JP3022469B2 - 通信方法および通信システム - Google Patents

通信方法および通信システム

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JP3022469B2
JP3022469B2 JP10064211A JP6421198A JP3022469B2 JP 3022469 B2 JP3022469 B2 JP 3022469B2 JP 10064211 A JP10064211 A JP 10064211A JP 6421198 A JP6421198 A JP 6421198A JP 3022469 B2 JP3022469 B2 JP 3022469B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆網より通知さ
れる発信者番号をアクセスポイントシステムから通信網
を通じて受信者システムに送信する通信方法および通信
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5はインターネットを含む通信システ
ムの一例を示す概略構成図である。この通信システムに
おいて、公衆網12からインターネット14にアクセス
し、インターネット14に接続されたサーバ16と通信
を行う場合、発信者は、まず発信者システム18から公
衆網12を通じて、インターネット14に接続されたア
クセスポイントシステム20にアクセスし、その後、ア
クセスポイントシステム20を介しインターネット14
を通じてサーバ16との間で通信を行う。
【0003】ここで、発信者にはアクセスポイントシス
テム20においてIP(Internet Proto
col)アドレスが与えられ、上記サーバ16にはこの
IPアドレスが発信者を識別する情報として通知され
る。しかし、IPアドレスは発信者に対して動的に割り
当てられるので、異なる発信者に同一のIPアドレスが
割り当てられる場合もあり、したがってIPアドレスに
より発信者を特定することはできない。そのため、サー
バ16が発信者の特定を必要とする場合には、発信者
が、予め発信者ごとに登録されたID番号とパスワード
をサーバ16に送ることで発信者を識別するという方法
が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法では、発信者はサーバ16との通信を開始するに当た
り、ID番号とパスワードをサーバ16に送るために、
例えば端末の画面上でいちいちID番号とパスワードを
入力しなければならず、極めて面倒である。また、公衆
発信者番号を受信者側へ送信するには、発信者番号の通
知および情報通信のための回線、チャネルを別々に用意
する必要があった。本発明はこのような不便を解消する
ためになされたもので、その目的は、ID番号やパスワ
ードを用いることなく受信者側で発信者を特定できるよ
うにする通信方法および通信システムを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、通信網と、公衆網を前記通信網に接続する複
数のアクセスポイントシステムと、前記通信網に接続さ
れた複数の受信者システムとを含む通信システムで、前
記公衆網より通知される発信者番号を前記アクセスポイ
ントシステムから前記通信網を通じて前記受信者システ
ムに送信する通信方法であって、前記アクセスポイント
システムでは、前記公衆網より着信した際に前記発信者
番号を取得して保持し、前記公衆網より第1の電文を受
信し、受信した前記第1の電文に、保持している前記発
信者番号を付加して所定形式の第2の電文を生成し、受
信した前記第1の電文から受信者アドレスを抽出し、抽
出した前記受信者アドレスが表す受信者システムに、前
記第2の電文を前記通信網を介して送信し、前記受信者
システムでは、前記第2の電文を前記通信網を通じて受
信し、受信した前記第2の電文より、前記第1の電文お
よび前記発信者番号を取得し、前記アクセスポイントシ
ステムではさらに、アクセスポイント自局IPアドレ
ス、保持している前記発信者番号、接続開始を表す接続
開始情報、ならびに接続日時情報から成る接続開始メッ
セージを生成し、前記アクセスポイント自局IPアドレ
ス、保持している前記発信者番号、接続終了を表す接続
終了情報、ならびに接続日時情報から成る接続終了メッ
セージを生成し、前記公衆網より着信した後、最初の前
記第1の電文が前記公衆網を通じて送られてきたとき、
