JP3025189U - 製氷装置 - Google Patents

製氷装置

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JP3025189U
JP3025189U JP1995013480U JP1348095U JP3025189U JP 3025189 U JP3025189 U JP 3025189U JP 1995013480 U JP1995013480 U JP 1995013480U JP 1348095 U JP1348095 U JP 1348095U JP 3025189 U JP3025189 U JP 3025189U
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行利 伏田
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小久保製氷冷蔵株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、包氷食料品を有し、透明度が高く、
視覚的満足度及び味覚的満足度に優れた一定同一形状の
氷塊を短時間で製造することができる製氷装置を提供す
る。 【解決手段】冷却槽2内の冷却媒体液3を循環手段によ
り一定方向に循環させて、冷却媒体液3上に配置した製
氷皿7内の製氷用水6に一定方向から冷却媒体液3によ
る冷却熱を伝達し、一定方向からの氷結晶成長を行う。
この時、前記製氷皿7の上方に配置した撹拌手段9によ
りこの製氷皿7に注入した製氷用水6の撹拌を行い、製
氷用水6中の不純物、気泡を外部に離脱させる。これに
より、前記製氷皿7内に装着した区画セル8の各区画部
8a内の製氷用水6が凍結する際の白濁原因である不純
物、気泡が除去され、各区画部8a内に一定同一形状で
透明度の高い氷塊を短時間で得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
本考案は、一定同一形状の氷塊を製造することができる製氷装置に関するもの である。
【従来の技術】
従来、一定形状を有する透明な氷塊を製造する手段として、アイス缶製氷によ り製氷した大きな氷塊を一定形状の小さい氷塊に切断する方式、又はプレート式 製氷装置により製造した板状の氷塊を一定形状の小さい氷塊に切断する方式、更 に自動製氷機による制約を受けた形状の氷塊の製造等の各種製造手段が知られて いる。 また、従来、一定形状を有する透明な氷の中に造花や装飾品或いは魚具類を包 み込んで、装飾効果を狙った氷塊も知られている。 また、家庭用冷蔵庫により各種農産物や食品を氷中に包み込み、視覚的趣向を 凝らし、味覚的満足を得ようとする試みもなされている。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の一定形状を有する透明な氷塊を製造する手段の 場合、いずれの場合も製氷用水中の不純物や気泡の除去対策が講じられていない か又は不十分で得られる氷塊の透明度が低く、また、製氷に要する時間も多くか かり製氷能率が良好でないという課題がある。 また、上述した従来の装飾効果を狙った氷塊の製造の場合には、あくまで装飾 を目的としたものであり、飲食には不向きである。 更に、上述した従来の家庭用冷蔵庫により各種農産物や食品を氷中に包み込ん だ氷塊を得る場合には、その氷塊は白濁を来し、また、各種農産物や食品が氷塊 中に完包されないことが多くその一部が露出してしまい、視覚的満足度が低いと ともに、各種農産物や食品が早期に劣化してしまい、長期間の保存に耐えず味覚 の点でも不十分である。 そこで、本考案は、上述した従来の課題を解決し、短時間で透明度の高い一定 同一形状の氷塊を製造することができる製氷装置を提供するものである。 また、本考案は、包氷食料品を有し、透明度が高く、視覚的満足度及び味覚的 満足度に優れた一定同一形状の氷塊を短時間で製造することができる製氷装置を 提供するものである。
