JP3023938B2 - 偏向ヨ−ク装置 - Google Patents
偏向ヨ−ク装置Info
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- JP3023938B2 JP3023938B2 JP8782492A JP8782492A JP3023938B2 JP 3023938 B2 JP3023938 B2 JP 3023938B2 JP 8782492 A JP8782492 A JP 8782492A JP 8782492 A JP8782492 A JP 8782492A JP 3023938 B2 JP3023938 B2 JP 3023938B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ringing
- coil
- removal
- coils
- yoke device
- Prior art date
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- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機の偏
向ヨーク装置、特にリンギング除去コイルを有する偏向
ヨーク装置に関する。
向ヨーク装置、特にリンギング除去コイルを有する偏向
ヨーク装置に関する。
【０００２】
【従来技術】テレビジョン受像機においては、偏向ヨー
ク装置の水平偏向コイルに水平走査用ののこぎり波電流
を流し、垂直偏向コイルに垂直走査用ののこぎり波電流
を流して電子ビームを左右および上下に偏向させ受像管
上にラスタを描かせている。のこぎり波電流の一周期の
初期には、のこぎり波発生回路を構成する回路素子のた
めに電流値が小刻みに変動するリンギングと呼ばれる現
象が起こることが知られている。
ク装置の水平偏向コイルに水平走査用ののこぎり波電流
を流し、垂直偏向コイルに垂直走査用ののこぎり波電流
を流して電子ビームを左右および上下に偏向させ受像管
上にラスタを描かせている。のこぎり波電流の一周期の
初期には、のこぎり波発生回路を構成する回路素子のた
めに電流値が小刻みに変動するリンギングと呼ばれる現
象が起こることが知られている。
【０００３】リンギング現象が起こると受像管の画面の
一部に濃淡が現れるため、従来の偏向ヨーク装置にはリ
ンギング除去用のコイルが取り付けられている。
一部に濃淡が現れるため、従来の偏向ヨーク装置にはリ
ンギング除去用のコイルが取り付けられている。
【０００４】図３は一例として偏向ヨーク装置の水平偏
向コイルに発生するリンギング現象を除去するためのリ
ンギング除去コイルの接続を示しており、水平偏向コイ
ル１ａ、１ｂの端子ａ、ｂにインダクタンスのほぼ等し
いリンギング除去コイル２ａ、２ｂが接続されている。
リンギング除去コイル２ａ、２ｂは、図４（ａ）に示す
ようにリングコア５に巻き方向を互いに逆にして巻く
か、図４（ｂ）に示すように、Ｅ型コア６の中央脚６ａ
に巻き方向を互いに逆にして巻いたものである。
向コイルに発生するリンギング現象を除去するためのリ
ンギング除去コイルの接続を示しており、水平偏向コイ
ル１ａ、１ｂの端子ａ、ｂにインダクタンスのほぼ等し
いリンギング除去コイル２ａ、２ｂが接続されている。
リンギング除去コイル２ａ、２ｂは、図４（ａ）に示す
ようにリングコア５に巻き方向を互いに逆にして巻く
か、図４（ｂ）に示すように、Ｅ型コア６の中央脚６ａ
に巻き方向を互いに逆にして巻いたものである。
【０００５】リンギング除去コイル２ａ、２ｂはインダ
クタンスＬａ、Ｌｂができるだけ等しいものを選ぶこと
により、水平偏向コイル１ａおよび１ｂに流れるのこぎ
り波電流の一周期の初期に発生するリンギング現象がこ
のリンギング除去コイル２ａ、２ｂのインダクタンスに
より打ち消されて受像管の画面に濃淡が現れないように
することができる。
クタンスＬａ、Ｌｂができるだけ等しいものを選ぶこと
により、水平偏向コイル１ａおよび１ｂに流れるのこぎ
り波電流の一周期の初期に発生するリンギング現象がこ
のリンギング除去コイル２ａ、２ｂのインダクタンスに
より打ち消されて受像管の画面に濃淡が現れないように
することができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リンギング
除去コイル２ａ、２ｂのインダクタンスは製造上約±５
％の誤差があるのが普通であり、その中からできるだけ
インダクタンスの等しい２つのコイルを選ぶことが必要
であるが、この作業はなかなか厄介であり作業効率も悪
く、選ばれた２つのコイルにもインダクタンスに多少の
差があるため画像への影響をまったくなくすことはでき
ない。
除去コイル２ａ、２ｂのインダクタンスは製造上約±５
％の誤差があるのが普通であり、その中からできるだけ
インダクタンスの等しい２つのコイルを選ぶことが必要
であるが、この作業はなかなか厄介であり作業効率も悪
く、選ばれた２つのコイルにもインダクタンスに多少の
差があるため画像への影響をまったくなくすことはでき
ない。
【０００７】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、リンギング除去コイルの選定を容易にし、リンギ
ングの除去が確実にできる偏向ヨーク装置を提供するこ
とを目的とする。
ので、リンギング除去コイルの選定を容易にし、リンギ
ングの除去が確実にできる偏向ヨーク装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、テレビジョン受像機の偏向コイルの各端子
