JP3022779B2 - 光ディスクドライブ装置及びその制御方法 - Google Patents
光ディスクドライブ装置及びその制御方法Info
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- JP3022779B2 JP3022779B2 JP8257253A JP25725396A JP3022779B2 JP 3022779 B2 JP3022779 B2 JP 3022779B2 JP 8257253 A JP8257253 A JP 8257253A JP 25725396 A JP25725396 A JP 25725396A JP 3022779 B2 JP3022779 B2 JP 3022779B2
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- optical disk
- clock
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- rdck
- optical disc
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は線速度一定(CL
V)方式で記録された光ディスク等を読み出すディスク
ドライブ装置とその制御方法に関し、特に低トルクのモ
ータを用いてもシーク動作を高速に行えるディスクドラ
イブ装置とその制御方法に関するものである。
V)方式で記録された光ディスク等を読み出すディスク
ドライブ装置とその制御方法に関し、特に低トルクのモ
ータを用いてもシーク動作を高速に行えるディスクドラ
イブ装置とその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】線速度一定(CLV)方式で記録された
光ディスク等を読み出す従来のディスクドライブ装置は
シーク時のアクセス動作を高速に行うために、高トルク
のスピンドルモータを使用し、キャプチャーレンジの広
いPLL回路でこのモータを駆動していた。かかる従来
例を図6に示して更に説明する。
光ディスク等を読み出す従来のディスクドライブ装置は
シーク時のアクセス動作を高速に行うために、高トルク
のスピンドルモータを使用し、キャプチャーレンジの広
いPLL回路でこのモータを駆動していた。かかる従来
例を図6に示して更に説明する。
【0003】光ディスク1は、内周から外周にかけて連
続的に一定ピッチでデータが記録されており、ピックア
ップ3により記録されている情報を読み取っている。ピ
ックアップ3からの信号を高周波(RF)アンプ4で演
算・増幅してエイト・トウ・フォーティーン・モジュレ
ーション(EFM)信号を得ている。EFM信号はPL
L回路5でデータ読み取りクロック(RDCK)と位相
比較され、EFM信号がRDCKクロックと同期するよ
うにモータ制御回路10を制御してスピンドルモータ2
の回転速度を調整する。
続的に一定ピッチでデータが記録されており、ピックア
ップ3により記録されている情報を読み取っている。ピ
ックアップ3からの信号を高周波(RF)アンプ4で演
算・増幅してエイト・トウ・フォーティーン・モジュレ
ーション(EFM)信号を得ている。EFM信号はPL
L回路5でデータ読み取りクロック(RDCK)と位相
比較され、EFM信号がRDCKクロックと同期するよ
うにモータ制御回路10を制御してスピンドルモータ2
の回転速度を調整する。
【0004】一方、EFM信号はEFM復調回路7にも
加えられ、PLL回路5から得られるEFM信号と同期
したRDCKクロックで復調されてデジタル信号を出力
する。得られたデジタル信号はデジタル信号処理回路8
で誤り訂正などの処理がなされ、情報処理装置(図示せ
ず)に渡される。
加えられ、PLL回路5から得られるEFM信号と同期
したRDCKクロックで復調されてデジタル信号を出力
する。得られたデジタル信号はデジタル信号処理回路8
で誤り訂正などの処理がなされ、情報処理装置(図示せ
ず)に渡される。
【0005】このように、従来のディスクドライブ装置
での線速度一定(CLV)方式で記録された光ディスク
等の読み取りは、常に線速度一定でデータが読み取れる
ように、スピンドルモータ2の回転数を制御している。
での線速度一定(CLV)方式で記録された光ディスク
等の読み取りは、常に線速度一定でデータが読み取れる
ように、スピンドルモータ2の回転数を制御している。
【0006】しかしながら、線速度一定(CLV)方式
で記録した光ディスクを再生する場合には、ディスクの
内周側を再生する時はディスクの回転数を早くし、外周
側を再生する時は回転数を遅くして、線速度が一定にな
るようにする必要がある。シーク動作時にはピックアッ
プ3を内周部分から外周部分に急に移動したり、逆に、
外周部分から内周部分に急に移動したりする必要があ
り、これに合わせてスピンドルモータ2も急激な減速や
加速をする必要がある。このスピンドルモータ2が急激
な減速や加速をするにはスピンドルモータ2にかなりの
高トルクが要求される。
で記録した光ディスクを再生する場合には、ディスクの
内周側を再生する時はディスクの回転数を早くし、外周
側を再生する時は回転数を遅くして、線速度が一定にな
るようにする必要がある。シーク動作時にはピックアッ
プ3を内周部分から外周部分に急に移動したり、逆に、
外周部分から内周部分に急に移動したりする必要があ
り、これに合わせてスピンドルモータ2も急激な減速や
加速をする必要がある。このスピンドルモータ2が急激
な減速や加速をするにはスピンドルモータ2にかなりの
高トルクが要求される。
【0007】スピンドルモータに要求される高トルク性
能を緩和した従来技術が特開平5−28632号公報に
開示されており、図7を用いて説明する。尚、図6と同