前記第1の電文より抽出した前記受信者アドレスが示す
受信者システムに前記接続開始メッセージを送信し、前
記公衆網より着信した後、前記公衆網を介した通信が終
了したとき、または前記第1の電文より抽出した前記受
信者アドレスが変化したとき、前記接続開始メッセージ
を送信した前記受信者システムに前記接続終了メッセー
ジを送信し、前記受信者システムではさらに、前記アク
セスポイントシステムから前記通信網を通じて送られて
きた前記接続開始メッセージおよび前記接続終了メッセ
ージを解析して前記アクセスポイント自局IPアドレ
ス、前記発信者番号、前記接続開始情報、前記接続終了
情報、ならびに前記接続日時情報を抽出することを特徴
とする。すなわち、本発明の通信方法では、アクセスポ
イントシステムにおいて、公衆網から発信者番号を取得
し、その発信者番号を公衆網からの第1の電文に付加
し、第2の電文として受信者システムに送信する。受信
者システムでは、この第2の電文を通信網より受信し、
発信者番号を取得する。さらに、アクセスポイントシス
テムでは、発信者番号を含む接続開始メッセージおよび
接続終了メッセージを生成して受信者システムに送信
し、受信者システムではこれらのメッセージを解析して
発信者番号などを抽出する。
【0006】本発明はまた、通信網と、公衆網を前記通
信網に接続する複数のアクセスポイントシステムと、前
記通信網に接続された複数の受信者システムとを含み、
前記公衆網より通知される発信者番号を前記アクセスポ
イントシステムから前記通信網を通じて前記受信者シス
テムに送信する通信システムであって、前記アクセスポ
イントシステムは、前記公衆網より着信した際に前記発
信者番号を取得して保持する発信者番号取得手段と、前
記公衆網より第1の電文を受信する第1の受信手段と、
前記第1の受信手段が受信した前記第1の電文に、前記
発信者番号取得手段が保持している前記発信者番号を付
加して所定形式の第2の電文を生成する電文生成手段
と、前記第1の受信手段が受信した前記第1の電文から
受信者アドレスを抽出する受信者アドレス抽出手段と、
前記受信者アドレス抽出手段が抽出した前記受信者アド
レスが表す受信者システムに、前記電文生成手段が生成
した前記第2の電文を前記通信網を介して送信する送信
手段と、を備え、前記受信者システムは、前記第2の電
文を前記通信網を通じて受信する第2の受信手段と、前
記第2の受信手段が受信した前記第2の電文より、前記
第1の電文および前記発信者番号を取得する電文分離手
段と、を備え、前記アクセスポイントシステムは、アク
セスポイント自局IPアドレス、前記発信者番号取得手
段が保持している前記発信者番号、接続開始を表す接続
開始情報、ならびに接続日時情報から成る接続開始メッ
セージを生成する第1のメッセージ生成手段と、前記ア
クセスポイント自局IPアドレス、前記発信者番号取得
手段が保持している前記発信者番号、接続終了を表す接
続終了情報、ならびに接続日時情報から成る接続終了メ
ッセージを生成する第2のメッセージ生成手段と、前記
公衆網より着信した後、最初の前記第1の電文が前記公
衆網を通じて送られてきたとき、前記受信者アドレス抽
出手段が抽出した前記受信者アドレスが示す受信者シス
テムに前記第1のメッセージ生成手段が生成した前記接
続開始メッセージを前記送信手段に送信させる第1の送
信制御手段と、前記公衆網より着信した後、前記公衆網
を介した通信が終了したとき、または前記受信者アドレ
ス抽出手段が抽出した前記受信者アドレスが変化したと
き、前記第1の送信制御手段が前記送信手段に前記接続
開始メッセージを送信させた前記受信者システムに、前
記第2のメッセージ生成手段が生成した接続終了メッセ
ージを前記送信手段に送信させる第2の送信制御手段と
をさらに備え、前記受信者システムは、前記アクセスポ
イントシステムから前記通信網を通じて送られてきた前
記接続開始メッセージおよび前記接続終了メッセージを
解析して前記アクセスポイント自局IPアドレス、前記
発信者番号、前記接続開始情報、前記接続終了情報、な
らびに前記接続日時情報を抽出するメッセージ解析手段
をさらに備えていることを特徴とする。すなわち、本発
明の通信システムでは、アクセスポイントシステムにお
いて発信者番号取得手段が、公衆網より着信した際に公
衆発信者番号(単に発信者番号ともいう)を取得して保
持する。そして、電文生成手段は、第1の受信手段が公
衆網より受信した第1の電文に、発信者番号取得手段が
