JP3024123U - 押釦スイッチ - Google Patents
押釦スイッチInfo
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- JP3024123U JP3024123U JP1995012230U JP1223095U JP3024123U JP 3024123 U JP3024123 U JP 3024123U JP 1995012230 U JP1995012230 U JP 1995012230U JP 1223095 U JP1223095 U JP 1223095U JP 3024123 U JP3024123 U JP 3024123U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 反射効率を高め、プリント配線板に搭載する
光源の数を減少させ、かつ耐ESD特性を持たせ、EM
I対策を取ることが可能な押釦スイッチの提供。 【解決手段】 光源を備えたプリント配線板上に、透光
性のシリコ−ンゴム又は熱可塑性エラストマ−製の作動
部と非作動部とよりなるキ−パッドを設置し、キ−パッ
ド上の作動部を除く非作動部上に、表面に非透光性皮膜
を、裏面に導電性を有する光反射層を形成した絶縁性樹
脂フィルムを敷設し、かつ導電性を有する光反射層をア
−ス接続する。
光源の数を減少させ、かつ耐ESD特性を持たせ、EM
I対策を取ることが可能な押釦スイッチの提供。 【解決手段】 光源を備えたプリント配線板上に、透光
性のシリコ−ンゴム又は熱可塑性エラストマ−製の作動
部と非作動部とよりなるキ−パッドを設置し、キ−パッ
ド上の作動部を除く非作動部上に、表面に非透光性皮膜
を、裏面に導電性を有する光反射層を形成した絶縁性樹
脂フィルムを敷設し、かつ導電性を有する光反射層をア
−ス接続する。
Description
【0001】
本考案は携帯電話や自動車電話等の各種移動通信用押釦スイッチあるいは電子 式手帳その他の各種端末押釦スイッチ等として夜間や暗い場所等において使用す るときにも便利で電気特性の良好なコンパクト型押釦スイッチに関する。
【0002】
従来の押釦スイッチとしては発光ダイオ−ド等の光源を備えたプリント配線板 上に、透光性のシリコ−ンゴム製の平坦状の非作動部と該非作動部から上方に膨 出する薄肉のスカ−ト部と該スカ−ト部の上部で支承する作動部とよりなるキ− パッドを設置し、該キ−パッドの作動部を除いてそのキ−パッド上面に白色の合 成樹脂製フィルムを敷設し、その合成樹脂製フィルムの上面を黒色の印刷皮膜を 形成してなるものであった。
【0003】
上記従来の押釦スイッチは照光式スイッチとして使用する場合、光源から発光 する光が非作動部、スカ−ト部及び作動部の側面ではそれぞれ外部に光が漏れず に作動部の上面を通して該作動部に表示された数字、記号等の標識を照射するこ とができるが、上記白色の合成樹脂製フィルムは光源から放射された光をその表 面で反射することができるが、同時に該フィルム内に光が一部、吸収されること となり、反射効率が十分でない。従って、光源の数も各キ−毎に設置するか、あ るいはそれに近い数の光源を必要とし、発光ダイオ−ド等の光源が高価であるこ とからして全体としてコスト高となるといった欠点を有している。
【0004】 また上記従来の押釦スイッチはキ−を指で叩打するときに、その操作者の指に は例えば高圧の静電気が帯電しているためにプリント配線等に静電破壊(ESD )を生じさせる等の難点があった。 さらに端末機器内の配線等は外部からの電波輻射(EMI)を受けることによ り回路等に電気的障害が生じたりして電気特性が劣化し、電波輻射に対するシ− ルド対策が十分でない等の問題点を有していた。
【0005】 本考案は上記の欠点を解決するためになされたもので、その目的とするところ は反射効率を高め、プリント配線板に搭載する光源の数を減らすことができ、か つ耐ESD特性を持たせることができるようにするとともに、EMI対策を取る ことが可能な押釦スイッチを提供することにある。
【0006】
