JP3022716B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子デバイス等の半導
体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム配線膜を低抵抗と加工性の
点から半導体デバイスの配線材料として広く用いられて
いる。アルミニウム配線材料にはエレクトロマイグレー
ション及びストレスマイグレーション耐性向上のために
Cuを添加し、さらにアロイスパイク防止のためにSi
を添加したAl−Si−Cu合金が一般的に用いられて
いる。
【0003】従来のアルミニウムエッチングはレジスト
をマスクに、Cl2 やBCl3 等の塩素系のガスを用い
られて行われてきた。エッチング時の異方性はレジスト
の後退による側壁膜の形成によって確保される。しか
し、サイドプロテクトを用いたエッチングではエッチン
グ後の側壁膜除去過程で生じる寸法シフトと側壁膜に残
留した塩素によるアフターコロージョンのため、微細加
工には限界があった。
【0004】そこで、酸化膜をマスクにアルミニウム合
金膜をエッチングすることにより、側壁膜の低減、マス
ク耐性の向上、アフターコロージョン抑制等の利点を有
するため、今後さらに微細化する配線加工に対して有効
である。
【0005】マスク酸化膜を用いた従来の一例の製造工
程図を図2に示す。SiとCuを添加したアルミニウム
合金膜2は下地絶縁膜1上にスパッタ法により、200
℃で形成する。マスク酸化膜3は合金膜2上にCVD法
によって形成する。この際に、アルミニウム合金膜2を
含む基板の温度は400℃〜500℃の高温に曝され
る。アルミニウム合金膜2はレジスト4、マスク酸化膜
3を順次ドライエッチングによりパターニングすること
により、エッチングされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】マスク酸化膜を用いた
アルミニウム配線エッチングは微細加工において有効で
ある一方で、配線信頼性の問題が顕在化している。即
ち、エッチング残渣による配線の信頼性低下である。酸
化膜マスクを用いた場合に生じるエッチング残渣は従来
のレジストマスクで生じる残渣と比較して、その粒径が
大きく、オーバーエッチングを施しても完全に除去する
ことはできない。
【0007】一般に、金属中に不純物を添加した合金系
ではその熱処理条件によって、添加された不純物が結晶
粒界に析出し、ノジュールを形成する場合がある。ノジ
ュールの粒径は主にアニール温度の上昇によって増加す
る。このようなノジュールの形成は金属中に局所的に発
生し、エッチング時に残渣の要因となる。
【0008】従来用いられたレジストマスクではその成
膜温度がアルミニウム合金成膜時の温度に比較して、十
分低温であるため、ノジュールの成長は抑制される。一
方、マスク酸化膜成膜時の基板温度はCVD法を用いた
場合、400〜500℃の高温になる。そのため、下層
のアルミニウム合金の温度は酸化膜マスク成膜時には実
質的に上昇する。したがって、図2(a)〜(c)に示
すように、アルミニウム中に添加されたSiやCuはノ
ジュールを形成し、エッチング残渣の要因となる。
【0009】このようなエッチング残渣の発生は配線間
のショートや配線上に層間膜を形成する際に平坦性を低
下させる、といった問題点を生じ、配線の信頼性を著し
く低下させる。
【0010】本発明の目的はマスク酸化膜を用いたアル
ミニウム配線エッチングにおいて、エッチング残渣が発
生しない信頼性の高い半導体装置の製造方法を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点はアルミニウ
ム合金膜上に形成される酸化膜の成膜温度をアルミニウ
ム合金成膜時の温度よりも低温で成膜することによって
解決される。
【0012】
【作用】本発明ではエッチング残渣除去をエッチング後
のオーバーエッチングに頼ることなく、エッチングの前
工程で行うため、オーバーエッチングによる下地膜への
損傷、エッチング形状への影響はない。また、マスク酸
化膜の低温成膜は、アルミニウム合金中のノジュール形
成を抑制するため、エッチング残渣除去に効果があるば
かりではなく、配線断面に占めるノジュールの割合を減
少することができるので高い信頼性を有する配線加工を
実現することができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図によって説明す
る。
【0014】図1(a)に示す下地絶縁膜1の上にアル
ミニウム合金膜2(Al−1%Si−0.5%Cu)を
スパッタ法により、200℃で厚さ500nm形成す
