JP3024849B2 - ポリシング制御方式 - Google Patents

ポリシング制御方式

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JP3024849B2
JP3024849B2 JP302492A JP302492A JP3024849B2 JP 3024849 B2 JP3024849 B2 JP 3024849B2 JP 302492 A JP302492 A JP 302492A JP 302492 A JP302492 A JP 302492A JP 3024849 B2 JP3024849 B2 JP 3024849B2
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道夫 草柳
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリシング制御方式に関
し、更に詳しくはセルのトラヒックに関する規定情報に
基づいてセルの流量を制御するポリシング制御方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】今日、B−ISDN(Broadband-Integr
ated Services Digital Network )の基幹技術として固
定長パケットの一種であるセルを非同期転送する所謂A
TM(Asynchronous Transfer Mode)技術の開発が進め
られている。このATM網においては、予め加入者はセ
ルの流量(トラヒック)に関する申告を行い、局側では
加入者の申告値に基づいてセルの流量を制限する制御を
行うが、この制御はポリシング制御又はUPC(Usage
Parameter Control )と呼ばれ、ATM網の円滑な運営
に不可欠の技術となっている。
【0003】
【従来の技術】図12は従来のポリシング制御方式の構
成を示す図で、図において1はセル情報分岐部、2はセ
ル遅延部、3はセル制御部、4はトラヒック測定部、5
はセルのトラヒックに関する申告値を保持しているパラ
メータ保持部、8は判定部、100はセル、101はセ
ルのヘッダ部、102はセルのペイロード(データ)部
である。
【0004】今、ハイウェイ上にセルaが到着すると、
セル情報分岐部1はセルaの所定のヘッダ情報(VP
I:Virtual Pass Identifier 等)を分岐し、セル遅延
部2はセルaを一時的に記憶する。一方、トラヒック測
定部4では分岐したVPI情報に基づいて加入者毎にセ
ルのトラヒックを測定し、その測定値を出力する。これ
により判定部8は、トラヒックの測定値とパラメータ保
持部5の申告値とを比較し、測定値が申告値を超えてい
るか否かの判定を行う。そして、セル制御部3は判定部
8の判定結果に従い、測定値が申告値を超えていない場
合はセル遅延部2のセルaをそのまま通過させ、また超
えている場合はセルaを廃棄する制御を行う。
【0005】ところで、このようなポリシング制御の具
体的な方式は既に幾つか提案されている。図13及び図
14は既提案の有力な各種ポリシング制御方式を説明す
る図である。図13の(A)は時間間隔法を示してお
り、ここでは各セルが到着する時間間隔t1 ,t2 を測
定し、これらと規定時間Tとを比較することにより流量
過剰か否かの判定を行っている。図13の(B)はT−
X法を示しており、ここでは規定周期Tの間に到来する
セル数x1 ,x2 を測定し、これらと規定セル数Xとを
比較することにより流量過剰か否かの判定を行ってい
る。図13の(C)はDB(Dangerous Bridge)法を示
しており、ここでは1セル通過時間Δtづつ位相をずら
した各規定時間Tの間に到来するセル数x1 〜x6 を測
定し、これらと規定セル数Xとを比較することにより流
量過剰か否かの判定を行っている。
【0006】さらに図14の(A)はCAT−M法を示
しており、ここでは到着セル数が規定セル数Xに1を加