本考案に係る押釦スイッチは、光源を備えたプリント配線板上に、透光性のシ リコ−ンゴム又は熱可塑性エラストマ−製の作動部と非作動部とよりなるキ−パ ッドを設置し、該キ−パッド上の作動部を除く非作動部上に、表面に非透光性皮 膜を、裏面に導電性を有する光反射層を形成した絶縁性樹脂フィルムを敷設し、 かつ該導電性を有する光反射層をア−ス接続をしたものである。
【0007】 また本考案に係る押釦スイッチは、光源を備えたプリント配線板上に、透光性 のシリコ−ンゴム又は熱可塑性エラストマ−製の作動部と非作動部とよりなるキ −パッドを設置し、該キ−パッド上の作動部を除く非作動部上に、表面に非透光 性皮膜を、裏面に導電性を有する光反射層を形成した絶縁性樹脂フィルムを敷設 し、かつ該導電性を有する光反射層をア−ス接続するとともに前記作動部と対応 する位置にド−ム状に隆起するド−ム部を有するプラスチック製ド−ムシ−トを 前記プリント配線板と前記キ−パッド間に設置し、該ド−ムシ−トの上面全体に 導電性を有する光反射層を形成し、該導電性を有する光反射層をア−ス接続した ものである。
【0008】
以下、本考案の一実施の形態を図面により説明する。 1はプリント配線板で、その板上にはプリント配線がされている他、発光ダイ オ−ド(LED)等の光源2が搭載されている。3はプリント配線板1上に設置 した透光性のキ−パッドである。キ−パッド3は透光性のシリコ−ンゴム又は塩 化ビニル系エラストマ−、ポリオレフィン系エラストマ−、ポリスチレン−ポリ ブタジエン共重合熱可塑性エラストマ−、エチレン酢酸ビニルエラストマ−等の 各種熱可塑性エラストマ−の材料により一体成形され、作動部3aと非作動部3 bとよりなる。作動部3aは図1に示すように非作動部3bの側面下部から斜め 上方に向けて立ち上がる薄肉のスカ−ト部3cと該スカ−ト部3cの上部で一体 に支持されるキ−トップ3dとよりなる場合の他、図3に示すようにキ−トップ 3dの上端にさらに別の硬質樹脂製キ−トップ3eを固定させる構造であっても よい。また作動部3aはスカ−ト部3cを設けることなく、非作動部3bの側面 から張り出した薄肉部(図示せず)を介してキ−トップ3dを支持する構造であ ってもよい。図1及び図2に示すようにスカ−ト部3cを備えている場合には、 このスカ−ト部3cがクリック動作を行うこととなる。図中、3fは可動接点を 示す。
【0009】 4はキ−パッド3上の作動部3aを除く非作動部3b上に敷設した絶縁性樹脂 フィルムで、例えば厚さ50μm〜125μmのポリエチレンテレフタレ−ト( PET)のフィルムを使用し、そのフィルム4の表面には内部の光を外部に漏洩 しないようにするために黒色印刷等により光を遮断する非透光性皮膜5を形成す る。またそのフィルム4の裏面にはアルミ蒸着膜等の反射性能の高い金属膜等に よって導電性を有する光反射層6を形成する。この導電性を有する光反射層6は プリント配線板1等のア−ス部(図示せず)やその他の個所にア−スされるよう に接続する。本考案では単に光反射だけでなく導電性を備えることとしたのは、 反射効率が高く光源2の設置個数を減少させるためと、キ−を叩打する人の指等 に蓄えられた静電気によってプリント配線等に静電気破壊が生じないように耐E SD特性を持たせて導電性を有する光反射層6を通して静電気がア−スされるよ うにするためと、外部の電波輻射を効果的にシ−ルドさせて電気的特性を良好か つ安定したものにするためである。
【0010】 図4〜図6は耐ESD特性、反射効率、EMI対策を一層、強力かつ安定した ものにするための構造を示す概略断面図である。 基本的構成は図1及び図3の構造と同様であるが、本実施例ではスイッチの構 造をド−ムスイッチとした場合の適用を示すものである。 7は作動部3aを構成するキ−トップ3dの裏面と対応する位置にド−ム状に 隆起するド−ム部7aを有するプラスチック製ド−ムシ−トで、本実施例では厚 さ100μm〜125μmのポリエチレンテレフタレ−ト(PET)のフィルム を使用した。このプラスチック製ド−ムシ−ト7はプリント配線板1とキ−パッ ド3の間に設置し、ド−ム状に隆起しない平坦状のシ−ト部7bの下面には図示 のように厚さ50μm〜100μmのPETフィルム等の絶縁性樹脂シ−トのス ペ−サ−8を設置する。プリント配線板1上の固定接点1aとド−ム部7a内面 頂部に形成した可動接点7cとのストロ−ク長は例えば0.4mm〜0.6mm とする。
