JP3022829U - パチンコ遊技区画構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要に応じて直ちに玉箱を利用できるように
したパチンコ遊技区画構造を提供する。 【構成】 収納棚１４に玉箱１５に収納し、必要に応じ
てパチンコ遊技者が自由に取り出して使用する。また、
収納棚１４は、支柱２間に差し渡した梁部材３に蝶番１
３を介して取着されて、島台１の正面上部の枠空間１２
を塞いでいるものであるから、収納棚１４自体を跳ね上
げ姿勢にして、前記枠空間１２を開くことができる。こ
れにより、島台１の内部に設けられた玉供給樋や、電気
的配線等の点検等を行うことができる。また、前面に玉
箱１５の収納及び取り出し口を形成したケースを、島台
１の長手方向に連続状に並べて、収納棚とすることもで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、パチンコ遊技機を整列させたパチンコ遊技区画構造に関する。

【０００２】

【従来の技術及びその問題点】

パチンコ遊技機の前面の受け皿に放出される賞品玉が大量になって受け切れな くなると、用意した玉箱へ移し換える。この玉箱は、予め用意しておいたり、そ の都度玉箱置き場に取りに行ったり、或いはパチンコ店の店員が配ったりしてい た。そして、予め用意した玉箱は、遊技者の足元に置かれるため隣の遊技者の邪 魔になったり通行の障害となる。また、店員が配る場合は、店員を呼んで指示す る必要があるため迅速性に欠け、パチンコ遊技の盛り上がりが殺がれるという等 の問題点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記した問題点を解決するためになされたもので、パチンコ遊技者 が必要に応じて直ちに玉箱を利用できるようにしたパチンコ遊技区画構造を提供 することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するため請求項１に記載の本考案のパチンコ遊技区画構造は 、パチンコ遊技機を整列させてパチンコ遊技区画を構成し、該パチンコ遊技区画 の正面上部の長手方向に亙って収納棚を形成して、該収納棚内に玉箱を収納する ようにしたことを特徴とする。

【０００５】 上記の目的を達成するため請求項２に記載の本考案のパチンコ遊技区画構造は 、請求項１に記載の構成において、前記収納棚を、前面に前記玉箱の収納及び取 り出し口を形成したケースを長手方向に連続状に並べて形成したことを特徴とす る。

【０００６】 また、請求項３に記載の本考案のパチンコ遊技区画構造は、請求項１及び請求 項２に記載の構成において、蝶番により前記収納棚若しくは前記収納棚を構成す るケースを、前記パチンコ遊技区画の正面上部に取着したことを特徴とする。

【０００７】

【作用及び考案の効果】

上記請求項１に記載のパチンコ遊技区画構造によれば、収納棚がパチンコ遊技 区画の正面上部の長手方向に亙って配設され、該収納棚に玉箱が収納されている から、必要に応じた遊技者が自由に玉箱を取り出すことができる。従って、玉箱 を予め足元に用意して置く必要もないから、邪魔になったり通行の妨げになった りすることもなく、直ちに利用することができる。

【０００８】 上記請求項２に記載のパチンコ遊技区画構造によれば、収納棚として、前面に 玉箱の収納及び取り出し口を形成したケースがパチンコ遊技区画の長手方向に亙 って連続状に並べて形成されているから、玉箱をケース毎に整頓して収納するこ とができ、玉箱の収納及び取り出しを円滑に行うことができる。

【０００９】 上記請求項３に記載のパチンコ遊技区画構造によれば、蝶番により収納棚若し くは収納棚を構成するケースを、パチンコ遊技区画の正面上部に取着したから、 パチンコ遊技区画内の保守点検を容易に行うことができる。

