JP3022303U - レ−ザ光による自走式配管内壁除染装置 - Google Patents

レ−ザ光による自走式配管内壁除染装置

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JP3022303U JP1995009273U JP927395U JP3022303U JP 3022303 U JP3022303 U JP 3022303U JP 1995009273 U JP1995009273 U JP 1995009273U JP 927395 U JP927395 U JP 927395U JP 3022303 U JP3022303 U JP 3022303U
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光男 原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、運転中の巡回点検・定期検査時の
補修点検あるいは解体撤去時において作業者の被ばく線
量の軽減化を図るため、施設を運転状態のままでも行う
ことの可能な除染装置の改良に関る。 【解決手段】 原子力施設における配管内壁に付着する
汚染の除去装置において、レ−ザ光を照射して付着汚染
物の剥離・吸引除去を司るレ−ザ光照射・剥離物吸引ユ
ニットAと、直管部と曲管部における装置の円滑な前後
進を司る一対の伸縮式管内ならい走行ユニットB1とB2
及び旋回走行、装置の伸縮及び剥離物を回収浄化を制御
するユ−ティリティ供給・剥離物捕集ユニットCとで構
成し、夫々を自在継手で連結した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、原子力施設における比較的大口径の配管内に付着する放射性汚染物 質を除去し、作業環境を改善するための除染装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の配管除染は、(1)流動物に研磨材等を混入して研削除去する方法、(2) 高圧水を挿入ランス・ノズルから吹き付けて洗浄する方法、及び(3)化学薬品に より溶解除去する方法等により行ってきた。このような除染方法のうち、流動物 研磨や化学除染においては、流動物や化学除染剤が廃棄物化し、二次廃棄物とな るという問題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
原子力施設の供用中、あるいは廃止後の解体撤去を問わず、系統配管内に付着 蓄積されている放射性汚染物により、配管周辺の放射線量当量率が上昇する。本 考案は、運転中の巡回点検・定期検査時の補修点検あるいは解体撤去時において 作業者の被ばく線量の軽減化を図るため、前記公知例をさらに改良し、施設を運 転状態のままでも行うことの可能なレ−ザ光を使った除染装置に関るものである 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1) 原子力施設における配管内壁に付着する汚染の除去装置において、レ− ザ光を照射して付着汚染物の剥離と吸引除去を司るレ−ザ光照射・剥離物吸引ユ ニットAと、直管部と曲管部における装置の円滑な前後進を司る一対の伸縮式管 内ならい走行ユニットB1とB2及び旋回走行、装置の伸縮及び剥離物の回収浄化 を制御するユ−ティリティ供給・剥離物捕集ユニットCとからなり、 レ−ザ光照射・剥離物吸引ユニットAは照射するレ−ザ光によって、管内壁に 付着する汚染物質を剥離し、さらに再付着を防ぐべく照射するレ−ザ光Lの回転 と同調して回転する剥離物吸引口6により剥離物を即座に吸引回収する機能を備 えており、 伸縮式管内ならい走行ユニットB1,B2は、パンタグラフ式の支持装置に支持 された3個の走行車輪17を有し、該走行車輪17の管径に対するならいをパン タグラフ式の支持装置の支持部を中心軸14上で軸方向に移動して間隔を調整す ることにより可能にし、かつ3個の走行車輪17の内一輪を駆動輪とすることに より自走機能と曲管内走行を可能とし、 ユ−ティリティ供給・剥離物捕集ユニットCは、発振機からのレ−ザ光を受け てレ−ザ光照射・剥離物吸引ユニットAに伝送し、走行ユニットB1,B2等の伸 縮駆動用のエア−及び電気を制御・供給し、かつ剥離した汚染物等を捕集する機 能を有している。