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案に係る製氷装置は、上部が開口した冷却槽及びこの冷却槽 内において冷却媒体液を一定方向に循環する循環手段からなる製氷手段と、前記 冷却槽内で一定方向に循環する冷却媒体液上に配置されるとともにその内部に製 氷用水を注入した製氷皿と、この製氷皿に対して着脱可能に装着された任意数の 一定同一形状の区画部を有する区画セルと、前記製氷皿内に注入した製氷用水を 撹拌する撹拌手段とを有し、前記撹拌手段による製氷用水の撹拌により製氷用水 中の不純物、気泡を外部に離脱させつつ前記冷却媒体液の一定方向の循環により 製氷皿内の区画セルの各区画部内の製氷用水を凍結させることを特徴とするもの である。 請求項2記載の考案に係る製氷装置は、上部が開口した冷却槽及びこの冷却槽 内において冷却媒体液を一定方向に循環する循環手段からなる製氷手段と、前記 冷却槽内で一定方向に循環する冷却媒体液上に配置されるとともにその内部に製 氷用水を注入した製氷皿と、この製氷皿に対して着脱可能に装着された任意数の 一定同一形状の区画部を有する区画セルと、前記製氷皿内に注入した製氷用水を 撹拌する撹拌手段と、前記区画セルの各区画部内に臨ませる任意数の食品抑え片 を備えるとともに、前記製氷皿の上方でこの製氷皿に対して上下動可能に配置さ れ、前記区画セルの各区画部内に入れた個々の包氷食料品が各区画部内において 前記製氷用水の凍結により固定されるまで前記各食品抑え片により個々の包氷食 料品を抑えた後、各々の食品抑え片を前記製氷皿の上方に上昇させる包氷食料品 拘束手段とを有し、前記撹拌手段による製氷用水の撹拌により製氷用水中の不純 物、気泡を外部に離脱させつつ前記冷却媒体液の一定方向の循環により製氷皿内 の区画セルの各区画部内の製氷用水を前記各包氷食料品を内部に包み込む状態で 凍結させることを特徴とするものである。 請求項3記載の考案に係る製氷装置は、上部が開口した冷却槽及びこの冷却槽 内において冷却媒体液を一定方向に循環する循環手段からなる製氷手段と、前記 冷却槽内で一定方向に循環する冷却媒体液上に配置されるとともにその内部に製 氷用水を注入した製氷皿と、この製氷皿に対して着脱可能に装着された任意数の 一定同一形状の区画部を有する区画セルと、前記製氷皿内に注入した製氷用水を 撹拌する撹拌手段と、前記区画セルの各区画部内に臨ませる任意数の食品抑え片 を備えるとともに、前記製氷皿の上方でこの製氷皿に対して上下動可能に配置さ れ、前記区画セルの各区画部内に入れたホールイチゴ、ホールミニトマト、ホー ルブドウ、ホールチェリー、カットレモン、カットライム、カットオレンジ、食 用花等の農産物又はキャンディー、マシュマロ、ゼリービーンズ、チョコレート 、金平糖、甘納豆等の食品から選ばれる個々の包氷食料品が各区画部内において 前記製氷用水の凍結により固定されるまで前記各食品抑え片により個々の包氷食 料品を抑えた後、各食品抑え片を前記製氷皿の上方に上昇させる包氷食料品拘束 手段とを有し、前記撹拌手段による製氷用水の撹拌により製氷用水中の不純物、 気泡を外部に離脱させつつ前記冷却媒体液の一定方向の循環により製氷皿内の区 画セルの各区画部内の製氷用水を前記各包氷食料品を内部に包み込む状態で凍結 させることを特徴とするものである。 請求項1記載の考案に係る製氷装置によれば、冷却槽内の冷却媒体液を循環手 段により一定方向に循環させて、冷却媒体液上に配置した製氷皿内の製氷用水に 一定方向から冷却媒体液による冷却熱を伝達し、一定方向からの氷結晶成長を行 う。