えた数になるまでの時間間隔t1 〜t5 を1セル到着毎
にその時点まで計測開始点をずらして測定し、これらと
規定時間Tとを比較することにより流量過剰か否かの判
定を行っている。そして図14の(B)はLB法を示し
ており、ここでは1セル到着毎にカウンタをカウントア
ップし、かつ常時所定レートでカウンタをカウントダウ
ンし、カウンタのカウント値と規定カウント値Bとを比
較することにより流量過剰か否かの判定を行っている。
【0007】図15は従来のポリシング制御方式の問題
点を説明する図で、図15の(A)はB−ISDNにお
ける一例の加入者系モデルを示す図、図15の(B)は
その動作タイミングチャートである。図15の(A)に
おいて、11a〜11bは各加入者の端末装置(TE
1)、12はPBX等の網終端装置(NT2)、13a
〜13bはバッファメモリ(BM)、14はセル多重化
部、15はDSU等の網終端装置(NT1)、16は局
側の加入者線終端装置(SLT)、17はポリシング制
御を行うUPC回路部である。
【0008】ところで、各端末装置11a〜11bに対
するトラヒックの規定値はS点において規定されるが、
セル多重化部14ではバッファメモリ13a〜13bに
到来する各セルを順番に又は統計的手法により多重化し
ているので、T点では多重化によるトラヒックの揺らぎ
が発生してしまう。即ち、図15の(B)において、例
えば端末装置11aは、S点で見ると、まず申告した時
間間隔Taに従ってセルa1 ,a2 を出力し、次に申告
値よりも短い時間間隔で違反セルa3 を出力している。
一方、セル多重化部14では端末装置11a〜11bか
らの各セルを多重化しているので、例えばセルa1 がバ
ッファメモリ13aに到着した時にはバッファメモリ1
3bからセルb1 がT点に出力され、次にセルa2 が到
着した時にはそのままセルa2 が出力され、さらにセル
3 が到着した時にはセルb2 が出力されるというよう
な状態が頻繁に発生する。
【0009】しかるに、従来のUPC回路部17ではS
点で規定した申告値のパラメータをそのまま使用してポ
リシング制御を行っていた。このために、まず測定時間
1 と規定時間Taとを比較した場合はt1 <Taによ
り流量過剰と判定し、違反でないセルa2 を廃棄してし
まっていた。さらに測定時間t2 と規定時間Taとを比
較した場合はt2 =Taにより流量過剰でないと判定
し、違反セルa3 を通過させてしまっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のポ
リシング制御方式では、S点で規定した申告値のパラメ
ータをそのまま使用してポリシング制御を行っていたの
で、違反でないセルを廃棄してしまうような過剰ポリシ
ングや、逆に違反セルを通過させてしまうようなポリシ
ング不足が頻繁に発生していた。
【0011】本発明の目的は、セルのトラヒックに多重
化等による揺らぎが生じていてもポリシング制御を適正
に行えるポリシング制御方式を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)のポリシ
ング制御方式は、セルのトラヒックに関する規定情報に
基づいてセルの流量を制御するポリシング制御方式にお
いて、所定のセルについての各セルが到着する時間間隔
を測定するトラヒック測定部4と、トラヒックの揺ら
ぎ猶予値情報を保持する揺らぎ猶予値保持部6と、セル
のトラヒックに関する規定情報、測定情報及び揺らぎ猶
予値情報に基づいて流量過剰か否かの判定を行う判定部
7とを備え、判定部7は規定時間Tより揺らぎ猶予値α
を差し引いた値(T−α)を閾値として流量過剰の判定
を猶予するものである。
【0013】
【作用】図1において、今、ハイウェイ上にセルaが到
着すると、セル情報分岐部1は該セルaのヘッダ情報
(VPI等)を分岐し、セル遅延部2は当該セルaを一
時的に記憶する。一方、トラヒック測定部4は分岐した
