JP3023705B2 - 予備チャンネル切替え装置および方法 - Google Patents
予備チャンネル切替え装置および方法Info
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- Signal Processing (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、現用チャンネルから予
備チャンネルへの切替えを行う方式に関し、特にディジ
タル多重無線装置等における、Ｎ＋１システムのベース
バンド切替え装置において、バイポーラ切替え時に発生
する各現用チャンネルごとに通過する受信部のバイポー
ラ切替え器の数によって異なる損失を自動的に補償する
ようにした予備チャンネル切替え方式に関するものであ
る。
備チャンネルへの切替えを行う方式に関し、特にディジ
タル多重無線装置等における、Ｎ＋１システムのベース
バンド切替え装置において、バイポーラ切替え時に発生
する各現用チャンネルごとに通過する受信部のバイポー
ラ切替え器の数によって異なる損失を自動的に補償する
ようにした予備チャンネル切替え方式に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図４は基本的な無線回線のバイポーラ切
替え方式を示したものであって、Ｎチャンネルのベース
バンド信号入力１〜Ｎに対して、１チャンネルの予備チ
ャンネルを有する場合を示し、１１は受信部のバイポー
ラ切替え部である。
替え方式を示したものであって、Ｎチャンネルのベース
バンド信号入力１〜Ｎに対して、１チャンネルの予備チ
ャンネルを有する場合を示し、１１は受信部のバイポー
ラ切替え部である。
【０００３】無線区間の各現用チャンネル現用１ＣＨ，
現用２ＣＨ，…，現用ＮＣＨに対して、送信部にリレー
からなる予備チャンネルへのバイポーラ切替え器ＴＳＷ
１，ＴＳＷ２，…，ＴＳＷＮを有するとともに、受信部
におけるバイポーラ切替え部１１に、リレーからなる予
備チャンネルからのバイポーラ切替え器ＲＳＷ１，ＲＳ
Ｗ２，…，ＲＳＷＮを有している。
現用２ＣＨ，…，現用ＮＣＨに対して、送信部にリレー
からなる予備チャンネルへのバイポーラ切替え器ＴＳＷ
１，ＴＳＷ２，…，ＴＳＷＮを有するとともに、受信部
におけるバイポーラ切替え部１１に、リレーからなる予
備チャンネルからのバイポーラ切替え器ＲＳＷ１，ＲＳ
Ｗ２，…，ＲＳＷＮを有している。
【０００４】図５はバイポーラ切替え器を示したもので
あって、（ａ）は送信側を示し、現用チャンネルの送信
入力を、現用側ポートに切り替えたときは、現用チャン
ネルに接続し、予備側ポートに切り替えたときは、予備
チャンネルの送信入力に接続することが示されている。
また（ｂ）は受信側を示し、現用チャンネルを、現用側
ポートに切り替えたときは、現用チャンネルの受信出力
に接続し、予備側ポートに切り替えたときは、予備チャ
ンネルの受信出力に接続することが示されている。また
これらは、送端，受端それぞれに予備回線に対して直列
に接続されるものである。
あって、（ａ）は送信側を示し、現用チャンネルの送信
入力を、現用側ポートに切り替えたときは、現用チャン
ネルに接続し、予備側ポートに切り替えたときは、予備
チャンネルの送信入力に接続することが示されている。
また（ｂ）は受信側を示し、現用チャンネルを、現用側
ポートに切り替えたときは、現用チャンネルの受信出力
に接続し、予備側ポートに切り替えたときは、予備チャ
ンネルの受信出力に接続することが示されている。また
これらは、送端，受端それぞれに予備回線に対して直列
に接続されるものである。
【０００５】図４に示されたＮ＋１システムのベースバ
ンド切替え装置においては、正常時には、各バイポーラ
切替え器はすべて現用チャンネル側に切り替えられてい