この時、前記製氷皿の上方に配置した撹拌手段によりこの製氷皿に注入した 製氷用水の撹拌を行い、製氷用水中の不純物、気泡を外部に離脱させる。これに より、前記製氷皿内に装着した区画セルの各区画部内の製氷用水が凍結する際の 白濁原因である不純物、気泡が除去され、区画セルの各区画部内に一定同一形状 で透明度の高い氷塊を短時間で得ることができる。 この後、前記製氷皿を冷却槽から取り出し、製氷皿から区画セルを離脱させて 区画セルと各氷塊との熱伝達率の差を利用して各氷塊を強制的に区画セルから離 氷させる。 請求項2記載の考案に係る製氷装置によれば、冷却槽内の冷却媒体液を循環手 段により一定方向に循環させて、該冷却媒体液上に配置した製氷皿内の製氷用水 に一定方向から冷却媒体液による冷却熱を伝達し、一定方向からの氷結晶成長を 行う。この時、前記製氷皿の上方に配置した撹拌手段によりこの製氷皿に注入し た製氷用水の撹拌を行い、製氷用水中の不純物、気泡を外部に離脱させる。また 、包氷食料品拘束手段の各食品抑え片を前記区画セルの各区画部内に入れた個々 の包氷食料品に臨ませて、個々の包氷食料品が各区画部内において前記製氷用水 の凍結により固定されるまで前記各食品抑え片により個々の包氷食料品を抑えた 後、各食品抑え片を前記製氷皿の上方に上昇させる。これにより、前記製氷皿内 に装着した区画セルの各区画部内の製氷用水が凍結する際の白濁原因である不純 物、気泡が除去されるとともに、前記各包氷食料品を内部に包み込んだ一定同一 形状で透明度の高い氷塊を前記区画セルの各区画部内に短時間で得ることができ る。 この後、前記製氷皿を冷却槽から取り出し、製氷皿から区画セルを離脱させて 区画セルと各氷塊との熱伝達率の差を利用して包氷食料品を内部に包み込んだ各 氷塊を強制的に区画セルから離氷させる。 請求項3記載の考案に係る製氷装置によれば、冷却槽内の冷却媒体液を循環手 段により一定方向に循環させて、該冷却媒体液上に配置した製氷皿内の製氷用水 に一定方向から冷却媒体液による冷却熱を伝達し、一定方向からの氷結晶成長を 行う。この時、前記製氷皿の上方に配置した撹拌手段によりこの製氷皿に注入し た製氷用水の撹拌を行い、製氷用水中の不純物、気泡を外部に離脱させる。また 、包氷食料品拘束手段の各食品抑え片を前記区画セルの各区画部内に入れたホー ルイチゴ、ホールミニトマト、ホールブドウ、ホールチェリー、カットレモン、 カットライム、カットオレンジ、食用花等の農産物又はキャンディー、マシュマ ロ、ゼリービーンズ、チョコレート、金平糖、甘納豆等の食品から選ばれる個々 の包氷食料品に臨ませて、個々の包氷食料品が各区画部内において前記製氷用水 の凍結により固定されるまで前記各食品抑え片により個々の包氷食料品を抑えた 後、各食品抑え片を前記製氷皿の上方に上昇させる。これにより、前記製氷皿内 に装着した区画セルの各区画部内の製氷用水が凍結する際の白濁原因である不純 物、気泡が除去されるとともに、前記農産物又は食品から選ばれる各包氷食料品 を内部に包み込んだ一定同一形状で透明度の高い氷塊を前記区画セルの各区画部 内に短時間で得ることができる。 この後、前記製氷皿を冷却槽から取り出し、製氷皿から区画セルを離脱させて 区画セルと各氷塊との熱伝達率の差を利用して前記農産物又は食品から選ばれる 包氷食料品を内部に包み込んだ各氷塊を強制的に区画セルから離氷させる。