VPI情報に基づいて所定のセルaについての各セルが
到着する時間間隔tを測定して出力する。これにより判
定部7はセルaのトラヒックに関する規定情報、測定情
報及び揺らぎ猶予値情報に基づいて流量過剰か否かの判
定を行うが、その際には規定時間Tより揺らぎ猶予値α
を差し引いた値(T−α)を閾値として流量過剰の判定
を猶予する。そして、セル制御部3は判定部7の判定結
果に従い、トラヒック測定値tが閾値を超えていない場
合{t≧(T−α)}はセル遅延部2のセルaをそのま
ま通過させ、また超えている場合{t<(T−α)}
セルaにマーキングをするか又は該セルaを廃棄する等
の制御を行う。本発明(1)によれば、トラヒック測定
部4は所定のセルについての各セルが到着する時間間隔
tを測定し、かつ判定部7は規定時間Tより揺らぎ猶予
値αを差し引いた値(T−α)を閾値として流量過剰の
判定を猶予する構成により、ハイウェイ上のセルのトラ
ヒックに多重化等による揺らぎが生じていてもポリシン
グ制御を適正に行える。
【0014】また本発明(2)のポリシング制御方式
は、セルのトラヒックに関する規定情報に基づいてセル
の流量を制御するポリシング制御方式において、所定の
セルについての到着セル数が規定セル数Xに1を加えた
数になるまでの時間間隔tを1セル到着毎にその時点ま
で計測開始点をずらして測定するトラヒック測定部4
と、トラヒックの揺らぎ猶予値情報を保持する揺らぎ猶
予値保持部6と、セルのトラヒックに関する規定情報、
測定情報及び揺らぎ猶予値情報に基づいて流量過剰か否
かの判定を行う判定部7とを備え、判定部7は規定時間
Tより揺らぎ猶予値γを差し引いた値(T−γ)を閾値
として流量過剰の判定を猶予するものである。
【0015】本発明(2)によれば、トラヒック測定部
4は所定のセルについての到着セル数が規定セル数Xに
1を加えた数になるまでの時間間隔tを1セル到着毎に
その時点まで計測開始点をずらして測定し、かつ判定部
7は規定時間Tより揺らぎ猶予値γを差し引いた値(T
−γ)を閾値として流量過剰の判定を猶予する構成によ
り、ハイウェイ上のセルのトラヒックに多重化等による
揺らぎが生じていてもポリシング制御を適正に行える。
【0016】また本発明(3)のポリシング制御方式
は、セルのトラヒックに関する規定情報に基づいてセル
の流量を制御するポリシング制御方式において、所定の
セルについての1セル到着毎にカウンタをカウントアッ
プし、かつ常時所定レートでカウンタをカウントダウン
するトラヒック測定部4と、トラヒックの揺らぎ猶予値
情報を保持する揺らぎ猶予値保持部6と、セルのトラヒ
ックに関する規定情報、測定情報及び揺らぎ猶予値情報
に基づいて流量過剰か否かの判定を行う判定部7とを備
え、判定部7は規定カウント値Bに揺らぎ猶予値δを加
えた値(B+δ)を閾値として流量過剰の判定を猶予す
るものである。 本発明(3)によれば、トラヒック測定
部4は所定のセルについての1セル到着毎にカウンタを
カウントアップし、かつ常時所定レートでカウンタをカ
ウントダウンし、かつ判定部7は規定カウント値Bに揺
らぎ猶予値δを加えた値(B+δ)を閾値として流量過
剰の判定を猶予する構成により、ハイウェイ上のセルの
トラヒックに多重化等による揺らぎが生じていてもポリ
シング制御を適正に行える。
【0017】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は第1実施例のポ
リシング制御方式の構成を示す図で、図は時間間隔法へ
の適用例を示している。図において4a,4bは夫々加
入者A,Bについてのセルのトラヒックを測定するトラ
ヒック測定部、41a,41bはカウンタ、42a,4
2bは夫々加入者A,BについてのセルのVPIを識別
するVPIフィルタ(VPIF)、5は時間間隔の申告
値Ta,Tbを保持しているパラメータ保持部、6は時
間間隔の揺らぎ猶予値αを保持している揺らぎ猶予値保
持部、7は判定部、71は比較回路、72は減算回路、
9はセルタイミング抽出部である。