て、予備チャンネルには、ベースバンド信号は伝送され
ない。従って例えばベースバンド信号入力２から入力さ
れた信号は、無線区間における経路１を経てベースバ
ンド信号出力２に出力される。
ンド切替え装置においては、正常時には、各バイポーラ
切替え器はすべて現用チャンネル側に切り替えられてい
て、予備チャンネルには、ベースバンド信号は伝送され
ない。従って例えばベースバンド信号入力２から入力さ
れた信号は、無線区間における経路１を経てベースバ
ンド信号出力２に出力される。
【０００６】いま、例えば経路１の現用２ＣＨの無線区
間において、機器故障等により回線品質劣化の障害を発
生したときは、送信側のバイポーラ切替え器ＴＳＷ２
と、受信側のバイポーラ切替え器ＲＳＷ２とを予備チャ
ンネル側に切り換えることによって、ベースバンド信号
入力２は、経路２の予備ＣＨの無線区間を経て伝送され
て、ベースバンド信号出力２を生じる。
間において、機器故障等により回線品質劣化の障害を発
生したときは、送信側のバイポーラ切替え器ＴＳＷ２
と、受信側のバイポーラ切替え器ＲＳＷ２とを予備チャ
ンネル側に切り換えることによって、ベースバンド信号
入力２は、経路２の予備ＣＨの無線区間を経て伝送され
て、ベースバンド信号出力２を生じる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】図４に示されたＮ＋１
システムのベースバンド切替え装置においては、正常時
には、信号が受ける損失は、受信側のバイポーラ切替
え器ＲＳＷ２による減衰量だけである。なおこの場合、
送信側のバイポーラ切替え器ＴＳＷ２で受けた損失は、
無線装置で補償されるため無視する。一方、予備チャン
ネルに切替えられたときは信号は経路２を通るため、
受信側のバイポーラ切替え器ＲＳＷ１とＲＳＷ２との直
列接続による損失を生じることになる。
システムのベースバンド切替え装置においては、正常時
には、信号が受ける損失は、受信側のバイポーラ切替
え器ＲＳＷ２による減衰量だけである。なおこの場合、
送信側のバイポーラ切替え器ＴＳＷ２で受けた損失は、
無線装置で補償されるため無視する。一方、予備チャン
ネルに切替えられたときは信号は経路２を通るため、
受信側のバイポーラ切替え器ＲＳＷ１とＲＳＷ２との直
列接続による損失を生じることになる。
【０００８】このように、ディジタル多重無線装置にお
けるＮ＋１システムのベースバンド切替え装置において
は、現用チャンネルの障害時、現用チャンネルから予備
チャンネルに対して、リレー接点を介した切替えすなわ
ちバイポーラ切替えを行うことによって、障害となった
現用チャンネルのベースバンド信号は予備チャンネルを
経て伝送されるが、その際、伝送路長の変化に基づいて
損失が発生する以外に、チャンネル切替え用のバイポー
ラ切替え器を通過することに基づく損失を発生する。
けるＮ＋１システムのベースバンド切替え装置において
は、現用チャンネルの障害時、現用チャンネルから予備
チャンネルに対して、リレー接点を介した切替えすなわ
ちバイポーラ切替えを行うことによって、障害となった
現用チャンネルのベースバンド信号は予備チャンネルを
経て伝送されるが、その際、伝送路長の変化に基づいて
損失が発生する以外に、チャンネル切替え用のバイポー
ラ切替え器を通過することに基づく損失を発生する。
【０００９】この場合、図４に示されるように、予備チ
ャンネルから遠いチャンネルほど、通過するバイポーラ
切替え器の数が増加するため、損失が増加することにな
る。そして、損失の影響を受けたベースバンド信号出力
は、チャンネルごとに損失が異なるため、そのレベルが
まちまちであり、現用システム数が増加するほどその影
響が大きくなる。
ャンネルから遠いチャンネルほど、通過するバイポーラ
切替え器の数が増加するため、損失が増加することにな