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る製氷装置の実施の形態を詳細に説明する。 (実施の形態1) 図1乃至図6は、本考案の実施の形態1を示すものである。 図1に示す実施の形態1の製氷装置1は、断熱材からなり上部が開口した直方 体状に形成され内部に冷却媒体液3が注入される冷却槽2及びこの冷却槽2内に おいて冷却媒体液3を一定方向(図1に示す矢印A方向)に循環させる循環手段 としての熱交換機4とからなる製氷手段5と、前記冷却槽2内で一定方向に循環 する冷却媒体液3上に配置されるとともにその内部に製氷用水6を注入した製氷 皿7と、この製氷皿7に対して着脱可能に装着された任意数の一定同一形状の区 画部8aを有する区画セル8と、前記製氷皿7内の区画セル8の上方において製 氷皿7に注入した製氷用水6を撹拌する撹拌手段9とを有している。 前記製氷手段5は、前記熱交換機4に対して、冷却槽2の一方の側壁2aの上 部から冷却媒体液3を注水する注水ノズル10を接続するとともに、冷却槽2の 他方の側壁2bの下部から熱交換機4の下部に冷却媒体液3を戻す循環パイプ1 1を備え、熱交換機4、注水ノズル10、冷却槽2、循環パイプ11、熱交換機 4に亘る冷却媒体液3の流路を形成して、冷却槽2内で矢印A方向に循環する冷 却媒体液3を熱交換機4に戻して熱交換し、前記製氷皿7内の製氷用水6に対し て矢印A方向に沿った冷却熱を伝達するようになっている。 また、前記撹拌手段9は、前記製氷皿7内の製氷用水6を撹拌し、この製氷用 水6中の不純物、気泡を外部に離脱させてその凍結時の白濁をなくすようにして いる。 次に、上述した製氷装置1による氷塊20の製氷動作について図1乃至図6を 参照して説明する。 前記製氷手段5により、熱交換機4、注水ノズル10、冷却槽2、循環パイプ 11、熱交換機4に亘る冷却媒体液3の流路を形成して、冷却槽2内で冷却媒体 液3を図1の矢印A方向に循環させるとともに、冷却媒体液3上に製氷用水6が 注入され区画セル8により一定同一形状に区画された前記製氷皿7を配置し、前 記撹拌手段9により、前記製氷皿7内の製氷用水6を撹拌する。 これにより、製氷皿7内の製氷用水6に冷却媒体液3による一定方向からの冷 却熱が伝達され区画セル8の各区画部8a内において図2に示すように下側から 氷結晶が成長し始める。この場合に、各区画部8aの壁面部の熱伝達率の差によ り図2に示すように氷結晶は凹形に凍結していくが、製氷皿7内の製氷用水6の 注水量が区画セル8の上端を越える段階で製氷皿7内で成長する氷結晶の凍結面 は図3に示すように略水平面となる。 上述したような氷結晶の成長段階で、前記撹拌手段9により、前記製氷皿7内 の製氷用水6を撹拌しているので、製氷用水6中の不純物、気泡は氷結晶内に包 含されることは無く、製氷用水6中を上昇して外部の空気中に離脱する。 この結果、前記製氷皿7内の区画セル8の各区画部8aに、一定同一形状で白 濁がなく透明度の高い氷塊20を短時間で製氷することができる。 上述したような製氷サイクルに要する時間は、冷却媒体液3の温度調整により 随時調整可能である。また、冷却媒体液3の温度が低い時に氷塊20の製氷時間 を短縮しようとする場合には、前記製氷皿7内の製氷用水6の水位を上昇させて その水量を多くし白濁原因である不純物の濃度を下げ又は前記撹拌手段9による 製氷用水6の撹拌流速を上げて白濁原因である不純物、気泡の氷塊20中への抱 き込みを防止すれば良い。 このようにして、前記製氷皿7内の区画セル8の各区画部8aに、一定同一形 状の良質な氷塊20を製氷した後、この氷塊20を区画セル8から離氷させる動 作を図4乃至図6を参照して説明する。 前述したような製氷サイクルが終了した段階で、前記撹拌手段9を製氷皿7の 上方から除去し、更に製氷皿7を冷却媒体液3上から取り出して、この製氷皿7 をその上部側を下にして図4に示すように例えば台21上に載置する。 次に、図5に示すように、製氷皿7と区画セル8とを分離させて製氷皿7を除 去し、更に図6に示すように、区画セル8と各氷塊20との熱伝達率の差を利用 して各氷塊20を強制的に区画セル8の各区画部8aから離氷させる。 これにより、一定同一形状で白濁がなく透明度の高い任意数の氷塊20を得る ことができる。 