【0018】図3は第1実施例のポリシング制御方式の
動作タイミングチャートで、以下、図2,図3を参照し
て動作を説明する。セルハイウェイ上には加入者Aのセ
ルa、加入者Bのセルb及び空のセルBK等が隙間なく
詰まっている。セルタイミング抽出部9は各セルのヘッ
ダ部にある所定ビット情報を検出することにより1セル
通過時間Δt毎にセルタイミングパルスSTPを出力し
ている。そして各VPIフィルタ42a,42bは加入
者A,Bに固有のVPIを識別することにより夫々識別
パルスa,bを出力する。
【0019】今、ハイウェイ上にセルa1 〜a4 が入力
してくるとすると、カウンタ41aはセルa1 の到着に
よりリセットされて、引き続き他のセルb1 又はBKの
到着によりカウントアップする。やがて、セルa2 が到
着すると、VPIF42aはそのVPIを識別して識別
パルスaを出力し、パラメータ保持部5及び揺らぎ猶予
値保持部6はこの識別パルスaにより付勢されて時間間
隔の申告値Taと揺らぎ猶予値αとを読み出す。判定部
7においては、申告値Taの入力に連動してカウンタ4
1aのカウント値ta(=測定時間t1 )が選択され、
比較回路71はこの測定時間t1 と減算回路72により
規定時間間隔Taが揺らぎ猶予値αで猶予された閾値
(Ta−α)とを比較する。この場合はt1 >(Ta−
α)であるから流量過剰ではない。従って、比較回路7
1は廃棄又はマーキングのための制御信号Dを出力せ
ず、これによりセル遅延部2のセルa2 はそのままセル
制御部3を通過する。そして、カウンタ41aは当該識
別パルスaによりリセットされる。
【0020】次にセルa3 が到着した場合はt2 <Ta
である。しかし、時間間隔の申告値Taはαにより猶予
されているので、t2 >(Ta−α)の判定を満足す
る。従ってセルa3 もセル制御部3を通過する。さらに
次にセルa4 が到着した場合はt3 <(Ta−α)であ
る。この場合は猶予値αで猶予された閾値(Ta−α)
を超えているので比較回路71は制御信号Dを出力し、
これによりセルa4 はセル制御部3でマーキング又は廃
棄される。加入者Bのセルbについても同様である。
【0021】なお、このような揺らぎ猶予値αの値は、
例えば1セル通過時間Δtの倍数として規定できる。即
ち、例えば図15の(A)に示すような構成において、
もしセル多重化部14がn回線のセルを順番に多重化し
ているとすると、トラヒックの揺らぎの最大時間は(n
−1)Δtとなるから、揺らぎ猶予値αの値を(n−
1)と規定できる。しかし、セル多重化部14が統計的
な多重化を行っているような場合には、揺らぎ猶予値α
の値も統計的に規定しなくてはならない。後者の場合は
システムより揺らぎ猶予値αの値を適宜に書き換えるよ
うに構成してもよい。
【0022】また、この例では加入者A,Bについての
揺らぎ猶予値αを共通としたが、これに限らない。一般
的には、例えばハイウェイ上のセルが複数種のPBX等
により多重化されているような場合、あるいは各端末装
置毎に不可避的な固有の揺らぎが存在するような場合等
も考慮する必要がある。かかる場合には各加入者毎の揺
らぎの最大値に基づいて夫々に揺らぎ猶予値αa ,αb
等を規定するようにしてもよい。以上の事柄は以下に述
べる他の実施例についても同様である。
【0023】図4は第2実施例のポリシング制御方式の
構成を示す図で、図はTX法への適用例を示している。
図において、44a,44bは夫々時間間隔についての
申告値Ta,Tbを1セル通過時間Δt単位に計測する
カウンタ、43a,43bは夫々規定時間間隔Ta,T
bの間に実際に到着したセル数xa ,xb をカウントす
るカウンタ、5は時間間隔の申告値Ta,Tb及びセル
数の申告値Xa,Xbを保持しているパラメータ保持
部、6は規定セル数の揺らぎ猶予値βを保持している揺
らぎ猶予値保持部、73は加算回路である。
【0024】図5は第2実施例のポリシング制御方式の