保持している発信者番号を付加して所定形式の第2の電
文を生成する。一方、受信者アドレス抽出手段は、第1
の受信手段が受信した第1の電文から受信者アドレスを
抽出し、送信手段は、受信者アドレス抽出手段が抽出し
たこの受信者アドレスが表す受信者システムに、電文生
成手段が生成した第2の電文を通信網を介して送信す
る。そして、受信者システムでは、第2の受信手段が第
2の電文を通信網を通じて受信し、電文分離手段は、第
2の受信手段が受信した第2の電文より、第1の電文お
よび発信者番号を取得する。さらに、アクセスポイント
システムの第1および第2のメッセージ生成手段は発信
者番号を含む接続開始メッセージおよび接続終了メッセ
ージを生成し、第1および第2の送信制御手段はこれら
のメッセージを受信者システムに送信させる。受信者シ
ステムでは、メッセージ解析手段がこれらのメッセージ
を解析し、受信者番号などを抽出する。
【0007】したがって、本発明では、受信者システム
は、発信者システムの発信者番号を取得でき、取得した
発信者番号により発信者を特定することができる。その
ため、発信者は従来のようにID番号やパスワードをい
ちいち入力したりする必要がなく、利便性が大幅に向上
する。よって、発信者システムと、通信者システムの通
常の通信電文およびプロトコルを変更することなく、既
存のものがそのまま使える。そして、アクセスポイント
システムは、上記接続開始メッセージおよび接続終了メ
ッセージを受信者システムに送信するので、受信者シス
テムでは、接続開始メッセージをアクセスポイントシス
テムから受信した後、接続終了メッセージを受け取るま
では、アクセスポイントシステムからの第2の電文は、
接続開始メッセージに含まれている発信者番号を持つ発
信者からの電文であると認識することができ、この間、
電文に発信者番号が付加されていなくても電文の発信者
を特定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明による通信シス
テムの一例を示すブロック図である。以下では、この図
面を参照して本発明の通信システムの第1の実施の形態
について説明すると同時に本発明の通信方法の一実施の
形態についても説明する。なお、ここではまず本発明の
基本的な構成について説明し、より詳しくは下記第2の
実施の形態例において説明する。図1に示したように、
本実施の形態における通信システム100は、公衆網1
04を通信網105に接続する複数のアクセスポイント
システム102(図では簡単のため1つのアクセスポイ
ントシステム102のみが示されている)と、通信網1
05に接続された複数の受信者システム103(図では
簡単のため1つの受信者システム103のみが示されて
いる)とを含んでいる。ここで、通信網105は具体的
にはインターネット、専用網、あるいは公衆網などであ
り、公衆網は具体的には電話回線、INS回線、あるい
はDDX回線などである。
【0009】発信者システム101は、公衆網104に
対してアクセスポイントシステム102に公衆(電話)
番号を指定して発呼する発呼手段106と、電文を送信
する電文送信手段107とを備える。そして、アクセス
ポイントシステム102は、公衆網104より着信した
際に発信者番号115を取得して保持する発信者番号取
得手段108と、公衆網104より第1の電文116を
受信する受信手段111と、受信手段111が受信した
第1の電文116に、発信者番号取得手段108が保持
している発信者番号115を付加して所定形式の第2の
電文117を生成する電文生成手段110とを備え、さ
らに、受信手段111が受信した第1の電文116から
受信者アドレスを抽出する受信者アドレス抽出手段11
8と、受信者アドレス抽出手段118が抽出した受信者
アドレスが表す受信者システム103に、電文生成手段
110が生成した第2の電文117を通信網105を介
して送信する送信手段112とを備えている。また、受
信者システム103は、第2の電文117を通信網10
5を通じて受信する受信手段113と、受信手段113
が受信した第2の電文117より、第1の電文116お
よび発信者番号115を取得する電文分離手段114と
を備えている。
【0010】次に、このように構成された通信システム
100の動作を説明する。発信者システム101におい
て、発呼手段106により、公衆網104に対してアク
セスポイントシステム102の例えば電話番号を指定し
て発呼が行われると、アクセスポイントシステム102
