JP3025730B2 - 赤外線通信装置 - Google Patents

赤外線通信装置

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JP3025730B2 JP5140303A JP14030393A JP3025730B2 JP 3025730 B2 JP3025730 B2 JP 3025730B2 JP 5140303 A JP5140303 A JP 5140303A JP 14030393 A JP14030393 A JP 14030393A JP 3025730 B2 JP3025730 B2 JP 3025730B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は赤外線を利用したデータ
通信分野である赤外線通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】赤外線を利用した装置としてエアコン・
テレビ等のリモコンがある。
【0003】これらの装置では一般に発信側(リモコン
側)に変調回路、受信側(エアコン・テレビ側)にバン
ドパスフィルタ及び復調回路を有するが、この変復調回
路はあくまで一対であり、目的は外来光(螢光灯,太陽
光)の赤外線波長の光と赤外線データ信号光を分離する
為のものであり、本発明の目的である全2重通信の実現
とは異なる。また図3は従来装置の構成図であり、上記
のように変調回路とBP(バンドパス)フィルタを一対
しか持たない装置に於いて、双互通信が可能になるべ
く、発呼装置には受信部を、被呼装置には発信部を各々
追加した構成を表す。
【0004】31は変調回路で変調周波数はfAに設定
されている。送信データは変調回路31で変調され、発
光回路32を通して送信される。受光回路42にて受信
されたデータはBP(バンドパス)フィルタ41に通さ
れる。この場合のBPフィルタ41の透過周波数帯域は
ΔfAであるので、データは遮断されることなく復調回
路43にて復調される。同様に送信データは変調回路4
4で変調された後、発光回路45を通して送信される。
受光回路34にて受信されたデータはBPフィルタ33
に通され復調回路35にて復調される。制御回路36は
発呼装置(被呼装置)の制御を行い、同様に制御回路4
6は被呼装置(発呼装置)の制御を行う
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では変調回
路とバンドパスフィルタを一対しか持たない為双方に送
受信部を有する装置を構成した場合下記問題が発生す
る。すなわち、送信部から発せられた赤外線光は相手機
種の受信部へ届くと共に自装置の受信部でも受信されて
しまう。この問題は赤外光を使用する場合不可避の現象
でありそのために自装置が発したデータと相手装置から
発せられたデータとを区別するべくソフトウェア処理が
必要となる、更に同一波長の赤外線を利用して全2重通
信が行なえない、等である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
を目的としてなされたものであり、変調回路とバンド
パスフィルタと復調回路と制御回路とを備える赤外
線通信装置において、前記装置は、前記変調回路として
異なる変調周波数をそれぞれ持つ2つの変調回路を、前
記バンドパスフィルタとして前記異なる変調周波数の
周波数帯域のみを通過させる2つのバンドパスフィルタ
を、備え、送信側装置は、データ転送前に前記変調回路
と前記バンドパスフィルタの周波数を各々異なる周波数
で動作可能なように設定して、その設定した周波数にて
受信側装置にデータ送信を行ない、 受信側装置からの
応答が有りの場合は受信側装置との間でのデータ通信が
可能となり、受信側装置からの応答が無しの場合は受信
側装置との間でのデータ通信が不可能なため、送信側装
置は前記設定されている前記変調回路と前記バンドパス
フィルタの各々周波数を異なるもう一方の周波数で動作
可能なように設定変更し、その設定変更した周波数にて
受信側装置にデータ送信を行なうことで、送信側装置の
送信時の周波数と受信側装置の受信時の周波数の周波数
帯域を一致させて、両装置間でのデータ通信を可能とす
る通信プロトコルを前記制御回路による制御にて実現す
ことを特徴とする赤外線通信装置である。
【0007】
【作用】上記構成により、本発明の赤外線通信装置によ
れば、自装置が発信したデータと相手装置が発信したデ
ータとの区別をハードウェアで行なえる、つまり具体的