る。そして、損失の影響を受けたベースバンド信号出力
は、チャンネルごとに損失が異なるため、そのレベルが
まちまちであり、現用システム数が増加するほどその影
響が大きくなる。
【００１０】従来、システム数が少ない場合には、この
損失による影響は極めて少なく規格を割る恐れがないた
め、問題となることはなかった。そのため装置内部にこ
の損失を補償する回路を有せず、影響を受けたベースバ
ンド信号をそのまま出力していた。
損失による影響は極めて少なく規格を割る恐れがないた
め、問題となることはなかった。そのため装置内部にこ
の損失を補償する回路を有せず、影響を受けたベースバ
ンド信号をそのまま出力していた。
【００１１】近年において、ディジタル多重無線装置に
おいて顧客から要求されるシステム数は次第に増加して
いる。そのため、例えば４ＧＨｚ帯の最大システム数で
ある１１＋１システムのようにシステム数が増加した場
合には、この損失による影響は無視することができなく
なり、結果的に規格を割る場合があるという問題が生じ
ている。
おいて顧客から要求されるシステム数は次第に増加して
いる。そのため、例えば４ＧＨｚ帯の最大システム数で
ある１１＋１システムのようにシステム数が増加した場
合には、この損失による影響は無視することができなく
なり、結果的に規格を割る場合があるという問題が生じ
ている。
【００１２】本発明はこのような従来技術の課題を解決
しようとするものであって、ディジタル多重無線装置に
おけるＮ＋１システムのベースバンド切替え装置におい
て、予備チャンネルへの切替え時に生じる損失を自動的
に補償する手段を有し、予備チャンネルへの切替えを行
っても、ベースバンド信号を減衰させることなく出力す
ることができる、予備チャンネル切替え装置および方法
を提供することを目的としている。
しようとするものであって、ディジタル多重無線装置に
おけるＮ＋１システムのベースバンド切替え装置におい
て、予備チャンネルへの切替え時に生じる損失を自動的
に補償する手段を有し、予備チャンネルへの切替えを行
っても、ベースバンド信号を減衰させることなく出力す
ることができる、予備チャンネル切替え装置および方法
を提供することを目的としている。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は、Ｎチャンネル
の現用チャンネルに対して１チャンネルの予備チャンネ
ルを設け、各現用チャンネルの送信入力と受信出力とに
それぞれバイポーラ切替え器を配置して、各バイポーラ
切替え器の現用側ポートを対応する現用チャンネルに接
続するとともに、１〜ＮＣＨの送端および受端の各々の
バイポーラ切替え器の予備側ポートを直列に接続して予
備チャンネルの送信入力と受信出力とに接続し、任意の
現用チャンネルの送端および受端のバイポーラ切替え器
を予備側に切り替えることによって、この現用チャンネ
ルを予備チャンネルに切り替えるＮ＋１システムの予備
チャンネル切替え方式において、予備チャンネルに切り
替えられた現用チャンネルを認識する切替えチャンネル
認識手段と、認識された現用チャンネルに対応する増幅
量の制御情報を発生する増幅量制御手段と、この制御情
報に応じて利得を変化する利得制御型増幅手段とを設け
て、この利得制御型増幅手段を予備チャンネルの受信出
力に挿入したことを特徴とするものである。
の現用チャンネルに対して１チャンネルの予備チャンネ
ルを設け、各現用チャンネルの送信入力と受信出力とに
それぞれバイポーラ切替え器を配置して、各バイポーラ
切替え器の現用側ポートを対応する現用チャンネルに接
続するとともに、１〜ＮＣＨの送端および受端の各々の
バイポーラ切替え器の予備側ポートを直列に接続して予
備チャンネルの送信入力と受信出力とに接続し、任意の
現用チャンネルの送端および受端のバイポーラ切替え器
