JP3023556U - 果実育成保護袋 - Google Patents

果実育成保護袋

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JP3023556U
JP3023556U JP1995007893U JP789395U JP3023556U JP 3023556 U JP3023556 U JP 3023556U JP 1995007893 U JP1995007893 U JP 1995007893U JP 789395 U JP789395 U JP 789395U JP 3023556 U JP3023556 U JP 3023556U
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JP
Japan
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bag
attractant
adhesive
fruit
bag body
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995007893U
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English (en)
Inventor
俊一 大西
Original Assignee
福友産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】有機燐酸系農薬を袋内に使わずに、害虫を防除
し得るようになして、残留農薬による公害をなくす。 【解決手段】袋体外面に昆虫類に対する誘引作用を示す
誘引剤と粘着剤を塗布し、該誘引剤中の誘引物質に誘わ
れて、飛来する害虫を粘着剤で補殺するようになす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は果実の育成に際し、病・虫害の予防、農薬汚染の防止、外観保護など を目的として、果実に掛ける果実育成保護袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の果実育成保護袋として、袋内部または袋原紙に農薬を塗布また は含浸させて病・虫害を防止するようにしたものは既に一般に使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の袋内部または袋原紙に農薬を塗布または含浸させた果実育 成保護袋は有機燐酸系農薬を使用するため、残留農薬により常に農薬公害の危機 に曝されているのが現状である。 本考案は従来技術が有する上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とす るところは、病・虫害防止の効果が大きく、しかも残留農薬による公害の心配が ない、安全な果実育成保護袋を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の果実育成保護袋では、袋体外面に昆虫類 に対する誘引作用を示す誘引剤と粘着剤を塗布し、該誘引剤中の誘引物質に誘わ れて、飛来した害虫を粘着剤で補殺するようになすものである。
【0005】
【実施の形態】
以下、図に基づいて本考案の実施の形態を説明する。 図中Aは袋体で一辺を開口する四角形の紙袋からなり、上記開口を上方に向け た状態における左右いずれか一方の側縁部には結縛用止金1を封止した口締め片 2が上方に突出して設けられている。
【0006】 また、上記袋体Aの外面には、昆虫類に対する誘引作用を示す誘引剤3と持続 性粘着剤4が塗着されている。 上記誘引剤3は昆虫の交尾行動、摂食行動、産卵行動などに関与する匂いの化 学物質を主成分とし、昆虫類に対する誘引作用を示す物質を製剤化したもので、 例えばリンゴ、桃、梨のモモシンクイガの雄成虫に対して有効なピーチフルア剤 、柑橘類、梨、柿、茶のチャハマキ雄成虫に対して有効なオリエンティールア剤 、桃、梅、黄桃、桜のコスカシバ及び柿のヒメコスカシバに有効なチェリトルア 剤等から、果実育成保護袋を掛ける果実に応じて適宜選択して用いられる。
【0007】 この誘引剤3と粘着剤4とは各々別個に、例えば誘引剤3と粘着剤4を交互に 並べて塗着したり、誘引剤3塗着部を囲んで粘着剤4を塗着するようになすこと も任意であるが、誘引剤3に粘着剤4を混入するなど、両者を混合してこれを印 刷方式で塗着するようになすのが好適である。 上記誘引剤3と粘着剤4は袋体A外面の全面に塗着することも可能であるが、 袋体Aの通気性、光の透過、袋内適温状態の保持を考慮すれば、袋体A外面の比 較的果実に影響のない部分に、部分的に塗布するようにするのが好ましく、図示 例においては、袋体Aの一側縁に寄った位置に、袋掛けして結縛用止金1で口を 締めたときに、絞られる部分をを除き、袋体A上部から袋体Aの下端にかけて上 下方向へ伸びる適宜幅の帯状に塗着している。
【0008】 また、袋体Aは胴部の貼合部aが上記誘引剤3及び粘着剤4の塗着面bに沿っ て袋体Aの左右方向中央部近くに設けられており、その胴部貼代は誘引剤3及び 粘着剤4の塗着面側に延長されてほぼ袋体側縁部近傍に達するまで延びており、 この延長部が上記塗着面を覆うカバー5を形成している。 そして、上記カバー5の自由端は2乃至3箇所が接着剤によりスポット的に袋 体A外面に接着6されている。 尚、上記カバー5は袋体Aとは別部材となし、周縁部数箇所を接着剤でスポッ ト的に接着する等の適当な手段により、誘引剤3及び粘着剤4の塗着面bを覆っ て袋体Aに取り付けるようになすことも可能である。 また、図示してはいないが上記カバー5には切除用のミシン目を設けることも 任意である。
【0009】 而して、斯る果実育成保護袋は次のように使用する。 即ち、先ず、従来より知られる通常の果実育成保護袋と同様に、果実を開口よ り挿入して袋体A内部に収納し、開口部を集束すると共に該集束部を結縛用止金 1で結縛して果梗部7に固定することにより、果実に袋掛けする。 この時点ではカバーは誘引剤3及び粘着剤4の塗着面bを覆った状態に保持さ せておく。 従って、この状態では誘引剤3及び粘着剤4の塗着面bはカバー5により被覆 保護されて、粘着剤4へのゴミ等の付着による粘着力低下が防止されると共に誘 引剤3の薬効低下が防止される。
