JP3025218U - 陳列ケース及び陳列用棚 - Google Patents
陳列ケース及び陳列用棚Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コスト減を図ることができると共に、その取
扱いも簡単で、且つ幾つもの連結が可能であり、更に、
陳列作業も簡単にできる上、消費者にとって非常に見や
すい陳列ケース及び該陳列ケースに使用される陳列用棚
を提供することを課題とする。 【解決手段】 底面部1 と該底面部1 に対して垂直方向
に設けられた背面部2 及び一対の側面部3,3'より構成さ
れ、正面部4 及び天井面部5 が開放された陳列ケースで
あって、且つ前記底面部1 には陳列物B の載置が可能で
ある陳列ケースにおいて、前記側面部3,3'における底面
部1 と当接する下辺7 の長さL1が上辺8 の長さL2より長
く構成され、且つ該上辺8 には、他の陳列ケースの前記
下辺7 に夫々嵌合可能な連結手段12が設けられて構成さ
れている。
扱いも簡単で、且つ幾つもの連結が可能であり、更に、
陳列作業も簡単にできる上、消費者にとって非常に見や
すい陳列ケース及び該陳列ケースに使用される陳列用棚
を提供することを課題とする。 【解決手段】 底面部1 と該底面部1 に対して垂直方向
に設けられた背面部2 及び一対の側面部3,3'より構成さ
れ、正面部4 及び天井面部5 が開放された陳列ケースで
あって、且つ前記底面部1 には陳列物B の載置が可能で
ある陳列ケースにおいて、前記側面部3,3'における底面
部1 と当接する下辺7 の長さL1が上辺8 の長さL2より長
く構成され、且つ該上辺8 には、他の陳列ケースの前記
下辺7 に夫々嵌合可能な連結手段12が設けられて構成さ
れている。
Description
【0001】
本考案は、主に化粧やアクセサリー等の装飾品などを陳列して消費者に見ても らうための陳列ケース及び該ケースに使用される陳列用棚に関するものである。
【0002】
従来より、この種の陳列ケースは多々存在するが、中でもが数多くのものを陳 列しようとする場合は、通常棚の数を増やし、例えば、登録実用新案第3011 081号公報に記載されているように、底面部101 と該底面部101 に対して垂直 方向に設けられた背面部102 、及び該底面部101 に対して平行に設けられた天井 1部103 、並びに左右一対の側面部104 より構成され、正面部分105 が開放され た陳列ケースがある。
【0003】 前記陳列ケースにおいては、図13で示すように、前記左右一対の側面部104 には底面部101 と平行方向に複数個の溝条106 大型板鏡面付き陶装板が設けられ て、該溝条106 に商品陳列用の棚107 が所定間隔にて取り出し自在に嵌合されて いる。
【0004】 前記陳列ケースは、複数個の棚107 が存在し、図で示すように、前記底面部10 1 の前端部108 近傍、各棚107 の前端部109 、更に、天井面部103 及び該天井面 部103 の後端部110 近傍には内部に照明体111 を夫々設け、バックライト効果を 有するようにしている。
【0005】
しかしながら、上記のような棚が複数個設けられた、多少大型の陳列ケースで あれば、上方の棚の影になって下方の棚に載置されたものが見えにくいので、上 記のように照明体111 が必ず必要となり、そのための電球や電源装置の設定に至 っては構成も複雑となるばかりでなく、コスト高となり、また、大型であるため 、持ち運び等における取扱いにおいても非常に不便であった。
【0006】 また、棚107 の位置や個数(前記側面部104 の外側の設けられた溝条106 にも 棚107 は嵌合される。) の変更はできるにしても、該陳列ケース自体の連結、背 中合わせに2つできるだけで、このような背中合わせの連結は消費者が見るのに 中空部に載置される場合であれば、周縁全てを見ることが可能であるが、通常壁 際等に載置することが多く、その際は全く意味がない連結であった。
【0007】 更に、前記棚107 の奥に載置された商品は消費者には見えにくく、棚107 を手 前に引いて奥の商品を見るようにすれば、その際、棚107 自体が落ちてしまった り、また、棚107 から商品が落ちるおそれもあった。