【0005】 (2) レ−ザ光照射・剥離物吸引ユニットAは、固定軸1と、これと同軸の回 転軸1′と、回転軸1′を配管の中心位置に確保するため軸に対称に配設し、伸 縮シリンダ12で伸縮可能な一対のガイドロ−ラ2と、レ−ザ光反射ミラ−3と 、レ−ザ光Lを線状に集光するシリンドリカルレンズ4と、レンズ4の焦点を管 径の違いに合わせて変化させる焦点可変駆動機構5と、レ−ザ光Lの照射部に近 接して設けた剥離物吸引口6とから構成され、かつ前記伸縮シリンダ12の伸縮 によって曲り部の偏心に対し対処するようにした。
【0006】 (3) 伸縮式管内ならい走行ユニットB1,B2は、中心軸14と120°の間 隔を置いて放射状に延びる3個のパンタグラフ式支持装置に支持された走行車輪 17を具えており、該中心軸14は一端に固定ストッパ15a、他端にねじ14 aを備え、該ねじ14aに可動ストッパ15が係合し、パンタグラフ式支持装置 は中心軸14のストッパ15,15aとの間にスプリング19を介し遊嵌された 左右2個のスリ−ブ管18と、各スリ−ブ管18に枢着された支持ア−ム16と 、支持ア−ム16の他端を枢着支持する車輪軸17aとで構成され、走行車輪1 7の車輪軸17aはその下部に設けたエアシリンダ22によって伸縮可能で、か つこれの伸縮により曲り部の偏心に対し対処するようにし、これら3個の走行車 輪17のうち1個は車輪軸17aに取付けたモ−タ20でプ−リ21を介し駆動 される駆動輪となっている。
【0007】 (4) ユ−ティリティ供給・剥離物捕集ユニットCは、発振機より発するレ− ザ光LがユニットCに一度伝送され、光ファイバ−7を介してユニットAに送ら れるようにし、 照射中心軸や車輪軸17aの伸縮用エアシリンダ22の供縮エア−は、エアタ ンク24より電磁弁を介してコントロ−ルされ、エア−管9で供給され、レ−ザ 光照射・剥離物吸引ユニットAの旋回用のモ−タ11の駆動電源は制御リレ−ユ ニット25により制御され、剥離物の回収は先端部より回収チュ−ブ26を介し てフイルタハウジング27内のフイルタエレメント28に捕集されるようブロア 29により吸引され、濾過捕集後の排気は排気口30よりユニット外に排出され るよう構成し、該ユニットCの走行は車輪32により管壁上を走行するようにし 、曲り部の偏心に対し、伸縮シリンダ33の伸縮により対処するようにした。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案は、下水道等の管路の点検に内視鏡カメラ等の光学機器を利用している ことに注目し、レ−ザ光が光であることから、これを利用して同様な機構が適用 できること、また、電車のパンタグラフの構造が、管径の違いに対応するのに十 分使えることをヒントにして開発したものである。一方、除染による二次廃棄物 の発生防止に対しては、光であるレ−ザ−が二次廃棄物とならないこと、剥離汚 染物を出来る限り発生源に近い所で回収してしまうことにより、剥離物の送り配 管などが廃棄物として発生することを抑制しようとするものである。以下図1〜 図5を参照して説明する。
【0009】 本考案による除染装置は、レ−ザ光により管内壁に付着する汚染物を剥離する レ−ザ−光照射・剥離物吸引ユニットA、管の内壁にならい前後に自走させる伸 縮式管内ならい走行ユニットB1,B2、そして装置の前・後進走行、曲路での走 行車輪の伸縮、レ−ザ光出射、吸引ノズル部分の旋回、レ−ザ光照点の調整及び 吸引ブロア等の駆動用ユ−ティリティの供給と吸引剥離物の捕集フイルタを内蔵 するユ−ティリティ供給、剥離物捕集ユニットCとからなっている。これらユニ ットA,B1,B2及びCは夫々自由に曲げることができる自在継手13で連結さ れ、直管又は曲管の何れにも使用可能である。
【0010】 本考案の装置は、上に述べたように三種類で計4つのユニットA,B1・B2及 びCから構成され、夫々自在継手13により連結され、曲管内壁を走行面とする 走行方式によって自走し、先端部からレ−ザ光Lを出射し、これによって管内壁 に付着する汚染物を熱分解より剥離し回収する装置である。以下図を参照して各 ユニットの構成・機能について詳細に説明する。
【0011】 レ−ザ光照射・剥離物吸引ユニットAは、図1,図2及び図3に示すように本 考案による装置の先端にあって、付着汚染物の剥離・吸引除去部である。固定軸 1と、これと同軸の回転軸1′とを具え、回転軸1′を配管の中心位置に確保す るための軸に対称に隔てて設けた2個のガイドロ−ラ2と(ロ−ラ2はその支持 軸2aに対し5〜10°傾いており(図3)、これによりレ−ザ光Lのならいを円 滑にし、前後走行に支障のないようになっている)、レ−ザ光反射ミラ−3と、 レ−ザ光Lを線状に集光するシリンドリカルレンズ4と、同レンズの焦点を管径 の違いに合わせて変化させる焦点可変駆動機構5と、レ−ザ光Lの照射部に近接 する剥離物吸引口6とから構成されている。