動作タイミングチャートで、以下、図4,図5を参照し
て動作を説明する。今、ハイウェイ上にセルa1 〜a11
が入力してくるとすると、カウンタ44aは自己のキャ
リー信号cにより規定時間間隔Taの補数をロードさ
れ、引き続き1セル通過時間Δt毎のセルタイミングパ
ルスSTPによりカウントアップする。一方、カウンタ
43aは前記キャリー信号cによりリセットされ、引き
続きVPIF42aが出力する識別パルスaの数をカウ
ントしている。パラメータ保持部5及び揺らぎ猶予値保
持部6はトラヒック測定部4aからの各識別パルスaに
より付勢されてセル数の申告値Xaとセル数の揺らぎ猶
予値βとを読み出す。判定部7においては、申告値Xa
の入力に連動してカウンタ43aのカウント値xaが選
択される。そして比較回路71はカウンタ43aのカウ
ント値xaと加算回路73により規定セル数Xaが揺ら
ぎ猶予値βで猶予された閾値(Xa+β)とをセルaの
到着毎に比較する。
【0025】セルa1 の場合はx1 <(Xa+β)であ
るから流量過剰ではない。従ってセル遅延部2のセルa
1 はそのままセル制御部3を通過する。セルa2 の場合
もx 2 <(Xa+β)であるからそのままセル制御部3
を通過する。ここでカウンタ43aがリセットされる。
次の区間では前記同様にしてセルa3 〜a5 が通過す
る。次にセルa6 が到着した時はx6 >Xaである。し
かし、セル数の申告値Xaはβにより猶予されているの
で、x6 =(Xa+β)を満足している。従ってセルa
6 もそのまま通過する。更に次の区間では前記同様にし
てセルa7 〜a10が通過する。次にセルa11が到着した
時はx11>(Xa+β)である。これは猶予値βで猶予
された閾値(Xa+β)を超えているので比較回路71
は制御信号Dを出力する。これによりセルa11はセル制
御部3でマーキングされ又は廃棄される。加入者Bのセ
ルbについても同様である。
【0026】図6は第3実施例のポリシング制御方式の
構成を示す図で、図はDB法への適用例を示している。
図において、21は一連の到着セルa,b,BK等の各
ヘッダ情報(VPI情報等)をシフトレジスタのモード
で記憶するバッファメモリ(ブリッジメモリ)、45
a,45bは夫々1セル通過時間Δtづつ位相をずらし
た各規定時間Ta,Tbの間に到来するセル数xa ,x
b をカウントするアップダウンカウンタ、46a,46
bは加入者A,BについてのVPIを識別するVPIフ
ィルタ、47a,47bは夫々時間間隔の申告値Ta,
Tbに従ってバッファメモリ21の複数の出力段の内い
ずれか一つのタップを選択するセレクタ、5は時間間隔
の申告値Ta,Tb及びセル数の申告値Xa,Xbを保
持しているパラメータ保持部、6はセル数の揺らぎ猶予
値βを保持している揺らぎ猶予値保持部である。
【0027】図7は第3実施例のポリシング制御方式の
動作タイミングチャートで、以下、図6,図7を参照し
て動作を説明する。今、ハイウェイ上にセルa1 〜a9
が入力してくるとすると、セレクタ47aの出力には時
間間隔の申告値Taだけ位相の遅れたセル信号a1 〜a
9 が得られる。この状態で、カウンタ45aはセルa 1
〜a6 の到着によりカウントアップし、セレクタ47a
からのセルa1 の出力によりカウントダウンする。即
ち、カウンタ45aは1セル通過時間Δtづつ位相をず
らした各規定時間Taの間に到来するセル数x1 〜x9
を出力することになる。但し、セルaが到着していない
時にはセルaのトラヒックについての判定をする必要が
ないので、判定部7によるセルaのトラヒックについて
の判定はセルaの到着毎に行われる。セルbについても
同様である。こうして、セル遅延部2にセルaが記憶さ
れた時は、VPIF42aが識別パルスaを出力し、パ
ラメータ保持部5及び揺らぎ猶予値保持部6はこの識別
パルスaにより付勢されてセル数の申告値Xaとセル数
の揺らぎ猶予値βとを読み出す。判定部7においては、
申告値Xaの入力に連動してカウンタ45aのカウント