じ構成要素には同じ参照符号を付して有る。
能を緩和した従来技術が特開平5−28632号公報に
開示されており、図7を用いて説明する。尚、図6と同
じ構成要素には同じ参照符号を付して有る。
【0008】光ディスク1は内周から外周にかけて連続
的に線速度が一定で(即ち、一定ピッチで)データが記
録されている。このデータはピックアップ3により読み
出されている。ピックアップ3からの信号はRFアンプ
4で演算・増幅してEFM信号が抽出される。
的に線速度が一定で(即ち、一定ピッチで)データが記
録されている。このデータはピックアップ3により読み
出されている。ピックアップ3からの信号はRFアンプ
4で演算・増幅してEFM信号が抽出される。
【0009】位置センサー100はピックアップ3の位
置情報を出力する。このピックアップ3の位置情報と記
録された情報のアドレス情報とから第2の演算手段10
3は目標アドレスまでのピックアップ3の移動時間を算
出し、この算出時間内で制御できるスピンドルモータの
回転数を演算する。この演算結果でモータ制御回路10
はスピンドルモータ2の回転数を制御する。
置情報を出力する。このピックアップ3の位置情報と記
録された情報のアドレス情報とから第2の演算手段10
3は目標アドレスまでのピックアップ3の移動時間を算
出し、この算出時間内で制御できるスピンドルモータの
回転数を演算する。この演算結果でモータ制御回路10
はスピンドルモータ2の回転数を制御する。
【0010】位置センサー100からのピックアップ3
の位置情報は第1の演算手段102にも加えられ、記録
された情報のアドレス情報と共に処理されて情報が記録
された位置での線速度が算出される。この線速度の算出
はディスクによる線速度の差を補正読み取りディスクド
ライブでも一定の回転数で読み取りが可能になるように
するためである。更に、得られた線速度と目標アドレス
から半径位置、最小ビット間隔、転送レートが算出され
る。この算出結果で周波数シンセサイザー101を制御
してRDCKクロックを発生させる。
の位置情報は第1の演算手段102にも加えられ、記録
された情報のアドレス情報と共に処理されて情報が記録
された位置での線速度が算出される。この線速度の算出
はディスクによる線速度の差を補正読み取りディスクド
ライブでも一定の回転数で読み取りが可能になるように
するためである。更に、得られた線速度と目標アドレス
から半径位置、最小ビット間隔、転送レートが算出され
る。この算出結果で周波数シンセサイザー101を制御
してRDCKクロックを発生させる。
【0011】PLL回路5ではRFアンプ4からのEF
M信号と周波数シンセサイザー101からのRDCKク
ロックとを位相比較してEFM信号に同期したRDCK
クロックを出力する。得られたRDCKクロックはEF
M復調回路7とデジタル信号処理回路8とに加えられ
る。EFM復調回路7ではRFアンプ4からのEFM信
号をPLL回路5からのRDCKクロックで復調してデ
ジタル信号を得る。得られたデジタル信号はデジタル信
号処理回路8で誤り訂正などの処理が施されて情報処理
装置(図示せず)に加えられる。
M信号と周波数シンセサイザー101からのRDCKク
ロックとを位相比較してEFM信号に同期したRDCK
クロックを出力する。得られたRDCKクロックはEF
M復調回路7とデジタル信号処理回路8とに加えられ
る。EFM復調回路7ではRFアンプ4からのEFM信
号をPLL回路5からのRDCKクロックで復調してデ
ジタル信号を得る。得られたデジタル信号はデジタル信
号処理回路8で誤り訂正などの処理が施されて情報処理
装置(図示せず)に加えられる。
【0012】図7の従来例において、現在外周付近を再
生中(つまり、ピックアップ3の位置が外周付近にある
場合)であるとして、内周へシークさせる場合の動作を
説明する。
生中(つまり、ピックアップ3の位置が外周付近にある
場合)であるとして、内周へシークさせる場合の動作を
説明する。
【0013】まず、第2の演算手段103で位置センサ
ー100の出力からピックアップ3を現在位置から目標
位置へ移動させるために必要な時間を算出し、この時間
内で制御できるスピンドルモータ2の回転数を算出し、
モータ制御回路10に回転情報として出力する。モータ
制御回路10は、ピックアップ3の移動開始と共に、ス
ピンドルモータ2の回転数を変化させる。尚、第2の演
算手段103の回転情報は第1の演算手段102にも加
えられる。
ー100の出力からピックアップ3を現在位置から目標
位置へ移動させるために必要な時間を算出し、この時間
内で制御できるスピンドルモータ2の回転数を算出し、
モータ制御回路10に回転情報として出力する。モータ
制御回路10は、ピックアップ3の移動開始と共に、ス
ピンドルモータ2の回転数を変化させる。尚、第2の演
算手段103の回転情報は第1の演算手段102にも加
えられる。
【0014】第1の演算手段102は受け取った回転情
報と目標アドレスの半径位置と最小ビット間隔情報から
目標アドレスでの転送レートを演算して周波数シンセサ
イザー101の周波数を決めてRDCKクロックを得
る。このRDCKクロックでPLL回路5はEFM信号
を復調してデジタル信号を得ている。
報と目標アドレスの半径位置と最小ビット間隔情報から
目標アドレスでの転送レートを演算して周波数シンセサ
イザー101の周波数を決めてRDCKクロックを得
る。このRDCKクロックでPLL回路5はEFM信号
を復調してデジタル信号を得ている。
【0015】このように、第2の演算手段103の回転
情報に基づいてモータ制御回路10で制御されたスピン
ドルモータ2の回転情報と同期してPLL回路5に加え
るRDCKクロックを制御しているので、スピンドルモ
ータの回転数が多少ずれていても正常に読み取りが可能
であり、図6の従来例のようにスピンドルモータに大き