を予備側に切り替えることによって、この現用チャンネ
ルを予備チャンネルに切り替えるＮ＋１システムの予備
チャンネル切替え方式において、予備チャンネルに切り
替えられた現用チャンネルを認識する切替えチャンネル
認識手段と、認識された現用チャンネルに対応する増幅
量の制御情報を発生する増幅量制御手段と、この制御情
報に応じて利得を変化する利得制御型増幅手段とを設け
て、この利得制御型増幅手段を予備チャンネルの受信出
力に挿入したことを特徴とするものである。
【００１４】
【作用】Ｎ＋１システムの予備チャンネル切替え方式に
おいては、Ｎチャンネルの現用チャンネル現用１ＣＨ，
現用２ＣＨ，…，現用ＮＣＨに対して１チャンネルの予
備チャンネル予備ＣＨを設け、各現用チャンネルの送信
入力と受信出力とにそれぞれバイポーラ切替え器ＴＳＷ
１，ＴＳＷ２，…，ＴＳＷＮ，ＲＳＷ１，ＲＳＷ２，
…，ＲＳＷＮを配置して、各々のバイポーラ切替え器の
現用側ポートを対応する現用チャンネルに接続するとと
もに、１〜ＮＣＨの送端および受端の各々のバイポーラ
切替え器の予備側ポートを直列に接続して予備チャンネ
ルの送信入力および受信出力とに接続する。そして任意
の現用チャンネルの送端および受端のバイポーラ切替え
器を予備側に切り替えることによって、この現用チャン
ネルを予備チャンネルに切り替えるようにする。この場
合に、切替えチャンネル認識手段１を設けて、予備チャ
ンネルに切り替えられた現用チャンネルを認識し、増幅
量制御手段２を設けて、この認識された現用チャンネル
に対応する増幅量の制御情報を発生し、利得制御型増幅
手段３を予備チャンネルの受信出力に挿入して、増幅量
制御手段２の制御情報に応じて利得を変化するようにし
たので、予備チャンネルへの切替え時に通過する受信側
の切替え器によって生じる損失を自動的に補償して、予
備チャンネルへの切替えを行っても、信号を減衰させる
ことなく出力することができるようになる。
おいては、Ｎチャンネルの現用チャンネル現用１ＣＨ，
現用２ＣＨ，…，現用ＮＣＨに対して１チャンネルの予
備チャンネル予備ＣＨを設け、各現用チャンネルの送信
入力と受信出力とにそれぞれバイポーラ切替え器ＴＳＷ
１，ＴＳＷ２，…，ＴＳＷＮ，ＲＳＷ１，ＲＳＷ２，
…，ＲＳＷＮを配置して、各々のバイポーラ切替え器の
現用側ポートを対応する現用チャンネルに接続するとと
もに、１〜ＮＣＨの送端および受端の各々のバイポーラ
切替え器の予備側ポートを直列に接続して予備チャンネ
ルの送信入力および受信出力とに接続する。そして任意
の現用チャンネルの送端および受端のバイポーラ切替え
器を予備側に切り替えることによって、この現用チャン
ネルを予備チャンネルに切り替えるようにする。この場
合に、切替えチャンネル認識手段１を設けて、予備チャ
ンネルに切り替えられた現用チャンネルを認識し、増幅
量制御手段２を設けて、この認識された現用チャンネル
に対応する増幅量の制御情報を発生し、利得制御型増幅
手段３を予備チャンネルの受信出力に挿入して、増幅量
制御手段２の制御情報に応じて利得を変化するようにし
たので、予備チャンネルへの切替え時に通過する受信側
の切替え器によって生じる損失を自動的に補償して、予
備チャンネルへの切替えを行っても、信号を減衰させる
ことなく出力することができるようになる。
【００１５】
【実施例】図２は本発明の一実施例を示したものであっ
て、ディジタル多重無線装置におけるＮ＋１システムの
ベースバンド切替え装置の受信部バイポーラ切替え部の
構成を示し、図４におけると同じ部分を同じ番号で示
し、２１は利得制御型増幅回路、２２は増幅量制御回
路、２３は切替えチャンネル認識回路、２４は切替え制
御回路、２５1,２５2,…，２５N は切替え制御回路２４
からの各現用チャンネル現用１ＣＨ，現用２ＣＨ，…，
現用ＮＣＨの切替え命令に対応して設けられたハイブリ