では、この発呼を受け着信するとき、発信者番号取得手
段108は公衆網104より通知された発信者番号11
5を受け取って保持する。発信者システム101では発
呼が完了した後、電文送信手段107が、受信者システ
ム103に送るべき第1の電文116に、第1の電文1
16の送り先の受信者システム103を表す受信者アド
レスを付加し、公衆網104を通じてアクセスポイント
システム102に送信する。
【0011】アクセスポイントシステム102では、こ
の第1の電文116を電文受信手段111が公衆網10
4より受信し、そして、電文生成手段110は、受信手
段111が受信した第1の電文116に、発信者番号取
得手段108が保持している発信者番号115を付加し
て、図2のフォーマット図に示したような所定形式の第
2の電文117を生成する。一方、受信者アドレス抽出
手段118は、受信手段111が受信した第1の電文1
16から受信者アドレスを抽出し、その後、送信手段1
12は、受信者アドレス抽出手段118が抽出した受信
者アドレスが表す受信者システム103に、電文生成手
段110が生成した第2の電文117を通信網105を
介して送信する。そして、受信者システム103では、
受信手段113が通信網105を通じて第2の電文11
7を受信し、電文分離手段114は、受信手段113が
受信した第2の電文117より、第1の電文116およ
び発信者番号115を取得する。
【0012】したがって、本実施例では、受信者システ
ム103は、発信者システム101の発信者番号115
を取得でき、取得した発信者番号115により発信者を
特定できる。そのため、受信者システム103が発信者
を特定した上で通信を行う場合でも、発信者は従来のよ
うにID番号やパスワードをいちいち入力したりする必
要がなく、利便性が大幅に向上する。
【0013】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図3は第2の実施の形態の通信システムを示す
ブロック図である。なお、図3において、図1と同一の
要素には同一の符号が付されている。図3に示したよう
に、第2の実施の形態における通信システム200で
は、アクセスポイントシステム202に第1のメッセー
ジ生成手段201、第2のメッセージ生成手段202、
第1の送信制御手段203、ならびに第2の送信制御手
段204が追加され、受信者システム203にメッセー
ジ解析手段220が追加されており、通信システム20
0はこれらの点で上記第1の実施の形態に示す通信シス
テム100と異なっている。
【0014】そして、アクセスポイントシステム202
の第1のメッセージ生成手段201は、アクセスポイン
ト自局IPアドレス、発信者番号取得手段108が保持
している発信者番号115、接続開始を表す接続開始情
報、ならびに接続日時情報から成る接続開始メッセージ
219を生成し、第2のメッセージ生成手段202は、
アクセスポイント自局IPアドレス、発信者番号取得手
段108が保持している発信者番号115、接続終了を
表す接続終了情報、ならびに接続日時情報から成る接続
終了メッセージ218を生成する。
【0015】また、第1の送信制御手段203は、公衆
網104より着信した後、最初の第1の電文116が公
衆網104を通じて送られてきたとき、受信者アドレス
抽出手段118が抽出した受信者アドレスが示す受信者
システム103に第1のメッセージ生成手段201が生
成した接続開始メッセージ219を送信手段112に送
信させ、第2の送信制御手段204は、公衆網104よ
り着信した後、公衆網104を介した通信が終了したと
き、または受信者アドレス抽出手段118が抽出した受
信者アドレスが変化したときに、第1の送信制御手段2
03が送信手段112に接続開始メッセージ219を送
信させた受信者システム103に、第2のメッセージ生
成手段202が生成した接続終了メッセージ218を送
信手段112に送信させる。
【0016】一方、受信者システム203のメッセージ
解析手段220は、アクセスポイントシステム102か
ら通信網105を通じて送られてきた接続開始メッセー
ジ219および接続終了メッセージ218を解析してア
クセスポイント自局IPアドレス、発信者番号115、
接続開始情報、接続終了情報、ならびに接続日時情報を
抽出する。
【0017】次に、このように構成された通信システム
200の動作について説明する。通信システム200で