る。次に該アルミニウム合金膜2上にアルミニウム合金
膜温度以下の温度でマスク酸化膜3を250nm形成す
る。この際の成膜方法としては、200℃以下で成膜可
能な低温CVD法またはSOG(Spin On Gl
ass)の塗布により行われる。マスク酸化膜3の低温
成膜はアルミニウム合金中のSiやCuのノジュールを
成長させることはない。したがって、この方法によると
図2(a)のアルミニウム合金膜中に見られる大粒径の
ノジュールは存在しない。
【0015】マスク酸化膜3は、通常のフォトレジスト
行程でパターニングされたフォトレジスト膜4をマスク
にCHF3 ガスにてドライエッチングする(図1
(b))。なお、この過程においてもアルミニウム合金
膜はその成膜時の温度よりも高温に曝されることはな
い。フォトレジスト膜はこの後、酸素プラズマにより除
去される。
【0016】次に図1(c)に示すように、マスク酸化
膜3をマスクにアルミニウム合金膜を塩素ガスにてドラ
イエッチングする。この場合、アルミニウム合金中には
大粒径のノジュールは存在していないので、図2(c)
に見られるようなエッチング残渣は生じない。また、仮
にエッチング残渣が生じた場合でも、オーバーエッチン
グによって除去可能であるため、良好なエッチング形状
が得られる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、低温でマスク酸化膜を
形成しているので、エッチング残渣の要因となるSiま
たはCuのノジュール成長を抑制できる。したがって、
酸化膜をマスクにアルミニウム合金膜をエッチングする
際には残渣が生じることなく配線の信頼性を向上するこ
とができる。
【0018】また、このような配線中のノジュール粒径
の低減はエッチング残渣に有効であるばかりではなく、
配線断面に占めるノジュールの割合を減少できる。即
ち、配線抵抗の増大、マイグレーション耐性の劣化を抑
制することができ、高信頼性の微細配線加工を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の製造工程図。
【図2】従来の一例の製造工程図。
【符号の説明】
1 下地絶縁膜 2 アルミニウム合金膜(Al−Si−Cu) 3 マスク酸化膜 4 フォトレジスト膜 5 ノジュール 6 エッチング残渣
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−25245(JP,A) 特開 昭57−15441(JP,A) 特開 昭63−308914(JP,A) 特開 昭57−162350(JP,A) 特開 昭58−222538(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不純物を添加したアルミニウム合金膜上
    に、前記アルミニウム合金膜の成膜時の温度以下で酸化
    膜を形成する工程と、 前記酸化膜をフォトレジスト膜を用いてパターニングし
    てマスク酸化膜とする工程と、 前記フォトレジスト膜を除去した後に前記マスク酸化膜
    をマスクとして用いて前記アルミニウム合金膜をエッチ
    ングによって加工することによって配線を形成する工程
    とを含み、 前記アルミニウム合金膜は該アルミニウム合金膜の成膜
    時から該アルミニウム合金膜のエッチング時までの間
    に、該アルミニウム合金膜の成膜時の温度よりも高温に
    曝されることがないこと を特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】前記アルミニウム合金膜はAl−Si―C
    uであり、200℃以下で形成されることを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記酸化膜は低温CVD法もしくは塗布に
    より形成されることを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記酸化膜は200℃以下で成膜されるこ
    とを特徴とする請求項1または3記載の半導体装置の製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5715441A (en) * 1980-07-01 1982-01-26 Fujitsu Ltd Formation of aluminum interconnection
JPH077753B2 (ja) * 1987-06-11 1995-01-30 日本電気株式会社 アルミニウム合金配線の形成方法

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