値xa(=セル数x1 )が選択され、比較回路71はこ
の測定セル数x1 と加算回路73により規定セル数Xa
が揺らぎ猶予値βで猶予された閾値(Xa+β)とを比
較する。この場合はx1 <(Xa+β)であるから流量
過剰ではない。従ってセル遅延部2のセルa2 はそのま
まセル制御部3を通過する。同様にしてセルa2
3 ,a9 も通過する。またセルa4 が到着した場合は
4 >Xaである。しかし、規定セル数Xaは揺らぎ猶
予値βにより猶予されているので、x4 =(Xa+β)
を満足している。従ってセルa4 も通過する。同様にし
てセルa8 も通過する。さらにセルa5 が到着した場合
はx5 >(Xa+β)であり、猶予を超えているので流
量過剰と判定され、比較回路71は制御信号Dを出力す
る。これによりセルa5 はセル制御部3でマーキング又
は廃棄される。同様にしてセルa6 ,a7 もマーキング
又は廃棄される。加入者Bのセルbについても同様に処
理される。
【0028】図8は第4実施例のポリシング制御方式の
構成を示す図で、図はCAT−M法への適用例を示して
いる。図において、22は現在時刻tを刻んでいるクロ
ックタイマ、48a,48bは夫々セル数の申告値X
a,Xbに相当する段数を有するシフトレジスタ、49
a,49bは減算回路、5は時間間隔の申告値Ta,T
bを保持しているパラメータ保持部、6は時間間隔の揺
らぎ猶予値γを保持している揺らぎ猶予値保持部であ
る。
【0029】図9は第4実施例のポリシング制御方式の
動作タイミングチャートで、以下、図8,図9を参照し
て動作を説明する。今、ハイウェイ上にセルa1 〜a11
が入力してくるとすると、シフトレジスタ48aの第1
段目には各セルaの識別パルスaによって各セルaの到
着時点の時刻tが書き込まれる。ところで、シフトレジ
スタ48aの段数はセル数の申告値Xaに選ばれている
から、ハイウェイ上にXa+1個目のセルa7 が到着し
たして時点では、シフトレジスタ48aの最終段より該
シフトレジスタ48aへの最初の時刻書込情報FW(=
a1)が読み出される。そして、減算回路49aは現在
時刻tからシフトレジスタ48aの読出情報FR(=t
a1)を減算する。即ち、このトラヒック測定部4aは到
着セル数が規定セル数Xaに1を加えた数になるまでの
各時間間隔を1セル到着毎にその時点まで計測開始点を
ずらして測定(t−ta1,t−ta2 等)していること
になる。パラメータ保持部5及び揺らぎ猶予値保持部6
はセルa7 の識別パルスaにより付勢されて、夫々時間
間隔の申告値Ta及び時間間隔の揺らぎ猶予値γを読み
出す。判定部7においては、申告値Taの入力に連動し
て減算回路49aの1定時間間隔ta(t7 =t−
a1)が選択され、比較回路71はこの測定時間間隔t
7 と減算回路72により規定時間間隔Taが揺らぎ猶予
値γで猶予された閾値(Ta−γ)とを比較する。この
場合はt7 >(Ta−γ)であるから流量過剰ではな
い。従ってセル遅延部2のセルa7 はそのままセル制御
部3を通過する。同様にして、セルa8 ,セルa11も通
過する。なお、セルa7 より以前のセルa1 〜a6 につ
いては、シフトレジスタ48aの各読出データFRが初
期値(例えば0)であるので当然に通過している。しか
し、セルa9 が到着した場合はt9 <(Ta−γ)であ
り、これは猶予を超えているので流量過剰と判定され、
比較回路71は制御信号Dを出力する。これにより、セ
ルa9 はセル制御部3でマーキングされ又は廃棄され
る。同様にしてセルa10もマーキングされ又は廃棄され
る。加入者Bのセルbについても同様に処理される。
【0030】図10は第5実施例のポリシング制御方式
の構成を示す図で、図はLB法への適用例を示してい
る。図において、45a,45bはアップダウンカウン
タ、50a,50bはプログラマブル・パルス発生部
(PPG)、51aはプログラマブル分周回路(1/
M)、EOはEORゲート回路、5は所定レートの分周