は、第1の送信制御手段203が、公衆網104より着
信した後、最初の第1の電文116が公衆網104を通
じて送られてきたとき、受信者アドレス抽出手段118
が抽出した受信者アドレスが示す受信者システム103
に、第1のメッセージ生成手段201が生成した上記接
続開始メッセージ219を送信手段112に送信させ
る。一方、第2の送信制御手段204は、公衆網104
より着信した後、公衆網104を介した通信が終了した
とき、または受信者アドレス抽出手段118が抽出した
受信者アドレスが変化したときに、第1の送信制御手段
203が送信手段112に接続開始メッセージ219を
送信させた受信者システム103に、第2のメッセージ
生成手段202が生成した接続終了メッセージ218を
送信手段112に送信させる。
【0018】そして、受信者システム203では、メッ
セージ解析手段220が、アクセスポイントシステム1
02から通信網105を通じて送られてきたこれら接続
開始メッセージ219および接続終了メッセージ218
を解析してアクセスポイント自局IPアドレス、発信者
番号115、接続開始情報、接続終了情報、ならびに接
続日時情報を抽出する。
【0019】したがって、この第2の実施例では、受信
者システム203は、接続開始メッセージ219をアク
セスポイントシステム202から受信した後、接続終了
メッセージ218を受け取るまでは、アクセスポイント
システム202からの第2の電文117は、接続開始メ
ッセージ219に含まれている発信者番号115を持つ
発信者からの電文であると認識することができ、この
間、電文に発信者番号115が付加されていなくても電
文の発信者を特定することができる。また、上記第2の
実施の形態によれば、アクセスポイントシステム202
から接続開始メッセージ219及び接続終了メッセージ
218を受信者システム203に送信する方式にするこ
とにより、第2の電文117のフォーマットを変更する
必要がなくなり、第2の電文117のフォーマット、お
よび通信プロトコルが上記第1の実施の形態に比較して
簡単になる。
【0020】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。図4は第3の実施の形態の通信システムを示す
ブロック図である。なお、図4において、図1、図3と
同一の要素には同一の符号が付されている。図4に示し
たように、第2の実施の形態の通信システム300で
は、アクセスポイントシステム302はさらに第1の記
憶手段304と情報記録手段309とを備え、受信者シ
ステム303はさらに第2の記憶手段310と発信者番
号検出手段305とを備えている。
【0021】第1の記憶手段304は、例えばハードデ
ィスク装置などを含んで構成され、上記第1および第2
のメッセージ生成手段201、202がそれぞれ接続開
始メッセージ219および接続終了メッセージ218を
生成するごとに各メッセージと、送信手段112が各メ
ッセージを送信した受信者システム103の受信者アド
レスとを対応づけて記憶する。そして、情報記録手段3
09は、第1の記憶手段304の記憶内容にもとづき、
受信者アドレスごとに接続開始メッセージ219および
接続終了メッセージ218を、脱着可能な磁気ディスク
などの情報記録媒体311に記録する。
【0022】一方、受信者システム303の第2の記憶
手段310は、アクセスポイントシステム302から通
信網105を通じて送られてきた接続開始メッセージ2
19を記憶し、発信者番号検出手段305は、上記情報
記録媒体311より接続開始メッセージ219および接
続終了メッセージ218を読み出し、また、第2の記憶
手段310から接続開始メッセージ219を読み出して
それぞれの内容を比較し、受信者システム303と通信
を行った発信者の発信者番号115を特定する。
【0023】次に、このように構成された通信システム
300の動作について説明する。この通信システム30
0では、第1の記憶手段304が、第1および第2のメ
ッセージ生成手段201、202がそれぞれ接続開始メ
ッセージ219および接続終了メッセージ218を生成
するごとに各メッセージと、送信手段112が各メッセ
ージを送信した受信者システム103の受信者アドレス
とを対応づけ、ログとしてすべて記憶する。一方、受信
者システム303では、第2の記憶手段310が、アク
セスポイントシステム302から通信網105を通じて
送られてきた接続開始メッセージ219をすべて記憶す
る。