【0008】 そこで、本考案はこのような問題点を解決するためになされたものであり、コ スト減を図ることができると共に、その取扱いも簡単で、且つ幾つもの連結が可 能であり、更に、陳列作業も簡単にできる上、消費者にとって非常に見やすい陳 列ケース及び該陳列ケースに使用される陳列用棚を提供することを課題とする。
【0009】
上記課題を解決するためになされた第一の技術的手段は、陳列ケースにあり、 その一つの手段は、底面部1 と該底面部1 に対して垂直方向に設けられた背面部 2 及び一対の側面部3,3'より構成され、正面部4 及び天井面部5 が開放された陳 列ケースであって、且つ前記底面部1 には陳列物B の載置が可能である陳列ケー スにおいて、前記側面部3,3'における底面部1 と当接する下辺7 の長さL1が上辺 8 の長さL2より長く構成され、且つ該上辺8 には、他の陳列ケースの前記下辺7 に夫々嵌合可能な連結手段12が設けられてなることを特徴とするものである。
【0010】 また、他の一つの手段は、底面部1 と該底面部1 に対して垂直方向に設けられ た背面部2 及び一対の側面部3,3'より構成され、正面部4 及び天井面部5 が開放 された陳列ケースであって、且つ前記底面部1 には陳列物B の載置が可能である と共に、前記一対の側面部3,3'間に陳列用棚20が設けられ、該陳列用棚20にも陳 列物B の載置が可能である陳列ケースにおいて、前記側面部3,3'における底面部 1 と当接する下辺7 の長さL1が上辺8 の長さL2より長く設けられていると共に、 前記陳列用棚20は反転使用可能で、且つ反転させることにて該陳列用棚20の設置 位置が変更されることを特徴とするものである。
【0011】 更に、他の一つの手段は、底面部1 と該底面部1 に対して垂直方向に設けられ た背面部2 及び一対の側面部3,3'より構成され、正面部4 及び天井面部5 が開放 された陳列ケースであって、且つ前記底面部1 には陳列物B の載置が可能である と共に、前記一対の側面部3,3'間に陳列用棚20が設けられ、該陳列用棚20にも陳 列物B の載置が可能である陳列ケースにおいて、前記側面部3,3'における底面部 1 と当接する下辺7 の長さL1が上辺8 の長さL2より長く設けられていると共に、 前記陳列用棚20は反転使用可能なように、該陳列用棚20における背面部2 と当接 する後辺29から所定長さの支持板30が一垂直方向に延設されてなることを特徴と する陳列ケース。
【0012】 他の一つの手段は、底面部1 と該底面部1 に対して垂直方向に設けられた背面 部2 、及び内面側に直立凸状の幾つかの所定高さを有するリブ19が設けられた一 対の側面部3,3'より構成され、正面部4 及び天井面部5 が開放された陳列ケース であって、且つ前記底面部1 には陳列物B の載置が可能であると共に、前記一対 の側面部3,3'間に陳列用棚20が設けられ、該陳列用棚20にも陳列物B の載置が可 能である陳列ケースにおいて、前記側面部3,3'における底面部1 と当接する下辺 7 の長さL1が上辺8 の長さL2より長く設けられていると共に、前記陳列用棚20は 反転使用可能なように、前記一方の側面部3 に設けられるリブ19と他方の側面部 3'に設けられるリブ19が夫々異なる位置に立設されていると共に、該リブ19と嵌 合する凹状の切欠部33が該陳列用棚20における側面部3,3'と当接する側辺32に設 けられ、且つ該陳列用棚20を反転させた時に、前記リブ19の上端部42にて、該陳 列用棚20が載架されてなることにある。
【0013】 本考案に係る第二の技術的手段は、前記陳列ケースに使用される陳列用棚にあ り、その一つの手段は、底面部1 と該底面部1 に対して垂直方向に設けられた背 面部2 及び一対の側面部3,3'より構成され、正面部4 及び天井面部5 が開放され た陳列ケースの前記一対の側面部3,3'間に設けられる陳列用棚20において、該陳 列用棚20は反転させることにて設置位置の変更が可能なように、該陳列用棚20に おける背面部2 と当接する後辺29から所定長さの支持板30が一垂直方向に延設さ れてなることにある。
【0014】 また、他の一つの手段は、底面部1 と該底面部1 に対して垂直方向に設けられ た背面部2 、及び内面側に直立凸状の幾つかの所定長さを有するリブ19が設けら れた一対の側面部3,3'より構成され、且つ正面部4 及び天井面部5 が開放された 陳列ケースの、前記一対の側面部3,3'間に設けられる陳列用棚20であり、該陳列 用棚20は反転させることにて設置位置の変更が可能なように、該陳列用棚20にお ける前記一方の側面部3 と当接する側辺32に、前記リブ19と嵌合する凹状の切欠 部33が設けられると共に、他方の側面部3'と当接する側辺32には、前記切欠部33 とは異なる位置に該切欠部33が設けられ、且つ該陳列用棚20を反転させた時に、 前記リブ19の上端部42にて、該陳列用棚20が載架されてなることである。