制御情報Ma,Mb及びセル数の申告値Xa,Xbを保
持しているパラメータ保持部、6はセル数の揺らぎ猶予
値δを保持している揺らぎ猶予値保持部である。
【0031】図11は第5実施例のポリシング制御方式
の動作タイミングチャートで、以下、図10,図11を
参照して動作を説明する。プログラマブル分周回路51
aはパラメータ保持部5からの分周制御情報Maに従っ
て入力の1パルス信号に対して1/1,1/2又は1/
3等の割合でパルス信号を出力する。アップダウンカウ
ンタ45aはVPIF42aがセルaの到着を検出した
場合は、その識別パルスaがHIGHレベルであること
により、セルタイミングパルスSTPで1つカウントア
ップする。また常時プログラマブル分周回路51aの出
力のレートでカウントダウンする。なお、識別パルスa
とプログラマブル分周回路51aの出力パルスとが同時
に来た時にはカウントアップとカウントダウンの両方が
必要なので、何もしない。
【0032】今、ハイウェイ上にセルa1 〜a8 が入力
してくるとすると、カウンタ45aはセルa1 の識別パ
ルスaに同期したセルタイミングパルスSTPにより1
つカウントアップする。パラメータ保持部5及び揺らぎ
猶予値保持部6はこのセルa 1 の識別パルスaにより付
勢されて、夫々セル数の申告カウント値Ba及びカウン
ト値の揺らぎ猶予値δを読み出す。判定部7において
は、申告値Baの入力に連動してカウンタ45aのカウ
ント値xa (=x1 )が選択され、比較回路71はこの
測定カウント値x1 と加算回路73により規定カウント
値Baが揺らぎ猶予値δで猶予された閾値(Ba+δ)
とを比較する。この場合はx1 <(Ba+δ)であるの
で流量過剰ではない。従ってセル遅延部2のセルa1
そのままセル制御部3を通過する。
【0033】次にカウンタ45aはプログラマブル分周
回路51aの出力パルスにより1つカウントダウンす
る。なお、この例ではカウンタ45aのカウント値は0
以下にはならないとする。次にカウンタ45aはセルa
2 の到着により1つカウントアップする。更に次の時点
ではセルa3 の到着により識別パルスaが発生するが、
同時にプログラマブル分周回路51aの出力パルスも発
生するのでカウンタ45aのカウント値は変化しない。
こうしてセルa2 ,a3 もセル制御部3を通過する。更
にセルa4 ,a5 の場合はx4 ,x5 が閾値(Ba+
δ)を超えていないのでそのままセル制御部3を通過す
る。しかし、セルa6 が到着した時点ではx 6 >(Ba
+δ)であり、これは猶予を超えているので流量過剰と
判定され、比較回路7は制御信号Dを出力する。これに
より、セルa6 はセル制御部3でマーキングされ又は廃
棄される。同様にして、セルa7 ,a8 もマーキングさ
れ又は廃棄される。
【0034】なお、この実施例ではプログラマブル分周
回路51aを採用したが、代わりに入力の1パルス信号
に対して1個、2個又は3個等の割合でパルス信号を出
力するようなプログラマブル・パルス・マルチプライア
回路を使用しても良い。勿論、これらの機能を一体化し
て有するものでもよい。また、上記実施例では時間間隔
法、T−X法、DB法、CAT−M法及びLB法への本
発明の具体的適用例を示したが、本発明は他の形式のポ
リシング方式にも適用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上述べた如く本発明のポリシング制御
方式は上記構成であることにより、ハイウェイ上のセル
のトラヒックに多重化等による揺らぎが生じていてもポ
リシング制御を適正に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理的構成図である。
【図2】図2は第1実施例のポリシング制御方式の構成
を示す図である。
【図3】図3は第1実施例のポリシング制御方式の動作
タイミングチャートである。
【図4】図4は第2実施例のポリシング制御方式の構成
を示す図である。
