JPH0787A - 樹木および植木用の害虫捕獲器 - Google Patents

樹木および植木用の害虫捕獲器

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JPH0787A
JPH0787A JP16376293A JP16376293A JPH0787A JP H0787 A JPH0787 A JP H0787A JP 16376293 A JP16376293 A JP 16376293A JP 16376293 A JP16376293 A JP 16376293A JP H0787 A JPH0787 A JP H0787A
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JP
Japan
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tree
adhesive
sheet
pest
insect
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JP16376293A
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Inventor
Masahiro Tai
正博 田井
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕樹木や植木の立木に簡易な害虫捕獲器を巻付
け、樹木や植木等の茎や葉を害虫から保護することがで
きるようにした樹木および植木用の害虫捕獲器を提供す
ることにある。 〔構成〕シート本体10の一方の周縁部10’を短弧径
とし、他方の周縁部10”を長弧径に形成すると共に、
このシート本体10の裏面に害虫の誘引物質20と、害
虫が接着する粘着剤30を塗付し、シート本体10の短
弧径側aを樹木や植木の立木Tの外周に密着させ、かつ
長弧径側bを拡開にして、この拡開側へ害虫を誘引物質
20により誘引し、かつ粘着剤30に害虫を接着させる
ことにより捕獲ができるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹木や植木に群がる害虫
の駆除において、害虫を一箇所に誘引しながら、捕獲す
る樹木および植木用の害虫捕獲器であって、詳しく述べ
れば樹木や植木の立木に巻付け、接着手段により害虫を
捕獲できるようにした、樹木および植木用の害虫捕獲器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、樹木や植木等の植物に群がる害虫
の駆除においては、一般に農薬用として化学薬剤があ
る。例えば殺虫剤として濃厚液をつくるキシレンや溶剤
のエアゾールがあり、また天然物のなかにも殺虫成分を
含む植物があり古くから知られており、現在でも花、
菜、根などからエキスを抽出して殺虫剤として利用して
いる。代表的なのは除虫菊(ピレトリン類)やデリス剤
(ロテノン類)がある。
【0003】またエチルパラチオンは無色、無臭である
が、このエチルパラチオンをパラチオンまたはホリドー
ルとも呼んでいるが、消化中毒剤、接触剤、くん蒸剤と
して作用するものである。例えばにかめい虫やさんかめ
い虫、くもぐりばえ、つまぐろよこばい、あお虫、うん
か、やのねかいかいがら虫その他の昆虫に対し殺虫力を
もっていて、果樹、野菜等の害虫に広範に使用されてい
る。このパラチオンは乳剤、水和剤、粉剤がある。
【0004】またマラソンはパラチオンよりも些か劣る
が、植物組織への浸透力が優れている。にんにく臭が強
く、残効期間が比較的短いが、うんか、あぶら虫、だに
などの吸汁の害虫に効力がある。害虫のつきぐろよこば
い、ひめとびうんかの防除のにおいては航空散布が行わ
れている。マラソンも乳剤、水和剤、粉剤がある。その
他の殺虫、防虫剤としてジメトエート、アミホス、ヘプ
タクロール、カーバメート、トキサメート、さらに殺だ
に剤としてDDT、ケルセン、マイトメがあり、また穀
物のこくぞう虫やみかんのかいがら虫等の害虫をくん蒸
するクロルピクリンがある。
【0005】また前記するような化学薬剤を使用せず
に、害虫を殺虫灯により殺虫するようにした殺虫灯は、
夜間時に電灯の明かりに近づいて飛んで来る害虫を、熱
線により焼き殺すようにしている。このような殺虫用の
熱線を設けている庭園灯もある。また古くは魚屋の店頭
に吊り下げられていたハエとり紙があるが、このハエと
り紙に粘着剤を塗付け、この粘着剤にハエが接着するよ
うにしたものである。近時ゴキブリを捕獲するようにし
たゴキブリ捕獲器があり、これも粘着剤を使用している
が、ゴキブリがゴキブリ捕獲器の中を通過するとき、ゴ