に一対のリンギング除去コイルの各々を接続し、該一対
のリンギング除去コイルのうちインダクタンスの大きい
リンギング除去コイルと並列に、該リンギング除去コイ
ルの誘導作用を調整する可変抵抗からなるリンギング除
去調整素子を接続して偏向ヨーク装置を構成した。
に本発明は、テレビジョン受像機の偏向コイルの各端子
に一対のリンギング除去コイルの各々を接続し、該一対
のリンギング除去コイルのうちインダクタンスの大きい
リンギング除去コイルと並列に、該リンギング除去コイ
ルの誘導作用を調整する可変抵抗からなるリンギング除
去調整素子を接続して偏向ヨーク装置を構成した。
【０００９】
【作用】リンギング除去調整素子を調整することにより
リンギング除去調整素子を付加した方のリンギング除去
コイルに流れる電流を調整し、インダクタンス除去効果
が確実にできるようになる。
リンギング除去調整素子を付加した方のリンギング除去
コイルに流れる電流を調整し、インダクタンス除去効果
が確実にできるようになる。
【００１０】
【実施例】以下本発明を図面に基づいて説明する。
【００１１】図１は本発明による偏向ヨーク装置の一実
施例を示しており、水平偏向コイルに発生するリンギン
グ現象を防止する例である。
施例を示しており、水平偏向コイルに発生するリンギン
グ現象を防止する例である。
【００１２】水平偏向コイル１ａの一方の端子ａにリン
ギング除去コイル２ａが直列に接続され、他方の端子ｂ
にリンギング除去コイル２ｂとリンギング除去調整素子
としての可変抵抗２ｃとが並列に接続されている。一方
のリンギング除去コイル２ａに流れる電流をｉａ、他方
のリンギング除去コイル２ｂに流れる電流をｉｂ、可変
抵抗２ｃに流れる電流をｉｃとすると、次の数１で示す
関係が成り立つ。
ギング除去コイル２ａが直列に接続され、他方の端子ｂ
にリンギング除去コイル２ｂとリンギング除去調整素子
としての可変抵抗２ｃとが並列に接続されている。一方
のリンギング除去コイル２ａに流れる電流をｉａ、他方
のリンギング除去コイル２ｂに流れる電流をｉｂ、可変
抵抗２ｃに流れる電流をｉｃとすると、次の数１で示す
関係が成り立つ。
【００１３】
【数１】｜ｉａ｜＝｜ｉｂ＋ｉｃ｜ リンギング除去コイル２ａ、２ｂのインダクタンスをＬ
ａ、Ｌｂとすると、各リンギング除去コイル２ａ、２ｂ
による誘導作用はそれぞれＬａ｜ｉａ｜、Ｌｂ｜ｉｂ｜
となる。そこで次の数２が成り立つように可変抵抗２ｃ
を調整する。
ａ、Ｌｂとすると、各リンギング除去コイル２ａ、２ｂ
による誘導作用はそれぞれＬａ｜ｉａ｜、Ｌｂ｜ｉｂ｜
となる。そこで次の数２が成り立つように可変抵抗２ｃ
を調整する。
【００１４】
【数２】Ｌａ｜ｉａ｜＝Ｌｂ｜ｉｂ｜ その結果、リンギング除去コイル２ａ、２ｂによるリン
ギング除去作用が著しくなり、リンギング除去が確実に
できる。可変抵抗２ｃの調整は受像管の画面を見ながら
または電流値または波形を見ながら行う。リンギングに
よる縦縞または横縞が消えるのを確認して行う。
ギング除去作用が著しくなり、リンギング除去が確実に
できる。可変抵抗２ｃの調整は受像管の画面を見ながら
または電流値または波形を見ながら行う。リンギングに
よる縦縞または横縞が消えるのを確認して行う。
【００１５】なお、可変抵抗２ｃは２つのリンギング除
去コイル２ａ、２ｂのうちのインダクタンスが大きい方
のコイルと並列に接続しなければならない。
去コイル２ａ、２ｂのうちのインダクタンスが大きい方
のコイルと並列に接続しなければならない。
【００１６】図２（ａ）および（ｂ）は本発明による偏
向ヨーク装置の他の実施例におけるリンギング除去調整
素子の接続を示す。
向ヨーク装置の他の実施例におけるリンギング除去調整
素子の接続を示す。
【００１７】図２（ａ）は、リンギング除去コイル２ｂ
と並列に、可変抵抗２ｃと固定抵抗２ｄとを直列に接続
したもの、図２（ｂ）は他方のリンギング除去コイル２
ｂと並列に、可変抵抗２ｃと固定抵抗２ｄとを並列に接
続したものである。いずれも上記数２が成り立つように
可変抵抗２ｃを調整してリンギング除去作用を等しくし
たものである。
と並列に、可変抵抗２ｃと固定抵抗２ｄとを直列に接続
したもの、図２（ｂ）は他方のリンギング除去コイル２
ｂと並列に、可変抵抗２ｃと固定抵抗２ｄとを並列に接
続したものである。いずれも上記数２が成り立つように
可変抵抗２ｃを調整してリンギング除去作用を等しくし
たものである。
【００１８】図１および図２（ａ）、（ｂ）のいずれの
実施例においても、２つのリンギング除去コイル２ａ、
２ｂのインダクタンスを故意に変え、インダクタンスが
大きい方のコイルと並列に可変抵抗２ｃを接続してもよ
い。
実施例においても、２つのリンギング除去コイル２ａ、
２ｂのインダクタンスを故意に変え、インダクタンスが
大きい方のコイルと並列に可変抵抗２ｃを接続してもよ
い。
【００１９】上記実施例ではリンギング除去調整用に可
変抵抗を用いたが、コイルでもよい。また、リンギング
除去調整用の素子は一対のリンギング除去コイルの一方
に並列に接続してもよいし、各々に並列に接続してもよ
い。
変抵抗を用いたが、コイルでもよい。また、リンギング
除去調整用の素子は一対のリンギング除去コイルの一方
に並列に接続してもよいし、各々に並列に接続してもよ
い。
【００２０】また、上記実施例では偏向ヨーク装置の水
平偏向コイルのリンギング現象除去について例示した
が、垂直偏向コイルについても同様である。
平偏向コイルのリンギング現象除去について例示した
が、垂直偏向コイルについても同様である。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、テレビジョン受像機の偏向コイルに接続された一対