【0015】 更に、他の一つの手段は、底面部1 と該底面部1 に対して垂直方向に設けられ た背面部2 、及び内面側に直立凹状の幾つかの所定長さを有する溝部43が設けら れた一対の側面部3,3'より構成され、且つ正面部4 及び天井面部5 が開放された 陳列ケースの、前記一対の側面部3,3'間に設けられる陳列用棚20であり、該陳列 用棚20は反転させることにて設置位置の変更が可能なように、該陳列用棚20にお ける前記一方の側面部3 と当接する側辺32に、前記溝部43に嵌合する凸状の突起 部44が設けられると共に、他方の側面部3'と当接する側辺32には、前記突起部44 とは異なる位置に該突起部44が設けられ、且つ該陳列用棚20を反転させた時に、 前記溝部43の下端部にて、該陳列用棚20が載架されてなることである。
【0016】 上記構成からなる本考案の陳列ケースにおいては、該陳列ケースを前記連結手 段12にて複数個積み重ねて連結させる場合、背面部2 を揃えて(面一にして)連 結させると、下の方に位置する陳列ケースに載置された陳列物B が見にくくなる 恐れがあるが、本考案の陳列ケースは、側面部3,3'における底面部1 と当接する 下辺7 の長さ(L1)が上辺8 の長さ(L2)より長く構成されているので、側面部3,3' 側からも内部が見やすくなると共に、短い方の上辺8 を他の陳列ケースの長い方 の下辺7 の好きな位置に嵌合することができるので、下側に位置する陳列ケース を手前に出して位置させることで、奥の方まで充分見ることができ、影になって 見えなくなる恐れもない。
【0017】 また、前記一対の側面部3,3'間に設けられる陳列用棚20が反転使用可能で、且 つ反転させることにて該陳列用棚20の設置位置が変更できるものであれば、陳列 物B の大きさや種類、その他、目的に応じて適宜位置に陳列用棚20を極簡単な手 段にて移動させることができ、非常に便利である。
【0018】 更に、本考案に係る陳列用棚20であれば、単に反転させるだけで、該陳列用棚 20の設置位置を自在に変更させることができ、陳列ケースに使用する棚として、 その取り扱いが非常に容易である。
【0019】
本考案に係る陳列ケース及び該陳列ケースに使用される陳列用棚の実施形態に ついて、図面に基づき以下説明する。
【0020】 図1で示すように、本考案に係る陳列ケース本体A は、合成樹脂等からなり、 底面部1 と該底面部1 の後端部1a及び側端部1bに対して垂直方向に設けられた、 同じ高さの背面部2 と一対の側面部3,3'、並びに前記底面部1 の前端部1cから垂 直方向に設けられた短い高さの正面部4 が一体的に構成され、該正面部4 の上方 5 及び天井面部6 が開放されて構成されている。
【0021】 前記一対の側面部3,3'の底面部1 と当接する下辺7 の長さL1は、上辺8 の長さ L2より長く構成され、該上辺8 の前方角部9 と下辺7 の前方角部10とを結ぶ線11 は曲線状に設けられていると共に、該下辺7 の前方角部10の高さが前記正面部4 の高さと同じになるように、該前方角部10と正面部4 の上方角部11とが結合され ている。
【0022】 また、前記側面部3,3'の上辺8 には、同一の陳列ケースを上方に連結載置可能 なように、その連結手段12として凸状の突出部13が複数個設けられていると共に 、該側面部3,3'の下辺7 には、前記突出部13が嵌合される凹状の係止部(図示省 略)が一辺全体に設けられ、更に、前記側面部3,3'の下方近傍には、同一の陳列 ケースを横方に連結可能なように、その一方の側面部3 には穿設穴14が、他方の 側面部3'外面側には該穿設穴14a が嵌合される突起部14b が夫々設けられている 。
【0023】 更に、前記陳列ケース本体A の、底面部1 及び背面部2 には、様々な間隔にて 矩形状の穿設穴15が複数個設けられ、後述する仕切り板16の下方突設部17及び奥 突設部18がそれぞれ任意の位置に嵌合されるように構成されている。