キブリ捕獲器の中に塗付けた粘着剤に接着するようにし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記するように、樹木
や植木等の植物に直接化学薬剤を散布することは、害虫
の駆除にはなるが、役液の浸透によって樹木や植木を弱
わらせたり、枯れるなどの被害があり、また益虫が卵の
段階で死滅することにもなり、しかも農薬の散布が人畜
に悪影響を及ぼし、健康に対する大きな公害問題になる
などの欠点がある。本発明の目的は斯かる欠点を除去す
るために、樹木や植木の立木に簡易な害虫捕獲器を巻付
け、樹木や植木等の茎や葉を害虫から保護することがで
きるようにした樹木および植木用の害虫捕獲器を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は斯かる目的を達
成するために、樹木や植木に巻付けるとき、円形状に折
曲げ可能なシート本体とから構成され、かつ前記シート
本体の一方の周縁部を短弧径とし、他方の周縁部を長弧
径に形成すると共に、このシート本体の裏面に害虫の誘
引物質と、害虫が接着する粘着剤を塗付し、シート本体
の短弧径側を樹木や植木の外周に密着させ、かつ長弧径
側を拡開にしてこの拡開側へ害虫を誘引物質により誘引
し、かつ害虫を粘着剤に接着させ捕獲することにある。
【0008】
【作用】本発明はシート本体の一方の周縁を短弧径と
し、他方の周縁を長弧径に形成すると共に、このシート
本体の裏面に害虫の誘引物質と、害虫が接着する粘着剤
を塗付し、前記剥離シートを粘着剤から剥離した後、シ
ート本体の短弧径側を樹木や植木の外周に密着させ、か
つ長弧径側を拡開にしてこの拡開側へ誘引物質により害
虫を誘引し、かつ粘着剤に接着させることにより捕獲す
るので、未然に害虫による被害を防止し、実りの良い果
実と共に葉や花の色や形を良くすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明における樹木および植木用の害
虫捕獲器Aについて、その実施例を図面に基づき説明す
る。各図は本発明における樹木および植木用の害虫捕獲
器Aの各実施例であって、図1は本発明の害虫捕獲器A
を横断した立木Tに装着した平面図、図2は本発明の害
虫捕獲器Aの斜視図、図3は本発明の害虫捕獲器Aの平
面図、図4は本発明の害虫捕獲器Aを展開した正面図、
図5は本発明の害虫捕獲器Aを展開し剥離シートを一部
を剥く背面図、図6は害虫捕獲器Aの他の実施例を展開
した背面図、図7は図6の背面図で剥離シートの一部を
破断している。
【0010】本発明における樹木および植木用の害虫捕
獲器Aについて説明すると、樹木や植木の立木Tに巻付
けるとき、円形状に折曲げ可能なシート本体10と、害
虫の誘引物質20と害虫を接着する粘着剤30とを設け
ている。
【0011】また前記シート本体10の一方の周縁部1
0’を短弧径とし、他方の周縁部10”を長弧径に形成
すると共に、このシート本体10の裏面に害虫の誘引物
質20と、害虫が接着する粘着剤30を塗付し、シート
本体10の短弧径側aを樹木や植木の立木Tの外周に密
着させ、かつ長弧径側bを拡開にして、この拡開側へ害
虫を誘引物質20により誘引し、かつ粘着剤30に害虫
を接着させることにより捕獲ができるようにしている。
【0012】さらに詳しく本発明の害虫捕獲器Aを説明
すると、この害虫捕獲器Aのシート本体10の硬さは、
樹木や植木の立木Tに巻付けができる程度の柔軟性を有
しているが、このシート本体10の一方を立木Tに密着
させたとき、他方は円形状に拡開し開放状態にできる硬
質材料であって、合成紙や古紙再生紙を用いることがで
きる。またシート本体10の両側を重ねたとき、シート
本体10の一方の輪(図示上側)が他方の輪(図示した
下側)よりも直径が小さくなるように、シート本体10
の両縁10a、10bを傾斜させてある。したがってシ
ート本体10を立木に一方を密着させたとき、一方の周
縁部10’と他方の周縁部10”がそれぞれ直線状に揃
う、このような状態においては下側が円形状に拡開でき
るようになっている。
【0013】またシート本体10の裏面、つまり樹木や
植木の立木Tに対する側に粘着剤30を施すようにして
いる。この粘着剤30を前記するように直接シート本体
10の裏面に施し、この粘着剤30面に剥離シート10
を張付ける。したがってこの剥離シート10を粘着剤3
0から剥離した後、シート本体10の短弧径側aを樹木
や植木の立木Tの外周に密着させ、かつ長弧径側bを拡
開にしてこの拡開側へ害虫を誘引物質20により誘引
し、かつ粘着剤30に害虫を接着させることにより捕獲
ができる。あるいはシート本体10を立木Tに装着する
とき、チューブやその他の容器(不図示)に入れた粘着
剤30をシート本体10に塗付けるようにしてもよい。