【0024】したがって、後日、情報記録手段309に
より、第1の記憶手段304の記憶内容にもとづき、受
信者アドレスごとに接続開始メッセージ219および接
続終了メッセージ218を情報記録媒体311に書き込
み、その情報記録媒体311を受信者システム303に
例えば送付することで、受信者システム303では記録
情報の突合せを行える。すなわち、情報記録媒体311
を発信者番号検出手段305に装着すると、発信者番号
検出手段305は、上記情報記録媒体311より接続開
始メッセージ219および接続終了メッセージ218を
読み出し、また、第2の記憶手段310から接続開始メ
ッセージ219を読み出してそれぞれの内容を比較し、
受信者システム303と通信を行った発信者の発信者番
号115を特定する。そのため、この第3の実施の形態
では、受信者システム103は発信者を一層確実に特定
することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の通信方法で
は、アクセスポイントシステムにおいて、公衆網から発
信者番号を取得し、その発信者番号を公衆網からの第1
の電文に付加し、第2の電文として受信者システムに送
信する。受信者システムでは、この第2の電文を通信網
より受信し、発信者番号を取得する。また、本発明の通
信システムでは、アクセスポイントシステムにおいて発
信者番号取得手段が、公衆網より着信した際に公衆発信
者番号(単に発信者番号ともいう)を取得して保持す
る。そして、電文生成手段は、第1の受信手段が公衆網
より受信した第1の電文に、発信者番号取得手段が保持
している発信者番号を付加して所定形式の第2の電文を
生成する。一方、受信者アドレス抽出手段は、第1の受
信手段が受信した第1の電文から受信者アドレスを抽出
し、送信手段は、受信者アドレス抽出手段が抽出したこ
の受信者アドレスが表す受信者システムに、電文生成手
段が生成した第2の電文を通信網を介して送信する。そ
して、受信者システムでは、第2の受信手段が第2の電
文を通信網を通じて受信し、電文分離手段は、第2の受
信手段が受信した第2の電文より、第1の電文および発
信者番号を取得する。したがって、本発明では、受信者
システムは、発信者システムの発信者番号を取得でき、
取得した発信者番号により発信者を特定することができ
る。そのため、発信者は従来のようにID番号やパスワ
ードをいちいち入力したりする必要がなく、利便性が大
幅に向上する。また、本発明では受信者システムと発信
者システムの既存の通信プロトコルを変更することな
く、受信者システムに発信者番号を伝えることが可能で
ある。そして、本発明では、アクセスポイントシステム
は、受信者番号を含む接続開始メッセージおよび接続終
了メッセージを受信者システムに送信するので、受信者
システムでは、接続開始メッセージをアクセスポイント
システムから受信した後、接続終了メッセージを受け取
るまでは、アクセスポイントシステムからの第2の電文
は、接続開始メッセージに含まれている発信者番号を持
つ発信者からの電文であると認識することができ、この
間、電文に発信者番号が付加されていなくても電文の発
信者を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信システムの第1の実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】発信者番号を付加した電文を示すフォーマット
図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の通信システムを示
すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の通信システムを示
すブロック図である。
【図5】インターネットを含む通信システムの一例を示
す概略構成図である。
【符号の説明】
2……受信者システム、12……公衆網、14……イン
ターネット、16……サーバ、18……発信者システ
ム、20……アクセスポイントシステム、100……通
信システム、101……発信者システム、102……ア
クセスポイントシステム、103……受信者システム、
104……公衆網、105……通信網、106……発呼
手段、107……電文送信手段、108……発信者番号
取得手段、110……電文生成手段、111……受信手
段、111……電文受信手段、112……送信手段、1
13……受信手段、114……電文分離手段、115…