なお、上述した区画セル8の各区画部8aの形状を升目状、菱形、円形状等種 々選定することにより、形状の制限の無い所望の形状の氷塊20を製氷できる。 また、実施の形態1の製氷装置1によれば、従来例に比べ離氷に要する時間が 少なくて済み、また、離氷後の再加工時間が不要になるという利点もある。 (実施の形態2) 図7乃至図12は、本考案の実施の形態2を示すものであり、図7に示す製氷 装置1Aは基本的には前記実施の形態1の製氷装置1と同様な構造を有するので 、同一の要素には同一の符号を付して示す。 図7に示す製氷装置1Aは、実施の形態1の製氷装置1の構造に加えて、前記 区画セル8の各区画部8a内に臨ませる所要数の食品抑え片16を備えるととも に、前記製氷皿7の上方でこの製氷皿7に対して上下動可能に配置され、前記区 画セル8の各区画部8aに入れるホールイチゴ、ホールミニトマト、ホールブド ウ、ホールチェリー、カットレモン、カットライム、カットオレンジ、食用花等 の農産物又はキャンディー、マシュマロ、ゼリービーンズ、チョコレート、金平 糖、甘納豆等の食品から選ばれる個々の包氷食料品17が各区画部8a内におい て前記製氷用水6の凍結により固定されるまで前記各食品抑え片16により個々 の包氷食料品17を抑えた後、各食品抑え片16を前記製氷皿7の上方に上昇さ せる包氷食料品拘束手段15を設けたことが特徴である。 次に、図7に示す製氷装置1Aによる包氷食料品17を含んだ氷塊30の製氷 動作について図7乃至図12を参照して説明する。 この製氷装置1Aにおいて、前記製氷手段5により、熱交換機4、注水ノズル 10、冷却槽2、循環パイプ11、熱交換機4に亘る冷却媒体液3の流路を形成 して、冷却槽2内で冷却媒体液3を図7の矢印A方向に循環させる。また、冷却 媒体液3上に、製氷用水6が注入されるとともに各区画部8a内にホールイチゴ 、ホールミニトマト、ホールブドウ、ホールチェリー、カットレモン、カットラ イム、カットオレンジ、食用花等の農産物又はキャンディー、マシュマロ、ゼリ ービーンズ、チョコレート、金平糖、甘納豆等の食品から選ばれる個々の包氷食 料品17を入れた区画セル8により一定同一形状に区画された製氷皿7を配置し 、前記撹拌手段9により、前記製氷皿7内の製氷用水6を撹拌する。更に、包氷 食料品拘束手段15の各食品抑え片16により、図8に示すように、各区画部8 a内の包氷食料品17を抑える。 これにより、製氷皿7内の製氷用水6に冷却媒体液3による一定方向からの冷 却熱が伝達され区画セル8の各区画部8a内において図8に示すように下側から 氷結晶が成長し始める。この場合に、各区画部8aの壁面部の熱伝達率の差によ り図8に示すように氷結晶は凹形に凍結していき、個々の包氷食料品17が各区 画部8a内において前記製氷用水6の凍結により固定される。この段階で、包氷 食料品拘束手段15の各食品抑え片16を、図9に示すように上方に退避させる 。 やがて、前記製氷皿7内の製氷用水6の注水量が区画セル8の上端を越える段 階で、製氷皿7内で成長する氷結晶の凍結面は図9に示すように略水平面となる 。 上述したような氷結晶の成長段階で、前記撹拌手段9により、前記製氷皿7内 の製氷用水6を撹拌しているので、製氷用水6中の不純物、気泡は氷結晶内に包 含されることは無く、製氷用水6中を上昇して外部の空気中に離脱する。 これにより、前記製氷皿7内に装着した区画セル8の各区画部8a内の製氷用 水6が凍結する際の白濁原因である不純物、気泡が除去されるとともに、前記農 産物又は食品から選ばれる各包氷食料品17を内部に包み込んだ一定同一形状で 透明度の高い氷塊30を前記区画セル8の各区画部8a内に短時間で製氷するこ とができる。 