【0012】 レ−ザ光Lは、光ファイバ−7により伝送され、固定軸1と回転軸1′の中心 部に設けた三重の同軸管8,8a,8bの最内管8を経由し、さらにミラ−3、 シリンドリカルレンズ4により壁面対象物に焦光され、熱反応により付着物を剥 離除去する。剥離除去された汚染物は、レ−ザ光照射の動きに追随して旋回する 剥離物吸引口6により吸引回収されて同軸管の最外管8bを経由して後方に送ら れる。ユニットAの駆動源はエア−及び電気であり、後方よりエア−管9、電気 ケ−ブル10によって送られる。エア−は同軸管8a、また電気は固定軸1,回 転軸1′の間に設けるスリット8cを介して夫々供給される。回転軸1′の回転 は駆動モ−タ11で行ない、回転に伴ってガイドロ−ラ2が壁面をならい、レ− ザ光が照射される。図2に示すとおり、曲管部では管の中心から壁面までの距離 が異なるので、ガイドロ−ラ2の支持軸2aの基部に設けた伸縮シリンダ12を 伸縮調整し、巾W1或いはW2に対応させる。なお剥離物吸引口6は常に壁面に押 し付けられて移動し、押し付け抵抗に対し自在に伸縮する構造となっている。ま た、先端部のユニットAは自在継手13により、走行ユニットB1と連続されて いる。
【0013】 伸縮式管内ならい走行ユニットB1,B2は図1,図2及び図4に示すように本 考案による装置の前後進を行わせる部分で同一構造の2つのユニットで構成され ている。各ユニットB1とB2は上下3点で管壁と接触し、安定走行を可能にして いる。ユニットB1(又はB2)は中心軸14と120°の間隔を置いて放射状に 延びる3個のパンタグラフ式支持装置16に支持された走行車輪17を具えてい る。中心軸14は一端に固定ストッパ15a、他端にねじ14aを備え、該ねじ 14aに可動ストッパ15が係合している。パンタグラフ式支持装置は中心軸1 4のストッパ15,15aとの間にスプリング19を介し遊嵌された左右2個の スリ−ブ管18と、各スリ−ブ管18に枢着された支持ア−ム16と、支持ア− ム16の他端を枢着支持する車輪軸17aとで構成されている。走行車輪17の 車輪軸17aはその下部に設けたエアシリンダ22によって伸縮可能である。3 個の走行車輪17のうち1個は車輪軸17aに取付けたモ−タ20でプ−リ21 を介し駆動される駆動源となっている。
【0014】 中心軸14の一端に設けたねじ14aとかみ合うストッパ15を図の外側に移 動させると、走行車輪17が支持ア−ム16の中心軸14に向って引き寄せられ 、中心軸14との角度が狭くなる。その結果走行車輪17は中心軸14に近づき 、より管径の小さい管に適用できるようになる。反対にストッパ15を内に移行 させると、走行車輪17は中心軸14から遠ざかってより大口径の管に適用可能 となる。ストッパ15とスリ−ブ管18の間にはスプリング19が取付けられて いるので、このスプリング19の弾性により、管壁の多少の凹凸、管径のいびつ に対しても自在にならうことができるようになっている。また、図2に示す曲管 部の内側では、走行車輪17の一端が管壁に接しないのでエアチュ−ブ22aに より供給されるエアによってエアシリンダ22を伸縮し、曲管部の内側にある走 行車輪17を押し出し管壁に押し付けて走行の安定化を図っている。なお走行ユ ニットB1,B2及び前後のユニットA,Cは、自在継手13で連結されている。
【0015】 ユ−ティリティ供給・剥離物捕集ユニットCは、図1,図2及び図5に示すよ うに本考案による装置の後端にあって、旋回・走行、伸縮の制御を行い、また剥 離物をフイルタ−で回収浄化する。ユニットCは、保護ケ−ス23に内装される これらの機器により構成される。これらの機能は、次のとおりである。レ−ザ光 は発振機よりユニットCに一度伝送され、光ファイバ−7を介してユニットAに 送られる。これにより無理な曲げによるレ−ザ光Lの散乱を防ぐことができる。