【図5】図5は第2実施例のポリシング制御方式の動作
タイミングチャートである。
【図6】図6は第3実施例のポリシング制御方式の構成
を示す図である。
【図7】図7は第3実施例のポリシング制御方式の動作
タイミングチャートである。
【図8】図8は第4実施例のポリシング制御方式の構成
を示す図である。
【図9】図9は第4実施例のポリシング制御方式の動作
タイミングチャートである。
【図10】図10は第5実施例のポリシング制御方式の
構成を示す図である。
【図11】図11は第5実施例のポリシング制御方式の
動作タイミングチャートである。
【図12】図12は従来のポリシング制御方式の構成を
示す図である。
【図13】図13は既提案の各種ポリシング制御方式を
説明する図である。
【図14】図14は既提案の他のポリシング制御方式を
説明する図である。
【図15】図15は従来のポリシング制御方式の問題点
を説明する図である。
【符号の説明】
1 セル情報分岐部 2 セル遅延部 3 セル制御部 4 トラヒック測定部 5 パラメータ保持部 6 揺らぎ猶予値保持部 7 判定部 100 セル
フロントページの続き (72)発明者 山中 直明 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 佐藤 陽一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−130133(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルのトラヒックに関する規定情報に基
    づいてセルの流量を制御するポリシング制御方式におい
    て、 所定のセルについての各セルが到着する時間間隔(t)
    を測定するトラヒック測定部(4)と、 トラヒックの揺らぎ猶予値情報を保持する揺らぎ猶予値
    保持部(6)と、 セルのトラヒックに関する規定情報、測定情報及び揺ら
    ぎ猶予値情報に基づいて流量過剰か否かの判定を行う判
    定部(7)とを備え、 判定部(7)は規定時間(T)より揺らぎ猶予値(α)
    を差し引いた値(T−α)を閾値として流量過剰の判定
    を猶予することを特徴とするポリシング制御方式。
  2. 【請求項2】 セルのトラヒックに関する規定情報に基
    づいてセルの流量を制御するポリシング制御方式におい
    て、 所定のセルについての到着セル数が規定セル数(X)に
    1を加えた数になるまでの時間間隔(t)を1セル到着
    毎にその時点まで計測開始点をずらして測定するトラヒ
    ック測定部(4)と、 トラヒックの揺らぎ猶予値情報を保持する揺らぎ猶予値
    保持部(6)と、 セルのトラヒックに関する規定情報、測定情報及び揺ら
    ぎ猶予値情報に基づいて流量過剰か否かの判定を行う判
    定部(7)とを備え、 判定部(7)は規定時間(T)より揺らぎ猶予値(γ)
    を差し引いた値(T−γ)を閾値として流量過剰の判定
    を猶予することを特徴とするポリシング制御方式。
  3. 【請求項3】 セルのトラヒックに関する規定情報に基
    づいてセルの流量を制御するポリシング制御方式におい
    て、 所定のセルについての1セル到着毎にカウンタをカウン
    トアップし、かつ常時所定レートでカウンタをカウント
    ダウンするトラヒック測定部(4)と、 トラヒックの揺らぎ猶予値情報を保持する揺らぎ猶予値
    保持部(6)と、 セルのトラヒックに関する規定情報、測定情報及び揺ら
    ぎ猶予値情報に基づいて流量過剰か否かの判定を行う判
    定部(7)とを備え、 判定部(7)は規定カウント値(B)に揺らぎ猶予値
    (δ)を加えた値(B+δ)を閾値として流量過剰の判
    定を猶予することを特徴とするポリシング制御方式。
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