このようにして、前記製氷皿7内の区画セル8の各区画部8aに、一定同一形 状の良質な氷塊30を製氷した後、この氷塊30を区画セル8から離氷させる動 作を図10乃至図12を参照して説明する。 前述したような製氷サイクルが終了した段階で、前記実施の形態1の場合と同 様、前記撹拌手段9を製氷皿7の上方から除去し、更に製氷皿7を冷却媒体液3 上から取り出して、この製氷皿7をその上部側を下にして図10に示すように例 えば台21上に載置する。 次に、図11に示すように、製氷皿7と区画セル8とを分離させて製氷皿7を 除去し、更に図12に示すように、区画セル8と各氷塊30との熱伝達率の差を 利用して各氷塊30を強制的に区画セル8の各区画部8aから離氷させる。 これにより、一定同一形状で各種の包氷食料品17を内部に包み込み、白濁が なく透明度の高い任意数の氷塊30を得ることができる。
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、製氷皿内に装着した区画セルの各区画部内の製 氷用水が凍結する際の白濁原因である不純物、気泡が除去され、区画セルの各区 画部内に一定同一形状で透明度の高い氷塊を短時間で得ることができる製氷装置 を提供することができる。 請求項2記載の考案によれば、製氷皿内に装着した区画セルの各区画部内の製 氷用水が凍結する際の白濁原因である不純物、気泡が除去されるとともに、それ ぞれ包氷食料品を内部に包み込んだ一定同一形状で透明度の高い氷塊を前記区画 セルの各区画部内に短時間で得ることができる製氷装置を提供することができる 。 請求項3記載の考案によれば、請求項2記載の考案と同様、製氷皿内に装着し た区画セルの各区画部内の製氷用水が凍結する際の白濁原因である不純物、気泡 が除去されるとともに、それぞれホールイチゴ、ホールミニトマト、ホールブド ウ、ホールチェリー、カットレモン、カットライム、カットオレンジ、食用花等 の農産物又はキャンディー、マシュマロ、ゼリービーンズ、チョコレート、金平 糖、甘納豆等の食品から選ばれる包氷食料品を内部に包み込み、視覚的満足度及 び味覚的満足度に優れた一定同一形状で透明度の高い氷塊を前記区画セルの各区 画部内に短時間で得ることができる製氷装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態1の製氷装置を示す概略断
面図である。
【図2】実施の形態1の製氷装置による氷塊の製造過程
を示す拡大説明図である。
【図3】実施の形態1の製氷装置による氷塊の製造過程
を示す拡大説明図である。
【図4】実施の形態1の製氷装置における氷塊を製氷し
た区画セル及び製氷皿を示す拡大説明図である。
【図5】実施の形態1の製氷装置における氷塊を製氷し
た区画セルを示す拡大説明図である。
【図6】実施の形態1の製氷装置における区画セルから
氷塊を離氷させる状態を示す拡大説明図である。
【図7】本考案の実施の形態2の製氷装置を示す概略断
面図である。
【図8】実施の形態2の製氷装置による氷塊の製造過程
を示す拡大説明図である。
【図9】実施の形態2の製氷装置による氷塊の製造過程
を示す拡大説明図である。
【図10】実施の形態2の製氷装置における氷塊を製氷
した区画セル及び製氷皿を示す拡大説明図である。
【図11】実施の形態2の製氷装置における氷塊を製氷
した区画セルを示す拡大説明図である。
【図12】実施の形態2の製氷装置における区画セルか
ら氷塊を離氷させる状態を示す拡大説明図である。
【符号の説明】
1 製氷装置 1A 製氷装置 2 冷却槽 3 冷却媒体液 4 熱交換機 5 製氷手段 6 製氷用水 7 製氷皿 8 区画セル 9 撹拌手段 10 注水ノズル 11 循環パイプ 15 包氷食料品拘束手段 16 食品抑え片 17 包氷食料品 20 氷塊 30 氷塊

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部が開口した冷却槽及びこの冷却槽内に