【0016】 照射中心軸や走行軸の伸縮用エアシリンダ22への供給エア−は、エアタンク 24より電磁弁(内蔵)を介してコントロ−ルされ、エア−管9で供給される。 また、先端部の旋回・走行用のモ−タ11の駆動電源は制御リレ−ユニット25 により制御され、同様に電気ケ−ブル10により供給される。剥離物は先端部よ り回収チュ−ブ26を介してフイルタハウジング27内のフイルタエレメント2 8に捕集されるようブロア29により吸引される。濾過捕集後の排気は排気口3 0よりユニット外に排出される。この際、フイルタエレメント28は、吸引した 汚染物を含む排気内の放射性汚染の粒径を考慮して選定する。また、フイルタハ ウジング27は、保護ケ−ス23の蓋23aを開け、さらにフイルタハウジング 27の蓋27aを開けて、フイルタエレメント28を取り外し、新しいものと交 換できるようになっている。即ちフイルタエレメント28は2重に蓋23aと2 7aで押し付けられている。なおユニットA,B1,B2と同様にユニットCの走 行は120°宛隔てられた車輪32により管壁上を走行する。曲り部の偏心は伸 縮シリンダ33により行う。また、走行ユニットB2との連結は自在継手13に より行なう。
【0017】
【考案の効果】
(a) 本考案により、 流動研磨や化学除染の場合には流動物や化学除染剤が廃棄物化し、二次廃 棄物となるが、レ−ザ光による場合は剥離汚染物の回収系統のみが汚染するだけ であるから、廃棄物発生量を極めて少なくすることができる。特に大口径配管に 対する効果が大きい。 高圧水の挿入ランス・ノズルは、反力が比較的大きく長距離送水の圧力低 下などの問題があるが、レ−ザ光伝送は光伝達技術により数100mの伝送が可 能であり、伝送管等の反力もないので、長い管路にも適用が可能である。 汚染物の剥離・回収、走行(前・後)、これらの制御用ユ−ティリティの供 給、剥離物の捕集の機能を各々独立したユニットにし、自在継手で連結すること により、装置外部からはエア−・電気源、制御信号、レ−ザ光を供給するだけで 、装置内に汚染物を隔離収納することができる。なお、汚染物を簡便に交換でき るフィルタハウジング内に回収するので、交換をワンタッチ化するなどにより被 爆の低減化が容易に可能である。 これにより、回収するのに必要な吸引ホ−スの距離を短くすることができ 、二次廃棄物を軽減させる効果がある。
【0018】 (b) 走行車輪は伸縮シリンダで伸縮し、ユニットBはパンタグラフ式支持装 置に支持された走行車輪の1つが駆動され、かつエアシリンダ22で伸縮し、ユ ニットCは伸縮シリンダで車輪を調整できるので、自在継手で連結されていても 曲管部での走行をスム−ズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の直管におけるユニット構成を示し、
(a)は側断面図、(b)は(a)の右側面図。
【図2】同じく曲管におけるユニット構成を示す。
【図3】レ−ザ光照射剥離物吸引ユニット詳細図を示
し、(a)は側断面図、(b)はエア−等の送給同軸管部、
(c)は(a)の右側面図。
【図4】伸縮式管内ならい走行ユニット詳細図で、(a)
は側面図、(b)は(a)の右側面図。
【図5】ユ−ティリティ供給・剥離物捕集ユニットの詳
細図で、(a)は側面図、(b)は(a)の右側面図。
【符号の説明】
A レ−ザ光照射・剥離物吸引ユニット B1,B2 走行ユニット C ユ−ティリティ供給・剥離物捕集ユニット L レ−ザ光 1 固定軸 1′ 回転軸 2 ガイドロ−ラ 3 レ−ザ光反射ミ
ラ− 4 シリンドリカルレンズ 5 焦点可変駆動機
構 6 剥離物吸引口 7 光ファイバ− 8,8a,8b 同軸管 8c スリット 9 エア−管 10 電気ケ−ブル 11 駆動モ−タ 12 伸縮シリンダ 13 自在継手 14 中心軸 14a ねじ 15 可動ストッパ 15a 固定ストッパ 16 支持ア−ム 17 走行車輪 17a 車輪軸 18 スリ−ブ管 19 スプリング 20 駆動用モ−タ 21 プ−リ 22 伸縮シリンダ 22a エアチュ−ブ 23 保護ケ−ス 23a 蓋 24 エアタンク 25 制御リレ−ユニ
ット 26 回収チュ−ブ 27 フイルタハウジ
ング 27a 蓋 28 フイルタエレメ
ント 29 ブロア 30 排気口 31 モ−タ 32 車輪 33 伸縮シリンダ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力施設における配管内壁に付着する
    汚染の除去装置において、レ−ザ光を照射して付着汚染
    物の剥離と吸引除去を司るレ−ザ光照射・剥離物吸引ユ
    ニット(A)と、直管部と曲管部における装置の円滑な前
    後進を司る一対の伸縮式管内ならい走行ユニット(B1
    とB2)及び旋回走行、装置の伸縮及び剥離物の回収浄
    化を制御するユ−ティリティ供給・剥離物捕集ユニット
    (C)とからなり、 レ−ザ光照射・剥離物吸引ユニット(A)は照射するレ−