なトルクは要求されるということはない。高トルクを持
つスピンドルモータで頻繁に発生するシーク動作によっ
て急加速/急減速を繰り返すと、スピンドルモータの消
費電力が大きくなるばかりでなく、発熱も大きくなり、
電源回路や放熱装置に大きなコストがかかるが、この点
は図7の従来例でかなり克服される。
情報に基づいてモータ制御回路10で制御されたスピン
ドルモータ2の回転情報と同期してPLL回路5に加え
るRDCKクロックを制御しているので、スピンドルモ
ータの回転数が多少ずれていても正常に読み取りが可能
であり、図6の従来例のようにスピンドルモータに大き
なトルクは要求されるということはない。高トルクを持
つスピンドルモータで頻繁に発生するシーク動作によっ
て急加速/急減速を繰り返すと、スピンドルモータの消
費電力が大きくなるばかりでなく、発熱も大きくなり、
電源回路や放熱装置に大きなコストがかかるが、この点
は図7の従来例でかなり克服される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7の
従来例ではピックアップ3の位置を検出する位置センサ
ー100が必要であるという欠点がある。又、モータの
制御とデジタル情報読み出しのためのPLL回路とは別
の機能を分担しており、回路構成が複雑であるという欠
点もある。
従来例ではピックアップ3の位置を検出する位置センサ
ー100が必要であるという欠点がある。又、モータの
制御とデジタル情報読み出しのためのPLL回路とは別
の機能を分担しており、回路構成が複雑であるという欠
点もある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、内周か
ら外周に連続的に一定ピッチでデータが記録された光デ
ィスクから記録されたデータを読み取るピックアップ
と、光ディスクに回転を与えるモータと、読み取られた
データに対し演算・増幅処理を行い、エイト・トウ・フ
ォーティーン・モジュレーション(EFM)信号を生成
するEFM信号生成回路と、データ読み取り(RDC
K)クロックを生成するクロック生成回路と、EFM信
号をRDCKクロックで復調してディジタル信号を生成
するEFM復調回路と、クロック生成回路で生成された
RDCKクロックに応じてモータの回転速度を制御する
モータ制御回路とを有する光ディスクドライブ装置にお
いて、前記クロック生成回路は、前記EFM信号と前記
RDCKとを位相比較して前記EFM信号と同期した内
部クロックを生成する位相比較回路と、前記内部クロッ
クを分周して前記RDCKクロックを生成する分周器と
を有するPLL回路構成を有し,更に前記分周器の分周
比を光ディスクの読み取る領域に応じて設定されるRD
CKクロックとなるように所定の値に設定する制御手段
を有し、前記分周比は前記光ディスクからデータを読み
出すべきシーク先アドレスの取り込み、前記シーク先ア
ドレスが前記光ディスクのデータ領域に設定された複数
のゾーンのどのゾーンに該当するかを判定し、この判定
結果に基づき、前記シーク先アドレスに該当するゾーン
に応じて選択される光ディスクドライブ装置を得る。
ら外周に連続的に一定ピッチでデータが記録された光デ
ィスクから記録されたデータを読み取るピックアップ
と、光ディスクに回転を与えるモータと、読み取られた
データに対し演算・増幅処理を行い、エイト・トウ・フ
ォーティーン・モジュレーション(EFM)信号を生成
するEFM信号生成回路と、データ読み取り(RDC
K)クロックを生成するクロック生成回路と、EFM信
号をRDCKクロックで復調してディジタル信号を生成
するEFM復調回路と、クロック生成回路で生成された
RDCKクロックに応じてモータの回転速度を制御する
モータ制御回路とを有する光ディスクドライブ装置にお
いて、前記クロック生成回路は、前記EFM信号と前記
RDCKとを位相比較して前記EFM信号と同期した内
部クロックを生成する位相比較回路と、前記内部クロッ
クを分周して前記RDCKクロックを生成する分周器と
を有するPLL回路構成を有し,更に前記分周器の分周
比を光ディスクの読み取る領域に応じて設定されるRD
CKクロックとなるように所定の値に設定する制御手段
を有し、前記分周比は前記光ディスクからデータを読み
出すべきシーク先アドレスの取り込み、前記シーク先ア
ドレスが前記光ディスクのデータ領域に設定された複数
のゾーンのどのゾーンに該当するかを判定し、この判定
結果に基づき、前記シーク先アドレスに該当するゾーン
に応じて選択される光ディスクドライブ装置を得る。
【0018】更に、本発明によれば、内周から外周に連
続的に一定ピッチでデータが記録された光ディスクから
記録されたデータを読み取るピックアップと、光ディス
クに回転を与えるモータと、読み取られたデータに対し
演算・増幅処理を行い、エイト・トウ・フォーティーン
・モジュレーション(EFM)信号を生成するEFM信
号生成回路と、データ読み取り(RDCK)クロックを
生成するPLL回路構成を含むクロック生成回路と、E
FM信号をRDCKクロックで復調してディジタル信号
を生成するEFM復調回路と、クロック生成回路で生成
されたRDCKクロックに応じてモータの回転速度を制
御するモータ制御回路とを有する光ディスクドライブ装
置の制御方法において、光ディスクから記録されたデー
タを読み取るアドレスを取り込む工程と、このアドレス
が含まれる光ディスクのデータ領域を求める工程と、R
DCKクロックが光ディスクのデータ領域に応じて設定
される値となるように前記PLL回路構成内の位相比較
結果を分周する分周比を設定する工程と、設定された分
周比で得られるRDCKクロックでモータを制御すると
共にEFM信号を復調してデジタル信号を得る工程とを
有する光ディスクドライブ装置の制御方法を得る。
続的に一定ピッチでデータが記録された光ディスクから