ッドである。
て、ディジタル多重無線装置におけるＮ＋１システムの
ベースバンド切替え装置の受信部バイポーラ切替え部の
構成を示し、図４におけると同じ部分を同じ番号で示
し、２１は利得制御型増幅回路、２２は増幅量制御回
路、２３は切替えチャンネル認識回路、２４は切替え制
御回路、２５1,２５2,…，２５N は切替え制御回路２４
からの各現用チャンネル現用１ＣＨ，現用２ＣＨ，…，
現用ＮＣＨの切替え命令に対応して設けられたハイブリ
ッドである。
【００１６】いま、現用２ＣＨが正常の場合、ベースバ
ンド信号入力２は経路１を通り、受信バイポーラ切替え
器ＲＳＷ２を経てベースバンド信号出力２を生じる。次
に、現用２ＣＨが回線品質劣化を生じると、切替え制御
回路２４から送信側および受信側のバイポーラ切替え器
ＴＳＷ２，ＲＳＷ２に対して切替え命令が出力されて、
予備チャンネル側に切り替えられる。従ってベースバン
ド信号入力２は、経路２の予備ＣＨを経てベースバンド
信号出力２として出力されるようになる。これによって
ベースバンド信号出力２のレベルは、経路１の場合と比
べて、受信側のバイポーラ切替え器ＲＳＷ１の損失分Ａ
だけ小さくなる。
ンド信号入力２は経路１を通り、受信バイポーラ切替え
器ＲＳＷ２を経てベースバンド信号出力２を生じる。次
に、現用２ＣＨが回線品質劣化を生じると、切替え制御
回路２４から送信側および受信側のバイポーラ切替え器
ＴＳＷ２，ＲＳＷ２に対して切替え命令が出力されて、
予備チャンネル側に切り替えられる。従ってベースバン
ド信号入力２は、経路２の予備ＣＨを経てベースバンド
信号出力２として出力されるようになる。これによって
ベースバンド信号出力２のレベルは、経路１の場合と比
べて、受信側のバイポーラ切替え器ＲＳＷ１の損失分Ａ
だけ小さくなる。
【００１７】切替えチャンネル認識回路２３は、ハイブ
リッド２５1,２５2,…，２５N を経て入力された各チャ
ンネルの切替え命令によって、どの現用チャンネルから
予備チャンネルに切替えを行ったかを認識する。この場
合は、ハイブリッド２５2 を経て入力された切替え命令
によって、現用２ＣＨから切替えが行われたことを認識
して、増幅量制御回路２２に対して指示を行う。増幅量
制御回路２２は、これに基づいて、受信側のバイポーラ
切替え器ＲＳＷ１の損失分Ａを補償するように、利得制
御型増幅回路の利得を制御し、これによって利得制御型
増幅回路２１の利得が、受信側のバイポーラ切替え器Ｒ
ＳＷ１のロス分Ａを補償する量だけ上昇する。
リッド２５1,２５2,…，２５N を経て入力された各チャ
ンネルの切替え命令によって、どの現用チャンネルから
予備チャンネルに切替えを行ったかを認識する。この場
合は、ハイブリッド２５2 を経て入力された切替え命令
によって、現用２ＣＨから切替えが行われたことを認識
して、増幅量制御回路２２に対して指示を行う。増幅量
制御回路２２は、これに基づいて、受信側のバイポーラ
切替え器ＲＳＷ１の損失分Ａを補償するように、利得制
御型増幅回路の利得を制御し、これによって利得制御型
増幅回路２１の利得が、受信側のバイポーラ切替え器Ｒ
ＳＷ１のロス分Ａを補償する量だけ上昇する。
【００１８】従ってベースバンド信号入力２に対する、
ベースバンド信号出力２は、経路１の現用２ＣＨを経た
場合と、経路２の予備ＣＨを経た場合とでレベル差を生
じない。他のチャンネルのベースバンド信号に対しても
同様であり、現用チャンネルの経路を経た場合と、予備
チャンネルの経路を経た場合とでベースバンド信号出力
のレベル差を常に自動的にゼロにすることができる。
ベースバンド信号出力２は、経路１の現用２ＣＨを経た
場合と、経路２の予備ＣＨを経た場合とでレベル差を生
じない。他のチャンネルのベースバンド信号に対しても
同様であり、現用チャンネルの経路を経た場合と、予備