のリンギング除去コイルの少なくとも一方と並列に、抵
抗またはコイルなどのリンギング除去調整素子を接続
し、この素子を調整してリンギング除去コイルのインダ
クタンスを調整するようにしたので、一対のリンギング
除去コイルのインダクタンスにばらつきがあってもリン
ギングを確実に除去ができる。その結果、インダクタン
スの値を気にせずに２つのコイルを選定してリンギング
除去コイルとして用いることができる。
は、テレビジョン受像機の偏向コイルに接続された一対
のリンギング除去コイルの少なくとも一方と並列に、抵
抗またはコイルなどのリンギング除去調整素子を接続
し、この素子を調整してリンギング除去コイルのインダ
クタンスを調整するようにしたので、一対のリンギング
除去コイルのインダクタンスにばらつきがあってもリン
ギングを確実に除去ができる。その結果、インダクタン
スの値を気にせずに２つのコイルを選定してリンギング
除去コイルとして用いることができる。
【図１】本発明による偏向ヨーク装置の一実施例におけ
るリンギング除去コイルの接続を示す。
るリンギング除去コイルの接続を示す。
【図２】（ａ）は本発明による偏向ヨーク装置の他の実
施例におけるリンギング除去コイルの接続、（ｂ）はさ
らに他の実施例におけるリンギング除去コイルの接続を
示す。
施例におけるリンギング除去コイルの接続、（ｂ）はさ
らに他の実施例におけるリンギング除去コイルの接続を
示す。
【図３】従来の偏向ヨーク装置におけるリンギング除去
コイルの接続を示す。
コイルの接続を示す。
【図４】（ａ）および（ｂ）はリンギング除去コイルの
異なる具体例を示す。
異なる具体例を示す。
１ａ、１ｂ 水平偏向コイル ２ａ、２ｂ リンギング除去コイル ２ｃ 可変抵抗 ２ｄ 固定抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−54828（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−51078（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−173049（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−295337（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−207789（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−100076（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−106779（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−92352（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 3/16 H01J 29/76
Claims (1)
- 【請求項１】 テレビジョン受像機の偏向コイルの各端
子に一対のリンギング除去コイルの各々を接続し、該一
対のリンギング除去コイルのうちインダクタンスの大き
いリンギング除去コイルと並列に、該リンギング除去コ
イルの誘導作用を調整する可変抵抗からなるリンギング
除去調整素子を接続したことを特徴とする偏向ヨーク装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8782492A JP3023938B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 偏向ヨ−ク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8782492A JP3023938B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 偏向ヨ−ク装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05260333A JPH05260333A (ja) | 1993-10-08 |
| JP3023938B2 true JP3023938B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=13925707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8782492A Expired - Fee Related JP3023938B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 偏向ヨ−ク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3023938B2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP8782492A patent/JP3023938B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05260333A (ja) | 1993-10-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991214 |
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