にハードウェアとしては、自装置及び相手装置は、異な
る変調周波数を持つ2つの変調回路と、その異なる変調
周波数に対応する2つのバンドパスフィルタと、を備え
ることで、自装置が発信したデータの変調周波数と相手
装置が受信できるデータの変調周波数とを確認する通信
プロトコルを用いて、自装置と相手装置間でのデータ通
信時に使用する周波数帯域を一致させる制御が、行なえ
るため、ソフトウェアの負担が軽減できる。更に全2重
通信が実現できるため通信時間の短縮と伝送手順の柔軟
性の向上が可能となる。
【0008】
【実施例】以下図面に示した本発明の実施例に基づき詳
細を説明する。尚これらの実施例に本発明は限定される
ものではないことは勿論である。
【0009】図1は本発明装置の構成図である。発呼装
置(被呼装置)は変調周波数fAに設定されている変調
回路1と同じくfBに設定された変調回路2及び周波数
帯域ΔfAに設定されているBPフィルタ4と同じくΔ
Bに設定されたBPフィルタ5,更に発光回路3,受
光回路6,復調回路7,制御回路8とを有する。
【0010】被呼装置(発呼装置)は変調周波数fA
設定されている変調回路15と同じくfBに設定された
変調回路16及び周波数帯域ΔfAに設定されているB
Pフィルタ11と同じくΔfBに設定されたBPフィル
タ12、更に発光回路17、受光回路13、復調回路1
4、制御回路18とを有する。尚、1つの装置内では、
変調周波数とBPフィルタの周波数帯域は異なる周波数
が設定される。例えば変調周波数がfAに設定されてい
るならば、BPフィルタの周波数帯域はΔfBに設定さ
れる。制御回路8,18は共にデータ転送前に送信側変
調回路と受信側BPフィルタの周波数帯域を一致させる
機能を有する。
【0011】図2は本発明の動作を示すフローチャート
であり、発呼装置と被呼装置との周波数帯域を一致させ
るための通信手順を示す。
【0012】(1)被呼装置の周波数設定がそれぞれf
A,ΔfBの場合についてその処理の流れを説明する。ス
テップ201において、発呼装置及び被呼装置はそれぞ
れ変調回路での周波数(f A ,f B )及びBPフィルタで
の周波数(Δf A ,Δf B )の設定を行なう。この場合
は、被呼装置の変調回路での周波数をf A 15、BPフ
ィルタでの周波数をΔf B 12と設定した状態で処理を
進める。ステップ202において、発呼装置は変調周波
数fA で起動コマンドを送信する。ステップ203に
おいて、上記ステップ202で発呼装置から送信された
変調周波数を被呼 装置が応答受信可能か否かを判断す
る。ここでは、被呼装置のBPフィルタの透過周波数帯
域がΔfB 12であるため発呼装置より変調周波数f A
1で送信された起動コマンドはBPフィルタ12で遮
断され復調回路14届かない。したがって、被呼装置
は起動コマンドに対する応答を返さないので、発呼装置
は応答を受信できない。そのため、ステップ204に進
み、ステップ204において、変調回路の周波数とBP
フィルタの周波数をそれぞれf B 2とΔf A 4に設定変更
する。ステップ205において、発呼装置は変調周波数
B で起動コマンドを送信する。ステップ206にお
いて、上記ステップ205で発呼装置から送信された変
調周波数を被呼装置が応答受信可能か否かを判断する。
今度は、被呼装置のBPフィルタの透過周波数帯域がΔ
B 12であるため、発呼装置より変調周波数f B 2で
信された起動コマンドはBPフィルタ12を透過し復
調回路14に届く。その後、ステップ208において、
被呼装置は受信した起動コマンドに対する応答を返す。
【0013】以上、図2においてはステップ201→2
02→203→204→ 205→206→208の順
で、応答確認が行なわれ、その後全2重通信が実現され
る。
【0014】(2)被呼装置の周波数設定がそれぞれf
B,ΔfAの場合についてその処理の流れを上記(1)と
同じ考えに基づいて説明する。ステップ201におい
て、発呼装置及び被呼装置はそれぞれ変調回路での周波
数(f A ,f B )及びBPフィルタでの周波数(Δf A
Δf B )の設定を行なう。この場合は、被呼装置の変調
回路での周波数をf B 16、BPフィルタでの周波数を
Δf A 11と設定した状態で処理を進める。ステップ2
02において、発呼装置は変調周波数f A 1で起動コマ
ンドを送信する。ステップ203において、上記ステッ
プ202で発呼装置から送信された変調周波数を被呼装
置が応答受信可能か否かを判断する。ここでは、被呼装