【0024】 本考案の陳列ケース本体A の側面部3,3'内面側には、直立凸状の幾つかの所定 高さを有するリブ19が、該一方の側面部3 と他方の側面部3'とで、異なる位置に 夫々設けられ、後述する陳列用棚20の各高さでの設置を施している。
【0025】 上記のように構成された陳列ケース本体A には、以下に述べる様々な付属品が 目的に応じて付設できるようになっている。
【0026】 前記付属品の種類としては、図2で示すように、上記仕切り板16、陳列用棚20 の他、前記底面部1 の前端部1cに立設されている前記正面部4 に被着される表示 体21があり、該表示体21は、正面から見やすいように円弧状に形成されて、且つ 表示された紙31やポスター等を両端で挟持できる差込み式の挟持部材22を有する 表示部23が突設されていると共に、該表示部23の後端部24にはある所定の陳列物 B の載置が可能なように、前記底面部1 に緩嵌され、且つその後方に陳列用棚20 が載置可能な段部25を有する箱状の陳列部位26が設けられている。
【0027】 また、前記仕切り板16は透明のプラスチック板などから構成され、前記底面部 1 の穿設穴15に差し込んで立設させる下方突設部17及び、背面部2 の穿設穴15に 差し込んで安定させる奥突設部18とが夫々設けられている。
【0028】 本考案に係る陳列用棚20には、その前方に、前記表示体21の陳列部位26後方に 設けられた段部25に載置されるT字状の係止部27が一体的に設けられていると共 に、棚部28は、前記陳列部位26が載置されるスペースを除く底面部1 の大きさに 併せて、例えば、その側辺32の長さを前記陳列ケース本体A の側面部3,3'におけ る上辺8 の長さL2と同様、或いはそれ以下の大きさとし、底面部1 に緩嵌可能な ように構成され、且つ前記仕切り板16の下方突設部17が立設される穿設穴15’が 設けられている。
【0029】 また、本考案の前記陳列用棚20には、その後方の前記背面部2 と当接する後辺 29からは垂直下方向に延設される所定長さの支持板30が一体的に設けられ、該支 持板30の高さと、前記陳列部位26後方に設けられた段部25の高さとを適合させ、 その高さに陳列用棚20が設置されるようにしている。
【0030】 また、前記陳列用棚20の側辺32には、前記陳列ケース本体A の側面部3,3'内面 側に設けられた幾つかのリブ19が嵌合する、該リブ19の外周よりやや大きめの嵌 凹状の切欠部33が設けられている。
【0031】 上記のように夫々構成された付属品を全部付設させた場合の実施形態を図3で 示すが、前記陳列用棚20の支持板30の高さ及び陳列部位26の段部25の高さを適宜 調節することで、様々な高さの陳列用棚20となり得る。
【0032】 次に、上記のように構成された陳列ケースに実際に陳列物B を陳列した一使用 例について、例えば、該陳列物B として化粧品(口紅)を陳列する場合を挙げて 説明する。
【0033】 先ず、前記陳列用棚20を使用せず、仕切り板16及び表示体21のみ付設させた場 合の例であるが、図4で示すように、前記仕切り板16の下方突設部17及び奥突設 部18は陳列ケース本体A の底面部1 及び背面部2 の適宜位置に夫々嵌め込まれ、 各種化粧品を該仕切り板16毎に分類して載置できるようにする。
【0034】 また、前記表示体21の陳列部位26には、化粧品陳列用に複数個の穴35が設けら れた陳列板36(化粧品の陳列個数によって適宜数の穴35が設けられた陳列板36を 図4で示すように、自在に変更させて使用する。)が載架され、その複数個の穴 35には前記底面部1 に載置された各種化粧品の見本品37が適宜挿嵌されている。
【0035】 更に、前記表示体21の表示部23には、その見本品37の説明や商品名等が記載さ れた紙31が簡単に差し込まれ、取替自在に挟持されて、前記各種化粧品の宣伝を 施している。
【0036】 前記本考案の陳列ケースは、側面部3,3'における底面部1 と当接する下辺7 の 長さL1が上辺8 の長さL2より長く設けられているので、図5で示すように、前記 側面部3,3'に設けられた突出部13に係止部を嵌合させて、同一の該陳列ケースを 上方に複数個連結載置させる場合、背面部2 を全て面一にする必要性はなく、下 方の陳列ケースは陳列物B の出し入れがしにくくなると共に、奥側に載置された 陳列物B が影になって見にくくなるのを防止するために、側面部3,3'の中央あた りや、そのやや前方に連結載置させて、階段状に構成させることができる。