【0011】 プラスチック製ド−ムシ−ト7の上面全体にはアルミ蒸着膜等の反射性能の高 い金属膜等によって導電性を有する光反射層9を形成する。この導電性を有する 光反射層9はプリント配線板1等のア−ス部(図示せず)やその他の個所にア− スされるように接続する。このようにプラスチック製ド−ムシ−ト7の上面全体 にも導電性を有する光反射層9を形成することとしたのは、絶縁性樹脂フィルム 4の裏面に形成した導電性を有する光反射層6とが相俟って、光源2から放射さ れた光は絶縁性樹脂フィルム4の導電性を有する光反射層6で反射した光がさら にド−ム部7aの導電性を有する光反射層9で形成される凸面鏡作用によってキ −トップ3d側に収束し一層明るくなり照度が良好となり、光源2の設置個数も 少なくて済む。また耐ESD特性及びEMI対策は絶縁性樹脂フィルム4の裏面 及びプラスチック製ド−ムシ−ト7の上面のそれぞれに形成した導電性を有する 光反射層6、9の上下2箇所によってより一層効果が発揮されることとなる。
【0012】
本考案に係る押釦スイッチは上記の説明からわかるように、光源を備えたプリ ント配線板上に、透光性のシリコ−ンゴム又は熱可塑性エラストマ−製の作動部 と非作動部とよりなるキ−パッドを設置し、該キ−パッド上の作動部を除く非作 動部上に、表面に非透光性皮膜を、裏面に導電性を有する光反射層を形成した絶 縁性樹脂フィルムを敷設し、かつ該導電性を有する光反射層をア−ス接続したも のであるから、光源から放射された光は吸収されることなく略完全に反射され、 表面に形成した非透光性皮膜と相俟って外部に光が漏れるのを阻止する遮蔽効果 が一段と増し、反射効率も非常に高くなり、プリント配線板に搭載する光源の数 を減らすことができ、それだけコストの低減化を図ることができる。また操作者 の指等に帯電した静電気はキ−トップと接触している導電性を有する光反射層を 伝わってア−スされるので耐ESD特性を持たせることができ、安定した電気特 性を維持することができる。さらに、大気中に存在する各種の電波輻射に対して も導電性を有する光反射層により電気的にシ−ルドされる結果、プリント配線に 対する電波障害も解消され、EMI対策が十分図れることとなる。
【0013】 また本考案に係る押釦スイッチは光源を備えたプリント配線板上に、透光性の シリコ−ンゴム又は熱可塑性エラストマ−製の作動部と非作動部とよりなるキ− パッドを設置し、該キ−パッド上の作動部を除く非作動部上に、表面に非透光性 皮膜を、裏面に導電性を有する光反射層を形成した絶縁性樹脂フィルムを敷設す るとともに前記作動部と対応する位置にド−ム状に隆起するド−ム部を有するプ ラスチック製ド−ムシ−トを前記プリント配線板と前記キ−パッド間に設置し、 該ド−ムシ−トの上面全体に導電性を有する光反射層を形成し、該導電性を有す る光反射層をア−ス接続したので、プラスチック製ド−ムシ−トの上面全体に形 成した導電性を有する光反射層と、プラスチック製ド−ムシ−トの上面全体に形 成した導電性を有する光反射層とが相俟って、光源から放射された光は絶縁性樹 脂フィルムの導電性を有する光反射層で反射した光がさらにド−ム部の導電性を 有する光反射層で形成される凸面鏡作用によってキ−トップ側に収束し一層明る くなり照度が良好となり、光源の設置個数もさらに少なくて済む。また耐ESD 特性及びEMI対策は絶縁性樹脂フィルムの裏面及びプラスチック製ド−ムシ− トの上面のそれぞれに形成した導電性を有する光反射層の上下2箇所によってよ り一層効果が発揮されることとなる。
【図1】本考案の一実施例を示す概略拡大断面図であ
る。
る。
【図2】導電性を有する光反射層を形成した絶縁性樹脂
フィルムの拡大断面図である。
フィルムの拡大断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す概略拡大断面図であ
