JP3023298B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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Description
aAs等よりなる基板上に形成されたショットキー接合
を有する電界効果トランジスタの集積回路に形成される
下部電極−容量絶縁層−上部電極を有する容量素子を備
えた半導体装置及びその製造方法に関するものである。
参照しながら説明する。
いて形成された下部電極−容量絶縁層−上部電極を有す
る容量素子を備えた半導体装置の断面図である。図6
(a)において、10は半絶縁性GaAs基板、11は
容量素子からの引き出し配線である金属配線、12は金
属配線11を周囲から絶縁して保護するSiNからなる
保護絶縁膜、13は容量素子の下部電極、14は下部電
極13の上に形成されたTiの酸化物又はTaの酸化物
からなる容量絶縁膜、15は容量絶縁膜14の上に形成
された容量素子の上部電極である。
法等の物理的エッチング法を用いて形成された半導体装
置の場合は、化学反応を用いるエッチング法と異なり、
選択性の高いエッチングを行なうことは困難である。さ
らに、下部電極13又は金属配線11が容量絶縁膜14
に比べてエッチングレートが大きい場合は、エッチング
を容量絶縁膜14のみにとどめることが困難であるた
め、図6(a)に示すミリング過剰領域31が発生して
しまい、最悪の場合は金属配線11がエッチングにより
削り取られてしまうことになり、断線を引き起こす可能
性があった。
い従来の半導体装置の断面図である。図6(b)に示す
半導体装置は、金属配線11が保護絶縁膜12により被
覆され、ミリングのイオンに直接さらされない構造を有
しており、金属配線11が形成された後に保護絶縁膜1
2が堆積し、容量素子形成領域の保護絶縁膜12が選択
的に除去された後に、下部電極13、容量絶縁膜14及
び上部電極15が堆積している。
(b)に示す従来の半導体装置は、保護絶縁膜12が異
方性エッチングにより加工される場合に、容量素子形成
領域の保護絶縁膜12が除去された後の周縁部の側面が
半絶縁性GaAs基板10に対してほぼ垂直に形成され
ているため、下部電極13、容量絶縁膜14及び上部電
極15がほぼ90度に屈曲して堆積してしまうので容量
絶縁膜14が薄くなり、容量絶縁膜14の被覆性が不十
分となる。従って、図6(c)に示す絶縁不良部32が
発生するという問題を有していた。
層に断線がなく、かつ、容量絶縁膜の絶縁特性を良好に
することを目的とする。
め、本発明は、容量素子周縁部における保護絶縁膜の側
面が基板面となす角度を鋭角にするものである。
は、半導体装置を、基板と、前記基板の上に形成されて
おり、開口部と該開口部の周辺部に形成され前記基板の
主面に対して鋭角に傾斜する傾斜部とを有する保護絶縁
膜と、前記基板の上における前記保護絶縁膜の開口部及
び該開口部の周辺部に形成されており、下部電極と該下
部電極の上の容量絶縁膜と該容量絶縁膜の上の上部電極
とを有する容量素子とを備え、前記下部電極の周縁部は
前記保護絶縁膜上に位置している構成とするものであ
る。
において基板と下部電極との間に基板面に対して鋭角に
交差する傾斜部を有する配線層の保護絶縁膜が形成され
ているため、保護絶縁膜の周縁部の上に形成されている
下部電極の屈曲部が鈍角になるので、その上の容量絶縁
膜の屈曲部も鈍角となる。
に形成された配線層と、前記配線層の上に形成されてお
り、開口部と該開口部の周辺部に形成され前記基板の主
面に対して鋭角に傾斜する傾斜部とを有する保護絶縁膜
と、前記配線層における前記保護絶縁膜の開口部に臨む
領域よりなる下部電極と該下部電極の上の、Tiの酸化
物又はTaの酸化物よりなる容量絶縁膜と該容量絶縁膜
の上の上部電極とを有する容量素子とを備え、前記容量
絶縁膜の周縁部は容量素子形成領域の前記保護絶縁膜上
に位置している構成とするものである。
