JPH08266387A - 洋傘収納棚。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】可能な限り据えつけ面積を小さくして多数の洋
傘を収納可能にするため横置き積み上げ式にし、洋傘先
端を角度をつけて下げて水切れを良くし、乱れた洋傘の
布が取り出す時に柄を回して円筒から出せば奇麗に布が
巻かれて纏まり良く洋傘が出せる。 【構成】円筒、棚本体、先端止め板、水受け皿、鎖、
錠、鍵。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】洋傘収納棚に関する。

【０００２】

【従来技術】学校、会社、工場え雨の日に歩いての通勤
には洋傘は必需品である。雨に濡れた洋傘は教室や職場
え持ち込むことは出来ぬから大抵は玄関近くの収納棚に
差し込み盗難防上に鍵をかけたり、又はかけなかったり
してその場から離れるのが普通である。デパート等は適
当大きさのポリ袋を玄関付近に置き客が勝手に取り出し
洋傘を袋詰して店内が雨の滴で濡れないようにして持ち
歩いている。前記学校、会社、工場では授業や仕事があ
るから持ち歩くことは許されない為必然的に玄関近くに
収納して置くことになる。前記収納棚は下足棚に洋傘と
靴を同一棚に収納している物も一部には提供されている
が靴と洋傘の容積が甚だしく異なり収納効率が悪いので
靴は履物棚に収納し洋傘は洋傘収納棚に収納しているの
が現状である。家庭や小人数の企業等は大して気になら
ないことだが大勢が出入りする場所では雨の降る日、雪
の降る日の玄関は洋傘が沢山になり収納箱又は棚に満ち
溢れて置き場所が無く困惑することが多い。洋傘の新し
いのや高級な洋傘はよく盗難に会う、盗難防止に施錠可
能な収納棚や箱が提供されているが合鍵がよく紛夫して
困ることが多い、それは特殊な錠と鍵を用いているから
で巷の合鍵造り屋では簡単に造れない難点がある。水平
の箱形に洋傘を縦に差し込むクイプは縦横のスペースが
広くなり洋傘の収納本数が少ない割合に場所が広く玄関
の邪魔になる、洋傘の水平横置きの積み上げ式は収納本
数は多くなるが水切りが悪く据えつけ面積も大きい欠点
がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】

１、玄関に据えつける横置き収納棚の洋傘収納本数を多
くしたい。 ２、水切りを良くしたい。 ３、洋傘を窄め皺のある儘に収納棚に入れても出す時は
奇麗に纏めたい。 ４、鎖と鍵と錠は補充容易な市販の物を使いたい。 ５、雪が付着した洋傘は雪がなかなか取れず雪で膨れた
状態の洋傘でも収納可能にしたい。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

１、適当高さの横置き積み上げ式にする。 ２、洋傘の柄を手前にして先端を適当角度に斜め下に向
けた棚の円筒に入れ水切れを良くする。 ３、個々の収納を円筒にして取り出すときに柄を持ちい
ずれかの方向に回せば傘の布は芯棒に巻きつき皺が取れ
奇麗に巻いた状態になって取り出せる。 ４、前記円筒の手前入口に鎖の一端を固定し適当長さに
して錠に連結し該鎖を洋傘の柄にぐるぐる巻きつけ前記
円筒リングに施錠して目的を達する。 ５、雨水だけの場合と異なり雪が付着すると洋傘は膨れ
て太くなるので円筒は太めの物を用いる。