記録されたデータを読み取るピックアップと、光ディス
クに回転を与えるモータと、読み取られたデータに対し
演算・増幅処理を行い、エイト・トウ・フォーティーン
・モジュレーション(EFM)信号を生成するEFM信
号生成回路と、データ読み取り(RDCK)クロックを
生成するPLL回路構成を含むクロック生成回路と、E
FM信号をRDCKクロックで復調してディジタル信号
を生成するEFM復調回路と、クロック生成回路で生成
されたRDCKクロックに応じてモータの回転速度を制
御するモータ制御回路とを有する光ディスクドライブ装
置の制御方法において、光ディスクから記録されたデー
タを読み取るアドレスを取り込む工程と、このアドレス
が含まれる光ディスクのデータ領域を求める工程と、R
DCKクロックが光ディスクのデータ領域に応じて設定
される値となるように前記PLL回路構成内の位相比較
結果を分周する分周比を設定する工程と、設定された分
周比で得られるRDCKクロックでモータを制御すると
共にEFM信号を復調してデジタル信号を得る工程とを
有する光ディスクドライブ装置の制御方法を得る。
【0019】本発明の光ディスクドライブ装置および光
ディスクドライブ装置の制御方法では、望ましくは、光
ディスクのデータ領域に応じて設定されるRDCKクロ
ックの値は光ディスクの半径方向を複数の領域に分割し
て各領域に最適の値が設定される。
ディスクドライブ装置の制御方法では、望ましくは、光
ディスクのデータ領域に応じて設定されるRDCKクロ
ックの値は光ディスクの半径方向を複数の領域に分割し
て各領域に最適の値が設定される。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、望ましい本発明の実施の形
態について、図面を参照してより詳細に説明する。
態について、図面を参照してより詳細に説明する。
【0021】本発明の第1の実施の形態は、図1に示す
ように、位相比較器55と分周器56とを含むPLL回
路5の分周器56を制御手段9で制御する構成となって
いる。かかる構成をより詳細に説明すると、内周から外
周にかけて連続的に一定ピッチ(即ち、線速度一定(C
LV)方式で)でデータが記録された光ディスク1から
データをピックアップ3により読み取っている。EFM
信号を生成するRFアンプ4はピックアップ3からの信
号を演算・増幅してEFM信号を生成している。EFM
信号に同期したRDCKクロックを生成するPLL回路
5はEFM信号とRDCKクロックとの位相を比較する
位相比較器55とその出力を分周して位相比較器55に
RDCKクロックとして返す分周器56とを含んで構成
されている。この分周器56の分周比は制御手段9で制
御されている。
ように、位相比較器55と分周器56とを含むPLL回
路5の分周器56を制御手段9で制御する構成となって
いる。かかる構成をより詳細に説明すると、内周から外
周にかけて連続的に一定ピッチ(即ち、線速度一定(C
LV)方式で)でデータが記録された光ディスク1から
データをピックアップ3により読み取っている。EFM
信号を生成するRFアンプ4はピックアップ3からの信
号を演算・増幅してEFM信号を生成している。EFM
信号に同期したRDCKクロックを生成するPLL回路
5はEFM信号とRDCKクロックとの位相を比較する
位相比較器55とその出力を分周して位相比較器55に
RDCKクロックとして返す分周器56とを含んで構成
されている。この分周器56の分周比は制御手段9で制
御されている。
【0022】PLL回路5で得られるEFM信号に同期
したRDCKクロックは、一方でモータ制御に使われ、
他方でEFM信号のデジタル信号への復調に使われてい
る。即ち、一方では、分周器56からのRDCKクロッ
クはモータ制御回路10に加えられてスピンドルモータ
2の回転数を制御し、光ディスク1の回転数を調整して
いる。他方で、分周器56からの同じRDCKクロック
はEFM復調回路7とデジタル処理回路8とに加えられ
ている。EFM復調回路7はRFアンプ4からのEFM
信号を分周器56からのRDCKクロックで復調してデ
ジタル信号を得、このデジタル信号にデジタル信号処理
回路8で誤り訂正などの処理を加えている。デジタル信
号処理回路8からの出力デジタル信号が情報処理装置
(図示せず)に加えられて信号処理がなされる。
したRDCKクロックは、一方でモータ制御に使われ、
他方でEFM信号のデジタル信号への復調に使われてい
る。即ち、一方では、分周器56からのRDCKクロッ
クはモータ制御回路10に加えられてスピンドルモータ
2の回転数を制御し、光ディスク1の回転数を調整して
いる。他方で、分周器56からの同じRDCKクロック
はEFM復調回路7とデジタル処理回路8とに加えられ
ている。EFM復調回路7はRFアンプ4からのEFM
信号を分周器56からのRDCKクロックで復調してデ
ジタル信号を得、このデジタル信号にデジタル信号処理
回路8で誤り訂正などの処理を加えている。デジタル信
号処理回路8からの出力デジタル信号が情報処理装置
(図示せず)に加えられて信号処理がなされる。
【0023】PLL回路5の詳細は、図2に示されたよ
うに、位相比較器55と分周器56とを含み、位相比較
器55がEFM信号と分周器56の出力であるRDCK
クロックとの位相比較をしている。位相比較器55の出
力(PLCK)は分周器56内でカウンタ11に加えら
れる。カウンタ11の出力がデコーダ13で処理されて
RDCKクロックを得、位相比較器55に帰還されてい
る。カウンタ11は所定数計数するごとにリセットされ
て分周動作をする。このリセットする諸定数をCLR回
路12で計数しており、このCLR回路12の計数値が
制御手段9(図1)で決められている。デコーダ13は
カウンタ11からの出力クロックのデューティーを補正
・修正している。