において配線層と下部電極との間に基板面に対して鋭角
に交差する傾斜部を有する配線層の保護絶縁膜が形成さ
れているため、保護絶縁膜の周縁部の上に形成されてい
る容量絶縁膜の屈曲部は鈍角となる。
に、前記保護絶縁膜の傾斜部は前記基板の主面に対して
45度以下の角度で交差している構成を付加するもので
ある。
る容量絶縁膜をTiの酸化物又はTaの酸化物に限定す
るものである。
を、基板上に形成された配線層の上に全面にわたって保
護絶縁膜を堆積する保護絶縁膜堆積工程と、前記保護絶
縁膜に対してエッチングを行なって、前記保護絶縁膜に
おける容量素子形成領域に開口部を形成すると共に該開
口部の周辺部に前記基板の主面に対して鋭角に傾斜する
傾斜部を形成するエッチング工程と、前記基板上に全面
にわたって、下層の導電膜、絶縁膜及び上層の導電膜を
順次堆積する膜堆積工程と、前記下層の導電膜、絶縁膜
及び上層の導電膜に対してエッチングを行なって、前記
下層の導電膜よりなり周縁部が前記保護絶縁膜の傾斜部
の上に位置する下部電極と、前記絶縁膜よりなる容量絶
縁膜と、前記上層の導電膜よりなる上部電極とを有する
容量素子を形成する容量素子形成工程とを備えている構
成とするものである。
との間の保護絶縁膜の周縁部に基板面に対して鋭角に交
差する傾斜部を形成するため、保護絶縁膜の周縁部の上
に堆積する下部電極の屈曲部が鈍角になるので、その上
の絶縁膜の屈曲部も鈍角となる。
を、基板上に形成された配線層の上に全面にわたって保
護絶縁膜を堆積する保護絶縁膜堆積工程と、前記保護絶
縁膜に対してエッチングを行なって、前記保護絶縁膜に
おける容量素子形成領域に開口部を形成すると共に該開
口部の周辺部に前記基板の主面に対して鋭角に傾斜する
傾斜部を形成するエッチング工程と、前記基板上に全面
にわたって、Tiの酸化物又はTaの酸化物よりなる絶
縁膜及び導電膜を順次堆積する膜堆積工程と、前記絶縁
膜及び導電膜に対してエッチングを行なって、前記配線
層における前記保護絶縁膜の開口部に臨む領域よりなる
下部電極と、前記絶縁膜よりなり、周縁部が容量素子形
成領域の前記保護絶縁膜上に位置する容量絶縁膜と、前
記導電膜よりなる上部電極とを有する容量素子を形成す
る容量素子形成工程とを備えている構成とするものであ
る。
膜との間の保護絶縁膜の周縁部に基板面に対して鋭角に
交差する傾斜部を形成するため、保護絶縁膜の周縁部の
上に堆積する絶縁膜の屈曲部は鈍角となる。
に、前記エッチング工程は、前記保護絶縁膜に対して異
方性エッチングを行なって前記開口部を形成した後、前
記保護絶縁膜に対して等方性エッチングを行なって前記
傾斜部を形成する工程を含む構成を付加するものであ
る。
に、前記配線層に対するエッチングレートは前記絶縁膜
のエッチングレートと等しいか又は大きい構成を付加す
るものである。
る絶縁膜をTiの酸化物又はTaの酸化物に限定するも
のである。
図面に基づいて説明する。
る半導体装置の断面図である。図1(a)に示すよう
に、半絶縁性GaAs基板10の上に金属配線11が形
成され、保護絶縁膜12は容量素子形成領域である開口
部12aと開口部12aの周辺部に半絶縁性GaAs基
板10の主面に対して鋭角となる傾斜角θで交差する傾
斜部12bを有しており、保護絶縁膜12の開口部12
aには、下部電極13と下部電極13の上の容量絶縁膜
14と容量絶縁膜14の上の上部電極15とからなる容
量素子が形成されている。
形例に係る半導体装置の断面図である。
導体装置と図1(b)に示す第1の実施形態の変形例に
係る半導体装置との違いは、容量素子の端部が保護絶縁
膜12の傾斜部12aの上に位置するか否かであり、い
ずれの構成においても本発明の効果を十分に得ることが
できる。従って、図1(b)に示す容量素子を有する半
導体装置を用いて説明をすることにする。
導体装置を構成する物質によるエッチング率の差があま
り生じないイオンミリング法等の物理的エッチング方法
を用いる場合に、下部電極13、容量絶縁膜14及び上