チャンネルの経路を経た場合とでベースバンド信号出力
のレベル差を常に自動的にゼロにすることができる。
【００１９】図３は利得制御型増幅回路の構成例を示し
たものであって、図２におけると同じものを同じ番号で
示し、３１，３２は固定利得の増幅器、３３はピンダイ
オード、３４，３５は抵抗である。
たものであって、図２におけると同じものを同じ番号で
示し、３１，３２は固定利得の増幅器、３３はピンダイ
オード、３４，３５は抵抗である。
【００２０】ベースバンド信号入力は、増幅器３１，３
２において固定利得で増幅される。一方、ピンダイオー
ド３３は増幅量制御回路２２から抵抗３４，３５を経て
電流ｉを供給されることによって、増幅器３１の出力に
ある減衰を与えて増幅器３２に入力する。この際増幅量
制御回路２２は、切替えチャンネル認識回路２３から
の、予備チャンネルに切り替えた現用チャンネルの情報
に対応して、切替えに伴う損失の増加分に見合う利得増
加量を全体として生じるような、ピンダイオード３３の
減衰量を生じる電流ｉを出力する。
２において固定利得で増幅される。一方、ピンダイオー
ド３３は増幅量制御回路２２から抵抗３４，３５を経て
電流ｉを供給されることによって、増幅器３１の出力に
ある減衰を与えて増幅器３２に入力する。この際増幅量
制御回路２２は、切替えチャンネル認識回路２３から
の、予備チャンネルに切り替えた現用チャンネルの情報
に対応して、切替えに伴う損失の増加分に見合う利得増
加量を全体として生じるような、ピンダイオード３３の
減衰量を生じる電流ｉを出力する。
【００２１】従って図３の利得制御型増幅回路によれ
ば、どの現用チャンネルから予備チャンネルに切り替え
ても、ベースバンド信号出力にレベル差を生じることは
ない。
ば、どの現用チャンネルから予備チャンネルに切り替え
ても、ベースバンド信号出力にレベル差を生じることは
ない。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィジタル多重無線装置におけるＮ＋１システムのベース
バンド切替え装置において、現用チャンネルから予備チ
ャンネルへのバイポーラ切替えを行った際に、経由する
バイポーラ切替え器によって発生する損失の影響を自動
的に補償するようにしたので、どのチャンネルにおいて
予備チャンネルへの切替えを行っても、ベースバンド信
号出力におけレベル差を自動的にゼロにすることができ
る。
ィジタル多重無線装置におけるＮ＋１システムのベース
バンド切替え装置において、現用チャンネルから予備チ
ャンネルへのバイポーラ切替えを行った際に、経由する
バイポーラ切替え器によって発生する損失の影響を自動
的に補償するようにしたので、どのチャンネルにおいて
予備チャンネルへの切替えを行っても、ベースバンド信
号出力におけレベル差を自動的にゼロにすることができ
る。
【図１】本発明の原理的構成を示す図である。
【図２】本発明の一実施例を示す図である。
【図３】利得制御型増幅回路の構成例を示す図である。
【図４】基本的な無線回線のバイポーラ切替え方式を示
す図である。
す図である。
【図５】バイポーラ切替え器を示す図である。
ＴＳＷ１，ＴＳＷ２，…，ＴＳＷＮ，ＲＳＷ１，ＲＳＷ
２，…，ＲＳＷＮバイポーラ切替え器 １ 切替えチャンネル認識手段 ２ 増幅量制御手段 ３ 利得制御型増幅手段