うに、位相比較器55と分周器56とを含み、位相比較
器55がEFM信号と分周器56の出力であるRDCK
クロックとの位相比較をしている。位相比較器55の出
力(PLCK)は分周器56内でカウンタ11に加えら
れる。カウンタ11の出力がデコーダ13で処理されて
RDCKクロックを得、位相比較器55に帰還されてい
る。カウンタ11は所定数計数するごとにリセットされ
て分周動作をする。このリセットする諸定数をCLR回
路12で計数しており、このCLR回路12の計数値が
制御手段9(図1)で決められている。デコーダ13は
カウンタ11からの出力クロックのデューティーを補正
・修正している。
【0024】次に、スピンドルモータ2の回転数をなる
べく変えないでシーク動作の高速性能を保つための制御
手段9による分周比の設定方法を、シーク動作の動作フ
ローを示した図3を参照して説明する。
べく変えないでシーク動作の高速性能を保つための制御
手段9による分周比の設定方法を、シーク動作の動作フ
ローを示した図3を参照して説明する。
【0025】まず、光ディスク1からデータを読み出す
場所のアドレスをパーソナルコンピュータなどから受け
取る(工程15)。光ディスク1の半径方向のシークす
る場所によって予めいくつかのゾーンに分けられてい
る。分周比設定工程16では、受け取ったアドレスから
そのアドレスの存在するゾーンを割り出し、現在ピック
アップ3が存在するゾーンとの比較を行う。受け取った
アドレスの存在するゾーンにピックアップがある場合や
音楽データなどの線速度一定性が厳密に要求される場合
などには分周比の変更は行わない。それ以外の場合に
は、受け取ったアドレスの存在するゾーンに対応した分
周比(工程17〜21)に設定する。この分周比は光デ
ィスク1の内周から外周へゾーン毎に1/n、1/n−
1、1/n−2、1/n−3、・・・、1/(n−a)
の分周比が設定されている。なお、nとaは、線速度一
定で光ディスクを回転した時に次式を満足する値が選定
される。 n/(n−a)<(最内周の回転数)/(最外周の回転数) ・・・ 式1 分周比が設定されると、ピックアップ3を移動させて
(工程22)、ピックアップ3の移動終了後(工程2
3)、データの読み出し(工程24)が行われ、シーク
動作を完了する。
場所のアドレスをパーソナルコンピュータなどから受け
取る(工程15)。光ディスク1の半径方向のシークす
る場所によって予めいくつかのゾーンに分けられてい
る。分周比設定工程16では、受け取ったアドレスから
そのアドレスの存在するゾーンを割り出し、現在ピック
アップ3が存在するゾーンとの比較を行う。受け取った
アドレスの存在するゾーンにピックアップがある場合や
音楽データなどの線速度一定性が厳密に要求される場合
などには分周比の変更は行わない。それ以外の場合に
は、受け取ったアドレスの存在するゾーンに対応した分
周比(工程17〜21)に設定する。この分周比は光デ
ィスク1の内周から外周へゾーン毎に1/n、1/n−
1、1/n−2、1/n−3、・・・、1/(n−a)
の分周比が設定されている。なお、nとaは、線速度一
定で光ディスクを回転した時に次式を満足する値が選定
される。 n/(n−a)<(最内周の回転数)/(最外周の回転数) ・・・ 式1 分周比が設定されると、ピックアップ3を移動させて
(工程22)、ピックアップ3の移動終了後(工程2
3)、データの読み出し(工程24)が行われ、シーク
動作を完了する。
【0026】次に、光ディスクのゾーンを任意に分割し
たときのアドレス範囲と分周比の設定について図4を参
照して説明する。図4の例では光ディスクはA〜Eの5
つのゾーンに分けられ、最低読み取り速度を標準の4倍
とし、分周比をn=7で設定した場合のものである。A
ゾーンでは分周比は1/7であり、Bゾーンでは1/
6、Cゾーンでは1/5、Dゾーンでは1/4、Eゾー
ンでは1/3の分周比に設定されている。破線25〜2
9は光ディスク(LD)を各分周比で線速度一定として
回転した時に次式で与えられるものである。
たときのアドレス範囲と分周比の設定について図4を参
照して説明する。図4の例では光ディスクはA〜Eの5
つのゾーンに分けられ、最低読み取り速度を標準の4倍
とし、分周比をn=7で設定した場合のものである。A
ゾーンでは分周比は1/7であり、Bゾーンでは1/
6、Cゾーンでは1/5、Dゾーンでは1/4、Eゾー
ンでは1/3の分周比に設定されている。破線25〜2
9は光ディスク(LD)を各分周比で線速度一定として
回転した時に次式で与えられるものである。
【0027】 Rld = {(Rout−Rin)/L}×X+Rin・・・ 式2 尚、Rldは光ディスクの回転数 Routは光ディスクの最外周の回転数 Rinは光ディスクの最内周の回転数 Lは光ディスクの最外周から最内周までの長さ Xはピックアップの最内周からの位置(長さ)である。
【0028】各ゾーンの境界位置は最内周ゾーンである
Aゾーンでの光ディスクの最大回転数(Max_A)に
それぞれの分周比での回転数が達する光ディスクの半径
方向の位置で決められる。即ち、AゾーンとBゾーンと
の境界は1/6分周での回転数がMax_Aに達する約
3.3cmの地点である。したがって、各ゾーンでの回
転数の変化は太い実線で示すように鋸歯状になり、ディ
スクの回転数の変化は小さく押さえられる。
Aゾーンでの光ディスクの最大回転数(Max_A)に
それぞれの分周比での回転数が達する光ディスクの半径
方向の位置で決められる。即ち、AゾーンとBゾーンと
の境界は1/6分周での回転数がMax_Aに達する約
3.3cmの地点である。したがって、各ゾーンでの回
転数の変化は太い実線で示すように鋸歯状になり、ディ
スクの回転数の変化は小さく押さえられる。
【0029】ピックアップの位置から光ディスクのアド
レスを算出する方法は次式で与えられる。