【0010】 次に、害虫の発生時期などのタイミングをみて、図2に示すように上記カバー 5を引き剥がして誘引剤3及び粘着剤4の塗着面bを露出させる。 図示例ではカバー5を引き剥がして反対側に折り返すことにより誘引剤3及び 粘着剤4の塗着面bを露出させているが、前述のようにカバー5に切除用のミシ ン目などを設けておけば、カバー5の切除を簡単に行うことができて便利である 。
【0011】 而して、誘引剤3の匂いは袋近辺に害虫の誘引効果を発揮し、果樹園周辺の害 虫を誘引する。そして誘引剤3に誘引されて飛来する害虫は、塗着面bに足、羽 、胴体等体の一部でも接触すれば粘着財4の粘着力により逃れることができなく なり、補殺されることになる。 かくして、本考案の果実育成保護袋によれば有機燐酸系の殺虫剤を使用しなく ても、害虫を補殺、駆除して果実を害虫から保護することが可能となる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上のように袋体外面に昆虫類に対する誘引作用を示す誘引剤と粘着 剤を塗布し、該誘引剤中の誘引物質に誘われて、飛来した害虫を粘着剤で補殺す るようになしたので、害虫防除のために袋内部または袋原紙に農薬を塗布または 含浸させるなど、有機燐酸系農薬を袋内に使うことなしに、害虫を防除して果実 を栽培育成することができ、残留農薬などの心配がない。 従って、この果実育成保護袋を用いて栽培育成することにより、美味で安全な 果実を生産することができ、その果実は安全な無農薬果実として消費者が安心し て食することができる。 尚、仮に果実によって誘引剤及び粘着剤に殺虫剤を混入する場合があっても、 誘引剤は袋体の外面に塗布するので、果実に殺虫剤が残留する恐れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の果実育成保護袋の一実施形態を示す斜
視図で、一部切欠して示している。
【図2】使用上体を示す斜視図で、カバーを剥がして誘
引剤及び粘着剤を露出させた状態を示している。
【符号の説明】
A:袋体 3:誘
引剤 4:粘着財 5:カ
バー a:袋体側面の縦方向貼合部(胴部の貼合部) b:誘
引剤及び粘着財の塗着面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋体の外面に、昆虫類に対する誘引作用を
    示す誘引剤と、粘着剤を塗布したことを特徴とする果実
    育成保護袋。
  2. 【請求項2】袋体が、誘引剤及び粘着剤の塗着面を覆う
    引き剥がし又は切除可能なカバーを備えることを特徴と
    する請求項1記載の果実育成保護袋。
  3. 【請求項3】上記カバーが、袋体と一体に形成されて、
    袋体側面の縦方向貼合部から誘引剤及び粘着剤の塗着面
    上に延在することを特徴とする請求項1記載の果実育成
    保護袋。
JP1995007893U 1995-07-31 1995-07-31 果実育成保護袋 Expired - Lifetime JP3023556U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995007893U JP3023556U (ja) 1995-07-31 1995-07-31 果実育成保護袋
TW084211548U TW308781U (en) 1995-07-31 1995-08-14 Protecting bag for cultivation
CN 95229371 CN2269712Y (zh) 1995-07-31 1995-12-26 培养果实的保护袋

Applications Claiming Priority (1)

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JP1995007893U JP3023556U (ja) 1995-07-31 1995-07-31 果実育成保護袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3023556U true JP3023556U (ja) 1996-04-23

Family

ID=34044583

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995007893U Expired - Lifetime JP3023556U (ja) 1995-07-31 1995-07-31 果実育成保護袋

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CN (1) CN2269712Y (ja)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180122142A (ko) * 2017-05-02 2018-11-12 이효택 끈-일체형 과일재배봉지, 이의 사용방법, 및 이를 이용한 과일의 농약오염 방지방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180122142A (ko) * 2017-05-02 2018-11-12 이효택 끈-일체형 과일재배봉지, 이의 사용방법, 및 이를 이용한 과일의 농약오염 방지방법

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Publication number Publication date
TW308781U (en) 1997-06-21
CN2269712Y (zh) 1997-12-10

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