【０００５】

【作用】洋傘の柄を持ち収納棚の円筒に先端から差し込
み前記鎖を柄にぐるぐる巻いて後に錠と円筒のリングに
施錠する。

【０００６】

【実施例】図面に従って詳細に説明する。図１は洋傘収
納棚本体２の側面の断面図で壁面Ａに棚本体２を蜜着さ
せ、玄関床Ｂ側に円筒１を棚本体２内部に積み上げ壁面
Ｂに向かって先端を下げ固定する角度は棚本体２の下面
スペースを考慮にいれ適当な角度３０度〜４５度にすれ
ばよい、積み上げ方法は後記する、棚本体２の高さは洋
傘Ｃを差し込む人の背丈を考え小学校は低く、会社工場
等は高めに造り洋傘の数を多くする必要がある。図２は
洋傘収納棚２の正面図で個々の円筒１を積み上げた状態
を示し各円筒１の連結方法は図３で示している。各円筒
１の外周が接触する箇所を頭が丸く余り突出しない鋲
１′で円筒１の両端をかしめ固定する、他の方法例えば
螺子で締結するとか接着して固定しても良いが円筒１内
部に突出して洋傘Ｃの布を傷めない方法である必要があ
る。勿論角形でも良く木製でも良いが前記洋傘Ｃの布を
取り出すときに巻いて奇麗に纏まりよく取り出せること
が目的であるから円筒１であることが必要である。円筒
１の材質は硬質塩ビの市販の材料を用い量産による低価
格であることが条件になり錆びることがなく含水しない
ことも必要条件になる。盗難防止の為に錆びない市販の
鎖Ｄを適当長さにして一端を前記円筒１の手前に連結し
別の端末に錠（図示せず）を連結して洋傘の柄Ｃに鎖Ｄ
をぐるぐる巻きつけ最後にリング５に施錠して鍵（図示
せず）を外し携帯して盗難防止を謀る、鎖Ｄが垂れ下が
り洋傘Ｃの出し入れに邪魔にならないようにする必要が
あるから円筒１の中に洋傘Ｃが無いときは鎖と錠と鍵は
円筒の中に入れて置くのでも良い方法である、鎖、錠、
鍵はは錆びないことが必要である。錠に対して鍵は簡単
に抜け落ちて紛失することが無いタイプの鍵を用いる。
洋傘Ｃの布に冬期の雪が付着してなかなか取れぬのを時
間をかけて雪を溶解させ、水切れをよくして帰る時刻迄
に持ち歩きに便利なようにある程度乾燥させ、取り出す
時に柄を回して布を纏めるためのもので雪国特有の苦労
を軽減させることにある。

【発明の効果】

１、洋傘を横置き積み上げ式にした為収納本数が多くな
った。 ２、洋傘の先端を適当な角度をつけてさげた為に水切れ
が良くなった、 ３、円筒内の洋傘を取り出すときに柄を持って回しなが
ら出せば軸に奇麗に巻かれて体裁よく纏まった状態で出
せる。 ４、市販の鎖と錠や鍵を使用するので紛失したときは補
充が容易である。 ５、冬期の雪で膨れて収納困難なので予め太めの円筒に
する。

【図面の簡単な説明】

図１は洋傘収納棚の側面図 図２は洋傘収納棚の正面図 図３は円筒の連結固定した状態を示す正面図

【符号の説明】

１、円筒 １′鋲 ２、洋傘収納棚又は棚本体 ３、先端止め板 ４、水受け皿 ５、リング ６、水 Ａ、壁面 Ｂ、玄関床 Ｃ、洋傘 Ｄ、鎖

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】洋傘収納棚２の内部に硬質塩化ビニールの
   円筒１を適当長さに切断し、洋傘Ｃの先端が適当角度で
   下げた状態にして円筒１を多数積み上げ且つ水切れを良
   くし棚本体２の内部の奥に洋傘Ｃの先端止め板３を配し
   て、洋傘の前後位置を安定させ、多数の円筒１の接触箇
   所の円筒の両端末近くを鋲１′で止めるか又は接触面接
   着又は螺子で締結して棚本体２に固定することを特徴と
   する洋傘収納棚。
2. 【請求項２】適当な長さの鎖Ｄの端末を円筒１に連結し
   たリング５に繋ぎ、洋傘Ｃに巻きつけた鎖Ｄの端末に錠
   を取りつけ円筒１につけたリング５に施錠し鍵は持ち歩
   くことにして盗難防止したことを特徴とする請求項１記
   載の洋傘収納棚。