【0037】 前記の場合全体的に不安定となり易いので、例えば、図6で示すような、幾つ かの段部38を有する壁板39を用いて、該壁板39の段部38に手前に飛び出させる分 の陳列ケースを載置させ、固定させるようにすることが好ましい。
【0038】 また、前記陳列ケースの連結個数が多くなり、上方の背面部2 を面一に設定さ せた陳列ケースにおける見本品37をも見にくくなるような場合であれば、図7で 示すような上方に幾つかの光通穴40が設けられ、且つ内部にライト(図示省略) を収納したたライトボックス41を前記陳列ケース本体A の底面部1 に設けること が好ましい。
【0039】 上記のような、ライトボックス41は前記複数連結させる陳列ケースの全てに設 ける必要はなく、例えば、図8で示すように、一つ置きに設置させたり、その設 け方は適宜自在である。
【0040】 次に、本考案の陳列ケース本体に前記陳列用棚20を設置させる場合について、 説明する。
【0041】 先ず、前記陳列ケース本体A における底面部1 には陳列せず、陳列用棚20のみ を使用する場合であるが、図3で示すように、陳列用棚20の側辺32に設けられた 切欠部33に陳列ケース本体A の側面部3,3'に設けられたリブ19を嵌合すると共に 、陳列用棚20の支持板30を背面部2 側に立てかけ、更に、陳列部位26後方に設け られた段部25にT字状の係止部27を載置することで、陳列ケース本体A の底面部 1 上に陳列用棚20が設定され、該陳列用棚20上に前記同様仕切り板16を適宜間隔 にて設置し、陳列物B を載置して使用することができる。
【0042】 また、前記陳列ケース本体A における底面部1 にも、陳列用棚20にも陳列させ る場合は、図9で示すように、該陳列用棚20の上下を反転させるだけで、底面部 1 上に一つの棚が、また陳列用棚20上に一つの棚が夫々構成され、何れの棚も同 時に使用することが可能となる。
【0043】 この際、図10,詳しくは図11で示すように、前記一方の側面部3 に設けら れたリブ19の位置と、他方の側面部3'に設けられたリブ19の位置及びそれに伴う 切欠部33の位置が陳列用棚20の左右側辺32で異なるので、陳列用棚20の上下を反 転させると、前記リブ19に切欠部33が嵌合されることはなく、該リブ19の上端部 42上に陳列用棚20の左右側辺32が載架される状態となって止まる。
【0044】 従って、前記リブ19の高さを目的に応じた様々な高さに設けることにて、陳列 用棚20の高さを調節することもできるし、それに加えて、前記支持板30の高さを 変更させることで、幾つかの陳列用棚20を同時に使用することも可能である。
【0045】 上述のように、本考案の陳列ケースにおける陳列用棚20であれば、非常に簡単 な手段にて棚の高さの調整、及び棚の数の調整ができ、それ以上に棚が必要な際 は、単に該陳列ケースを連設させていけば良いので、本考案のおける陳列ケース の取扱いは非常に容易で、且つ便利である。
【0046】 勿論、本考案に係る陳列用棚20においては、前記実施形態に限定されることは なく、例えば、図12で示すように、前記側面部3,3'の上方から、該陳列用棚20 を載架したい位置までに溝部43を設けると共に、陳列用棚20の側辺32には、該溝 部43に嵌合する突起部44を夫々設けるというように、前記嵌合手段を逆に設けて も良いし、また、前記嵌合,係止手段さえ存在すれば、前記支持板30やT字状の 係止部27等は設けられてなくても良い。
【0047】 また、図13で示すように、前記陳列用棚20と、表示体21とを一体的に形成し た付属品をそのまま陳列ケース本体A に載置させても良く、この場合等は、陳列 ケース本体A の正面部4 を設ける必要はない。
【0048】 更に、上記実施形態では、表示体21等を別途設けて、取付け自在としたが、例 えば、前記表示体21における表示部23は、前記陳列ケース本体A の正面部4 と一 体的に設けても良いし、また、陳列部位26などにおいても陳列ケース本体A の底 面部1 と一体的に設けて良い。
【0049】 尚、本考案に係る陳列ケース本体A 、及びそれに付設される陳列用棚20等の付 属品は上記実施形態のものに限定されることはなく、その形状、大きさ、その他 の付属品等については、本考案の範疇内にて、適宜設計変更自在である。
【0050】
