JP3022440U - 傘袋装着機と灰皿および花器の組合せ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の傘袋装着機は雨天時のみしか利用され
ないため、利用されないときは邪魔になるので店先から
撤去しなければならず搬入搬出作業が煩雑であった。そ
こで、搬入搬出作業を行なうことなく常時店先に設置で
きる傘袋装着機を提供すること。 【解決手段】 傘袋装着機７とこの傘袋装着機の上部に
取付け取り外しのできる灰皿８および花器とを組合わせ
ることにより、雨天時以外は灰皿として、また花器とし
て使用できるので天気に左右されず常時店先に設置でき
るようになった。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は百貨店、スーパーマーケット等店舗の入口に設置し、雨天時に顧客が 濡れた傘を合成樹脂製の袋に簡易に収納できる傘袋装着機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から雨天の時スーパーマーケット等店舗の入口に細長いポリ袋を設置し、 客が濡れた傘にポリ袋を被せて店内の床が濡れるのを防止している。ところが、 手に荷物を持っているとき、ポリ袋を被せる作業は容易ではないため、片手で簡 単に濡れた傘にポリ袋を被せることのできる装置がいろいろ発明、考案されてい る。例えば特開平７ー２２３７号公報、実用新案登録第３０１１１８０号公報、 実用新案登録第３０１２４８９号公報には傘袋装着機本体上部開口部から傘を差 込むと、本体内に吊り下げられている合成樹脂製の袋の開口部が袋開口機構によ り拡開されて簡単に傘が挿入でき、ワンタッチで袋を被せることのできる装置が 開示されている。

【０００３】 しかしながら、傘袋装着機は雨天時以外は利用されないため天気の良いときは 倉庫に収納しておき、雨天になると店先へ運び出している。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従来の傘袋装着機は雨天時のみしか利用されないため、利用しないときは撤去 しなければならず、搬入搬出作業が煩雑であった。本考案は、搬入搬出作業を行 なうことなく常時店先に設置できる傘袋装着機を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

傘袋装着機と該傘袋装着機の上部に取付け取り外しのできる灰皿および花器と の組合せを特徴とする。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図１は本考案の傘袋装着機の上部に灰皿を装着し灰皿として使用するときの全 体斜視図である。図２は同じく傘袋装着機の上部に灰皿を花器として使用すると きの上半部分の斜視図である。 傘袋装着機７は図３に示すように、基板６に楕円筒ないしは角型筒からなる本 体１を立設し、本体１内には上部に開口部を有する細長形状のポリ袋等の合成樹 脂製袋２が吊り下ピンにより吊り下げられており、傘３を本体１の上面に設けた 開口部４から矢印方向に挿入すると、本体１内の合成樹脂袋２の開口部に対向し て本体１内に設置された袋開口機構（図示せず）が作動して合成樹脂製袋が開口 されて傘３が袋２内に収納される。そして、傘３を袋２の下端まで十分挿入した 後、傘３を手前に引けば袋２が吊り下ピンからちぎれて、本体１前面に高さ方向 に設けたスリット状の取出口５から傘３に袋２を被せたまま機外へ取出すことが できる構造となっている。

【０００７】 上記傘袋装着機７の上部に簡単に取付け取り外しができる灰皿８の構造を図４ 、図５に示す。図示のものは天板１０に複数のスリット１１を穿設し、下部に開 口部１２を有する楕円筒体１３からなり、該筒体１３の背面側には抽出１４の挿 入口１５を設け、抽出１４は筒体１３下部に設けた支承板１６で支承される構造 となっている。なお、スリット１１に代えて小孔を穿設することは任意である。 また、筒体１３の内径は傘袋装着機７の上部外径に応じてそれに嵌着できる大き さとなっている。１７は抽出の把手である。

【０００８】 図２に示す花器は、図４、図５に示す灰皿８と同一構造からなり、抽出１４に 水を入れて天板１０のスリットまたは小孔１１に生花または造花等の花１８を挿 入して花器９に転用したものである。

【０００９】

【考案の効果】

本考案によれば、傘袋装着機７を常時店頭の所定位置に設置しておき、雨天時 には本来の使用目的である傘袋装着機として利用することは勿論のことであるが 、雨天以外のときは、傘袋装着機７の上部に灰皿８あるいは、花器９を装着する ことによって灰皿ないしは花器として利用できる。そして、また雨になれば灰皿 ないしは花器を傘袋装着機から取り外せば、また元の傘袋装着機に早変わりする ので従来のように天気によって傘袋装着機を搬入搬出する煩わしさが解消され極 めて有用である。

【００１０】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案にかかる傘袋装着機を灰皿として使用し
ているときの全体斜視図。

【図２】本考案にかかる傘袋装着機を花器として使用し
ているときの上半部斜視図。

【図３】本考案にかかる傘袋装着機の全体斜視図。

【図４】本考案にかかる灰皿の斜視図。

【図５】（ａ）本考案にかかる灰皿の背面図。

【図５】（ｂ）図５（ａ）におけるＢ−Ｂ断面図。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 合成樹脂製袋 ３ 傘 ４ 本体上面開口部 ５ 本体前面取出し口 ６ 基板 ７ 傘袋装着機 ８ 灰皿 ９ 花器 １０ 天板 １１ スリット １２ 開口部 １３ 筒体 １４ 抽出 １５ 挿入口 １６ 支承板 １７ 把手 １８ 花

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】本体（１）内に、上部が開口せる細長形状
   の合成樹脂製袋（２）を懸吊し、傘（３）を本体（１）
   の上面開口部（４）から挿入すると、本体（１）内に設
   置せる袋開口機構を作動させて前記合成樹脂製袋（２）
   を開口させ、傘（３）を該袋（２）に収納させ、本体
   （１）の前面取出し口（５）から傘（３）に前記袋
   （２）を被せたまま取出せるようにした傘袋装着機
   （７）と、該傘袋装着機（７）の上部に取付け取り外し
   可能な灰皿（８）との組合せ。
2. 【請求項２】本体（１）内に、上部が開口せる細長形状
   の合成樹脂製袋（２）を懸吊し、傘（３）を本体（１）
   の上面開口部（４）から挿入すると、本体（１）内に設
   置せる袋開口機構を作動させて前記合成樹脂製袋（２）
   を開口させ、傘（３）を該袋（２）に収納させ、本体
   （１）の前面取出し口（５）から傘（３）に前記袋
   （２）を被せたまま取出せるようにした傘袋装着機
   （７）と、該傘袋装着機（７）の上部に取付け取り外し
   可能な花器（９）との組合せ。