…発信者番号、116……第1の電文、117……第2
の電文、118……受信者アドレス抽出手段、200…
…通信システム、201……第1のメッセージ生成手
段、202……アクセスポイントシステム、202……
第2のメッセージ生成手段、203……第1の送信制御
手段、204……第2の送信制御手段、218……接続
終了メッセージ、219……接続開始メッセージ、22
0……メッセージ解析手段、300……通信システム、
302……アクセスポイントシステム、303……受信
者システム、304……第1の記憶手段、305……発
信者番号検出手段、309……情報記録手段、310…
…第2の記憶手段。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網と、公衆網を前記通信網に接続す
    る複数のアクセスポイントシステムと、前記通信網に接
    続された複数の受信者システムとを含む通信システム
    で、前記公衆網より通知される発信者番号を前記アクセ
    スポイントシステムから前記通信網を通じて前記受信者
    システムに送信する通信方法であって、 前記アクセスポイントシステムでは、 前記公衆網より着信した際に前記発信者番号を取得して
    保持し、 前記公衆網より第1の電文を受信し、 受信した前記第1の電文に、保持している前記発信者番
    号を付加して所定形式の第2の電文を生成し、 受信した前記第1の電文から受信者アドレスを抽出し、 抽出した前記受信者アドレスが表す受信者システムに、
    前記第2の電文を前記通信網を介して送信し、 前記受信者システムでは、 前記第2の電文を前記通信網を通じて受信し、 受信した前記第2の電文より、前記第1の電文および前
    記発信者番号を取得し、 前記アクセスポイントシステムではさらに、 アクセスポイント自局IPアドレス、保持している前記
    発信者番号、接続開始を表す接続開始情報、ならびに接
    続日時情報から成る接続開始メッセージを生成し、 前記アクセスポイント自局IPアドレス、保持している
    前記発信者番号、接続終了を表す接続終了情報、ならび
    に接続日時情報から成る接続終了メッセージを生成し、 前記公衆網より着信した後、最初の前記第1の電文が前
    記公衆網を通じて送られてきたとき、前記第1の電文よ
    り抽出した前記受信者アドレスが示す受信者システムに
    前記接続開始メッセージを送信し、 前記公衆網より着信した後、前記公衆網を介した通信が
    終了したとき、または前記第1の電文より抽出した前記
    受信者アドレスが変化したとき、前記接続開始 メッセー
    ジを送信した前記受信者システムに前記接続終了メッセ
    ージを送信し、 前記受信者システムではさらに、前記アクセスポイント
    システムから前記通信網を通じて送られてきた前記接続
    開始メッセージおよび前記接続終了メッセージを解析し
    て前記アクセスポイント自局IPアドレス、前記発信者
    番号、前記接続開始情報、前記接続終了情報、ならびに
    前記接続日時情報を抽出する ことを特徴とする通信方
    法。
  2. 【請求項2】 前記アクセスポイントシステムではさら
    に、 前記接続開始メッセージおよび前記接続終了メッセージ
    を生成するごとに各メッセージと、各メッセージを送信
    した前記受信者システムの前記受信者アドレスとを対応
    づけて記憶し、 記憶した内容にもとづき、前記受信者アドレスごとに前
    記接続開始メッセージおよび前記接続終了メッセージを
    情報記録媒体に記録し、 前記受信者システムではさらに、前記アクセスポイント
    システムから前記通信網を通じて送られてきた前記接続
    開始メッセージを記憶することを特徴とする請求項1記
    載の通信方法。
  3. 【請求項3】 前記通信網はインターネット、専用網、
    ならびに公衆網のいずれかであることを特徴とする請求
    項1記載の通信方法。
  4. 【請求項4】 前記公衆網は電話回線、INS回線、な
    らびにDDX回線のいずれかであることを特徴とする請
    求項1記載の通信方法。
  5. 【請求項5】 通信網と、公衆網を前記通信網に接続す
    る複数のアクセスポイントシステムと、前記通信網に接
    続された複数の受信者システムとを含み、前記公衆網よ
    り通知される発信者番号を前記アクセスポイントシステ