２，…，ＲＳＷＮバイポーラ切替え器 １ 切替えチャンネル認識手段 ２ 増幅量制御手段 ３ 利得制御型増幅手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−282921（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−42930（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−149530（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−216430（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−9330（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04J 3/00 - 3/26 H04L 1/00 - 1/24 H04B 1/74
Claims (4)
- 【請求項１】 Ｎチャンネルの現用チャンネル（現用１
ＣＨ，現用２ＣＨ，…，現用ＮＣＨ）に対して１チャン
ネルの予備チャンネル（予備ＣＨ）を設け、各現用チャ
ンネルのバイポーラ送信入力とバイポーラ受信出力とに
それぞれバイポーラ切り替え器（ＴＳＷ１，ＴＳＷ２，
…，ＴＳＷＮ，ＲＳＷ１，ＲＳＷ２，…，ＲＳＷＮ）を
配置し、各々のバイポーラ切替え器の現用側ポートを対
応する現用チャンネルに接続するとともに、１〜ＮＣＨ
の送端および受端の各々のバイポーラ切替え器の予備側
ポートを直列に接続して予備チャンネルの送信入力およ
び受信出力に接続し、任意の現用チャンネルの送端およ
び受端のバイポーラ切替え器を予備側に切り替えること
によって、該現用チャンネルを予備チャンネルに切り替
えるＮ＋１システムの予備チャンネル切替え方式におい
て、予備チャンネルに切り替えられた現用チャンネルを
認識する切替えチャンネル認識手段（１）と、該認識さ
れた現用チャンネルに対応する増幅量の制御情報を発生
する増幅量制御手段（２）と、該制御情報に応じて利得
を変化する利得制御型増幅手段（３）とを設けて、該利
得制御型増幅手段（３）を予備チャンネルの受信出力に
挿入したことを特徴とする予備チャンネル切替え装置。 - 【請求項２】 前記切替えチャンネル認識手段（１）
が、各現用チャンネルにおけるバイポーラ切替え器に対
する切替え命令を分岐するハイブリッド（４1,４2,…,
４N ）からの入力によって予備チャンネルに切り替えら
れた現用チャンネルを認識することを特徴とする請求項
１に記載の予備チャンネル切替え装置。 - 【請求項３】 前記増幅量制御手段（２）が前記切替え
チャンネル認識手段（１）からのチャンネルの情報に応
じて変化する電流を出力する増幅量制御回路（２２）か
らなり、前記利得制御型増幅手段（３）が、該増幅量制
御回路（２２）からの電流に応じて減衰量を変化するピ
ンダイオード（３３）と、該ピンダイオード（３３）の
前後に設けられた固定利得増幅器（３１，３２）とから
なることを特徴とする請求項１に記載の予備チャンネル
切替え装置。 - 【請求項４】 Ｎチャンネルの現用チャンネルに対して
１チャンネルの予備チャンネルを設け、各現用チャンネ
ルの送信入力と受信出力とにそれぞれバイポーラ切替え
器を配置して、各バイポーラ切替え器の現用側ポートを
対応する現用チャンネルの送信出力と受信入力とに接続
するとともに、１〜ＮＣＨの送端および受端の各々のバ
イポーラ切替え器の予備側ポートを直列に接続して予備
チャンネルの送信入力と受信出力とに接続し、任意の現
用チャンネルの送端および受端のバイポーラ切替え器を
予備側に切り替えることによって、該現用チャンネルを
予備チャンネルに切り替えるＮ＋１システムの予備チャ
ンネル切替え方式において、予備チャンネルに切り替え
られた現用チャンネルを認識し、該認識された現用チャ
ンネルに対応する増幅量の制御情報を発生し、該制御情
報に応じて予備チャンネルの受信出力に対する増幅量を
変化することを特徴とする予備チャンネル切替え方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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