などのの侵入を防止
するのに効果的である。
かい食品Fを収納した容器部2に蓋体1を嵌合させた状
態では、吸気口23…から入る空気は通気孔12a…を
経て外部に流れ、この流れは暖かい食品により暖められ
た空気と水蒸気とが混合して上昇し、そのため空気の対
流効果が加わり、高い湿度の気体が水蒸気の凝集を生ず
る前に包装容器外に放散して、この包装容器の内外の入
れ替る空気の流動が発生する。このような空気の流動に
より、一旦蓋部12の内部に凝集して生成した水滴が再
び蒸発して散逸することによっても曇り止め効果が促進
される。
る場合に、図2の実線、鎖線に示すように、容器部2の
脚部12bを蓋部12の段差部12cに位置決めして載
置することにより複数個重ねる場合がある。このとき、
容器部2の底面のリブ21aや脚部21bにより、蓋部
12の通気孔12aと上段に位置する容器部2の底板と
の間に間隙ができるので、この蓋部の通気孔を、上段の
容器部2底板が塞ぐことがなく、食品から出る水蒸気を
多く含んだ空気はこの通気孔から円滑に外部へ放出す
る。
器体2に嵌合させるものであるが、この周辺部はこの容
器部の外周辺の一辺にヒンジ結合したものでもよい。さ
らに、この蓋体1が容器部2に接合し、この蓋体と容器
部との外周を輪ゴムやホッチキス、超音波シールで接合
させるものでもよい。また、曇り止め効果をより確実に
するため、蓋部12の内面に従来から知られている曇り
防止剤を塗布してもよい。
mm,縦210mm,横135mmの箱状のものと、蓋
体1を0.35mmの厚さの二軸延伸ポリスチレンシー
トにより高さ50mm,縦215mm,横137mmの
ものとを真空成形し、この蓋部と容器部との間に吸気口
23の4辺合計で12.66cm2 のものを設け、蓋部
12には直径が3mmの通気孔12aを15個所に明
け、内容積が1100cm3 の包装容器を成形した。周
辺気温15℃において、重量約80g、温度が85℃の
コロッケを5個収納し、蓋部12の内部に生ずる結露に
よる曇りを視認することにより効果を判定した。
経過時に、このコロッケの形状が視認できない状態にお
いて、水滴が主な原因の場合をe、曇りが主な原因の場
合をEとする。水蒸気の影響が全くない状態を水滴に関
してa、曇りに関してAとし、それぞれ5段階の状況に
整理した。
曇り防止剤を塗布した二軸延伸ポリスチレンシートで成
形したものを使用した。その他は具体例1と同じ条件に
より行った。
のない包装容器を使用し、これをほぼ密閉状態に嵌合し
た。その他は具体例1と同じ条件のものである。
気口がある包装容器を使用したもので、その他は具体例
1と同じ条件のものである。
形し、比較例1と同じ条件により行った。
と同じ条件で行った。
設けず、具体例1と同じ条件により行った。
と同じ条件により行った。
る。
た食品などから発生する水蒸気を多く含んだ空気は、吸
気口から入り通気孔から外方に流れる気流の流れにより
容器外に効率的に放出されるため蓋体の内面に曇りや水
滴の付着を防止でき、付着した水滴も効率より外部に放
出でき、常に蓋体を通して収納された食品の状態が容易
に視認できる。また、包装容器を重ねて陳列する場合で
も、脚部またはリブにより蓋部の通気孔が塞がれことが
ない。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 透明または半透明の蓋体と上端開口の容
器部とからなる包装容器において、 上記蓋体は、周辺部とこの周辺部より内部に向けて膨ら
みのある蓋部とからなり、上記蓋部には複数の通気孔が
開設してあり、 上記蓋部が上記容器部の開口を覆った状態では、上記蓋
体の上記周辺部と上記容器部の開口縁との間には、包装
容器の内部に連通している吸気口が形成されることを特
徴とする包装容器。 - 【請求項2】 請求項1において、容器部の底面にはリ
ブまたは脚部の少なくとも一方が垂設してあることを特
徴とする包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7170511A JP2981153B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7170511A JP2981153B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 包装容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH092536A true JPH092536A (ja) | 1997-01-07 |
JP2981153B2 JP2981153B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=15906310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7170511A Expired - Lifetime JP2981153B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2981153B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009107725A (ja) * | 2008-12-16 | 2009-05-21 | Risu Pack Co Ltd | 中容器を有する包装用容器 |
JP2016204029A (ja) * | 2015-04-24 | 2016-12-08 | 株式会社栗原製作所 | 鶏卵包装容器 |
JP2019108172A (ja) * | 2016-03-14 | 2019-07-04 | アテナ工業株式会社 | 電子レンジ加熱食品用容器の製法 |
-
1995
- 1995-06-14 JP JP7170511A patent/JP2981153B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009107725A (ja) * | 2008-12-16 | 2009-05-21 | Risu Pack Co Ltd | 中容器を有する包装用容器 |
JP2016204029A (ja) * | 2015-04-24 | 2016-12-08 | 株式会社栗原製作所 | 鶏卵包装容器 |
JP2019108172A (ja) * | 2016-03-14 | 2019-07-04 | アテナ工業株式会社 | 電子レンジ加熱食品用容器の製法 |
JP2019108173A (ja) * | 2016-03-14 | 2019-07-04 | アテナ工業株式会社 | 電子レンジ加熱食品用容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2981153B2 (ja) | 1999-11-22 |
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