叙上のように、本考案に係る陳列ケースであれば、上下左右に自在に複数個の 該陳列ケースを連結させていくことが可能であるが、該陳列ケースを前記連結手 段にて複数個積み重ねて連結させる場合、背面部を揃えて連結させると、下の方 に位置する陳列ケースに載置された陳列物が見にくくなる恐れがあるが、本考案 の陳列ケースであれば、側面部における底面部と当接する下辺の長さが上辺の長 さより長く構成されているので、側面部側からも内部が見やすくなると共に、そ のような際は、短い方の上辺を他の陳列ケースの長い方の下辺の好きな位置に嵌 合することができ、下側に位置する陳列ケースを手前に出して位置させることが 自由にできるので、単に移動させるだけで、奥の方まで充分見ることができ、影 になって見えなくなる恐れもない。
【0051】 また、前記一対の側面部間に設けられる陳列用棚が反転使用可能で、且つ反転 させることにて該陳列用棚の設置位置が非常に簡単に変更できるので、陳列物の 大きさや種類、その他、目的に応じて陳列用棚の支持板や側面部に設けるリブ, 或いは溝部の長さを適宜変更させることで、陳列用棚を自在の高さに移動でき、 それによって、容易に陳列用棚の設置換えができるので、非常に便利である。
【0052】 更に、本考案に係る陳列用棚であれば、単に反転させるだけで、該陳列用棚の 設置位置を自在に変更させることができ、陳列ケースに使用する棚として、その 取り扱いが非常に容易である。
【0053】 また、前記陳列用棚以外にも表示部等の付属品を付設することが可能で、特に 表示部を円弧状にすると見やすいし、更に、該表示部を紙等の差込み式としたも のであれば、陳列物を変更させる毎に簡単に取り替えることができる。
【図1】本考案に係る陳列ケース本体の一実施形態を示
す斜視図。
す斜視図。
【図2】本考案の陳列ケースの一実施形態を示す分解斜
視図。
視図。
【図3】本考案の陳列ケースの一実施形態を示す斜視
図。
図。
【図4】本考案に係る陳列ケースの付属品の一実施形態
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図5】本考案の陳列ケースの一使用様態を示す側面
図。
図。
【図6】本考案に係る陳列ケースの付属品の一実施形態
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図7】本考案に係る陳列ケースの付属品の一実施形態
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図8】本考案の陳列ケースの一使用様態を示す側面
図。
図。
【図9】本考案の陳列ケースの他の実施形態を示す斜視
図。
図。
【図10】本考案の陳列ケースの他の実施形態の一部断
面を示す上面説明図。
面を示す上面説明図。
【図11】同、一部破断の断面を示す上面説明図。
【図12】本考案の陳列ケースの他の実施形態の一部断
面を示す上面図。
面を示す上面図。
【図13】本考案に係る陳列ケースの付属品の他の実施
形態を示す斜視図。
形態を示す斜視図。
【図14】従来例を示す斜視図。
1 底面部 2 背面部 3 一方の側面部 3’他方の側面部 4 正面部 5 天井面部 7 側面部の下辺 8 側面部の上辺 12 連結手段 19 リブ 20 陳列用棚 23 表示部 26 陳列部位 29 陳列用棚の後辺 30 支持板 33 切欠部 42 リブの上端部 43 溝部 44 突起部 A 陳列ケース本体 B 陳列物 L1 側面部の下辺の長さ L2 側面部の上辺の長さ
Claims (11)
- 【請求項1】 底面部(1) と該底面部(1) に対して垂直
方向に設けられた背面部(2) 及び一対の側面部(3),(3')
より構成され、正面部(4) 及び天井面部(5) が開放され
た陳列ケースであって、且つ前記底面部(1) には陳列物
(B) の載置が可能である陳列ケースにおいて、前記側面
部(3),(3')における底面部(1) と当接する下辺(7) の長
さ(L1)が上辺(8) の長さ(L2)より長く構成され、且つ該
上辺(8)には、他の陳列ケースの前記下辺(7) に夫々嵌
合可能な連結手段(12)が設けられてなることを特徴とす
る陳列ケース。 - 【請求項2】 底面部(1) と該底面部(1) に対して垂直
方向に設けられた背面部(2) 及び一対の側面部(3),(3')
より構成され、正面部(4) 及び天井面部(5) が開放され