    おいて冷却媒体液を一定方向に循環する循環手段からな
    る製氷手段と,前記冷却槽内で一定方向に循環する冷却
    媒体液上に配置されるとともにその内部に製氷用水を注
    入した製氷皿と,この製氷皿に対して着脱可能に装着さ
    れた任意数の一定同一形状の区画部を有する区画セル
    と,前記製氷皿内に注入した製氷用水を撹拌する撹拌手
    段とを有し,前記撹拌手段による製氷用水の撹拌により
    製氷用水中の不純物、気泡を外部に離脱させつつ前記冷
    却媒体液の一定方向の循環により製氷皿内の区画セルの
    各区画部内の製氷用水を凍結させることを特徴とする製
    氷装置。
  2. 【請求項2】上部が開口した冷却槽及びこの冷却槽内に
    おいて冷却媒体液を一定方向に循環する循環手段からな
    る製氷手段と,前記冷却槽内で一定方向に循環する冷却
    媒体液上に配置されるとともにその内部に製氷用水を注
    入した製氷皿と,この製氷皿に対して着脱可能に装着さ
    れた任意数の一定同一形状の区画部を有する区画セル
    と,前記製氷皿内に注入した製氷用水を撹拌する撹拌手
    段と,前記区画セルの各区画部内に臨ませる任意数の食
    品抑え片を備えるとともに、前記製氷皿の上方でこの製
    氷皿に対して上下動可能に配置され、前記区画セルの各
    区画部内に入れた個々の包氷食料品が各区画部内におい
    て前記製氷用水の凍結により固定されるまで前記各食品
    抑え片により個々の包氷食料品を抑えた後、各食品抑え
    片を前記製氷皿の上方に上昇させる包氷食料品拘束手段
    とを有し,前記撹拌手段による製氷用水の撹拌により製
    氷用水中の不純物、気泡を外部に離脱させつつ前記冷却
    媒体液の一定方向の循環により製氷皿内の区画セルの各
    区画部内の製氷用水を前記各包氷食料品を内部に包み込
    む状態で凍結させることを特徴とする製氷装置。
  3. 【請求項3】上部が開口した冷却槽及びこの冷却槽内に
    おいて冷却媒体液を一定方向に循環する循環手段からな
    る製氷手段と,前記冷却槽内で一定方向に循環する冷却
    媒体液上に配置されるとともにその内部に製氷用水を注
    入した製氷皿と,この製氷皿に対して着脱可能に装着さ
    れた任意数の一定同一形状の区画部を有する区画セル
    と,前記製氷皿内に注入した製氷用水を撹拌する撹拌手
    段と,前記区画セルの各区画部内に臨ませる任意数の食
    品抑え片を備えるとともに、前記製氷皿の上方でこの製
    氷皿に対して上下動可能に配置され、前記区画セルの各
    区画部内に入れたホールイチゴ、ホールミニトマト、ホ
    ールブドウ、ホールチェリー、カットレモン、カットラ
    イム、カットオレンジ、食用花等の農産物又はキャンデ
    ィー、マシュマロ、ゼリービーンズ、チョコレート、金
    平糖、甘納豆等の食品から選ばれる個々の包氷食料品が
    各区画部内において前記製氷用水の凍結により固定され
    るまで前記各食品抑え片により個々の包氷食料品を抑え
    た後、各食品抑え片を前記製氷皿の上方に上昇させる包
    氷食料品拘束手段とを有し,前記撹拌手段による製氷用
    水の撹拌により製氷用水中の不純物、気泡を外部に離脱
    させつつ前記冷却媒体液の一定方向の循環により製氷皿
    内の区画セルの各区画部内の製氷用水を前記各包氷食料
    品を内部に包み込む状態で凍結させることを特徴とする
    製氷装置。
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