    ムから前記通信網を通じて前記受信者システムに送信す
    る通信システムであって、 前記アクセスポイントシステムは、 前記公衆網より着信した際に前記発信者番号を取得して
    保持する発信者番号取得手段と、 前記公衆網より第1の電文を受信する第1の受信手段
    と、 前記第1の受信手段が受信した前記第1の電文に、前記
    発信者番号取得手段が保持している前記発信者番号を付
    加して所定形式の第2の電文を生成する電文生成手段
    と、 前記第1の受信手段が受信した前記第1の電文から受信
    者アドレスを抽出する受信者アドレス抽出手段と、 前記受信者アドレス抽出手段が抽出した前記受信者アド
    レスが表す受信者システムに、前記電文生成手段が生成
    した前記第2の電文を前記通信網を介して送信する送信
    手段と、 を備え、 前記受信者システムは、 前記第2の電文を前記通信網を通じて受信する第2の受
    信手段と、 前記第2の受信手段が受信した前記第2の電文より、前
    記第1の電文および前記発信者番号を取得する電文分離
    手段と、 を備え、前記アクセスポイントシステムは、 アクセスポイント自局IPアドレス、前記発信者番号取
    得手段が保持している前記発信者番号、接続開始を表す
    接続開始情報、ならびに接続日時情報から成る接続開始
    メッセージを生成する第1のメッセージ生成手段と、 前記アクセスポイント自局IPアドレス、前記発信者番
    号取得手段が保持している前記発信者番号、接続終了を
    表す接続終了情報、ならびに接続日時情報から成る接続
    終了メッセージを生成する第2のメッセージ生成手段
    と、 前記公衆網より着信した後、最初の前記第1の電文が前
    記公衆網を通じて送られてきたとき、前記受信者アドレ
    ス抽出手段が抽出した前記受信者アドレスが示す受信者
    システムに前記第1のメッセージ生成手段が生成した前
    記接続開始メッセージを前記送信手段に送信させる第1
    の送信制御手段と、 前記公衆網より着信した後、前記公衆網を介した通信が
    終了したとき、または前記受信者アドレス抽出手段が抽
    出した前記受信者アドレスが変化したとき、前記第1の
    送信制御手段が前記送信手段に前記接続開始メッセージ
    を送信させた前記受信者システムに、前記第2のメッセ
    ージ生成手段が生成した接続終了メッセージを前記送信
    手段に送信させる第2の送信制御手段と、 をさらに備え、 前記受信者システムは、前記アクセスポイントシステム
    から前記通信網を通じて送られてきた前記接続開始メッ
    セージおよび前記接続終了メッセージを解析して前記ア
    クセスポイント自局IPアドレス、前記発信者番号、前
    記接続開始情報、前記接続終了情報、ならびに前記接続
    日時情報を抽出するメッセージ解析手段をさらに備えて
    いる ことを特徴とする通信システム。
  6. 【請求項6】 前記アクセスポイントシステムはさら
    に、 第1および第2のメッセージ生成手段がそれぞれ接続開
    始メッセージおよび接続終了メッセージを生成するごと
    に各メッセージと、前記送信手段が各メッセージを送信
    した前記受信者システムの前記受信者アドレスとを対応
    づけて記憶する第1の記憶手段と、 前記記憶手段の記憶内容にもとづき、前記受信者アドレ
    スごとに前記接続開始メッセージおよび前記接続終了メ
    ッセージを情報記録媒体に記録する情報記録手段と、 を備え、 前記受信者システムはさらに、前記アクセスポイントシ
    ステムから前記通信網を通じて送られてきた前記接続開
    始メッセージを記憶する第2の記憶手段を含むことを特
    徴とする請求項5記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記通信網はインターネット、専用網、
    ならびに公衆網のいずれかであることを特徴とする請求
    項5記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記公衆網は電話回線、INS回線、な
    らびにDDX回線のいずれかであることを特徴とする請
    求項5記載の通信システム。
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