た陳列ケースであって、且つ前記底面部(1) には陳列物
(B) の載置が可能であると共に、前記一対の側面部(3),
(3')間に陳列用棚(20)が設けられ、該陳列用棚(20)にも
陳列物(B) の載置が可能である陳列ケースにおいて、前
記側面部(3),(3')における底面部(1) と当接する下辺
(7) の長さ(L1)が上辺(8) の長さ(L 2)より長く設けられ
ていると共に、前記陳列用棚(20)は反転使用可能で、且
つ反転させることにて該陳列用棚(20)の設置位置が変更
されることを特徴とする陳列ケース。 - 【請求項3】 底面部(1) と該底面部(1) に対して垂直
方向に設けられた背面部(2) 及び一対の側面部(3),(3')
より構成され、正面部(4) 及び天井面部(5) が開放され
た陳列ケースであって、且つ前記底面部(1) には陳列物
(B) の載置が可能であると共に、前記一対の側面部(3),
(3')間に陳列用棚(20)が設けられ、該陳列用棚(20)にも
陳列物(B) の載置が可能である陳列ケースにおいて、前
記側面部(3),(3')における底面部(1) と当接する下辺
(7) の長さ(L1)が上辺(8) の長さ(L 2)より長く設けられ
ていると共に、前記陳列用棚(20)は反転使用可能なよう
に、該陳列用棚(20)における背面部(2) と当接する後辺
(29)から所定長さの支持板(30)が一垂直方向に延設され
てなることを特徴とする陳列ケース。 - 【請求項4】 底面部(1) と該底面部(1) に対して垂直
方向に設けられた背面部(2) 、及び内面側に直立凸状の
幾つかの所定高さを有するリブ(19)が設けられた一対の
側面部(3),(3')より構成され、正面部(4) 及び天井面部
(5) が開放された陳列ケースであって、且つ前記底面部
(1) には陳列物(B) の載置が可能であると共に、前記一
対の側面部(3),(3')間に陳列用棚(20)が設けられ、該陳
列用棚(20)にも陳列物(B) の載置が可能である陳列ケー
スにおいて、前記側面部(3),(3')における底面部(1) と
当接する下辺(7) の長さ(L1)が上辺(8) の長さ(L2)より
長く設けられていると共に、前記陳列用棚(20)は反転使
用可能なように、前記一方の側面部(3) に設けられるリ
ブ(19)と他方の側面部(3')に設けられるリブ(19)が夫々
異なる位置に立設されていると共に、該リブ(19)と嵌合
する凹状の切欠部(33)が該陳列用棚(20)における側面部
(3),(3')と当接する側辺(32)に設けられ、且つ該陳列用
棚(20)を反転させた時に、前記リブ(19)の上端部(42)に
て、該陳列用棚(20)が載架されてなることを特徴とする
陳列ケース。 - 【請求項5】 前記陳列用棚(20)における背面部(2) と
当接する後辺(29)からは垂直方向に所定長さの支持板(3
0)が延設されてなる請求項4記載の陳列ケース。 - 【請求項6】 前記陳列用棚(20)の側辺(32)の長さが、
前記側面部(3),(3')における上辺(7) の長さ(L2)以下で
ある請求項2〜5何れかに記載の陳列ケース。 - 【請求項7】 前記底面部(1) の前端部(1c)側からは、
円弧状の表示部(23)が突設されてなる請求項1〜6何れ
かに記載の陳列ケース。 - 【請求項8】 前記表示部(23)後端部(24)には陳列物
(B) の載置が可能なように、前記底面部(1) に緩嵌され
る陳列部位(26)が設けられてなる請求項7記載の陳列ケ
ース。 - 【請求項9】 底面部(1) と該底面部(1) に対して垂直
方向に設けられた背面部(2) 及び一対の側面部(3),(3')
より構成され、正面部(4) 及び天井面部(5) が開放され
た陳列ケースの前記一対の側面部(3),(3')間に設けられ
る陳列用棚(20)において、該陳列用棚(20)は反転させる
ことにて設置位置の変更が可能なように、該陳列用棚(2
0)における背面部(2) と当接する後辺(29)から所定長さ
の支持板(30)が一垂直方向に延設されてなる特徴とする
陳列用棚。 - 【請求項10】 底面部(1) と該底面部(1) に対して垂
直方向に設けられた背面部(2) 、及び内面側に直立凸状
の幾つかの所定長さを有するリブ(19)が設けられた一対
の側面部(3),(3')より構成され、且つ正面部(4) 及び天
井面部(5) が開放された陳列ケースの、前記一対の側面