置のBPフィルタの透過周波数帯域がΔf A 11である
ため、発呼装置より変調周波数f A 1で送信された起動
コマンドは、BPフィルタ11を透過し復調回路14に
届く。その後、ステップ208において、被呼装置は受
信した起動コマンドに対する応答を返す。以上、図2に
おいてはステップ201→202→203→208の順
で、応答確認が行なわれ、その後全2重通信が実現され
る。また同一装置内の変調回路の周波数とBPフィル
タの透過周波数が異なる値に設定されている為、例えば
発呼装置が発信したデータは被呼装置の受光回路で受信
されると共に回折反射等により発呼装置の受光回路で
も受信されるがこのデータはBPフィルタで遮断され復
調回路に届かない。従って従来ソフトウェアで処理
していた発信データの回り込み処理を上記で説明した構
成からなるハードウェアで行なえる。
【0015】その他本発明は、上記しかつ図面に示した
実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しな
い範囲内で適宜変形して実施できることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】本発明の赤外線通信装置によれば、自装
置が発信したデータと相手装置から発信したデータとの
区別をハードウェアで行なえる、つまり具体的にハード
ウェアとしては、自装置及び相手装置は、異なる変調周
波数を持つ2つの変調回路と、その異なる変調周波数に
対応する2つのバンドパスフィルタと、を備えること
で、自装置が発信したデータの変調周波数と相手装置が
受信できるデータの変調周波数とを確認する通信プロト
コルを用いて、自装置と相手装置間でのデータ通信時に
使用する周波数帯域を一致させる制御が、行なえるた
め、ソフトウェアの負担が軽減できる。更に全2重通信
が実現できるため通信時間の短縮と伝送手順の柔軟性の
向上が可能となり、操作性の非常に優れた赤外線通信装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の構成図である。
【図2】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図3】従来装置の構成図である。
【符号の説明】
1 変調回路fA 2 変調回路fB 3 発光回路 4 BP(バンドパス)フィルタΔfA 5 BP(バンドパス)フィルタΔfB 6 受光回路 7 復調回路 8 制御回路 11 BP(バンドパス)フィルタΔfA 12 BP(バンドパス)フィルタΔfB 13 受光回路 14 復調回路 15 変調回路fA 16 変調回路fB 17 発光回路 18 制御回路 31 変調回路fA 32 発光回路 33 BP(バンドパス)フィルタΔfA 34 受光回路 35 復調回路 36 制御回路 41 BP(バンドパス)フィルタΔfA 42 受光回路 43 復調回路 44 変調回路 A 45 発光回路 46 制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調回路とバンドパスフィルタと
    調回路と制御回路とを備える赤外線通信装置に
    て、前記装置は、 前記変調回路として 異なる変調周波数をそれぞれ持つ2
    つの変調回路を、 前記バンドパスフィルタとして 前記異なる変調周波数の
    各周波数帯域のみを通過させる2つのバンドパスフィル
    を、 備え、 送信側装置は、データ転送前に前記変調回路と前記バン
    ドパスフィルタの周波数を各々異なる周波数で動作可能
    なように設定して、その設定した周波数にて受信側装置
    にデータ送信を行ない、 受信側装置からの応答が有りの場合は受信側装置との間
    でのデータ通信が可能となり、 受信側装置からの応答が無しの場合は受信側装置との間
    でのデータ通信が不可能なため、 送信側装置は前記設定されている前記変調回路と前記バ
    ンドパスフィルタの各々周波数を異なるもう一方の周波
    数で動作可能なように設定変更し、その設定変更した周
    波数にて受信側装置にデータ送信を行なうことで、送信
    側装置の送信時の周波数と受信側装置の受信時の周波数
    の周波数帯域を一致させて、両装置間でのデータ通信を
    可能とする通信プロトコルを前記制御回路による制御に
    て実現する ことを特徴とする赤外線通信装置。
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