部電極15に対して、たとえ過剰にエッチングが行なわ
れたとしても、単に保護絶縁膜12がエッチングされる
にとどまり、保護絶縁膜12の下層に形成されている金
属配線11に影響は及ばない。
された傾斜部の基板面に対する傾斜角θが鋭角であるた
め、保護絶縁膜12の周縁部に形成される容量絶縁膜1
4は被覆性を充分に維持したまま堆積している。
説明する。図2は金属配線11の保護絶縁膜12の周縁
部における拡大断面図である。図2に示すように、下部
電極13、容量絶縁膜14及び上部電極15よりなる容
量素子において、傾斜部12bの傾斜角θが鋭角である
ため、容量素子を構成する各堆積膜が屈曲する部位であ
る屈曲部21は鈍角となるので、屈曲部21における容
量絶縁膜14は薄くなることなく均一に形成されてい
る。
た場合は、屈曲部21はさらに鈍角となり滑らかになる
ので、屈曲部21における容量絶縁膜14の被覆性は一
層良好となる。
体装置の製造方法について図面に基づいて説明する。
体装置の製造方法の工程順断面図である。まず、図3
(a)に示すように、半絶縁性GaAs基板10の全面
にSiNからなる第1の保護絶縁膜12Aを堆積し、第
1の保護絶縁膜12Aの上に引き出し配線となる金属配
線11を形成した後、金属配線11の上に同じくSiN
からなる第2の保護絶縁膜12Bを堆積する。
形成領域を除く部分を第1のフォトレジスト16により
マスクし、容量素子形成領域に対してCF4 ガスを用い
た異方性エッチングを行なうことにより開口部12aを
形成して、容量素子形成領域の金属配線11を露出させ
る。
形成領域における第2の保護絶縁膜12Bの周縁部の側
面に対してCF4 ガスを用いた等方性エッチングを行な
い、基板面に対して鋭角となる傾斜部12bを形成す
る。このとき形成される傾斜部12bの傾斜角はほぼ4
5度となる。
グの処理工程を省略し、図3(c)に示した等方性エッ
チングの処理工程だけであっても傾斜部12bを形成す
ることは可能である。ただし、本製造方法に示すように
異方性エッチングを行なった後に等方性エッチングを行
なうという2段階のエッチングを行なうと、等方性エッ
チングの時間を保護絶縁膜12の膜厚によらずに決定す
ることができるため、より正確に所望の形状を得ること
ができる。
ォトレジスト16を除去した後、下部電極となる下層の
導電膜13A、容量絶縁膜となる絶縁膜14A及び上部
電極となる上層の導電膜15Aを順次堆積して容量素子
堆積膜を形成し、第2のフォトレジスト17を容量素子
形成領域の上にマスクとして堆積し、その後、容量素子
堆積膜に対してイオンミリング法等を用いてエッチング
を行なって下部電極13、容量絶縁膜14及び上部電極
15からなる容量素子を形成する。次に、図3(e)に
示すように、第2のフォトレジスト17を除去して完成
する。
する境界は、図1に示したように保護絶縁膜12の傾斜
部12bの上であっても、さらに外側の平坦部であって
も構わない。なぜなら、いずれの境界にあっても下部電
極13と金属配線11との間に保護絶縁膜12が介在す
るため、容量素子堆積膜に対する過剰エッチングに対
し、十分な加工余裕度が確保されているからである。
膜12の周縁部の側面を、基板面に対して鋭角をなすよ
うに形成するため、保護絶縁膜12の周縁部の上に堆積
する容量絶縁膜14は薄くなることなく被覆性を充分に
維持したまま堆積する。
電極13及び金属配線11に用いる物質とその物質にA
rガスを用いたイオンミリング法によるエッチングレー
トとを示している。
ストロンチウム(SrTiO3 )及び酸化タンタル(T
a2 O5 )のエッチングレートはほぼ同じであり、下部
電極である白金(Pt)及びパラジウム(Pd)のエッ
チングレートもほぼ同じである。また、容量絶縁膜と下
部電極とはいずれの組み合わせも可能である。
に示すように容量素子の動作特性の向上を図るために用
いる容量絶縁膜14のエッチングレートは小さく、金属
配線11のエッチングレートは大きい傾向にある。この