る。
る。
【図4】本考案をド−ムスイッチに適用した場合の一実
施例を示す概略拡大断面図である。
施例を示す概略拡大断面図である。
【図5】本考案をド−ムスイッチに適用した場合の他の
実施例を示す概略拡大断面図である。
実施例を示す概略拡大断面図である。
【図6】導電性を有する光反射層を形成したプラスチッ
ク製ド−ムシ−トの拡大断面図である。
ク製ド−ムシ−トの拡大断面図である。
1 プリント配線板 2 光源 3 キ−パッド 3a 作動部 3b 非作動部 3c スカ−ト部 3d キ−トップ 3e 硬質樹脂製キ−トップ 3f、7c 可動接点 4 絶縁性樹脂フィルム 5 非透光性皮膜 6、9 導電性を有する光反射膜 7 プラスチック製ド−ムシ−ト 7a ド−ム部 7b シ−ト部 8スペ−サ−
Claims (2)
- 【請求項1】 光源を備えたプリント配線板上に、透光
性のシリコ−ンゴム又は熱可塑性エラストマ−製の作動
部と非作動部とよりなるキ−パッドを設置し、該キ−パ
ッド上の作動部を除く非作動部上に、表面に非透光性皮
膜を、裏面に導電性を有する光反射層を形成した絶縁性
樹脂フィルムを敷設し、かつ該導電性を有する光反射層
をア−ス接続したことを特徴とする押釦スイッチ。 - 【請求項2】 光源を備えたプリント配線板上に、透光
性のシリコ−ンゴム又は熱可塑性エラストマ−製の作動
部と非作動部とよりなるキ−パッドを設置し、該キ−パ
ッド上の作動部を除く非作動部上に、表面に非透光性皮
膜を、裏面に導電性を有する光反射層を形成した絶縁性
樹脂フィルムを敷設し、かつ該導電性を有する光反射層
をア−ス接続するとともに前記作動部と対応する位置に
ド−ム状に隆起するド−ム部を有するプラスチック製ド
−ムシ−トを前記プリント配線板と前記キ−パッド間に
設置し、該ド−ムシ−トの上面全体に導電性を有する光
反射層を形成し、該導電性を有する光反射層をア−ス接
続したことを特徴とする押釦スイッチ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012230U JP3024123U (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 押釦スイッチ |
US08/567,223 US5661279A (en) | 1995-10-26 | 1995-12-05 | Pushbutton switch |
US08/683,771 US5664667A (en) | 1995-10-26 | 1996-07-17 | Pushbutton switch |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012230U JP3024123U (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 押釦スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3024123U true JP3024123U (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=43159369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995012230U Expired - Lifetime JP3024123U (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 押釦スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024123U (ja) |
-
1995
- 1995-10-26 JP JP1995012230U patent/JP3024123U/ja not_active Expired - Lifetime
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