    ザ光によって、管内壁に付着する汚染物質を剥離し、さ
    らに再付着を防ぐべく照射するレ−ザ光照射・剥離物吸
    引ユニット(A)の回転と同調して旋回する剥離物吸引口
    (6)により剥離物を即座に吸引回収する機能を備えてお
    り、 伸縮式管内ならい走行ユニット(B1,B2)は、120°
    の間隔をおいて放射状に延びる3個のパンタグラフ式の
    支持装置(16)に支持された3個の走行車輪(17)を有し、
    該走行車輪(17)の管径に対するならいをパンタグラフ式
    の支持装置の支持部を中心軸(14)上で軸方向に移動して
    間隔を調整することにより可能とし、かつ3個の走行車
    輪(17)の内一輪を駆動輪とすることにより自走機能と曲
    管内走行を可能とし、 ユ−ティリティ供給・剥離物捕集ユニット(C)は、発振
    機からのレ−ザ光を受けてレ−ザ光照射・剥離物吸引ユ
    ニット(A)に伝送し、走行ユニット(B1,B2)等の伸縮
    駆動用のエア−及び電気を制御・供給し、かつ剥離した
    汚染物等を捕集回収する機能を有している、 レ−ザ光による自走式配管内壁除染装置。
  2. 【請求項2】 レ−ザ光照射・剥離物吸引ユニット(A)
    は、固定軸(1)と、これと同軸の回転軸(1′)と、回転
    軸(1′)を配管の中心位置に確保するため軸に対称に配
    設し伸縮シリンダ(12)で伸縮可能な一対のガイドロ−ラ
    (2)と、レ−ザ光反射ミラ−(3)と、レ−ザ光(L)を線
    状に集光するシリンドリカルレンズ(4)と、レンズ(4)
    の焦点を管径の違いに合わせて変化させる焦点可変駆動
    機構(5)と、レ−ザ光(L)の照射部に近接して設けた剥
    離物吸引口(6)とから構成され、前記伸縮シリンダ(12)
    の伸縮により曲り部の偏心に対し対処するようにした請
    求項1のレ−ザ光による自走式配管内壁除染装置。
  3. 【請求項3】 伸縮式管内ならい走行ユニット(B1,B
    2)は中心軸(14)と120°の間隔をおいて放射状に延び
    る3個のパンタグラフ式支持装置に支持された3個の走
    行車輪(17)を具えており、該中心軸(14)は一端に固定ス
    トッパ(15a)、他端にねじ(14a)を備え、該ねじ(14a)
    に可動ストッパ(15)が係合し、パンタグラフ式支持装置
    は中心軸(14)のストッパ(15,15a)との間にスプリング(1
    9)を介し遊嵌された左右2個のスリ−ブ管(18)と、各ス
    リ−ブ管(18)に枢着された支持ア−ム(16)と、支持ア−
    ム(16)の他端を枢着支持する車輪軸(17a)とで構成さ
    れ、走行車輪(17)の車輪軸(17a)はその下部に設けたエ
    アシリンダ(22)によって伸縮可能、かつこれの伸縮で曲
    り部の偏心に対し対処するようにし、これら3個の走行
    車輪(17)のうち1個は車輪軸(17a)に取付けたモ−タ(2
    0)でプ−リ(21)を介し駆動される駆動輪となっている請
    求項1のレ−ザ光による自走式配管内壁除染装置。
  4. 【請求項4】 ユ−ティリティ供給・剥離物捕集ユニッ
    ト(C)は、発振機より発するレ−ザ光(L)がユニット
    (C)に一度伝送され、光ファイバ−(7)を介してユニッ
    ト(A)に送られるようにし、 照射中心軸や車輪軸(17a)の伸縮用エアシリンダ(22)の
    供縮エア−は、エアタンク(24)より電磁弁を介してコン
    トロ−ルされ、エア−管(9)で供給され、レ−ザ光照射
    ・剥離物吸引ユニット(A)の旋回・走行用のモ−タ(11)
    の駆動電源は制御リレ−ユニット(25)により制御され、
    剥離物の回収は先端部より回収チュ−ブ(26)を介してフ
    イルタハウジング(27)内のフイルタエレメント(28)に捕
    集されるようブロア(29)により吸引され、濾過捕集後の
    排気は排気口(30)よりユニット外に排出されるよう構成
    し、該ユニット(C)の走行は車輪(32)により管壁上を走
    行するようにし、かつ曲り部の偏心に対し伸縮シリンダ
    (33)の伸縮により対処するようにした請求項1のレ−ザ
    光による自走式配管内壁除染装置。
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