ような場合であっても、前述したように下部電極13と
金属配線11との間に保護絶縁膜12が介在しているた
め、加工時の過剰エッチングに対して十分な加工余裕度
が確保されているので、金属配線11に断線が発生しな
い。
体装置を図面に基づいて説明する。
体装置の断面図である。図4に示すように、半絶縁性G
aAs基板10の上に金属配線11が形成され、保護絶
縁膜12は容量素子形成領域である開口部12aと開口
部12aの周辺部に半絶縁性GaAs基板10の主面に
対して鋭角となる傾斜角θで交差する傾斜部12bを有
しており、保護絶縁膜12Bの開口部12aには、下部
電極を兼ねる金属配線11と金属配線11の上の容量絶
縁膜14と容量絶縁膜14の上の上部電極15とからな
る容量素子が形成されている。
体装置の製造方法を説明する。
の実施形態に係る半導体装置の製造方法における容量素
子堆積膜を形成する工程において、容量絶縁膜となる絶
縁膜14A及び上部電極となる上層の導電膜15Aの2
層を順次堆積する以外は、第1の実施形態に係る半導体
装置の製造方法と同じである。
す下部電極13を形成しなくても良好な膜特性を有する
容量絶縁膜14が得られる場合に、金属配線11に下部
電極を兼ねさせる構成とすることができる。
体装置を図面に基づいて説明する。
体装置の断面図である。図5において、半絶縁性GaA
s基板10の上に金属配線11が形成され、保護絶縁膜
12は容量素子形成領域である開口部12aと開口部1
2aの周辺部に半絶縁性GaAs基板10の主面に対し
て鋭角となる傾斜角θで交差する傾斜部12bを有して
おり、保護絶縁膜12の開口部12aには、下部電極1
3と下部電極13の上の容量絶縁膜14と容量絶縁膜1
4の上の容量絶縁膜14に接する部分が上部電極を兼ね
る第2層の金属配線18からなる容量素子が形成されて
いる。
体装置の製造方法を説明する。
の実施形態に係る半導体装置の製造方法におけるエッチ
ング工程までは同じである。
て、第1のフォトレジスト16を除去した後、下部電極
となる下層の導電膜13A及び容量絶縁膜となる絶縁膜
14Aの2層を順次堆積し、第2のフォトレジスト17
を容量素子形成領域の上にマスクとして堆積する。その
後、前記2層からなる堆積膜に対してイオンミリング法
等を用いて容量素子形成領域を除く部分の下層の導電膜
13a及び絶縁膜14aを除去することにより、それぞ
れ下部電極13及び容量絶縁膜14を形成し、その後、
第2のフォトレジスト17を除去する。次に、半絶縁性
GaAs基板10の全面にSiNからなる第3の保護絶
縁膜12cをパッシベーション膜として堆積した後、容
量素子形成領域の第3の保護絶縁膜12cを除去して容
量絶縁膜14を露出させ、その上に上部電極を兼ねる第
2層の金属配線18を形成する。
線18が容量絶縁膜14に接する部分に上部電極を兼ね
させる構成とした場合にも本発明の効果を得ることがで
きる。
係る半導体装置によると、保護絶縁膜の周縁部の上に形
成されている下部電極の屈曲部が鈍角になるため、その
上の容量絶縁膜の屈曲部も鈍角となので、容量絶縁膜が
薄くなることがなくなり、良好な絶縁特性を実現するこ
とができる。また、基板上における下部電極の下側に該
下部電極と接する配線層が設けられている場合には、該
配線層と下部電極との間に保護絶縁膜が形成されること
になるため、加工余裕度が大きくなるので断線が生じに
くくなる。
と、保護絶縁膜の周縁部の上に形成されている容量絶縁
膜の屈曲部は鈍角となるため、容量絶縁膜が薄くなるこ
とがなくなるので、良好な絶縁特性を実現することがで
きる。また、配線層と下部電極との間に保護絶縁膜が形
成されているため、加工余裕度が大きくなるので断線が
生じにくくなる。さらに、下層配線の一部が下部電極を
兼ねているため構造が簡単になる。
と、前記請求項1又は2の発明に係る半導体装置の効果
が得られる上に、保護絶縁膜の周縁部の上に形成されて
いる容量絶縁膜の屈曲部がさらに鈍角となり滑らかにな
るため、容量絶縁膜の被覆性は一層良好となるので、絶