また害虫の誘引物質20は、例えば蜂蜜や果物の皮を砕
いたものを粘着剤30に混ぜるか、あるいは蜂密の周り
を囲むように粘着剤30を塗付けるようにもできる。
【0014】またシート本体10の裏面に害虫の誘引物
質20と、害虫が接着する粘着剤30を塗付し、またこ
の粘着剤30に剥離シート10を張付けしている。した
がつて前記剥離シート10を粘着剤30から剥離した
後、シート本体10の短弧径側aを樹木や植木の立木T
の外周に密着させ、また長弧径側bを拡開にして、この
拡開側へ害虫を誘引物質20により誘引し、また粘着剤
30に害虫を接着させることにより捕獲ができるように
している。
【0015】さらに図6および図7は本発明の害虫捕獲
器Aに対する他の実施例であるが、この実施例ではシー
ト本体10がジャバラ状に複数の折曲部11を形成し、
長手方向に伸縮可能にしている。したがって樹木や植木
の立木Tの太さに違いがあっても、適宜に調整し装着で
きるようにしている。またこのようなシート本体10も
前記した実施例と同様に、一方の周縁部10’を短弧径
とし他方の周縁部10”を長弧径に形成しているので、
シート本体10を立木に一方を密着させたとき、一方の
周縁部10’と他方の周縁部10”がそれぞれ直線状に
揃う、このような状態においては下側が円形状に拡開で
きるようになっている。
【0016】上述するように本発明の害虫捕獲器Aは、
シート本体10の一方を立木Tの外周に密着させたと
き、他方が円形状に拡開させることができるので、害虫
が害虫捕獲器A内に入り易く、また害虫捕獲器A内から
飛び出る際に害虫はシート本体10に当たる状態とな
り、このとき粘着剤30に接着し捕獲されることにな
る。
【0017】
【発明の効果】以上の如く本発明は、樹木や植木に巻付
けるとき円形状に折曲げ可能なシート本体と、害虫の誘
引物質と害虫を接着する粘着剤と、この粘着剤面に剥離
可能に張付ける剥離シートとを設け、かつ前記シート本
体の一方の周縁部を短弧径とし、他方の周縁部を長弧径
に形成すると共に、このシート本体の裏面に害虫の誘引
物質と、害虫が接着する粘着剤を塗付し、シート本体の
短弧径側を樹木や植木の外周に密着させ、かつ長弧径側
を拡開にしてこの拡開側へ害虫を誘引物質により誘引
し、かつ粘着剤に害虫を接着させることにより捕獲する
ので、未然に害虫による被害を防止し、実りの良い果実
と共に葉や花の色や形を良くすることができ有益であ
り、有用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明における樹木および植木用の害虫捕獲器の一
実施例である。
【図1】本発明における害虫捕獲器を横断した立木に装
着した平面図
【図2】本発明における害虫捕獲器の斜視図
【図3】本発明における害虫捕獲器の平面図
【図4】本発明における害虫捕獲器を展開した正面図
【図5】本発明における害虫捕獲器を展開した背面図
【図6】本発明の他の害虫捕獲器の実施例を展開した正
面図
【図7】図6の害虫捕獲器の剥離シートの一部を破断し
た背面図
【符号の説明】
A…害虫捕獲器 T…立木 a…短弧径側 b…長弧径側 10…シート本体 10a…両縁 10b…両縁 10’…周縁部 10”…周縁部 11…折曲部 20…誘引物質 30…粘着剤 40…剥離シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹木や植木等の立木に巻付けるとき、円形
    状に折曲げ可能なシート本体と、害虫の誘引物質と害虫
    を接着する粘着剤とから構成され、かつ前記シート本体
    の一方の周縁部を短弧径とし、かつ他方の周縁部を長弧
    径に形成すると共に、このシート本体の裏面に害虫の誘
    引物質と、害虫が接着する粘着剤を塗付し、シート本体
    の短弧径側を樹木や植木の外周に密着させ、かつ長弧径
    側を拡開にしてこの拡開側へ害虫を誘引物質により誘引
    し、かつ害虫を粘着剤に接着させ捕獲することを特徴と
    する樹木および植木用の害虫捕獲器。
JP16376293A 1993-05-27 1993-05-27 樹木および植木用の害虫捕獲器 Pending JPH0787A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5043240B1 (ja) * 2012-01-19 2012-10-10 株式会社ムッシュ 樹木用の捕虫具及びその使用方法
WO2020212634A1 (es) * 2019-04-16 2020-10-22 Green-Envass. S.L.N.E. Trampa adhesiva para insectos

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