レスを算出する方法は次式で与えられる。
【0030】 Add=π×(Pos2 −Din2 )/(Vsen×Pit)・・・ 式3 尚、Addは光ディスクのアドレス Posはピックアップの位置 Dinは光ディスクの最内周の半径 Vsenは光ディスクを回転する線速度 Pitはトラックピッチである。
【0031】このようにピックアップの移動時における
スピンドルモータの回転数の変化を少なくすることが出
来、トルクの小さなスピンドルモータでもシーク動作を
高速で行うことが出来る。
スピンドルモータの回転数の変化を少なくすることが出
来、トルクの小さなスピンドルモータでもシーク動作を
高速で行うことが出来る。
【0032】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。本実施の形態ではPLL回路
内の位相比較器の出力であるPLCKクロックを2種類
設定できるようにしている。例えば、2種類のPLCK
クロックは最低読み取り速度を標準の30倍と28倍と
に設定した場合のものである。
図面を参照して説明する。本実施の形態ではPLL回路
内の位相比較器の出力であるPLCKクロックを2種類
設定できるようにしている。例えば、2種類のPLCK
クロックは最低読み取り速度を標準の30倍と28倍と
に設定した場合のものである。
【0033】図5は第2の実施の形態による光ディスク
のゾーン分割の方法を示したものである。この例ではP
LCKクロックを2種類とし、破線25〜29は30倍
速に設定したもの、一点破線30〜34は28倍速に設
定したものである。これら破線25〜29と一点破線3
0〜34とを一点破線30の最大回転数2000rpm
で区切ると、スピンドルモータの回転数はほぼ1800
rpmから2000rpmの範囲に押さえることが出来
る。この場合、ゾーン数が多くなる為、分周器の分周比
を制御する制御手段9(図1)の構成は複雑になるが、
スピンドルモータのトルクは少ないもので済む利点があ
る。制御手段は通常マイクロプロセッサーなどのソフト
で構成されるので、制御の複雑性もハードコストに影響
するものではない。
のゾーン分割の方法を示したものである。この例ではP
LCKクロックを2種類とし、破線25〜29は30倍
速に設定したもの、一点破線30〜34は28倍速に設
定したものである。これら破線25〜29と一点破線3
0〜34とを一点破線30の最大回転数2000rpm
で区切ると、スピンドルモータの回転数はほぼ1800
rpmから2000rpmの範囲に押さえることが出来
る。この場合、ゾーン数が多くなる為、分周器の分周比
を制御する制御手段9(図1)の構成は複雑になるが、
スピンドルモータのトルクは少ないもので済む利点があ
る。制御手段は通常マイクロプロセッサーなどのソフト
で構成されるので、制御の複雑性もハードコストに影響
するものではない。
【0034】上記第1及び第2の実施の形態では光ディ
スクのゾーンの分割を最内周ゾーンでの最大回転数を基
準に行ったが、回転数を決めてゾーン分割することもで
きる。例えば、2000rpmと2100rpmの複数
の回転数でゾーン分割をすることもできる。
スクのゾーンの分割を最内周ゾーンでの最大回転数を基
準に行ったが、回転数を決めてゾーン分割することもで
きる。例えば、2000rpmと2100rpmの複数
の回転数でゾーン分割をすることもできる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、スピンドルモータの回
転数の変化は少なく、トルクの小さなモータでも高速の
シーク動作を得ることが出来る。特に、RDCKクロッ
クをEFM信号に応じて変化させてデータを読み取って
いるので、スピンドルモータのトルクが読み出しデータ
の品質に影響を与えることはない。
転数の変化は少なく、トルクの小さなモータでも高速の
シーク動作を得ることが出来る。特に、RDCKクロッ
クをEFM信号に応じて変化させてデータを読み取って
いるので、スピンドルモータのトルクが読み出しデータ
の品質に影響を与えることはない。
【0036】さらに、本発明によれば、スピンドルモー
タの回転数変化が少ないので急激な加速/減速が無く、
モータの発熱を押さえることが出来る。これによって、
消費電力を小さくでき、放熱対策を施す必要もない。
タの回転数変化が少ないので急激な加速/減速が無く、
モータの発熱を押さえることが出来る。これによって、
消費電力を小さくでき、放熱対策を施す必要もない。
【0037】また、本発明によれば、トルクの小さなス
ピンドルモータを利用でき、さらにはピックアップの位
置センサーも必要ではないので、製造コストを小さくす
ることが可能となる。
ピンドルモータを利用でき、さらにはピックアップの位
置センサーも必要ではないので、製造コストを小さくす
ることが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すシステムブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるPLL回路
5を詳細に示したブロック図である。
5を詳細に示したブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるシーク動作
の手順を示す処理フローである。
の手順を示す処理フローである。
【図4】本発明の第1の実施の形態における光ディスク
のゾーン分割の方法を示すための光ディスクの半径位置
と回転数との関係を示す図である。
のゾーン分割の方法を示すための光ディスクの半径位置
と回転数との関係を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における光ディスク
のゾーン分割の方法を示すための光ディスクの半径位置
と回転数との関係を示す図である。