縁特性がさらに向上する。
と、前記請求項1の発明に係る半導体装置の効果が得ら
れる上に、容量絶縁膜としてTiの酸化物又はTaの酸
化物を用いているため、優れた動作特性を得ることがで
きる。
法によると、保護絶縁膜の周縁部の上に堆積する下部電
極の屈曲部が鈍角になるため、その上の容量絶縁膜の屈
曲部も鈍角となるので、容量絶縁膜が薄くならず、良好
な絶縁特性を得ることができる。また、配線層と下部電
極との間に保護絶縁膜を形成するため、加工余裕度が大
きくなるので断線が生じにくくなる。
と、保護絶縁膜の周縁部の上に堆積する容量絶縁膜の屈
曲部は鈍角となるので、容量絶縁膜が薄くならず、良好
な絶縁特性を得ることができる。また、配線層と下部電
極との間に保護絶縁膜を形成するため、加工余裕度が大
きくなるので断線が生じにくくなる。さらに、下層配線
が下部電極を兼ねるため工程を少なくできる。
法によると、前記請求項5又は6の発明に係る半導体装
置の製造方法の効果が得られる上に、容量素子形成領域
の保護絶縁膜に対して異方性エッチングを行なう工程を
備えているため、等方性エッチングの時間を保護絶縁膜
の膜厚によらずに決定することができるので、保護絶縁
膜の周縁部における傾斜部の形状をより正確に形成する
ことができるようになり、従って、さらに良好な絶縁特
性を得ることができる。
法によると、前記請求項5又は6の発明に係る半導体装
置の製造方法の効果が得られる上に、配線層のエッチン
グレートが下部電極または容量絶縁膜のエッチングレー
トよりも大きい場合であっても、配線層と下部電極また
は容量絶縁膜との間に保護絶縁膜を形成するため、加工
余裕度が大きくなるので断線が生じにくくなる。
法によると、前記請求項5の発明に係る半導体装置の効
果が得られる上に、容量絶縁膜としてTiの酸化物又は
Taの酸化物を用いているため、優れた動作特性を得る
ことができる。
装置の断面図である。(b)は本発明の第1の実施形態
の変形例に係る半導体装置の断面図である。
ける保護絶縁膜の周縁部の拡大断面図である。
造方法の工程順断面図である。
面図である。
面図である。
された下部電極−容量絶縁層−上部電極を有する容量素
子を備えた半導体装置の断面図である。(b)は従来の
ミリング過剰領域が発生しない半導体装置の断面図であ
る。(c)は(b)に示す容量素子における絶縁不良部
の拡大図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 基板と、 前記基板 の上に形成されており、開口部と該開口部の周
辺部に形成され前記基板の主面に対して鋭角に傾斜する
傾斜部とを有する保護絶縁膜と、前記基板 の上における前記保護絶縁膜の開口部及び該開
口部の周辺部に形成されており、下部電極と該下部電極
の上の容量絶縁膜と該容量絶縁膜の上の上部電極とを有
する容量素子とを備え、 前記下部電極の周縁部は前記保護絶縁膜上に位置してい
ることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 基板上に形成された配線層と、 前記配線層の上に形成されており、開口部と該開口部の
周辺部に形成され前記基板の主面に対して鋭角に傾斜す
る傾斜部とを有する保護絶縁膜と、 前記配線層における前記保護絶縁膜の開口部に臨む領域
よりなる下部電極と該下部電極の上の、Tiの酸化物又
はTaの酸化物よりなる容量絶縁膜と該容量絶縁膜の上
の上部電極とを有する容量素子とを備え、 前記容量絶縁膜の周縁部は容量素子形成領域の前記保護
絶縁膜上に位置していることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 前記保護絶縁膜の傾斜部は前記基板の主
面に対して45度以下の角度で交差していることを特徴
とする請求項1又は2に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記容量絶縁膜はTiの酸化物又はTa