【００１０】

【実施例】

本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図１はパチンコ遊技区画（以 下の説明に於いては、パチンコ機の業界の呼び名に倣い島台という）１の概略構 成を示した正面図である。図２は図１におけるＡ−Ａ線断面図である。島台１は フロアＦ．Ｌに立設した支柱２間に梁部材３を差し渡して棚枠４を形成し、該棚 枠４上に多数のパチンコ遊技機５を整列させたものである。そして、パチンコ遊 技機５間には適宜玉貸機６が配置されている。さらに、棚枠４の下側部分７やパ チンコ遊技機５の上側部分８は、化粧板９で覆われている。前記上側部分８の化 粧板９には、各パチンコ遊技機５毎にランプ１０とパチンコ店の店員を呼び出す 呼出しボタン１１が配設されている。支柱２間に差し渡した梁部材３により構成 される島台１の正面上部の枠空間１２は、該梁部材３に蝶番１３を介して島台１ の長手方向に亙って水平に取着される収納棚１４により塞がれている。そして、 収納棚１４には、島台１の正面から玉箱１５を収納する。

【００１１】 上記の構成の島台１においては、収納棚１４に収納された玉箱１５を、必要に 応じてパチンコ遊技者が自由に取り出して使用することができる。また、収納棚 １４は、支柱２間に差し渡した梁部材３に蝶番１３を介して取着されて、島台１ の正面上部の枠空間１２を塞いでいるものであるから、収納棚１４自体を跳ね上 げ姿勢にして、前記枠空間１２を開くことができる。これにより、島台１の内部 に設けられた玉供給樋や、電気的配線等（何れも図示しない）の点検等を行うこ とができる。

【００１２】 上記収納棚１４の代わりに図３に示すように、前面に玉箱１５の収納及び取り 出し口２１を形成したケース２０を、島台１の長手方向に連続状に並べることも できる。この場合、ケース５は長手方向の長さを概略整列したパチンコ遊技機５ の２台分の長さに形成されている。また、ケース２０には２個の玉箱１５が収納 される。従って、パチンコ遊技機５の１台に対して１個の玉箱１５が配分されて いるから、その収納及び取り出しを隣のパチンコ遊技者の邪魔になることもなく 行うことができる。また、図４に示すようにケース２０毎を蝶番１３により梁部 材１２に取着することにより、必要箇所のみを開閉して島台１の内部を点検でき る。 尚、ケース２０の長さは、上記したようにパチンコ遊技機５の２台分の長さに 限定されるものではなく、任意に設定できる。

【００１３】 上記各実施例の島台１の構造は、従来島台１の正面上部の枠空間１２を開閉自 在に塞いでいた、いわゆる幕板に代えて玉箱１５を収納できる収納棚１４若しく はケース２０を配設するという新規な着想によりなされたもので、玉箱を予め足 元に用意して置いておくことにより、遊技者の邪魔になったり通行の妨げになっ たりすることもなく、必要に応じて直ちに利用することができるとともに、保守 点検も従来通りに行うことができる等の優れた利点を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】島台の概略構成を示した正面図である。

【図２】図１におけるＡ−Ａ線断面図である。

【図３】変形実施例を示す要部の正面図である。

【図４】図３におけるＢ−Ｂ線断面図である。

【符号の説明】

１→パチンコ遊技区画（島台） ２→支柱 ３→梁部材
４→棚枠 ５→パチンコ遊技機 ６→玉貸機 ７→下側部分 ８→
上側部分 ９→化粧板 １０→ランプ １１→呼出しボタン １２
→枠空間 １３→蝶番 １４→収納棚 １５→玉箱 ２０→ケース
２１→取り出し口

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【手続補正書】

【提出日】平成７年９月２８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項３

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パチンコ遊技機を整列させてパチンコ遊
   技区画を構成し、該パチンコ遊技区画の正面上部の長手
   方向に亙って収納棚を形成して、該収納棚内に玉箱を収
   納するようにしたことを特徴とするパチンコ遊技区画構
   造。
2. 【請求項２】 前記収納棚を、前面に前記玉箱の収納及
   び取り出し口を形成したケースを長手方向に連続状に並
   べて形成したことを特徴とする請求項１に記載のパチン
   コ遊技区画構造。
3. 【請求項３】 蝶番により前記収納棚若しくは前記収納
   棚を構成するケースを、前記パチンコ遊技区画の正面上
   部に取着したことを特徴とする請求項１及び請求項２に
   記載のパチンコ遊技区画構造。