のゾーン分割の方法を示すための光ディスクの半径位置
と回転数との関係を示す図である。
【図6】第1の従来技術を示すシステムブロック図であ
る。
る。
【図7】第1の従来技術を示すシステムブロック図であ
る。
る。
1 光ディスク 2 スピンドルモータ 3 ピックアップ 4 RFアンプ 5 PLL回路 55 位相比較器 56 分周器 7 EFM復調回路 8 デジタル信号処理回路 9 制御手段 10 モータ制御回路 11 カウンタ 12 CLR回路 13 デコード回路 100 位置センサー 101 周波数シンセサイザ 102 第1の演算手段 103 第2の演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 19/02 501 G11B 19/247 G11B 19/28 G11B 20/10 351
Claims (13)
- 【請求項1】 内周から外周にかけて一定ピッチでデー
タが記録された光ディスクに回転を与えるモータと、前
記光ディスクから前記データを読み取るピックアップ
と、前記読み取られたデータに対し演算・増幅処理を行
い、エイト・トウ・フォーティーン・モジュレーション
信号(以下、EFM信号という)を生成するEFM生成
回路と、データ読み取りクロック(以下、RDCKクロ
ックという)を生成するクロック生成回路と、前記EF
M信号を前記RDCKクロックで復調しディジタル信号
を生成するEFM復調回路と、前記RDCKクロックに
応じて前記モータの回転速度を制御するモータ制御回路
とを有する光ディスクドライブ装置において、前記クロ
ック生成回路は、前記EFM信号と前記RDCKクロッ
クとを位相比較し、前記EFM信号と同期した内部クロ
ックを生成する位相比較器と、前記内部クロックを分周
し,前記RDCKクロックを生成する分周器と、この分
周器の分周比を所定の値に設定する制御手段と有し、前
記分周比は前記光ディスクからデータを読み出すべきシ
ーク先アドレスの取り込み、前記シーク先アドレスが前
記光ディスクのデータ領域に設定された複数のゾーンの
どのゾーンに該当するかを判定し、この判定結果に基づ
き、前記シーク先アドレスに該当するゾーンに応じて選
択されることを特徴とする光ディスクドライブ装置。 - 【請求項2】 特許請求の範囲第1項に記載の光ディス
クドライブ装置において、前記分周比は、前記光ディス
クのゾーンの内周から外周方向に対し各々1/n、1/
n−1、1/n−2、1/n−3、…、1/n−a (但し、“n”と“a”は、線速度一定で光ディスクを
回転した時に、次の不等式を満足させる値である n/(n−a)<(最内周の回転数)/(最外周の回転数) ) に設定されることを特徴とした光ディスクドライブ装
置。 - 【請求項3】 特許請求の範囲第1項または第2項に記
載の光ディスクドライブ装置において、前記分周器はカ
ウンタとクリア手段とを有し、前記カウンタは、前記位
相比較器で生成された内部クロックを入力してカウント
動作を行い、前記クリア手段で設定される計数値毎に前
記カウンタのカウント値はリセットされて前記RDCK
クロックを出力し、前記クリア手段に設定された前記計
数値は前記制御手段からの制御信号により、前記分周器
の分周比が前記光ディスクに設定された複数のゾーンの
内読み出すべきゾーンに対応した所定の値に設定される
よう制御されることを特徴とした光ディスクドライブ装
置。 - 【請求項4】 特許請求の範囲第1項乃至第3項のいず
れかに記載の光ディスクドライブ装置において、前記光
ディスクに記録されるデータのデータ領域は、該データ
のアドレスに応じて内周から外周に向け複数のゾーンに
分割されていることを特徴とした光ディスクドライブ装
置。 - 【請求項5】 特許請求の範囲第1項乃至第3項のいず
れかに記載の光ディスクドライブ装置において、前記光
ディスクに記録されるデータのデータ領域は、該データ
のアドレスに応じて内周から外周に向け複数のゾーンに
分割されており、前記分周器の分周動作の分周比は、内
周から外周方向の前記各ゾーンに対し順次分周比が小さ
くなるように設定されていることを特徴とした光ディス
クドライブ装置。 - 【請求項6】 特許請求の範囲第1項乃至第5項のいず
れかに記載の光ディスクドライブ装置において、前記ク
ロック生成手段は前記EFM信号と前記RDCKクロッ
クとを位相比較して前記EFM信号と同期した複数の前
記内部クロックを生成することを特徴とする光ディスク
ドライブ装置。 - 【請求項7】 光ディスクからデータを読み出すべきシ
ーク先アドレスの取り込みを行う工程と、前記シーク先
アドレスが前記光ディスクのデータ領域に設定された複
数のゾーンのどのゾーンに該当するかを判定する工程
と、前記判定結果に基づき、前記シーク先アドレスに該
当するゾーンに応じた分周比を選択する工程と、前記選
択された分周比で、前記光ディスクから読み出したエイ
ト・トウ・フォーティーン・モジュレーション信号(以
下、EFM信号という)とデータ読み取りクロック(以
下、RDCKクロックという)とを位相比較した出力を
分周して前記RDCKクロックに帰還する工程と,該R
DCKクロックを用いて、前記光ディスクに回転を与え
るモータの回転数を制御すると共に前記EFM信号を復
調してデジタル信号を得る工程とを有することを特徴と
した光ディスクドライブ装置の制御方法。 - 【請求項8】 特許請求の範囲第7項に記載の光ディス
クドライブ装置の制御方法において、前記分周比は、前
記光ディスクのゾーンの内周から外周方向に対し各々1
/n、1/n−1、1/n−2、1/n−3、…、1/
n−a、 (但し、“n”と“a”は、線速度一定で光ディスクを
回転した時に、次の不等式を満足させる値である n/(n−a)<(最内周の回転数)/(最外周の回転数) ) に設定されることを特徴とした光ディスクドライブ装置