部(3),(3')間に設けられる陳列用棚(20)であり、該陳列
用棚(20)は反転させることにて設置位置の変更が可能な
ように、該陳列用棚(20)における前記一方の側面部(3)
と当接する側辺(32)に、前記リブ(19)と嵌合する凹状の
切欠部(33)が設けられると共に、他方の側面部(3')と当
接する側辺(32)には、前記切欠部(33)とは異なる位置に
該切欠部(33)が設けられ、且つ該陳列用棚(20)を反転さ
せた時に、前記リブ(19)の上端部(42)にて、該陳列用棚
(20)が載架されてなることを特徴とする陳列用棚。 - 【請求項11】 底面部(1) と該底面部(1) に対して垂
直方向に設けられた背面部(2) 、及び内面側に直立凹状
の幾つかの所定長さを有する溝部(43)が設けられた一対
の側面部(3),(3')より構成され、且つ正面部(4) 及び天
井面部(5) が開放された陳列ケースの、前記一対の側面
部(3),(3')間に設けられる陳列用棚(20)であり、該陳列
用棚(20)は反転させることにて設置位置の変更が可能な
ように、該陳列用棚(20)における前記一方の側面部(3)
と当接する側辺(32)に、前記溝部(43)に嵌合する凸状の
突起部(44)が設けられると共に、他方の側面部(3')と当
接する側辺(32)には、前記突起部(44)とは異なる位置に
該突起部(44)が設けられ、且つ該陳列用棚(20)を反転さ
せた時に、前記溝部(43)の下端部にて、該陳列用棚(20)
が載架されてなることを特徴とする陳列用棚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012570U JP3025218U (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 陳列ケース及び陳列用棚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012570U JP3025218U (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 陳列ケース及び陳列用棚 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3025218U true JP3025218U (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=43160428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995012570U Expired - Lifetime JP3025218U (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 陳列ケース及び陳列用棚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3025218U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012157665A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-23 | Okamura Corp | 商品陳列什器 |
WO2013108496A1 (ja) * | 2012-01-19 | 2013-07-25 | 河淳株式会社 | 多段陳列棚 |
-
1995
- 1995-11-28 JP JP1995012570U patent/JP3025218U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012157665A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-23 | Okamura Corp | 商品陳列什器 |
WO2013108496A1 (ja) * | 2012-01-19 | 2013-07-25 | 河淳株式会社 | 多段陳列棚 |
JP2013146372A (ja) * | 2012-01-19 | 2013-08-01 | Kawajun Co Ltd | 多段陳列棚 |
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