の酸化物であることを特徴とする請求項1に記載の半導
体装置。 - 【請求項5】 基板上に形成された配線層の上に全面に
わたって保護絶縁膜を堆積する保護絶縁膜堆積工程と、 前記保護絶縁膜に対してエッチングを行なって、前記保
護絶縁膜における容量素子形成領域に開口部を形成する
と共に該開口部の周辺部に前記基板の主面に対して鋭角
に傾斜する傾斜部を形成するエッチング工程と、 前記基板上に全面にわたって、下層の導電膜、絶縁膜及
び上層の導電膜を順次堆積する膜堆積工程と、 前記下層の導電膜、絶縁膜及び上層の導電膜に対してエ
ッチングを行なって、前記下層の導電膜よりなり周縁部
が前記保護絶縁膜の傾斜部の上に位置する下部電極と、
前記絶縁膜よりなる容量絶縁膜と、前記上層の導電膜よ
りなる上部電極とを有する容量素子を形成する容量素子
形成工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の
製造方法。 - 【請求項6】 基板上に形成された配線層の上に全面に
わたって保護絶縁膜を堆積する保護絶縁膜堆積工程と、 前記保護絶縁膜に対してエッチングを行なって、前記保
護絶縁膜における容量素子形成領域に開口部を形成する
と共に該開口部の周辺部に前記基板の主面に対して鋭角
に傾斜する傾斜部を形成するエッチング工程と、 前記基板上に全面にわたって、Tiの酸化物又はTaの
酸化物よりなる絶縁膜及び導電膜を順次堆積する膜堆積
工程と、 前記絶縁膜及び導電膜に対してエッチングを行なって、
前記配線層における前記保護絶縁膜の開口部に臨む領域
よりなる下部電極と、前記絶縁膜よりなり、周縁部が容
量素子形成領域の前記保護絶縁膜上に位置する容量絶縁
膜と、前記導電膜よりなる上部電極とを有する容量素子
を形成する容量素子形成工程とを備えていることを特徴
とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記エッチング工程は、前記保護絶縁膜
に対して異方性エッチングを行なって前記開口部を形成
した後、前記保護絶縁膜に対して等方性エッチングを行
なって前記傾斜部を形成する工程を含むことを特徴とす
る請求項5又は6に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記配線層に対するエッチングレートは
前記絶縁膜のエッチングレートと等しいか又は大きいこ
とを特徴とする請求項5又は6に記載の半導体装置の製
造方法。 - 【請求項9】 前記絶縁膜はTiの酸化物又はTaの酸
化物であることを特徴とする請求項5に記載の半導体装
置の製造方法。
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JP7278118A JP3023298B2 (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 半導体装置及びその製造方法 |
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JPH09121020A JPH09121020A (ja) | 1997-05-06 |
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WO2009090893A1 (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-23 | Nec Corporation | 容量素子及びこれを備えた半導体装置並びに容量素子の製造方法 |
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1995
- 1995-10-25 JP JP7278118A patent/JP3023298B2/ja not_active Expired - Fee Related
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