の制御方法。 - 【請求項9】 特許請求の範囲第8項に記載の光ディス
クドライブ装置の制御方法において、光ディスクからデ
ータを読み取るピックアップの前記光ディスクの最内周
からの位置Lと光ディスクの回転数Rとの関係はR=L
×(最外周の回転数−最内周の回転数)/最内周から最
外周までの長さ+最内周の回転数の関係にあることを特
徴とした光ディスクドライブの制御方法。 - 【請求項10】 特許請求の範囲第8項に記載の光ディ
スクドライブ装置の制御方法において、光ディスク内の
データのアドレスは、 アドレス=π×{(ピックアップの位置)2 −(最内周の半径)2 } /{(線速度)×(トラックピッチ)} で求められることを特徴とした光ディスクドライブ装置
の制御方法。 - 【請求項11】 特許請求の範囲第7項に記載の光ディ
スクドライブ装置の制御方法において、前記シーク先ア
ドレスが前記光ディスクのデータ領域に設定された複数
のゾーンのどのゾーンに該当するかを判定する工程で判
定した結果、前記シーク先アドレスが該当する前記ゾー
ンに前記光ディスクからデータを読み出すピックアップ
が存在していたときには設定されている前記分周比を変
更しないことを特徴とする光ディスクドライブ装置の制
御方法。 - 【請求項12】 内周から外周にかけて一定ピッチでデ
ータが記録され、このデータ記録領域は記録されるデー
タのアドレスに応じて内周から外周に向けて複数のゾー
ンに分割された光ディスクに回転を与えるモータと、前
記光ディスクから前記データを読み取るピックアップ
と、前記読み取られたデータに対し演算・増幅処理を行
い、エイト・トウ・フォーティーン・モジュレーション
信号(以下、EFM信号という)を生成するEFM生成
回路と、データ読み取りクロック(以下、RDCKクロ
ックという)を生成するクロック生成回路と、前記EF
M信号を前記RDCKクロックで復調しディジタル信号
を生成するEFM復調回路と、前記RDCKクロックに
応じて前記モータの回転速度を制御するモータ制御回路
とを有し、前記クロック生成回路は、前記EFM信号と
前記RDCKクロックとを位相比較し、前記EFM信号
と同期した内部クロックを生成する位相比較器と、前記
内部クロックを分周し,前記RDCKクロックを生成す
る分周器とを有し,更に該分周器の分周比を前記光ディ
スクに設定された複数のゾーンの内読み出すべきゾーン
に対応した所定の値に設定する制御手段を有する光ディ
スクドライブ装置の制御方法において、前記光ディスク
から前記データを読み出すべきアドレスを取り込む工程
と、前記読み出すべきアドレスが前記光ディスクのデー
タ領域に設定された前記複数のゾーンのどのゾーンに該
当するかを判定する工程と、前記判定結果に基づき、前
記読み出すべきアドレスに該当するゾーンに応じた分周
比を選択する工程と、前記選択された分周比で、前記光
ディスクから読み出したEFM信号とRDCKクロック
とを位相比較した出力を分周して前記RDCKクロック
に帰還する工程と,該RDCKクロックを用いて、前記
光ディスクに回転を与えるモータの回転数を制御すると
共に前記EFM信号を復調してデジタル信号を得る工程
とを有することを特徴とした光ディスクドライブ装置の
制御方法。 - 【請求項13】 特許請求の範囲第12項に記載の光デ
ィスクドライブ装置の制御方法において、前記光ディス
クの前記ゾーンに応じた分周比は、前記光ディスクのゾ
ーンの内周から外周方向に対し各々1/n、1/n−
1、1/n−2、1/n−3、…、1/n−a、 (但し、“n”と“a”は、線速度一定で光ディスクを
回転した時に、次の不等式を満足させる値である n/(n−a)<(最内周の回転数)/(最外周の回転数) ) に設定されることを特徴とした光ディスクドライブ装置
の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8257253A JP3022779B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 光ディスクドライブ装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8257253A JP3022779B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 光ディスクドライブ装置及びその制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10106122A JPH10106122A (ja) | 1998-04-24 |
JP3022779B2 true JP3022779B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17303824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8257253A Expired - Lifetime JP3022779B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 光ディスクドライブ装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3022779B2 (ja) |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP8257253A patent/JP3022779B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10106122A (ja) | 1998-04-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991214 |